自動車販売・整備
追加整備を写真と実測値で報告|お客さまが1件ずつ選び見送りも記録
車検でお預かりしてから見つかった追加の整備を、写真と実際に測った数値を付けて、お客さまのスマホに送る仕組みです。お客さまは1件ずつ「お願いする」「今回は見送る」を選び、最終のお支払い額がその場で分かります。見送られた整備は持ち越しの一覧に残り、次に整備でお預かりしたときに、もう一度ご案内します。
車検でお預かりした車に不具合が見つかったとき、写真と実測値を添えてお客さまに伝えます。見つかった項目は「今すぐ」「次回でいい」「見ておくだけ」の3つに分け、「今回は見送る」のボタンも「お願いする」と同じ大きさで並べます。自動車整備の例で説明します。
この仕組みの要点
- 課題お預かりしたあとに金額が増えるので、お客さまが不安になります。電話と紙の見積では、どこがどれだけ傷んでいるかが伝わりません。
- 仕組み見つかった項目を1件ずつ、写真と実測値を添えてお客さまに送ります。整備士が「今すぐ」を選んだ項目は、なぜ今なのかを書くまで、フロント(お客さまの受付と説明を受け持つ担当者)に回せません。
- 狙う効果写真と実測値が残るので、お客さまはその場で決めなくても済みます。見送った項目は、次にお預かりするときにご案内します。
追加の整備が、いまどう伝わっているか
| 場面 | いまのやり方 | そのとき起きていること |
|---|---|---|
| 分解して見つかった不具合 | 整備工場から電話をかけて、口頭で伝える | お客さまは実物を見ないまま、整備するかどうかを電話口で決めることになる |
| 傷み具合 | 「そろそろ替えどきです」と伝える | 部品がどのくらい減っているのか、お客さまには分からない |
| 見積の増え方 | お客さまは、お引き渡しのときに合計の金額だけを見る | 何の作業でいくら増えたのかを、あとから確かめられない |
| 見送られた整備 | 整備士が覚えているだけ | 次にお預かりしたときに、見送った整備の話が出ない |
| 勧め方の強さ | 担当者ごとに違う | すべての項目を「今すぐ」にしても、誰も気づかない |
見つかってから、お返事をいただくまで
| 順 | だれが/何が | 何をする | そのあとどうなる |
|---|---|---|---|
| 1 | 整備士 | 車をリフトで上げて、見つかった不具合を撮る | 写真と実測値が、項目ごとに残る |
| 2 | 整備士 | 「今すぐ」「次回でいい」「見ておくだけ」から選ぶ | 「今すぐ」を選んだ項目は、なぜ今なのかを書くまでフロントに回せない |
| 3 | 仕組み | 前回の点検の結果と、そのときの走行距離を表示する | ブレーキパッドの残りの厚さが、前回の値と並んで表示される |
| 4 | フロント | お客さまに送る内容を確かめる | 「今すぐ」が多すぎるときや、写真・実測値が抜けているときに、注意が表示される |
| 5 | お客さま | 写真と数字を見て、1件ずつ返事をする | 見送った項目も、記録に残る |
| 6 | 整備工場 | お客さまからお返事のあった作業だけを進める | お返事が来るまで、追加の作業は始めない |
| 7 | 仕組み | 見送られた項目を、次回に持ち越す | 次にその車が入庫したとき(整備でお預かりしたとき)に、見送った項目が最初に表示される |
できること
| 機能 | 使う人 | 何が起きるか |
|---|---|---|
| 車検のご案内 | お客さま | 車検の満了日までの日数と、現時点のお見積が届く |
| 追加整備の確認 | お客さま | 写真・実測値・交換の目安・金額を、1件ずつ確かめられる |
| 3つの分け方 | お客さま | どの項目が「今すぐ」「次回でいい」「見ておくだけ」なのかが分かる |
| お車の記録 | お客さま | 行った作業と、行わなかった作業の両方が記録に残る |
| 点検の入力 | 整備士 | 「今すぐ」を選ぶと、なぜ今なのかを書く欄が必須になる |
| 送る前の自己点検 | フロント | 「今すぐ」が多すぎるときや、写真か実測値が無いときは送れない |
| 車両カード | フロント | 1台ごとに、提案とお返事の履歴が続けて記録される |
| 見送りの持ち越し | フロント | 見送られた項目が、次の入庫の予定日と一緒に一覧で表示される |
画面の例
お客さまが見る画面




工場とフロントで使う管理画面






仕組みに任せないこと
| 任せないこと | どうするか | 任せるとどうなるか |
|---|---|---|
| 「今すぐ」かどうかの判断 | 整備士が実測値を見て決め、その理由を書く | 実測値の裏付けがないまま、「今すぐ」の提案が並ぶ |
| お客さまに送ること | 送るのはフロント。整備士は送れない | 不具合を見つけた整備士が、そのままお客さまに勧めることになる |
| 承認率を数えること | 数えるのは、見送られた件数と「今すぐ」の割合 | 承認率を上げようとして、勧め方が強くなる |
| 断りにくくすること | 「今回は見送る」のボタンを「お願いする」と同じ大きさで並べる。ボタンの大きさは設定で変えられない | 断れないまま受けた整備が、あとで不信につながる |
| お返事の前に作業を始めること | お返事のあった作業だけを、整備工場に回す | ご依頼のない作業の代金を請求することになる |
| 見送りの持ち越しから連絡すること | 見送った項目は、次にその車が入庫したときだけ表示する | お客さまに、断った整備を売り込まれたと受け取られる |
| お客さまごとの承認率を出すこと | 車両カードには表示しない | 断りにくい方に、強く勧めることになる |
| 1台あたりの追加売上を出すこと | 整備士が使う画面には表示しない | 整備士が売上の数字を意識して、整備の判断が歪む |
| 車検の予約と会計の置き換え | 点検から、お返事をいただくまでを受け持つ | 入庫の予約と請求まで一から作ることになる |
進め方
| 段階 | 行うこと | 決めること |
|---|---|---|
| 用意する | LINE公式アカウントから、追加整備の確認を送れるようにする | 車検のご案内も、同じLINE公式アカウントから送るか |
| 伝え方の基準を決める (いちばん時間を使う) | 3つに分ける基準を、項目ごとに実測値で書き出す | どの実測値を基準にするか |
| 作業のひな形を入れる | 項目名・金額・交換の目安を読み込む | 項目をどこまで細かく分けるか |
| 画面を作る | 今日の入庫・点検の入力・お客さまへの確認・車両カード・見送りの持ち越し・数字 | 送る前の自己点検で、何を確かめるか |
| 続ける | 「今すぐ」の割合を、毎月確かめる | 3割を超えたときに、誰が「今すぐ」の付け方を見直すか |
導入をお勧めする業種
- 板金・塗装。 傷の範囲と見積を、写真つきでお送りします。
- バイクショップ。 消耗部品の減りを、実測値で伝えます。
- 建設機械のレンタル・整備。 点検で見つかった不具合を、写真で記録します。
- 住宅の修繕・水まわり。 床下や屋根の写真と、傷み具合を並べてお伝えします。
- 家電・厨房機器の保守。 点検の記録から、部品の交換時期をお知らせします。
いまお使いの点検記録の様式に合わせて作ります。ぜひお問い合わせください。
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