サーチコンソールで除外を確認する手順|未登録の直し方

サーチコンソールで除外を確認する手順|未登録の直し方

この記事の要点

  • 「カバレッジ」は現在「ページのインデックス登録」レポート。除外理由の確認場所を最初に押さえる
  • 未登録の原因は大きく4タイプ。理由別の直し方と切り分け手順を本文で解説
  • 直したら終わりではなく「修正を検証」まで。放置しがちな落とし穴もまとめた

「サーチコンソールを開いたら、たくさんのページが除外になっていて不安」という方は多いはずです。この記事では、除外や未登録になっているページをどこで確認し、原因ごとにどう直すかを、実際の作業の流れに沿って解説します。

対象は、自社サイトやオウンドメディアを運用している経営者・広報・Web担当の方です。専門知識がなくても大丈夫です。読み終わる頃には、どの除外は放っておいてよく、どれを直すべきかを自分で判断し、明日から手を動かせる状態を目指します。

なお、noindexの設定そのものの考え方はnoindexとnofollowの違いと使い分けの手順で詳しく解説しています。設定に不安がある方は先にそちらを見ておくと、この記事がぐっと分かりやすくなります。

Contents / 目次
  1. まず結論。除外は「直すもの」と「そのままでよいもの」に分かれる
  2. 除外を確認して直すまでの手順を5ステップで
  3. 除外を整理すると、サイトはどう変わるのか
  4. 現場でありがちな失敗と、その防ぎ方
  5. 見落としがちな落とし穴と、外注の線引き
  6. よくある質問
  7. まず今日、1ページだけ確認してみましょう

まず結論。除外は「直すもの」と「そのままでよいもの」に分かれる

サーチコンソールで除外を確認する手順|未登録の直し方

結論から言うと、サーチコンソールの除外(未登録)は、すべて直す必要はありません。直すべきは「本来インデックスされてほしいのに、されていないページ」だけです。Googleが意図通りに正しく除外しているものは、そのままで問題ありません。

ここでひとつ用語の整理をしておきます。かつて「カバレッジ」と呼ばれていたレポートは、現在は「ページのインデックス登録」という名前に変わっています。つまり、検索して探している「カバレッジ」と、画面に出てくる「ページのインデックス登録」は同じものです。この記事では、なじみのある「カバレッジ」という言葉も併用しながら説明します。

そもそもインデックスとは、Googleがページの内容を読み取って検索用の索引に登録することです。かんたんに言うと、図書館の蔵書リストに載っている状態です。リストに載っていなければ、どれだけ良い本でも検索では見つけてもらえません。除外の確認とは、この「リストから外れているページ」を洗い出す作業です。

作業に入る前に、除外理由を「対応が要るか要らないか」で大まかに仕分けしておくと、無駄に慌てずに済みます。代表的な理由を一覧にまとめました。

サーチコンソールの表示ざっくりの意味基本の対応
送信されたURLにnoindexタグが追加されています載せたいのに「載せるな」の指示が付いている要対応
送信されたURLが見つかりませんでした(404)ページが存在しない要対応
クロール済み ‐ インデックス未登録読まれたが載せる価値が低いと判断された要検討
検出 ‐ インデックス未登録見つけたがまだ読まれていない要検討
代替ページ(適切な canonical タグあり)正規ページを別に指定済み原則そのままでよい
重複 ‐ Googleが正規ページとして選択似たページのうち別を正規と判断原則そのままでよい

ポイント。除外の数字そのものに一喜一憂しないことが大事です。数百件の除外があっても、その大半が「canonical で正規化済み」や「意図的なnoindex」なら健全な状態です。見るべきは総数ではなく、要対応の理由が何件あるかです。

除外を確認して直すまでの手順を5ステップで

サーチコンソールで除外を確認する手順|未登録の直し方

ここからは、実際にサーチコンソールを開いて除外を確認し、直すまでの流れを5つのステップに分けて説明します。特別なツールは不要で、無料のサーチコンソールだけで完結します。

ステップ1。インデックス登録レポートを開く

最初に、サーチコンソールの左メニューから「ページのインデックス登録」を開きます。 ここが旧カバレッジレポートです。画面の上部に「登録済み」と「未登録」のグラフが出て、その下に理由の一覧が並びます。

メニュー名やボタンの位置は、Google側の画面更新で変わることがあります。見当たらないときは、Google公式のページのインデックス登録レポートのヘルプで最新の場所を確認してください。ここでは「どの画面を見るか」だけ分かれば十分です。

ステップ2。未登録の理由ごとに件数を確認する

次に、画面下部にある「ページがインデックスに登録されなかった理由」の一覧を見ます。 ここに、先ほどの表で挙げたような理由が、それぞれ件数付きで並んでいます。まずは件数が多い理由から順にクリックして、どのURLが該当しているかを開きましょう。

このとき、要対応の理由(noindex・404・インデックス未登録系)を先に見るのがコツです。canonical 系の「そのままでよい」理由に時間をかけても、直すものは出てこないためです。

ステップ3。URL検査ツールで個別に切り分ける

気になるURLが見つかったら、画面上部の検索窓にそのURLを貼り付けて「URL検査ツール」で調べます。 URL検査ツールとは、1ページだけを対象に、今この瞬間のインデックス状況を確認できる機能です。レポート全体が過去の集計なのに対し、こちらはリアルタイムに近い情報を返してくれます。

ここで「ページのインデックス登録」の詳細を開くと、そのページがなぜ登録されていないのかの手がかりが出ます。 noindex が検出されているのか、robots.txt でブロックされているのか、Googleが選んだ正規URLが別なのか。原因の目星をつけるのがこのステップの目的です。

ステップ4。原因別に直す

原因が分かったら、理由に合わせて手を動かします。よくある4タイプの直し方を具体的にまとめました。

  • 送信されたURLにnoindexタグが追加されています:載せたいページなのに noindex が付いている状態です。ページのソースやSEOプラグインの設定を見て、noindex を外します。WordPressなら記事ごとの「検索エンジンにこの投稿の表示を許可する」系の設定と、SEOプラグイン側の設定の両方を確認します。
  • 見つかりませんでした(404):ページが消えている状態です。今も必要なページなら復旧します。URLを変えただけなら、旧URLから新URLへ301リダイレクト(引っ越し先を自動で案内する転送)を設定します。もう不要なら、サイトマップからそのURLを外して放置でかまいません。
  • クロール済み ‐ インデックス未登録:読まれたのに載せる価値が低いと見なされた状態です。内容の薄いページなら、検索する人が本当に知りたいことを追記して厚くします。関連する記事から内部リンクを送り、「これは大事なページだ」という手がかりを増やすのも有効です。
  • 検出 ‐ インデックス未登録:存在は認識されたが、まだ読みに来ていない状態です。多くは待てば読まれます。急ぐなら、サイトマップに含まれているか確認し、内部リンクでたどり着きやすくしておきます。

robots.txt によるブロックが原因のときは、そもそもクロールを止めている設定を見直す必要があります。robots.txt の書き方はrobots.txtのdisallow設定と確認手順で解説しているので、心当たりがある方はあわせて確認してください。

ステップ5。修正を検証にかける

直したら、必ず「修正を検証」を押して、Googleに再確認を依頼します。 これを押さないと、直したことがGoogleに伝わらず、いつまでも除外のまま残って見えることがあります。検証はすぐには終わらず、数日から数週間かかることもあります。 押したあとは、こまめに見張らず、しばらく置いてから結果を確認するのが現実的です。

作業前チェックリスト。次の5つを1セットにして、月に1回ほど回すと除外がたまりにくくなります。

  1. 要対応の理由を上から順に開く
  2. URL検査で原因を切り分ける
  3. 理由別に直す
  4. サイトマップに古いURLが残っていないか確認
  5. 「修正を検証」を押す

除外を整理すると、サイトはどう変わるのか

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除外を放置せず整理すると、Googleがサイトの中の「大事なページ」に集中して回れるようになります。言い換えると、限られたクロールの手間を、404の残骸や中身の薄いページで浪費せずに済むということです。特にページ数の多いサイトほど、この効果は効いてきます。

独自性に欠ける中身の薄いページは、検索に載せる価値が低いと判断されやすいものです。逆に言えば、除外の中身を見直して「載せる価値のあるページ」に絞り込むことは、検索での土台を整える作業そのものです。

もうひとつ、地味ですが効くのが「ムダな不安が消える」ことです。除外が数百件あると、それだけで「うちのサイトは何かおかしいのでは」と身構えてしまいがちです。中身を仕分けできれば、大半は正常な除外だと分かり、本当に直すべき数件に力を集中できます。

成果が出ているサイトに共通するのは、派手な裏技ではありません。除外を定期的に棚卸しし、要対応だけを淡々と直し、直したら検証にかける。この地味な運用を続けているところほど、インデックスの状態が安定しています。数字を追う前に、この習慣があるかどうかが分かれ目です。

現場でありがちな失敗と、その防ぎ方

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ここでは、除外の確認・修正で実際によく見かける失敗を紹介します。どれも「知っていれば避けられる」ものばかりなので、当てはまっていないか確認してみてください。

失敗1。意図せず noindex を付けたまま気づかない

サイトのリニューアルやテスト環境の設定を引きずって、公開ページに noindex が残ってしまうケースです。この状態だと、どれだけ良い記事を書いても検索に出てきません。

しかも見た目は普通に表示されるため、気づきにくいのがやっかいなところです。防ぐには、月1回カバレッジの「noindex」理由を開き、そこに載せたいページが混ざっていないかを習慣的に確認します。リニューアル直後は特に念入りに見てください。

失敗2。404を放置し、サイトマップに古いURLを残す

ページを削除したりURLを変えたりしたのに、サイトマップには古いURLが残ったまま、という状態です。Googleは「載せろと言われたのに存在しない」と受け取り、404の除外が増え続けます。

放置しても順位が下がるわけではありませんが、レポートが汚れて本当の問題が埋もれます。

防ぎ方はシンプルで、URLを変えたら301リダイレクトを設定し、不要になったURLはサイトマップから外すことです。削除とサイトマップ更新をセットの作業にしておくと抜けません。

失敗3。「クロール済み ‐ インデックス未登録」を設定ミスと勘違いする

この表示を見て、「タグの設定を間違えたのでは」とサイトをいじり回してしまう失敗です。実際には設定の問題ではなく、多くは「内容が薄い」「他ページと似ている」といった中身の評価が原因です。技術的な設定を直しても解決しません。

防ぐには、まず中身を見直します。検索する人の疑問に答えきれているか、他ページと役割が重なっていないかを点検し、必要なら加筆や統合をします。重複が疑われる場合は重複コンテンツの原因とcanonical設定の手順もあわせて確認してください。

失敗4。表示回数の数字だけを見て判断する

サーチコンソールの表示回数(インプレッション)が伸びたと喜んで、施策を増やしたり外注費を上げたりする失敗です。表示回数は集計方法の変更や不具合で一時的にぶれることもあるため、この数字だけを頼りに投資判断をすると、実態とズレた判断になりかねません。

防ぐには、表示回数だけで判断せず、クリック数・平均掲載順位・GA4のセッション数など複数の指標を組み合わせて冷静に見ることです。短期間で急に数字が跳ねたときほど、いったん立ち止まって裏を取りましょう。

見落としがちな落とし穴と、外注の線引き

ここまで手順を書いてきましたが、正直にお伝えすると、除外対応には「教科書通りにいかない」部分があります。現場で戸惑いやすいポイントを、率直にまとめておきます。

まず、URL検査ツールとカバレッジレポートで表示がズレることがあります。URL検査では「登録されています」と出るのに、レポートでは「未登録」のまま、という食い違いです。これは不具合ではありません。URL検査はその場の最新状態を返すのに対し、レポートは反映までに時間差があるため、タイミングのズレが生じます。あわてて設定を触らず、数日〜数週間の流れで判断するのが正解です。

次に、除外はゼロにするものではありません。canonical で正規化したページや、意図的にnoindexにした管理用ページは、除外されているのが正常です。「全部を登録済みにしよう」と頑張ると、かえって不要なページまでインデックスさせてしまい逆効果になります。目指すのは全消しではなく、要対応だけをつぶすことです。

「クロール済み ‐ インデックス未登録」を、リダイレクトやタグ設定だけで無理に解決しようとすると、かえってサイト構造を壊すことがあります。原因が中身の質であるケースでは、技術的ないじり方は効きません。

では、どこまで自分でやって、どこからプロに頼むか。noindexの外し方や404の整理、サイトマップの見直しは、手順さえ分かれば社内でも十分回せます。一方で、次のような段階になると、判断を誤ると被害が広がるため専門家に見てもらう価値が出てきます。

  • 「クロール済み ‐ インデックス未登録」が大量に出ている
  • リニューアル後に一気に除外が増えた
  • 原因の切り分け自体に自信がない

サイト移行がからむ場合はサイトリニューアルのSEO引き継ぎ手順もあわせて確認しておくと、事故を防ぎやすくなります。

コストの見落としも一言添えておきます。除外対応そのものは無料ツールでできますが、「原因を正しく切り分ける時間」と「中身を作り直す手間」は決してタダではありません。ここを甘く見て自社だけで抱えると、いつまでも数字が動かず疲弊しがちです。工数と成果のバランスで、外注の線を引くのが現実的です。

よくある質問

除外されているページは、すべて直さないといけないの?

いいえ、直す必要があるのは「本来は載せたいのに載っていないページ」だけです。canonicalで正規化済みのものや、意図的にnoindexにした管理ページは、除外されているのが正常な状態です。まずは要対応の理由から確認しましょう。

修正を検証を押してから、どのくらいで反映されるの?

数日から数週間かかることが多く、すぐには反映されません。 押したあと何度も確認する必要はなく、しばらく置いてから結果を見るのが現実的です。ページ数が多いほど時間がかかる傾向があります。

新しく公開した記事が、なかなかインデックスされないのはなぜ?

Googleがまだ読みに来ていない「検出 ‐ インデックス未登録」の段階が多いです。サイトマップに含めて、関連記事から内部リンクを送るとたどり着きやすくなります。多くは待てば登録されるので、焦らず様子を見てください。

AI検索から自社サイトを除外することもできるの?

AI検索に関する設定はGoogle側で段階的に変わっているため、現時点で使える設定があるかどうかは、サーチコンソールやGoogle公式の案内で確認するのが確実です。仕様や対応範囲は今後も変わる可能性があるので、固定の手順として覚えず、そのつど最新の公式情報をチェックしてください。

まず今日、1ページだけ確認してみましょう

今日すぐできる最初の一歩として、サーチコンソールで「ページのインデックス登録」を開き、要対応の理由を1つだけクリックして、該当URLをURL検査にかけてみてください。これだけで「直すべきか、そのままでよいか」の感覚がつかめます。さらに深掘りしたい方は、あわせてホームページが検索で出てこない理由とSEOでの解決法も読んでおくと、原因の見立てが早くなります。

ここまで読んで、「原因の切り分けや中身の作り直しまで自社でやり切るのは大変そうだ」と感じた方は、無理に抱え込まなくて大丈夫です。株式会社コレットラボ(大分・福岡を拠点にSEO・AX支援)では、除外の棚卸しから直し方の設計まで、現状を一緒に整理するところからお手伝いしています。まずは話を聞いてみたいという段階でかまいませんので、気軽にご相談ください。

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