リンク切れの直し方|無料ツールで見つけて直す3手順と点検術
この記事の要点
- リンク切れ対策は「見つける・直す・仕組み化する」の3手順
- 最優先は自分都合の内部リンク切れと被リンク切れの修正
- 404は直接の順位低下より読者の信頼低下と取りこぼしが問題
「うちのサイト、いつの間にかリンク切れだらけかも」と気になっていませんか。リンク切れは目に見えにくいぶん後回しにされがちですが、放っておくと読者の信頼もGoogleからの評価も少しずつ削られていきます。この記事では、リンク切れの見つけ方、正しい直し方、そして二度と溜めないための点検ルールまで、今日から自分で手を動かせるレベルで解説します。専門知識がなくても大丈夫です。
Contents / 目次
リンク切れ対策でまずやるべきことは「見つける・直す・仕組み化する」の3つ

結論からお伝えします。リンク切れ対策でやるべきことは、たった3つです。「①ツールでまとめて見つける」「②原因に応じて正しく直す」「③月1回の点検として仕組み化する」。この順番で回せば、もうリンク切れに振り回されることはありません。
リンク切れとは、クリックしてもページが表示されない状態のことです。リンク先が削除されていたり、URLが変わっていたり、URLの打ち間違いがあったりすると起きます。お店でたとえると、看板に書いてある電話番号が古くて誰も出ない状態に近いです。せっかく興味を持ってくれた人を、入口で取りこぼしてしまいます。
ここがポイント。リンク切れは「直す作業」より「見つける仕組み」のほうが問題になりがちです。多くの会社が、リンク切れを直せないのではなく、そもそも気づけていません。だから単発で直すより、定期点検の流れを作るほうがずっと効果的です。
なぜ放置がまずいのか。理由は主に読者の信頼です。リンクを踏んでエラーページに飛ばされると、人は「この会社、管理が雑だな」と感じ、その場で離れてしまいます。せっかく興味を持ってくれた人を、求めていた情報にたどり着く前に取りこぼすことになります。なお、リンク切れ(404)が一定数あること自体が、サイト全体の検索順位を直接下げるわけではありません。問題は順位そのものよりも、読者の体験と取りこぼしのほうだと考えてください。
まずは、リンク切れには種類があり、それぞれ直し方が違うことを押さえましょう。次の表で全体像をつかんでください。
| リンク切れの種類 | よくある原因 | 基本の対応 |
|---|---|---|
| 内部リンク切れ(自サイト内) | 記事の削除、URL(スラッグ)変更、打ち間違い | 正しいURLに修正、または関連ページへ301리ダイレクト |
| 外部リンク切れ(他サイトへ) | リンク先のページ削除・サイト閉鎖 | リンクを外す、または別の有効なページに貼り替え |
| 画像リンク切れ | 画像ファイルの削除・パス変更 | 画像を再アップロード、パスを修正 |
| 被リンク切れ(他サイトから自分へ) | 自サイトのURL変更・ページ削除 | 旧URLから新URLへ301リダイレクト |
この4種類のうち、まず手をつけるべきは「内部リンク切れ」と「被リンク切れ」です。どちらも自分の操作(URL変更やページ削除)が原因で起きるため、自分でコントロールできるからです。とくに被リンク切れは、放置すると外部サイトから積み上げてきた評価が新URLへ引き継がれず無駄になりやすいので、301リダイレクトで早めに対処しておく価値があります。外部リンク切れは相手都合なので、見つけ次第コツコツ直せば十分です。
リンク切れの見つけ方と直し方を手順で解説

リンク切れの見つけ方は、無料ツールを使えば最短です。代表的なのは、Googleが無料で提供しているGoogle Search Console(グーグル サーチ コンソール)です。これは、自分のサイトが検索でどう見られているかを確認できる公式ツールで、リンク切れにあたる404エラーの一覧も確認できます。 WordPressを使っているなら、サイト内のリンク切れを自動で探してくれるプラグインを入れる方法もあります。
まず最初にやる3ステップ
最初にやることはシンプルです。次の3ステップから始めてください。
- ステップ1。全体を洗い出す:サイト全体を巡回してくれるチェックツール(無料のものでOK)に自社サイトのURLを入れて、リンク切れの一覧を出します。WordPressなら専用プラグイン、それ以外なら巡回型のチェックサービスを使います。
- ステップ2。優先順位をつける:出てきた一覧を「アクセスの多いページ」「お問い合わせや購入につながるページ」から先に直します。全部を一気に直そうとすると挫折します。
- ステップ3。原因ごとに直す:「打ち間違い」「ページ削除」「URL変更」のどれかを見分け、それぞれに合った直し方を選びます。直し方は次で具体的に説明します。
原因別の正しい直し方
直し方は原因によって変わります。間違った直し方をすると逆効果になることもあるので、ここはていねいにいきましょう。
- URLの打ち間違いが原因:正しいURLに書き直すだけです。スラッシュの有無、大文字小文字、スペルを1文字ずつ確認し、保存後に必ず自分でクリックして表示を確かめます。
- リンク先のページを削除した:そのリンクを外すか、内容が近い別のページに貼り替えます。「とりあえずトップページに飛ばす」は、読者が求めていた情報と関係ないため避けたほうがよいです。
- ページのURL(スラッグ)を変えた:古いURLから新しいURLへ「301リダイレクト」を設定します。301リダイレクトとは、古い住所に来た人を新しい住所へ自動で案内する転送設定のことです。これをやると、検索エンジンが持っていた評価も新URLへ引き継がれます。
301リダイレクトは、サーバーが「Apache」というタイプなら、サイトの基点に置かれた「.htaccess」というファイルに数行書き足すだけで設定できます。 コピーして、URLの部分だけ自社のものに書き換えてください。
# 設置場所=サーバーのドキュメントルート直下にある .htaccess に追記(Apacheサーバーの場合)
# 役割=古いURLにアクセスした人と検索エンジンを、新しいURLへ恒久的に転送する
# すでに「RewriteEngine On」が書かれている場合は、この1行は重複させない
RewriteEngine On
# [ここを自社の値に変更]左が旧パス、右が新しい完全なURL
Redirect 301 /old-page/ https://example.com/new-page/
# 複数ある場合は同じ形式で行を増やす
Redirect 301 /old-blog/123/ https://example.com/column/new-article/
.htaccessはサイト全体の動きを左右する大事なファイルです。書き換える前に必ずコピーを取り、1行直すごとに表示確認をしてください。 レンタルサーバーやWordPressのプラグインでリダイレクトを設定する方法もあるので、ファイル操作に不安があればそちらを使うほうが安全です。具体的な設定場所や名称は、お使いのサーバーやプラグインの公式ヘルプで最新の手順を確認してください。
404ページも「行き止まり」にしない
404エラーページとは、存在しないページにアクセスしたときに表示される「ページが見つかりません」の画面のことです。リンク切れを全部消すのは現実的に難しいので、この404ページを「行き止まり」にしない工夫も効きます。具体的には、404ページに「トップへ戻る」「人気記事一覧」「検索窓」を置いておくと、迷い込んだ読者がサイト内を回遊しやすくなります。せっかく来てくれた人を、エラー画面でそのまま帰さないための保険です。
AIに任せられる部分と、人がやるべき部分
最近は、AIがサイト内を自動で巡回してリンク切れや表示崩れを見つけてくれるツールも出てきました。「探す」作業はAIや自動ツールに任せるのが2026年の効率的なやり方です。一方で、「このリンクは外すのか、貼り替えるのか、リダイレクトするのか」という判断は人がやるべき部分です。リンク先の内容と読者の意図を踏まえた最終判断は、まだ人の役割が残ります。AIには発見を任せ、判断と仕上げは自分で握る、この線引きを意識すると無駄がありません。内部リンクの設計を見直したい方は、SEO内部対策で成果が変わる?初心者も使えるチェックリスト!もあわせて読むと整理しやすくなります。
リンク切れを直すとどんな効果があるのか

リンク切れを直すと、読者の信頼回復とサイトの使いやすさの底上げが同時に進みます。派手な順位アップを約束するものではありませんが、サイトの「土台のぐらつき」を直す作業なので、他の施策の効きも良くなります。
まず読者側の変化です。リンクを踏んでもエラーにならず、欲しい情報にスムーズにたどり着けるようになります。これはユーザー体験(UX)の改善そのものです。リンク切れに当たった人の多くはその場で離脱してしまうので、それを防げるだけでも、お問い合わせや回遊の取りこぼしが減ります。ユーザー行動指標そのものが直接の検索順位の要因になるわけではありませんが、SEOを損なわずに離脱を減らし、CV(お問い合わせや購入)につなげやすくなるという意味で確かな効果があります。
次に内部リンクの整理です。Googleのクローラーはサイト内のリンクをたどってページを見つけます。通常規模のサイトでは、リンク切れが多少残っていてもインデックスや検索順位が直接下がるわけではありませんが、リンクのつながりが整っていると、サイト内の回遊や記事同士の関連づけはわかりやすくなります。リンク切れの解消は、その整備の入口にあたる作業です。
私たちが現場で中小企業のサイトを見ていても、長く運用しているサイトほど内部リンク切れが静かに溜まっています。数年分の記事でURL構成を変えたまま放置していたケースでは、古い記事から新しい記事への内部リンクが軒並み切れていることも珍しくありません。これを直すと、サイト内の記事同士のつながりが復活し、回遊が改善するのを何度も見てきました。地味ですが、効果が安定して出やすい作業です。古い記事の活かし方は古い記事をSEO資産に変える!ブログ更新5ステップでも具体的に解説しています。
期待できる変化。順位が劇的に跳ねるというより、「下げ要因を取り除く」効果です。新しい記事を書く前に足元のリンク切れを片づけておくと、その後の施策が素直に効きやすくなります。
リンク切れ対策でよくある失敗と回避法

リンク切れ対策は、やり方を間違えると手間だけかかって効果が出ません。現場でよく見かける失敗を3つ、状況と結果と防ぎ方のセットで紹介します。
失敗1。URL変更時にリダイレクトを忘れる
記事のURL(スラッグ)をきれいにしたくて変更したとき、よく起きます。古いURLにアクセスが来てもエラーになり、外部サイトからの被リンクや、これまで積み上げた検索評価がまるごと無駄になります。防ぐには、URLを変えるときは必ずセットで301リダイレクトを設定するルールにしておくことです。「URL変更=リダイレクト設定」を一つの作業として覚えてしまいましょう。
失敗2。トップページへまとめて飛ばす
削除したページのリンクを、とりあえず全部トップページにリダイレクトしてしまうケースです。一見ラクですが、読者は求めていた情報と関係ない場所に飛ばされて混乱し、検索エンジンも「中身の合わないリダイレクト」と判断しがちです。防ぐには、内容が近い個別ページへ転送するのが基本です。近いページがなければ、無理に転送せずリンクを外し、404ページで回遊をうながすほうが親切です。
失敗3。一度直して満足し、点検をやめる
これが一番多い失敗です。大掃除のように一度まとめて直すと達成感がありますが、リンク切れは外部サイトの都合でも日々新しく発生します。半年後にはまた溜まっています。防ぐには、後述する月1回の点検を仕組みにしてしまうことです。単発の作業ではなく、定期点検として回すのが正解です。
失敗4。被リンク獲得を狙って質の低いリンクに手を出す
リンク切れ対策の延長で、競合の切れたリンクを自社に置き換えてもらう手法(ブロークンリンクビルディング)などに取り組む会社もあります。ここで焦って、関係の薄いサイトに無理やりリンクを依頼すると、かえって評価を下げかねません。防ぐには、相手サイトの読者が本当に役立つと感じる中身を用意し、自然な文脈でリンクしてもらえる状態を作ることです。数より質で考えましょう。
点検を続けるための現場の本音と落とし穴
ここからは、教科書には載らない現場の本音をお伝えします。リンク切れ対策で一番むずかしいのは「直すこと」ではなく「続けること」です。最初の大掃除はやり切れても、3か月もすると誰も見なくなる。これがリアルな落とし穴です。
続けるコツは、点検を「人の気合い」に頼らず「仕組み」に落とすことです。たとえば、毎月第1営業日に担当者がチェックツールを回す、と業務カレンダーに固定で入れてしまう。WordPressなら自動で検出してくれるプラグインを常時動かしておき、通知が来たときだけ対応する。こうして「思い出してやる」状態から「決まった日にやる」状態に変えると、急に続くようになります。月1回の点検を雛形にした運用ルールの例を置いておきます。
■ リンク切れ点検 運用ルール(雛形)
・頻度=毎月1回(例:第1営業日の午前)
・担当=[担当者名を入力/不在時の代理も決めておく]
・使うツール=[チェックツール名/GoogleSearchConsoleの404一覧]
・手順=
1. サイト全体をツールで巡回し、リンク切れ一覧を出す
2. アクセス上位ページ・CV導線ページから優先して直す
3. 直したら必ず実際にクリックして表示を確認
4. 直した件数と残件を共有メモに記録
・特別に注意する日=サイト移転後/記事を大量に削除・統合した後
・判断ルール=「外す/貼り替える/301リダイレクト」を原因で選ぶ
トップページへの一括リダイレクトはしない
業者に運用を任せる場合の見極めも本音でお伝えします。「リンク切れチェックします」とだけ言う会社は要注意です。大事なのはチェックそのものより、見つけたあとの判断と、再発させない仕組みづくりだからです。依頼するなら「どう直すか」「どう続けるか」まで設計してくれるかを確認してください。
内製と外注の切り分けも考えどころです。月1回ツールを回して数件直すだけなら、社内で十分回せます。一方で、サイトをまるごとリニューアルする、URL構成を大きく変える、数百ページ規模のリダイレクトを組む、といった場面は失敗の影響が大きいので、最初だけプロに設計を頼み、その後の点検は社内に引き継ぐのが現実的です。ここを丸ごと外注すると、コストが見えにくく積み上がっていきます。サイトが検索に出てこない悩みとセットで考えたい方は、ホームページが検索で出てこない理由とSEOでの解決法も参考になります。
最後に向き不向きの本音です。リンク切れ点検は、ページ数が少ないサイトほど効果を実感しにくく、長く運用してページが増えたサイトほど効いてきます。立ち上げたばかりの数ページのサイトなら、点検にこだわるより中身を増やすほうが先です。自社がどの段階にいるかを見て、力の入れどころを決めてください。
よくある質問
リンク切れのチェックはどのくらいの頻度でやればいい?
基本は月1回で十分です。リンク切れは外部サイトの都合でも日々発生するので、定期点検にするのがコツです。ただしサイト移転後や、記事を大量に削除・統合した直後は、その都度かならず確認してください。
リンク切れって、本当にSEOに悪いの?
リンク切れ(404)が多少あること自体が、サイト全体の検索順位を直接下げるわけではありません。ただ、読者がエラーページに当たってその場で離脱してしまうため、お問い合わせや回遊の取りこぼしにつながります。検索順位そのものというより、読者の体験と機会損失の問題として、見つけたら直す習慣をつけましょう。
削除したページのリンクは、全部トップページに飛ばせばいい?
おすすめしません。読者が求めた情報と関係ない場所に飛ぶと混乱します。内容の近い個別ページへ301リダイレクトするのが基本です。近いページがなければ無理に飛ばさず、リンクを外して404ページで回遊をうながすほうが親切です。
無料ツールだけでも対応できる?
はい、ほとんどのケースは無料ツールで対応できます。Google Search Consoleで404を確認し、WordPressなら検出プラグインを使えば、見つける作業は自動化できます。 有料ツールは、ページ数が多い大規模サイトで詳しく分析したいときに検討すれば十分です。
まとめ。点検を仕組みにして信頼を守ろう
リンク切れ対策は、「見つける・直す・仕組み化する」の3つを回すだけです。難しい技術はいりません。むずかしいのは続けることなので、月1回の点検を業務に固定し、AIや自動ツールに発見を任せ、判断と仕上げだけ自分でやる形にすれば、無理なく回ります。地味ですが、読者の信頼とSEOの土台を同時に守れる、費用対効果の高い作業です。
とはいえ、ページ数が多くて手が回らない、URL構成の変更やサイト移転でリダイレクト設計に不安がある、という場合は無理に独力でやり切る必要はありません。コレットラボでは、リンク切れの整理から内部リンクの設計、その後の点検を社内で回す仕組みづくりまで、現状の棚卸しだけでもお手伝いしています。まずは気軽に現状を聞かせてください。一緒に整理するところから始めましょう。
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