水道・電気工事
夜間の受付で応急の手順を自動表示|AIは自社の手順書から選ぶだけ
夜間の受付に届いた症状を、AIが自社の手順書と照らして見分け、止水栓の閉め方などの応急の手順を写真つきで出します。手順の文はAIに作らせず、手順書に無い症状には出しません。翌朝の訪問枠と、夜に受けた分の一覧まで1つにつなぎます。
夜間の受付に届いた症状を、AIが自社の手順書と照らして見分けます。当てはまる手順があれば、止水栓の閉め方のような応急の手順を写真つきで出します。手順の文はAIに作らせません。出すのは手順書の文そのものです。
職人が着いたときに水が止まっていれば、その日のうちに直せます。濡れたままなら、乾かしてからの出直しになります。ここでは、大分市で給水・排水・電気をやる設備工事店のケースで説明します。
困っているのは、受けてから着くまでのあいだです
夜に一報を受けても、当番が着くまでのあいだ、お客さまは何もできません。待つあいだも、水は出続けます。
| 夜に入る一報 | 電話でのやり方 | 着いたときに起きること |
|---|---|---|
| 水が止まらない | 場所と状況を口頭で聞く | 濡れたままだと、乾かしてからの出直し |
| 借りている家からの一報 | 電話では聞きそびれる | 大家さんか管理会社の話になり、直せない |
| 費用の問い合わせ | 見ないと答えられない | 現地で金額の話になり、揉める |
後回しにすると、3つが起きます。
- 職人の翌日が回らない。 夜に出た当番は、翌日の現場が持ちません
- 出直しが積み上がる。 再訪問1件で、職人の半日を使います
- 危ないところをさわられる。 電話口では、近づかないでとしか言えません
どういう仕組みか
この仕組みが受け持つのは、夜に一報が入ってから職人が着くまでのあいだです。受けるところでも、直すところでもありません。
AIにやらせているのは1つだけです。お客さまが選んだ症状が手順書のどれに当たるかを、AIが見分けます。当たる手順があれば画面に出します。
やらせないのは、手順の文を作ることです。出すのは、手順書に載っている文そのものです。水まわりの応急は、間違えると被害が広がります。手順書に無い症状には手順を出しません。分電盤の中とガスのまわりは手順書に入れず、職人が着いてから見ます。
| いつ | 起きること | だれが |
|---|---|---|
| 11月18日(水)23:08 | 症状を6つから選び、持ち家か借りているかを選ぶ | お客さま |
| 11月18日(水)23:09 | 症状を手順書と照らし、止水栓の閉め方3手順を出す | AI |
| 11月18日(水)23:24 | 水が止まったので、翌朝の枠を選ぶ | お客さま |
| 11月19日(木)朝 | 昨夜受けた4件を1画面で見て、回る順を決める | 会社 |
必要な機材と環境
お客さまはスマホのブラウザ、会社はパソコンのブラウザで開きます。お客さま側にアプリの用意はいりません。応急の手順書は自社で書いたものを登録し、直すのも管理画面からです。受付は18時から翌朝8時です。
できること
| 機能 | 使う人 | 何が起きるか |
|---|---|---|
| 夜間の受付 | お客さま | 症状を6つから選び、持ち家か借りているかを送る |
| 費用の先出し | お客さま | 呼ぶ前に出張費3,300円と点検料2,200円を見られる。見送った場合もかかると分かる |
| 応急の手順の表示 | AI・お客さま | AIが症状を手順書と照らし、当たる手順を写真つきで出す |
| 手順を出さない判断 | AI | 手順書に無い症状には出さず、さわらずにお待ちいただく |
| 翌朝の枠 | お客さま | 朝いちばん・午前・午後の3つから選ぶ |
| 出発時の名乗り | 会社 | 会社名・うかがう者・資格・ご用件・車を先に送る。時刻は約束せず、出るときに連絡する |
| 8日間の説明 | 会社 | 訪問販売にあたるため、8日間やめられることを枠の画面に書く |
| 夜に受けた分の一覧 | 会社 | 給水・排水/電気/ガスに仕分け、回る順で並べる |
| 数字の画面 | 会社 | 着く前に水が止まっていた件数などを月ごとに数える |
画面で見る
お客さまのスマホ
夜間の受付の画面です。いま起きていることを6つから選び、持ち家か借りているかを選びます。出張費3,300円と点検料2,200円も同じ画面に出ていて、見送られてもいただくと書いてあります。

送ったあとに出る、応急の手順の画面です。止水栓の閉め方が写真つきで3つ並びます。ふたを開ける、右のハンドルを右いっぱいに回す、メーターの銀色のコマが止まったか見る、です。手順の出どころも同じ画面にあります。

水が止まったあとに出る、翌朝の枠の画面です。朝いちばん・午前・午後の3つから選びます。うかがう前に送る名乗りの中身と、契約書面を渡した日から8日間はやめられることが並んでいます。

会社のパソコン
11月19日(木)の朝、会社が開く画面です。昨夜受けた4件が、給水・排水3件、電気1件、ガス0件に仕分けられています。列はいま起きていること・水・うかがう時間の3つだけで、止まっていない1件が先頭です。

月ごとの数字の画面です。着く前に水が止まっていた件数、夜に受けた件数、手順を出さなかった症状、うかがったあとの解約の4つを数えます。右側には、出していない数字が理由つきで3つ並びます。返信までの分数、出動した割合、修理の受注率です。

AIに決めさせないこと
夜の水まわりは、間違えた案内がそのまま被害になります。AIに任せない範囲は、作る前に決めます。
| 決めさせないこと | どうするか | 決めさせるとどうなるか |
|---|---|---|
| 応急の手順の文 | 手順書の文をそのまま出す | もっともらしい手順が出て、被害が広がる |
| 手順書に無い症状 | 出さずに、さわらずお待ちいただく | 分電盤やガスのまわりをさわられる |
| 水の状態の段階分け | 止まっている/止まっていないの2つだけ | 境目の1件で毎回もめる |
| うかがう時刻 | 3つの枠で受け、出るときに連絡する | 前の現場が延びたときに守れない |
| 修理の金額 | 出張費と点検料だけ先に出す | 概算が独り歩きし、現地で揉める |
導入するとどう変わるか
計算で見当がつくのは、出直しが減る分です。着いたときに水が止まっていれば、その日のうちに直せます。
- 出直し1回の重さ。 職人の半日、つまり4時間です。1時間3,000円として、4時間×3,000円=1回12,000円
- 止まっていた件数の差。 手順を出していなかった9月が9件、いまが23件。差の14件×12,000円=月168,000円分です
この試算には断りが1つあります。夜に受けた件数そのものも増えていて、先月19件が今月28件です。9月に何件受けたかはこの画面に出ていないので、差の14件がすべて手順のおかげとは言えません。
金額にしないところでも、2つ変わります。
- 朝いちばんに、どの現場から回るかが決まっています。水が止まっていない1件が先頭です
- 借りているお住まいの方を、先に大家さんか管理会社へ回せます。行っても直せない現場に行かずに済みます
実際の効果は、会社の規模・夜に受ける件数・いまのやり方によって変わります。
導入の進め方
| 段取り | 決めること・作るもの |
|---|---|
| 応急の手順書を書き出す | やっていただいてよい手順と、さわらせないもの |
| 受付に出す症状を決める | 選択肢の6つ(うち1つは「その他」)と、その他に書かれたものの扱い |
| 費用を決める | 出張費と点検料の額、見送られた場合の扱い |
| 画面を作る | 夜間の受付・応急の手順・翌朝の枠・管理画面 |
| 書面をそろえる | 契約書面と、8日間やめられることの説明 |
いちばん時間を使うのは、応急の手順書です。AIに書かせないので、自社で書き出すしかありません。
ほかの業種でも同じ仕組みが使えます
夜に呼ばれる仕事で、着くまでにお客さまにやっていただける動作があるなら、同じ作りが使えます。鍵屋、ガラス屋、電気工事、給湯器、害虫駆除などです。
前提は、素人にやってもらってよい範囲と、さわらせない範囲を会社として決められることです。いまのやり方をうかがったうえで、画面の形から提案します。まずはお問い合わせください。
表示している会社名・店舗名・氏名・数値は、すべてダミーデータです。