LINEカードタイプメッセージの作り方。製品をスッキリ並べる
この記事の要点
- プロダクト・ロケーション・パーソン・イメージの4種類を目的で使い分ける
LINE公式アカウントで複数の製品を紹介したいのに、テキストを並べると読みにくくなってしまう。そんなお悩みはありませんか。
その悩みを解決するのが「カードタイプメッセージ」です。スマホ画面で横にスワイプして見られるカタログのような形式で、複数の製品をスッキリ並べられます。
この記事では、4種類のカードの使い分け、実際の作り方の手順、よくある失敗とその防ぎ方まで、現場目線でお伝えします。読み終わるころには、自社の製品紹介をどう組み立てればいいかがはっきり見えるはずです。
Contents / 目次
結論。カードタイプメッセージは「目的別の使い分け」で決まる

結論からお伝えします。カードタイプメッセージで成果を出すコツは、4種類あるカードを「紹介したいものの性質」で正しく選ぶことです。なんとなく見た目で選ぶのではなく、製品ならプロダクト、店舗ならロケーション、というように目的から逆算するのが正解です。
カードタイプメッセージとは、複数のカードを横スワイプ形式(カルーセル形式)で1つにまとめて配信できるメッセージのことです。かんたんに言うと、スマホの画面の中に小さなカタログを並べるイメージです。テキストだけのメッセージと違い、画像とボタンが目に入るので、読者が迷わずタップしやすくなります。
最大のメリットはコスト効率。複数のカードを1つのメッセージにまとめて配信できるため、複数の製品をテキストで何通にも分けて送るより配信を整理しやすくなります。配信通数のカウント方法や料金は変わることがあるため、最新の仕様はLINEヤフー for Business公式サイトで必ずご確認ください(2026年06月30日時点)。
まず、4種類のカードがそれぞれ何に向いているのかを一覧で整理します。自社が何を紹介したいかと照らし合わせてみてください。なお、提供されるカードの種類や各仕様は変わることがあるため、最新の内容はLINEヤフー for Business公式サイトでご確認ください。
| カードの種類 | 得意なこと | こんなときに使う |
|---|---|---|
| プロダクトタイプ | 商品・メニューの紹介。画像とボタンでサイトへ誘導しやすい | 複数の商品をカタログのように並べてサイトへ誘導したいとき |
| ロケーションタイプ | 「場所」の紹介。所在地や地図を伝えやすい | 店舗案内やイベント会場の場所を正確に伝えたいとき |
| パーソンタイプ | 「人」の紹介。タグや説明文で人物を見せられる | スタッフ紹介や担当者ごとの予約を促したいとき |
| イメージタイプ | 画像メインの訴求。ビジュアルを大きく見せられる | 世界観や完成イメージをビジュアルで見せたいとき |
この記事のテーマである「カタログ代わりに複数の製品を並べる」用途なら、基本はプロダクトタイプが主役になります。世界観やデザイン性で見せたい商材なら、イメージタイプも有力な選択肢です。
うまく使っている例に共通するのは、ただ並べるのではなく「優先度の高いものから順に並べている」点です。一番見てほしい製品を1枚目に置くだけでも、伝わり方が変わります。
カードタイプメッセージの作り方。実際の手順を解説

基本の作成フロー
作成の大きな流れは次のとおりです。管理画面でカードタイプメッセージを選び、新規作成に進みます(メニュー名は変わることがあるため、最新の画面は公式ヘルプでご確認ください)。
- 紹介したい目的に合わせて4種類からカードタイプを選ぶ
- タイトルを入力する(配信時に最初に目に入りやすい部分)
- 各カードに画像・タイトル・説明文・アクションボタンを設定する
- 必要なら最後に、一覧ページや予約ページへ誘導するためのリンクを設定する(設定できる項目や方法はLINEヤフー for Business公式サイトでご確認ください)
- プレビューで表示とリンクの動作を必ず確認してから配信する
タイトルは意外と重要です。配信時に最初に目に入りやすい部分なので、「新商品のご案内」のような漠然とした言葉より、「梅雨に役立つ防水グッズ5選」のように中身が想像できる言葉にすると開封率が変わってきます。なお、タイトルが表示される場所は環境や仕様によって変わることがあるため、詳しくは公式ヘルプをご確認ください。
設定するときの判断基準
ツールの画面に関係なく、押さえておくと失敗しない基準があります。ここは自社で決められる部分なので、具体的に書いておきます。
- 画像のテイストを統一する:カードごとに色味や明るさがバラバラだと、並べたときに雑然と見えます。同じ撮影条件・同じ加工で揃えるだけで、ぐっとカタログらしくなります
- 説明文は1〜2行に収める:長い文章はスマホ画面で省略されます。「何の製品で、何が嬉しいか」を短く言い切るのがコツです
- ボタンの文言は動詞で揃える:「詳しく見る」「予約する」のように、次の行動が分かる言葉にします。「こちら」だけでは何が起きるか伝わりません
- 並び順は優先度順にする:一番見てほしいものを左端(1枚目)に置きます。最後まで見ない人が多いので、左に売れ筋を置くのが鉄則です
配信前の最終チェックリスト
配信ボタンを押す前に、次の項目を確認する習慣をつけると事故が激減します。そのまま自社の運用ルールに転記して使ってください。
- リンク確認:すべてのボタンが正しいページに飛ぶか、1つずつタップして確かめたか
- 誘導カード:一覧や予約ページへの誘導を付け忘れていないか
- 表示崩れ:プレビューで文章が途中で切れていないか、画像がはみ出していないか
- タイトル:最初に目に入る言葉として、開きたくなる表現になっているか
- 配信先:全員配信でよいか、特定の層に絞るべきか確認したか
このチェックリストを「複数人で運用」している場合は特に効きます。誰がチェックしても同じ品質になるよう、ルール化しておくのがおすすめです。複数人での運用ルールづくりについてはLINE公式アカウント複数人運用の鉄壁ルール|ミス・漏れを防ぐ管理術もあわせてご覧ください。
カードタイプメッセージで何が変わるか。期待できる成果

結論として、カードタイプメッセージは「読まれて、タップされる」割合を高めやすい形式です。テキストだけのメッセージに比べ、画像とボタンで視覚的に伝わるため、ユーザーが迷わずアクションを起こせるからです。
具体的にどう変わるか、3つの観点でお伝えします。
1つ目は、コストを増やさずに情報量を増やせることです。複数の製品を1つのメッセージにまとめられるため、テキストで何通にも分けて送るより配信を整理できます。たとえば毎月のおすすめ商品を複数点まとめて紹介すれば、テキストで何通にも分けて送るより配信コストを抑えやすくなります。LINEの配信コストを意識した運用は、これからますます大事になります。料金面の考え方は2026年10月のLINE料金改定。AIで配信通数を予測し赤字を防ぐ運用設計でも詳しく触れています。
2つ目は、クリック率やエンゲージメントの向上が期待できることです。LINEは多くの人が日常的に使うアプリです。その中で開いてもらい、タップしてもらうには「ぱっと見て分かる」形式が有利です。カードタイプはまさにそこに強みがあります。
3つ目は、導線を整理できることです。1枚ごとに行き先を変えられるので、Aの商品はA商品ページ、Bの商品はB商品ページ、と個別に誘導できます。誘導用のカードやボタンを使えば、全商品一覧や予約ページへスムーズにつなげられます。
成果を出す企業の共通点。うまくいっている会社は「配信して終わり」にせず、どのカードがよくタップされたかを見て、次回の並び順や見せ方を調整しています。1回で完璧を狙わず、反応を見ながら磨いていく姿勢が成果につながります。
なお、効果の数字は業種や商材、友だちの構成によって大きく変わります。「必ず○倍になる」といった保証はできませんが、テキストのみの配信からカードタイプに切り替えるだけでも、見やすさが改善して反応が動くケースは多いです。まずは1回試して、自社の数字で判断してみてください。
よくある失敗と回避法。現場でやりがちなミス

ここでは、実際の運用現場でよく見かける失敗を3つ紹介します。どれも「知っていれば防げる」ものばかりです。先回りして対策しておきましょう。
失敗1。説明文を詰め込みすぎて途中で切れる
意気込んで製品の魅力を全部書こうとすると、スマホ画面では文章が途中で省略されてしまいます。せっかくの一番伝えたい部分が読まれずに終わる、という状況がよく起きます。
防ぎ方はシンプルです。説明文は1〜2行、要点1つに絞ります。詳しい情報は、ボタンの先のページに任せましょう。カードはあくまで「興味を引いてタップしてもらう入口」と割り切るのがコツです。
失敗2。リンク切れや誘導カードの設定漏れ
ボタンのリンク先が間違っていたり、一覧や予約ページへの誘導を付け忘れたりすると、せっかく興味を持ってもらえてもその先に進めません。この状態だと、ユーザー体験を損ねるうえに、購入や予約のチャンスをまるごと逃します。
防ぎ方は、配信前のプレビューで全ボタンを1つずつタップして確認することです。地味な作業ですが、ここを飛ばすと事故が起きます。先ほどのチェックリストを必ず通してから配信してください。
失敗3。全員に同じ内容を送り続ける
毎回すべての友だちに同じカードを一斉配信していると、興味のない情報を受け取る人が増えます。その結果、「自分には関係ない」と感じた人からブロックされやすくなります。
防ぎ方は、友だちの属性や興味に合わせて配信先を絞ることです。たとえば過去に特定カテゴリを見た人にだけ関連商品のカードを送る、といった配信です。この「欲しい人にだけ届ける」考え方はLINEセグメント配信|「欲しい人」にだけ届けて成約率を上げる使い分けで具体的に解説しています。
あいさつメッセージや自動応答が初期設定のまま、というのもよくある機会損失です。友だち追加の直後はもっとも関心が高い瞬間です。ここにおすすめ製品のカードタイプメッセージを設定しておくだけで、初回の反応がぐっと変わります。
使う前に知っておきたい落とし穴と、AIとの付き合い方
カードタイプメッセージは便利ですが、万能ではありません。教科書には載らない「現場で見えてくる限界」も正直にお伝えします。ここを理解しておくと、導入後に「思っていたのと違う」とならずに済みます。
画像の準備に手間がかかる
一番のネックは、実は画像です。カードを何枚も並べるなら、それなりの数の見栄えする画像が必要になります。テイストを揃えようとすると、撮影や加工の手間が地味にかかります。「ツールの機能以上に、画像づくりの工数は無視できない」という点は、始める前に見積もっておきましょう。
逆に言えば、ここを乗り越えられる体制があるかどうかが、続けられるかの分かれ目です。毎月コンスタントに作れないなら、無理に枚数を埋めようとせず3〜4枚から始めるのも現実的な判断です。
他の配信手段との使い分けが必要
カードタイプメッセージは「複数を比較・一覧で見せる」のが得意ですが、1つの商品を強く推したいときは、画像を大きく見せるリッチメッセージのほうが向くこともあります。常設の入口にはリッチメニュー、というように、目的で手段を変える発想が大切です。何でもカードタイプにすればいい、というわけではありません。
AIに任せる部分と、人がやるべき部分
2026年のいま、LINE運用でもAIの活用が一気に進んでいます。配信内容のパーソナライズや、配信ネタの草案づくりにAIを使う会社も増えてきました。カードの説明文や見出しの案を、AIにいくつか出してもらうのは効率的な使い方です。
たたき台として、こんな短い指示からAIに相談を始めると進めやすいです。あとはAIと対話しながら、自社の言葉に寄せて整えてください。
あなたはLINE配信のコピー担当です。
次の製品を紹介するカードの「見出し(15文字以内)」と
「説明文(1〜2行)」を3案ずつ出してください。
製品名:[製品名を入力]
特徴:[一番の特徴を入力]
ターゲット:[誰向けかを入力]
※あおり表現は避け、事実ベースで。
ただし、注意点があります。AIは文章をどんどん量産できますが、その内容が事実と合っているか、自社のトーンに合っているかの最終判断は人がやるべきです。AIに丸投げして量産すると、似たような薄い文章ばかりになり、かえって読まれなくなります。AIに配信文を書かせるときの情報の扱い方はLINE配信文をAIに書かせる時の情報漏洩を防ぐプロンプト設計で整理しているので、社内ルールづくりの参考にしてください。
線引きの考え方。AIは「案を増やす・下書きを作る」のが得意、人は「選ぶ・事実を確認する・自社らしさを足す」が役割。この分担を決めておくと、効率と品質を両立できます。
よくある質問
カードタイプメッセージの利用に追加料金はかかりますか
追加料金の有無や利用できる料金プランは変わることがあります。配信通数のカウント方法もあわせて、最新の料金体系はLINEヤフー for Business公式サイトでご確認ください(2026年06月30日時点)。
カードは何枚まで並べられますか
並べられる枚数には上限があり、仕様は変わることがあるため、最新の枚数はLINEヤフー for Business公式サイトでご確認ください。さらに誘導用のカードやボタンを加えれば、一覧ページや予約ページへ誘導できます。 ただし全部埋める必要はなく、画像が用意できる範囲で3〜4枚から始めても十分効果は出ます。
テキストメッセージと比べて本当に反応は変わりますか
画像とボタンで視覚的に伝わるため、タップされやすい傾向があります。ただし効果は商材や友だちの層で変わるので、一度自社で配信して数字を比べてみるのが確実です。まず1回試すことをおすすめします。
どのカードタイプを選べばいいか迷います
紹介したいものから逆算します。基本は次のとおりです。
- 商品ならプロダクトタイプ
- 店舗の場所ならロケーションタイプ
- スタッフ紹介ならパーソンタイプ
- 世界観をビジュアルで見せたいならイメージタイプ
カタログ用途ならプロダクトタイプが扱いやすいです。
まとめ。まずは1通、試してみることから
カードタイプメッセージは、複数の製品をスマホ画面にスッキリ並べられ、コスト効率もよい便利な形式です。4種類を目的で使い分け、説明文は短く、配信前にリンクとプレビューを確認する。この基本を押さえるだけで、ぐっと成果に近づきます。
ここまで読んで、「やることは分かったけれど、画像の準備や配信設計、AIの使い分けまで自社で回しきるのは大変そう」と感じた方もいるかもしれません。コレットラボでは、LINE運用の設計から配信内容づくり、AIを使った効率化まで、現場に寄り添って伴走しています。いきなり契約ではなく、まずは今の運用の悩みを聞かせていただくだけでも大丈夫です。気軽にご相談ください。
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