検索流入を増やすならここから！Googleサーチコンソール徹底活用術

2025.06.11

あなたのサイト、Google検索でちゃんと見られていますか？「アクセスが増えない」「検索順位が気になる」なんて悩み、ありませんか？
そんな時に頼れるのがGoogleサーチコンソール。通称GSCと呼ばれるこのツール、実は無料で使えて、サイトの健康診断もしてくれる優秀な相棒なんです。SEOを本気でやるなら、GSCの理解はもはや必須科目。

とはいえ、「設定方法がよく分からない」「何を見ればいいの？」という声も多いのが実情。この記事では重要なポイントをわかりやすく、じっくり解説していきます。

Googleサーチコンソールの基本構造を理解しよう

まずはGSCの役割を整理

GSCは、以下のようなことを教えてくれます。

スクロールできます

機能名	主な役割
パフォーマンスレポート	検索クリック数や表示回数などの分析
カバレッジ	Googleに正しくインデックスされているかの確認
サイトマップ	サイトの構造をGoogleに知らせる
モバイルユーザビリティ	スマホ表示時の問題をチェック
セキュリティと手動対策	ペナルティやハッキングの検出

これらを使えば、「どのページが人気？」「エラーがある？」などを一目で把握できます。

Googleアナリティクスと何が違うの？

Googleアナリティクス（GA4）はユーザーの行動を追跡するのに対し、GSCは検索結果でどう見られているかに特化。つまり、GSCはSEO専用ツールとも言えます。

両方併用すれば、ユーザーが検索してからサイトで何をしたかまで見えるようになります。

サーチコンソールの設定手順【超初心者向け】

「まずは使ってみたいけど、何から始めればいいの？」そんな方に向けて、丁寧に手順を解説します。

プロパティの登録

Googleサーチコンソール公式ページにアクセス
Googleアカウントにログイン
「プロパティの追加」をクリック
URLプレフィックスを選択して、自分のサイトURLを入力

所有権の確認方法

ここで一番つまずきやすいのが「所有権の確認」。方法は4つあります。

スクロールできます

方法	難易度	特徴
HTMLファイルをアップロード	中	FTPでファイルを設置
メタタグを挿入	低	HTMLにタグを追加
Googleアナリティクスと連携	低	GA4と連携できるなら簡単
DNSレコード追加	高	サーバー管理の知識が必要

初心者にはメタタグかGA4連携が手軽です。

サイトマップの送信も忘れずに！

GSCの左メニューから「サイトマップ」を選び、https://あなたのドメイン/sitemap.xmlなどを入力。これでGoogleに「うちのサイト、こういう構造です」と伝えることができます。

送信後は定期的にクロールされるようになるため、SEO効果アップに繋がります。

見るべきはココ！パフォーマンスレポートの注目ポイント

GSCで最もよく使うのが「パフォーマンスレポート」。どんな検索ワードで表示されているか、どれだけクリックされているかが見えます。

4つの主要指標を理解しよう

スクロールできます

指標名	意味
合計クリック数	検索結果から実際にクリックされた回数
合計表示回数	Google検索に表示された回数
平均CTR	表示に対するクリック率（%）
平均掲載順位	検索結果での掲載順位の平均

これらの数値は、サイトの検索パフォーマンスを測る重要なヒントになります。

デバイス別や地域別の比較もできる

例えば「福岡」や「鹿児島」など九州エリアからの検索が多いのか、スマホとPCでクリック率に差があるのか…といった分析も可能。
GSC左メニューの「検索パフォーマンス」で、「デバイス」や「地域」をフィルターすると確認できます。

カバレッジレポートでインデックス状況をチェック

「せっかく書いた記事がGoogleに表示されない…」なんてこと、意外とあります。そこで活躍するのがカバレッジレポート。

ステータスの種類を理解しよう

スクロールできます

ステータス	意味
有効	問題なくインデックス済み
有効（警告あり）	インデックス済みだが注意点あり
エラー	インデックスできない問題あり
除外	意図的または技術的に除外された

エラーがあれば早急に修正！
GSCから該当ページの詳細を確認し、修正後「修正を検証」ボタンを押せば再チェックしてもらえます。

モバイルユーザビリティも重要な評価指標

今や検索の約7割がモバイルから。Googleもモバイルフレンドリーなサイトを高評価します。

モバイルでの表示崩れは命取り

GSCの「モバイルユーザビリティ」では、スマホ表示における問題点が表示されます。

よくあるエラーは以下の通り。

テキストが小さすぎる
リンク同士が近すぎる
コンテンツの幅が画面外にはみ出す

これらを修正すれば、SEO的にもユーザー的にも好印象！

サーチコンソールの見逃せない活用テクニック

パフォーマンスレポートやカバレッジは基本中の基本。でも、GSCにはまだまだ隠れた便利機能が潜んでいます。
ここでは、SEO担当者がよく使う、見逃せない設定＆使い方をご紹介。

ページ単位でのデータ分析

サイト全体ではなく、特定のページのパフォーマンスを見たいときはどうすればいいのでしょう？
答えはシンプル。パフォーマンスレポートの「ページ」タブで、分析したいURLをクリックするだけ。

さらに「クエリ」タブに切り替えると、そのページに流入したキーワードが表示されます。
この機能、地味ですが超強力です。

どのクエリで表示されているかを知ることで、コンテンツのリライトやタイトル改善に繋がります。

掲載順位が下がったページの早期発見

「昨日までは検索1位だったのに…」なんてことも珍しくありません。
そこで活用したいのが、GSCデータをスプレッドシートにエクスポートして、掲載順位の変化を定期的にチェックする方法。

GSCの右上にある「エクスポート」ボタンからGoogleスプレッドシート形式で出力可能。
定点観測することで、「どのページが下がり始めているのか」がすぐにわかるようになります。

リッチリザルトの確認でクリック率アップ！

検索結果でレビューの星やFAQが表示される「リッチリザルト」は、CTRを劇的に改善する可能性を秘めています。
GSCの「拡張」メニューから「リッチリザルト」に関するレポートが確認できます。

構造化データ（JSON-LDなど）を正しく記述していれば、ここで問題がないか確認できます。

エラーあり → 修正が必要
有効 → リッチリザルト対象

FAQや口コミのマークアップをしっかり入れて、差別化を図りましょう。

構造化データの詳細はGoogle公式ガイドが分かりやすいです。

クロール統計情報でGooglebotの動きを把握しよう

「ページを更新したのに、全然インデックスされない！」そんなときは、Googlebotがちゃんとクロールしているか確認してみましょう。

GSCの「設定」＞「クロール統計情報」では、Googlebotがサイトを巡回した頻度やエラーを確認できます。

以下のような指標が確認できます。

スクロールできます

指標	内容
クロールリクエスト数	Googlebotがアクセスした回数
ダウンロードサイズ	クロール時に取得されたデータ量
応答時間	サーバーの応答速度

応答時間が長いとクロールが遅くなり、SEO的にも悪影響。
定期的にチェックしておきたいポイントです。