税理士のブログ、なぜSEOに効かない?更新しても集客できない理由とは

税理士事務所のホームページ、しっかり持っていて、ブログも定期的に書いている。なのに、なぜか問い合わせが増えない——そんなモヤモヤを感じていませんか?
『SEO対策にはブログ更新が大事』という情報はよく耳にします。実際、多くの税理士さんが「とにかくブログを続けよう」と奮闘しているはずです。でも、数ヶ月たってもGoogle検索からのアクセスは増えず、結局は紹介頼みの集客のまま…。
この記事では、なぜ税理士のブログ更新がSEOに直結しないのか、成果が出ない根本原因と改善方法をわかりやすく解説していきます。読み終えるころには、「なんとなく更新するブログ」から「問い合わせにつながる集客コンテンツ」へと意識が変わるはずです。
なぜ成果が出ない?ブログ更新が空回りする本当の理由
ホームページのSEO対策として「ブログを定期的に書く」のは、確かに王道の方法です。検索エンジンにとって、頻繁に更新されるページは『情報が新鮮で価値がある』と評価されやすいからです。
ところが、「更新しているだけ」では成果が出ないのもまた事実。なぜそのようなズレが起こるのでしょうか?
ブログの目的が曖昧になっている
まず多いのが、「とりあえず更新しなきゃ」というプレッシャーに駆られ、目的や狙いがはっきりしない内容を書いてしまうケースです。
「インボイス制度が変わりました」といったお知らせ記事は、すでに多くのメディアが扱っており、検索結果でも上位に大手サイトが並びます。同じような情報を、同じような言い回しで載せても埋もれるだけです。
読者の検索意図とズレている
検索エンジンに評価されるためには、「読者が検索する言葉」に対して答える記事である必要があります。
たとえば、「決算 早めに相談するメリット」といった検索キーワードで調べている人に対して、「当事務所の料金体系」や「日々の業務風景」といった記事が表示されても、ニーズと合致しません。
つまり、検索される内容に対して、しっかり答えていないというズレが成果につながらない一因です。
専門性は高いが“読者目線”ではない
税理士の先生が書くブログは、情報の正確性や専門性では申し分ありません。ただ、「わかりやすさ」や「読みやすさ」がおろそかになりがちです。
業界の中では当たり前の言葉でも、読者には馴染みがありません。「控除」「課税所得」「損金算入」などの用語を、かみくだいて説明する工夫がないと、ページを離脱されてしまいます。

自力でできるSEO改善法|成果につながる3つの見直しポイント
SEOは決して魔法ではありません。「ちょっとした方向修正」だけで、ブログからの流入が大きく変わることもあります。ここでは、税理士さん自身でできる見直しポイントを3つにまとめてご紹介します。
1. 読者が本当に調べている言葉を使う
SEOで成果を出すためには、検索キーワードを意識することが最重要です。記事タイトルや見出しに「読者が実際に検索する言葉」を入れるだけで、表示されやすさが変わります。
例
×「相続についてのご相談はお早めに」
◎「相続税の申告、税理士に相談するタイミングは?」
ツールを使わずとも、Google検索のサジェスト(検索窓の候補表示)を見るだけでも、ニーズの高い言葉が見えてきます。
2. 専門用語を使うなら必ず補足する
「難しいことを簡単に伝える」ことが、SEOでは非常に重要です。専門性が高いほど、「誰にでもわかる言葉で解説する」ことが検索評価にもつながります。
たとえば、「青色申告特別控除」と書くなら、「帳簿をつけて申告することで最大65万円の控除が受けられる制度」などの補足を入れましょう。
読者の理解が深まり、「この先生なら分かりやすく説明してくれそう」という安心感につながります。
3. ターゲットと地域性を明確にする
検索キーワードに「誰向けか」「どの地域か」を含めることで、成果につながる確率が一気に上がります。
例
「法人決算」ではなく
→「○○市で法人決算を税理士に依頼するなら」
このように、具体的な対象者とエリア名を入れるだけで、競合と差別化できるうえ、検索順位も安定しやすくなります。
こちらで紹介した改善ポイントを意識するだけで、ブログの内容が一気に『検索で見つけてもらいやすい記事』へと変わります。
コレットラボでは、税理士業に特化したSEO対策のご支援も行っていますので、「これってウチでもできる?」と気になった方は、まずはお気軽にご相談ください。
継続できないブログ運用、成果が出ない本当の壁とは
ブログの方向性を見直して、「読者目線」「検索キーワード」も意識し始めた。それでも、しばらくすると更新が止まってしまうケースが多いのが実情です。
これは、ノウハウや意思の問題というより、「時間」と「仕組み」の問題です。
継続の難しさは“業務との両立”にある
税理士事務所の業務は繁忙期と閑散期の波が激しく、さらに顧問対応や書類作成、顧客対応など、日々の実務で手いっぱいになりがちです。
「時間があるときに更新しよう」と思っていても、忙しくなると優先度が下がり、あっという間に3ヶ月…半年…と空いてしまう。
ブログは“続ける”ことで初めて資産になる媒体です。更新が途絶えると、Googleの評価もリセットに近い状態になることがあります。
社内で任せる人がいない・育たない
「職員の中でブログを任せられる人がいない」というのも大きな悩みです。税務の知識と文章力を両方持っている人材はなかなかおらず、教育にも時間がかかるため結局は代表や上席が自ら書くしかない…という悪循環。
加えて、記事の構成・SEO・文体・表現ルールまで考えだすと、専門外のことに時間を割く負担が非常に大きくなるのも事実です。
うまくいかないのは「運用体制」がないから
結局のところ、SEOブログ運用がうまくいかない最大の理由は、「成果につなげるための設計」と「継続のための体制」が整っていないことに尽きます。
1記事書くだけでは意味がなく、
→ キーワード設計
→ タイトル構成
→ コンテンツ内容の設計
→ 定期的な更新スケジュール
→ 成果検証と改善
といった一連のPDCAサイクルを回す仕組みが必要です。
やるべきことは分かっていても、実際に継続するのは難しいものです。
無理なく成果を出すためにも、プロに相談して仕組み化を図るのは大きな前進になります。
税理士業に特化した支援も行っていますので、お気軽にご相談ください。
ブログは「仕組み化」すれば、資産になる
では、これまでの話をふまえて、どんな形でブログを活かしていけばよいのでしょうか?最終的な着地点は、ズバリ「仕組み化」です。
ブログは「毎回ゼロから書く」ものではない
継続できない理由の一つが、「何を書けばいいのか分からない」状態です。ですが、本来ブログは毎回一から悩むものではありません。
- 年間の税務スケジュールに合わせた記事カレンダー
- 毎年よく聞かれる質問をテーマにした定番記事
- 「クチコミで聞いたけど不安だった」系のお悩み解消記事
など、事前にストック化されたテーマと構成案があれば、迷わずに書けます。これは、社内でも外部でも仕組みとして準備可能です。
外注によって「再現性」と「継続性」を担保する
仮に社内での体制づくりが難しい場合は、専門のパートナーに外注するのも非常に有効な手段です。
プロに任せることで
- SEO設計から任せられる
- 検索意図に沿った構成で書ける
- 専門的な内容も分かりやすく編集できる
- 継続運用のスケジュール管理も対応可能
つまり、「集客できるブログ」が“仕組み”として回るようになるというわけです。
税理士のSEO対策、まず整えるべきは“更新”ではなく“設計”
最後に、本記事の要点を整理しておきましょう。
- ブログは「更新すること」自体が目的ではない
- 成果が出ない原因の多くは検索意図とのズレ
- 続かないのは、業務との両立が難しいから
- 成果を出すには、運用の仕組み化と体制整備が必須
ブログをただ“書き続ける”のではなく、“資産として蓄積する”発想へと切り替えましょう。
本気で集客を整えたいなら、まずは『仕組み化』をサポートしてくれるプロに相談するのが近道です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。