LPで問い合わせ0の原因は5か所|確認する順番と直し方まで解説
この記事の要点
- 問い合わせ0の原因は「集客」か「LP内」のどちらか。まず数字で切り分ける
- 疑う順番はファーストビュー→CTA→フォーム→流入とのズレ→スマホ速度の5か所
- AIは改善案の量産に強いが、最終判断とファーストビューの言葉は人が決める
LPを公開したのに、問い合わせが1件も来ない。広告費もかけたのに反応がなくて、どこから手をつければいいか分からない。そんな状況ではないでしょうか。
結論から言うと、問い合わせ0の原因は、ほとんどの場合5つのどれかに絞り込めます。やみくもに全部を作り直す必要はありません。
この記事では、原因を切り分ける考え方と、疑うべき5か所を「確認する順番」つきで解説します。AIをどこで使い、どこは人がやるべきかの線引きまで、現場目線でお伝えします。
Contents / 目次
問い合わせ0は「集客」か「LP内」かをまず切り分ける

最初にやるべきことは、原因を「そもそも人が来ていない」のか「来ているのに動いてくれない」のかに切り分けることです。ここを飛ばすと、直す場所を間違えます。
判断の式はシンプルです。問い合わせ数=アクセス数×コンバージョン率(CVR)。この2つの数字を見れば、どちらが詰まっているかが分かります。
たとえばアクセスが1日5件しかなければ、LPをいくら磨いても問い合わせは増えません。これは集客(広告やSEO)の問題です。逆にアクセスが1日100件あるのに問い合わせ0なら、LPの中身に原因があります。
コンバージョン率とは、かんたんに言うと「来た人のうち何%が問い合わせまで進んだか」です。BtoBのLPだと、流入の質によって大きく変わるため一概には言えませんが、数十件以上のアクセスがあって0件が続くなら、LP内に必ず止まっている箇所があります。
この記事で扱うのは主に後者、つまり「アクセスはあるのに動いてくれない」ケースです。疑う場所と優先順位を、まず一覧で示します。
| 疑う順番 | 場所 | 止まっているサイン |
|---|---|---|
| 1 | ファーストビュー | すぐ離脱される。スクロールされない |
| 2 | CTA(行動ボタン) | 下まで読まれるがボタンが押されない |
| 3 | 入力フォーム | ボタンは押されるが送信されない |
| 4 | 流入とのメッセージのズレ | 広告は当たるがLPで即離脱される |
| 5 | スマホ表示・読み込み速度 | スマホだけ極端に成果が悪い |
順番が大事。上から順に潰してください。フォームを直しても、その手前のファーストビューで離脱されていたら、フォームまで誰もたどり着けません。川上から見ていくのが鉄則です。
疑うべき5か所の具体的な直し方

ここからは5か所を1つずつ、何を確認してどう直すかをお伝えします。ツールの画面ボタン名ではなく、どんなLPでも当てはまる「設定値と判断基準」で書きます。
1. ファーストビューで「誰の何を解決するか」がひと目で伝わるか
ファーストビューとは、LPを開いて最初に表示される画面のことです。スクロールせずに見える範囲ですね。ここで離脱されると、その先は何も読まれません。
人はLPを開いた瞬間に「自分に関係あるか」を判断します。だからファーストビューの見出しは、「誰の」「どんな悩みを」「どう解決するか」が一目で分かる言葉にします。
「業界をリードする総合ソリューション」のような自社目線の抽象コピーは、ほぼ機能しません。「製造業の在庫管理を、Excel運用のまま自動化」のように、対象と便益を具体的に言い切るのが正解です。
2. CTAは「動詞」で、複数箇所に置く
CTAとは、問い合わせや資料請求へ誘導するボタンのことです。これが弱いと、内容は伝わっても行動につながりません。
ボタンの文言は「送信」「お問い合わせ」のような名詞ではなく、「無料で資料を受け取る」「30秒で相談を申し込む」のように行動が想像できる動詞にします。
配置は1か所だけにせず、ファーストビュー・本文の途中・最後の3か所以上に置きます。スマホでは画面下に追従するボタンも有効です。ボタンの直前に「営業電話はしません」「入力は30秒」といった一言(マイクロコピー)を添えると、押す不安が減ります。
3. フォームは項目を絞り、LPに埋め込む
意外と見落とされるのが入力フォームです。せっかくボタンを押しても、入力が面倒だと最後の一歩で離脱されます。
入力項目が増えるほど離脱は増えます。BtoBなら、まずは「会社名・氏名・メール・問い合わせ内容」程度に絞り込みましょう。電話番号は必須にするか毎回迷う項目ですが、初回接点では任意にする手もあります。
フォームを別ページに飛ばさず、LP内に埋め込むのも効果的です。ページが切り替わる瞬間にも人は離脱するからです。詳しい絞り込み方は問い合わせフォームを5項目に減らすBtoBの設計と問い直しでも解説しています。
4. 広告・検索の言葉とLPの最初の言葉を一致させる
広告のクリックは取れているのにLPで即離脱される場合、訴求のズレを疑います。広告で「コスト削減」と言っているのに、LPの見出しが「高機能」だと、来た人は「思ってたのと違う」と感じて離れます。
直し方はシンプルで、広告やキーワードで使った言葉を、ファーストビューの見出しにそのまま使うことです。来た人の期待と、最初に見える言葉をそろえる。これだけで離脱が大きく変わることがあります。
5. スマホ表示と読み込み速度を最優先で確認する
いまやアクセスの多くがスマートフォンからです。PCできれいに見えていても、スマホでボタンが押しにくい、文字が小さい、画像が重くて表示が遅い、といった問題は珍しくありません。
表示速度はGoogleのPageSpeed Insightsとは?使い方と活用方法を徹底解説でも測れます。画像が重いと表示が遅れて、表示される前に離脱されます。まずは自分のスマホでLPを開き、主役がすぐに見えるかを確かめてください。
ここまでを、公開前にも使えるチェックリストにまとめます。
- ファーストビュー:対象者と便益が具体的な言葉でひと目で分かるか
- CTA:動詞の文言で、3か所以上に配置されているか
- フォーム:必須項目は4つ前後に絞れているか
- 訴求の一致:流入元の言葉とファーストビューがそろっているか
- スマホ:自分のスマホで主役がすぐに表示されるか
直すと何が変わるのか。成果のイメージ

5か所を順番に直すと、同じアクセス数のままでも問い合わせ数が変わります。なぜなら、原因は「人が来ない」ことではなく「来た人が途中で止まっている」ことだからです。
具体的なイメージを、仮の数字で示します。実際の数値は業種や流入の質で大きく変わるため、あくまで考え方の例として見てください。
仮に、1か月のアクセスが1,000件、いまのコンバージョン率が0.1%(=問い合わせ1件)だったとします。ファーストビューとCTAを直して、コンバージョン率が0.5%まで上がれば、問い合わせは5件になります。アクセスを5倍に増やすより、はるかに現実的です。
成果を出しているLPに共通するのは、派手なデザインではありません。1回のテストで変える箇所を1つに絞り、効果を確かめてから次に進んでいる点です。
たとえば「今週はファーストビューの見出しだけ2案で比べる」「翌週はCTAの文言だけ変える」というように、1つずつ検証します。一度に全部変えると、何が効いたのか分からなくなり、改善が積み上がりません。
LP本体とフォームの役割分担も大切です。LPで興味を持たせ、フォームで取りこぼさない。この両輪についてはB2B成約率を最大化する「LP」設計と会社案内サイトの使い分けもあわせてご覧ください。
よくある失敗と、その防ぎ方

現場でよく見かける失敗を、起きる状況と防ぎ方のセットで紹介します。心当たりがあれば、そこが原因かもしれません。
失敗1. 作って公開したまま放置する
「LPは一度作れば完成」と考えていると起きます。公開後にアクセスもコンバージョンも見ないまま数か月が過ぎ、問い合わせ0のまま広告費だけが出ていく、という状態になります。
防ぎ方は、LPを「完成品」ではなく「改善し続ける営業ツール」と捉えることです。最低でも週1回、アクセス数とどこまで読まれているかを確認し、1か所ずつ直す習慣をつけましょう。
失敗2. 自社が言いたいことばかり並べる
「機能が豊富」「創業30年」のように、自社目線の情報で埋まっているLPでよく起きます。来た人は「で、自分にとって何がいいの?」が分からず離脱します。
防ぎ方は、機能ではなく、その人が得られる結果に言い換えることです。「項目が多い」ではなく「入力の手間が半分になる」。主語を自社から相手に置き換えるだけで、伝わり方が変わります。
失敗3. AIで作ったLPの品質に満足してしまう
AIでLPを高速に作れるようになったぶん、出てきたものをそのまま公開してしまうケースが増えています。文章はそれっぽいのに反応がない、という状態に陥りがちです。
AIは素材を量産するのは得意ですが、「この言葉が自社のお客様に刺さるか」の最終判断は苦手です。防ぎ方は、ファーストビューの見出しだけは複数案をAIに出させ、選ぶのは人がやることです。
失敗4. AI生成画像を主役の写真に使う
人物や製品の写真をAI生成画像で済ませると、独特の「作り物感」が出て、かえって信頼を損なうことがあります。BtoBでは特に、実在感が成約の判断材料になります。
防ぎ方は、主役になる写真は実際の現場・社員・製品を撮ったものを使うことです。AIは、構図のたたき台づくりや背景素材など、脇役の用途に絞ると安全に使えます。
現場で見えた「AIで作るLP」の落とし穴と妥協点
ここは教科書には書きにくい本音の部分です。AIでLPを内製したい会社が増えていますが、つまずきポイントもはっきりしてきました。
まず、AIに「LPを作って」と丸投げしても、当たるLPにはなりません。AIは渡した材料以上のことは出せないからです。実績の数字、お客様の生の声、自社にしかない強み。この一次情報は、人が用意してAIに渡す必要があります。
AIへの頼み方も、最初から完璧な指示文を書き込む必要はありません。いまのAIは、ざっくり頼めば対話しながら整えてくれます。出発点としては、次の程度のたたき台で十分です。
あなたはBtoBのLP改善担当です。
次の情報をもとに、ファーストビューの見出しを5案出してください。
・対象:[ターゲットの業種・役職を入力]
・悩み:[顧客が抱える課題を入力]
・提供価値:[自社が解決できることを入力]
・実績:[数字や導入社数があれば入力]
案ごとに「誰のどんな悩みに効くか」を一言添えてください。
大事なのは指示文の作り込みより、出てきた案をどう確認するかです。チェックの観点は次の3点です。
- 対象が具体的か
- 便益が言い切れているか
- 自社目線になっていないか
ここを人が判断して数案に絞り、実際に試して反応を見ます。
内製と外注の切り分けも、率直にお伝えします。文章のたたき台づくりや小さな修正はAIで内製しやすい領域です。一方、原因の切り分け、改善の優先順位づけ、流入設計との連携は、経験がものを言う部分で、自社だけだと遠回りになりがちです。
「AIで作ったから安い」は半分正解で半分危険です。作る時間は減りますが、当たるかどうかを見極める工程を省くと、結局「反応のないLP」が早くできるだけ、という結果になりかねません。
AIで作るサイトの運用設計についてはVibe codingのサイトが3か月後に詰む前の更新設計でも触れています。作ったあとに困らない設計をセットで考えるのがおすすめです。
よくある質問
LPを直してから、どのくらいで効果が分かりますか
アクセス数によります。1日数十件あれば1〜2週間で傾向が見えますが、件数が少ないと判断に時間がかかります。まずはアクセス数を確認し、十分な数が来ているかを先に見極めましょう。
アクセスはあるのに問い合わせが0です。何から見ればいいですか
ファーストビューから順に見てください。来た人がすぐ離脱しているなら最初の画面、下まで読まれているのに反応がないならCTAやフォームが原因です。川上から1つずつ潰すのが近道です。
AIだけでLPを完成させても大丈夫ですか
たたき台づくりには向いていますが、丸投げはおすすめしません。実績やお客様の声など一次情報は人が用意し、ファーストビューの言葉と最終判断も人が行うと、成果につながりやすくなります。
一度にたくさん直したほうが早く改善しませんか
逆効果になりがちです。一度に複数を変えると、何が効いたか分からず改善が積み上がりません。1回のテストで変える箇所は1つに絞り、効果を確かめてから次へ進むのが結局いちばん早いです。
まとめ。原因は5か所、順番に潰せば必ず動く
問い合わせ0は、才能やセンスの問題ではありません。アクセスとコンバージョンを切り分け、ファーストビュー・CTA・フォーム・訴求の一致・スマホ速度の5か所を順番に見ていけば、止まっている場所は必ず見つかります。
ここまで読んで、原因の切り分けや改善の優先順位づけを自社だけでやり切るのは大変そうだと感じた方は、一度状況を整理するところからご相談ください。コレットラボのAIで作るLP・サイト制作の伴走支援では、いまのLPのどこで止まっているかの見立てから、AIをどこまで使うかの設計までお手伝いします。まずは現状を聞かせていただくだけでも大丈夫です。AI業務システム化の詳細はこちらからどうぞ。
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