GoogleタグマネージャーでContact Form 7を測定する完全ガイド

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成果につながる仕組みを一緒につくる、Webマーケティングの伴走パートナー

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コレットラボ 編集部

コレットラボ編集部は、「中小企業・店舗の“集客の悩み”を仕組みで解決する」ことをテーマに活動するマーケティング支援チームです。 SEO・MEO・Web広告・SNS・LINE・ホームページ・LPなど、あらゆるオンライン集客手法を横断し、実践的なノウハウを発信しています。 実務での運用経験に基づいた、現場目線の「使える情報」にこだわり、戦略から実装・改善まで、幅広い業種・課題に寄り添った内容をお届け。 専門用語に頼らず、初めての方でも“すぐに動ける”視点を大切にしています。 「何から始めればいいか分からない」その一歩目を、私たちが一緒に考えます。

ウェブサイトの「お問い合わせフォーム」は、ビジネスにおける最重要ポイントのひとつです。中でも、WordPressユーザーに人気の高い「Contact Form 7(CF7)」は、そのシンプルさと柔軟性で多くのサイトに導入されています。

ただし、入力された内容を受け取るだけでは、フォームの「効果」は測れません。ユーザーが実際にフォームを送信したのか、送信率はどれくらいか、どこで離脱しているのか…。これらの情報を把握するためには、Googleタグマネージャー(GTM)を活用した正確な測定設定が不可欠です。

この記事では、GTMとContact Form 7を組み合わせたフォーム送信の測定方法を、専門知識ゼロでも理解できるように徹底解説していきます。

目次

GTMとContact Form 7の相性は抜群!

Contact Form 7は、標準でJavaScriptによるイベントトリガーを発行してくれる、分析しやすいフォームプラグインです。GTMを使えば、このイベントをキャッチしてGA4や他のツールへ送信できます。特別なコードの書き換えやフォームの改造は必要ありません。

メリット一覧

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特徴内容
コーディング不要GTMでGUIから設定可能
柔軟なイベント取得wpcf7submitなどのカスタムイベントが発火
複数フォームも測定可能フォームごとに個別の設定が可能
GA4との親和性が高いコンバージョンイベントとして設定しやすい

まずやるべき準備!GTMとGA4の連携チェック

GTMを使う前に、基本的な設定を確認しましょう。下記の項目をすべてチェックしてください。

チェックリスト

  • GA4のタグがGTMで設定済みか
  • 該当ページにGTMのコンテナタグが設置されているか
  • GA4の計測IDが正しく設定されているか

これらが整っていないと、あとで送信イベントを取ろうとしても空振りになります。

Contact Form 7が発火するイベントとは?

CF7では、フォームの送信が成功すると、wpcf7submitというカスタムイベントがブラウザ上で発火します。つまり、GTMではこのイベントをトリガーとして使うことで、送信アクションを検出できます。

主なイベント一覧

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イベント名意味
wpcf7submitフォーム送信完了(成功時)
wpcf7invalid入力エラーで送信失敗したとき
wpcf7spamスパムフィルターでブロックされた時
wpcf7mailfailedメール送信に失敗した時

この記事ではwpcf7submitを中心に解説していきます。

実践編!フォーム送信イベントを取得する手順(GTM設定)

ここからは、GTMを使ってContact Form 7の送信イベントを取得し、GA4へ連携するための手順を、初心者にもわかりやすく説明します。

① カスタムイベントトリガーを作成する

  1. GTMの管理画面を開き「トリガー」を選択
  2. 「新規」→「カスタムイベント」を選ぶ
  3. イベント名に wpcf7submit を入力
  4. このトリガーをすべてのカスタムイベントで発火するように設定
  5. 名前を「CF7送信トリガー」として保存

② GA4イベントタグを作成する

  1. 「タグ」→「新規」でGA4イベントタグを選択
  2. 計測IDを入力(すでにGA4設定タグがある場合は省略可)
  3. イベント名を form_submit など自由に設定(ただしGA4で意味が通じる名称が望ましい)
  4. パラメータとしてフォーム名やURLなども設定可能
  5. トリガーに先ほど作った「CF7送信トリガー」を紐づける

③ プレビューとデバッグで動作確認

設定が完了したら、GTMの「プレビュー」機能でテストしましょう。フォームを送信して、wpcf7submitが発火しているか、GA4イベントとして送信されているかを確認します。Chromeの拡張機能「Google Tag Assistant」も活用すると便利です。

フォームを複数使っている場合の設定のコツ

サイト内に複数のContact Form 7フォームがある場合、それぞれのフォームごとにイベントを分けて測定したいこともあるでしょう。その場合は、formIdformClassを使って識別するのがおすすめです。

識別方法の一例

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方法設定内容例
CSSクラス.wpcf7-form.cf7-contact
HTML IDid="contact-form-1"
ページURL/contact/ にのみ設定するなど

GTMのトリガーで「条件付き発火」を使えば、フォームの特定が可能です。

GA4でのイベント確認とコンバージョン設定

GTMでイベント送信の設定が完了したら、次はGA4側での確認とコンバージョン設定を行いましょう。

① GA4の「イベント」レポートで確認

  1. GA4の管理画面にアクセス
  2. 左メニューの「イベント」を開く
  3. 数時間〜翌日を目安に、form_submitというイベント名が表示されるか確認

② コンバージョンイベントとして登録

  1. GA4の「イベント」一覧から form_submit を探す
  2. 該当イベントの右側にある「コンバージョンとしてマーク」をON
  3. 今後、GA4のコンバージョンレポートでこのイベントが追跡されるようになります

便利なカスタムパラメータの設定方法

送信イベントに、送信されたページのURLやフォームの種別などを追加で計測したい場合は、カスタムパラメータを活用しましょう。

よく使われるパラメータ例

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パラメータ名値の例設定方法
page_locationhttps://example.com/contact{{Page URL}} 変数を使う
form_nameお問い合わせフォームAカスタムJavaScript変数やDOM取得で指定

フォームの離脱分析も忘れずに!

「送信されたかどうか」だけでなく、「送信されなかった理由」を分析することも非常に重要です。

  • 入力途中でページを離れた人をトラッキング(スクロールや滞在時間、beforeunloadイベントなど)
  • wpcf7invalidイベントを取得し、バリデーションエラーを把握
  • セグメントで「フォーム開始ユーザー」「送信完了ユーザー」を比較

GTMとCF7を使った送信計測のよくあるミスと対策

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ミス内容対策
wpcf7submitイベントを大文字で書いてしまうイベント名はすべて小文字・正確に入力する
トリガー条件に「一部のページ」で絞り忘れ特定ページだけ測定したいならURL条件を指定
GA4イベント名にスペースを入れるイベント名は英数字とアンダースコアのみ
プレビューで確認せずに公開する必ずGTMのプレビュー機能で動作確認

サンクスページがない場合の送信後リダイレクト設定

Contact Form 7は送信後にURL遷移しない仕様です。必要があればJavaScriptでリダイレクト可能です。

document.addEventListener('wpcf7submit', function(event) {
  window.location.href = "/thank-you/";
}, false);

まとめ

Contact Form 7とGoogleタグマネージャーの連携により、フォーム送信のトラッキングは非常に柔軟かつ正確に行えます。特別なコーディング知識がなくても、GUI操作と少しのイベント理解だけで運用可能です。

GA4と組み合わせれば、コンバージョン管理や広告効果の測定にも一役買ってくれるでしょう。

数字で語れるマーケターになるためにも、まずはフォーム送信の可視化からはじめてみてください。

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