LINEブロック率は月1回・配信は週1回から|嫌われない頻度設計
この記事の要点
- ブロック率の確認は月1回が基本、配信内容を大きく変えた月だけ週1回に上げる
- 配信頻度は週1回前後・月2〜4回を出発点に、役立つ情報と宣伝を7対3で設計
- ブロック率・開封率・クリック率を同じ曜日に月1回記録し、変えるのは毎回1つだけ
LINEの友だちは増えているのに、配信するたびにブロックが増えていく。この通知、しつこいと思われていないか不安。そんなモヤモヤを抱えていませんか。
この記事では、ブロック率をどのくらいの頻度で確認すればいいのか、そして「嫌われない配信頻度」をどう設計するのかを、現場目線で具体的に解説します。確認のタイミング、配信回数の目安、すぐ使えるチェックリストまで、読んだその日から動ける形でお届けします。
Contents / 目次
結論。ブロック率は月1回確認、配信は週1回前後から設計する

先に結論をお伝えします。ブロック率の確認は月1回を基本にし、配信内容を大きく変えた月だけ週1回に上げるのが現実的です。毎日見ても数字に振り回されるだけで、改善にはつながりません。
配信頻度は、まず「週1回前後」を出発点にするのが扱いやすいです。これはあくまで現場で運用しやすい始め方で、適切な回数は業種や客層によって大きく変わります。ユーザーが「気づいたら届いていた」と感じる、ほどよい接触回数を探るのが狙いです。少なすぎると忘れられ、多すぎると通知がストレスになってブロックされます。
ブロック率とは、友だち全体のうちブロックした人の割合のことです。たとえば友だち1,000人のうち300人がブロックしていれば、ブロック率は30%です。ブロック率の水準は業種や友だちの集め方によって大きく異なるため、他社の平均値と比べて一喜一憂する必要はありません。だから「ブロックされた=失敗」と落ち込む必要もありません。大事なのは、数字の高さそのものより、その数字がどう動いているかを定点で見ることです。
まず押さえてほしい全体像を、表で整理します。
| 項目 | 目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| ブロック率の確認頻度 | 月1回(変更月は週1回) | 短期の上下に反応せず、傾向で判断する |
| 配信頻度 | 週1回前後/月2〜4回 | 業種と関係性で調整する |
| 登録直後 | 最初の1週間はやや多め | 反応が高いうちに価値を伝える |
| 役立つ情報と宣伝の比率 | おおむね7対3 | 宣伝ばかりにしない |
| 判断材料 | ブロック率+開封率+クリック率 | 1つの数字だけで決めない |
ここがポイント。ブロック率は「下げる」ことより「急上昇させない」ことを目標にすると、運用がぶれません。配信を絞れば数字は見かけ上下がりますが、それは売上につながる接点を捨てているだけです。
ブロック率の確認と配信頻度設計のやり方

ここからは、実際に手を動かす手順を順番に説明します。やることは「確認のルール化」と「頻度の設計」の2つです。
ブロック率はどこで、どう確認するのか
ブロック率は、LINE公式アカウントの管理画面にある分析メニューで確認できます。 友だち数とブロック数(またはターゲットリーチとの差)が表示されるので、そこから割合を出します。 画面の名称やボタンの位置はアップデートで変わることがあるため、最新の場所は管理画面内の分析メニューから探してください。
確認するときは、単月の数字だけを見ないのがコツです。次の3つをセットで記録します。
- ブロック率:全体の傾向。先月と比べて急に上がっていないか
- 開封率:そもそも読まれているか。下がっていれば内容かタイミングの問題
- クリック率:読んだ人が行動したか。低ければオファーが弱い
この3つを月1回、同じ曜日に記録するだけで、変化に気づける状態になります。たとえば「先月12%だったブロック率が今月18%に跳ねた」とわかれば、その月にやった配信を見直せばいい、という具合です。原因と結果がひもづくので、改善が速くなります。
配信頻度を設計する3ステップ
頻度は、感覚で決めず次の順番で決めます。これが頻度設計の基本の流れです。
- ステップ1:登録直後の1週間は2〜3回。あいさつメッセージで自己紹介と特典を伝え、関係を温める
- ステップ2:その後は週1回を基準に固定。配信曜日と時間帯を決めて習慣化する
- ステップ3:月1回のブロック率確認で、上がっていれば頻度か内容を1つだけ変えて再検証する
一度に複数を変えると、どれが効いたのかわからなくなります。変えるのは毎回1つだけ。これが改善を積み上げるコツです。
配信前に確認する5項目チェックリスト
配信ボタンを押す前に、次の5つを確認するクセをつけてください。ブロックの多くは、この確認を飛ばしたときに起きます。
- 受け手のメリットがあるか:クーポン、限定情報、役立つ話など、開く理由が1つあるか
- 送る時間帯は適切か:食事中や勤務直後を避け、相手が落ち着いて読める時間か
- 全員に送る必要があるか:一部の人にしか関係ない内容なら、対象を絞れないか
- 長すぎないか:一度に詰め込みすぎず、伝えることは1通1テーマにしているか
- 今週すでに送っていないか:同じ週に連投して「しつこい」と感じさせていないか
AIを使うなら「ネタ出し」と「セグメント整理」から
配信ネタが続かない、という悩みはAIで軽くできます。ただしAIに丸投げで量産すると、似た宣伝ばかりになってブロックを増やすので、使いどころを絞るのがコツです。おすすめは、配信の「たたき台づくり」と「届け先の整理」にAIを使い、最終判断は人がやる形です。
たとえば、次のような短い指示を出発点にして、AIと対話しながら自社に合わせて詰めていきます。
あなたはLINE配信の担当者です。
業種は[業種を入力]、友だちは主に[客層を入力]です。
来月の配信ネタを、お得情報と役立つ情報を7対3の比率で
週1回ペース(4本)で提案してください。
各案は「件名・伝えたい価値・想定アクション」をセットで。
返ってきた案は、そのまま使わずに必ず人が確認します。確認のポイントは3つです。「自社のお客さんが本当に喜ぶ内容か」「宣伝に偏っていないか」「事実や日付に間違いがないか」。AIは文章を作るのは得意ですが、お客さんの顔を知っているのは現場の人です。この最終チェックこそが、嫌われない配信の分かれ目になります。セグメント配信の考え方はLINEセグメント配信|「欲しい人」にだけ届けて成約率を上げる使い分けでも詳しく解説されています。
頻度を整えると、ブロックが減って反応が上がる

確認と頻度設計を続けると、何が変わるのか。いちばん大きいのは、配信のたびにビクビクしなくて済むようになることです。数字の根拠を持って配信できるので、判断に迷いがなくなります。
具体的な変化としては、ブロック率の急上昇が止まり、開封率とクリック率がじわじわ上がっていきます。全員に一斉配信するのではなく、届け先を絞る「セグメント配信」に切り替えると、関心の薄い人に通知が届きにくくなり、ブロックの引き金を減らせます。同じ友だち数でも、読まれて行動につながる割合が変われば、売上に直結します。
大切なのは、ただ頻度を上げることではなく「今これを知りたい人に、見やすい形で届ける」ことです。たとえばシーズン限定メニューの案内なら、文字だけでなく写真つきのリッチメッセージにすると、内容が伝わりやすくなります。頻度設計とは、回数を減らす我慢の話ではなく、価値のある1通の精度を上げる話だと考えてください。
意識したいこと。配信数を競うのではなく、「この1通は開く価値があるか」を毎回自問することです。回数より中身を優先できるかどうかが、反応の差につながります。
もうひとつの変化は、運用が「続く」ことです。曜日と時間を固定し、月1回だけ数字を見る、というシンプルなルールにすると、担当者が変わっても運用が止まりません。反応が上がらない原因の整理はLINE配信が読まれない理由と改善法|開封・クリック率を上げる設計術も参考になります。
よくある失敗と、その防ぎ方

ブロックが増える原因の多くは、いくつかの決まったパターンに当てはまります。現場でよく見かける3つを、起こる流れと防ぎ方のセットで紹介します。
失敗1。とにかく毎日送ってしまう
売上を焦ると「接触回数を増やせば売れる」と考え、毎日のように配信してしまいます。すると通知音そのものがストレスになり、内容を読む前にブロックされます。これがブロックを招く最大の要因です。防ぎ方はシンプルで、週1回を上限の基準に固定すること。どうしても伝えたい情報が増えたら、1通にまとめるか、本当に必要な人にだけ送るセグメント配信に切り替えます。
失敗2。特典で集めて、その後を放置する
「友だち追加でクーポン」で一気に友だちを集めると、登録直後は数字が伸びて気持ちいいものです。ところが、特典だけが目的だった人は、使い終わると興味を失い、まとめてブロックします。防ぐには、追加直後のあいさつメッセージで「友だちでいると、この先こんないいことがある」と継続のメリットを伝えること。クーポンやショップカードなど、また来たくなる仕掛けを最初に見せておくのが効きます。 友だちの集め方は友だちが集まらないLINE、登録率を上げる導線の作り方でも解説しています。
失敗3。数字を見ずに、感覚で続ける
KPI(運用の目標数値)を決めずに配信を始めると、開封率もクリック率も見ないまま、なんとなく続けることになります。これでは何が良くて何が悪いのか判断できず、ブロックが増えていても気づけません。防ぎ方は、この記事の前半で挙げた3つの数字(ブロック率・開封率・クリック率)を月1回記録するだけ。最初は数字を眺めるだけでも構いません。「先月と比べてどうか」を見る習慣がつけば、改善の糸口は自然と見えてきます。
あいさつメッセージで配信頻度を「週1回ほどお得情報を送ります」と先に伝えておくと、ユーザーの期待値が整い、後からのブロックを減らせます。通知が苦手な人向けに、通知オフの設定方法を一言添えるのも有効です。
現場で見えた、頻度設計の落とし穴と本音
ここまで「目安」をお伝えしてきましたが、現場で支援していると、この目安をそのまま当てはめて失敗するケースもよく見ます。教科書には載りにくい、率直な注意点をお伝えします。
まず、「週1回」は正解ではなく出発点です。たとえば飲食店やセール頻度の高い小売なら週2回でも歓迎されますが、検討期間が長いBtoBや高額商材だと、週1回でも多すぎることがあります。業種と、お客さんがその情報をどれくらいの間隔で欲しいかで、正解はまったく変わります。最初は週1回で始め、月1回の数字を見ながら自社の正解を探る、という前提で考えてください。
次に、ブロック率を気にしすぎる落とし穴です。ブロック率を下げたいあまり配信を減らすと、数字はきれいになりますが、売上の機会も一緒に減ります。これは本末転倒です。ブロックする人は、もともと反応しない層であることも多い。残って読んでくれる人にしっかり価値を届けるほうが、よほど成果につながります。ブロック率は「監視する指標」であって「ゼロを目指す指標」ではありません。
外注やツール選びでも、注意点があります。「AIで完全自動」「配信を任せれば成果が出る」とうたうサービスは魅力的に見えますが、自社のお客さんの感覚を一番わかっているのは現場の人です。ツールやAIは作業を速くしてくれますが、「何を、誰に、どんな言葉で」という根っこの設計まで丸投げすると、似た配信が量産されてかえってブロックを招きます。任せるなら、設計は一緒に考え、運用の手を借りる形が安全です。ここを切り分けずに丸投げすると、コストだけかかって反応が下がる、というのが現場でよく見る失敗です。
よくある質問
ブロック率はどのくらいなら問題ないですか
ブロック率の水準は業種や友だちの集め方によって大きく異なるため、他社の平均値と比べる意味はあまりありません。大事なのは数字の高さより動きです。先月より急に上がっていなければ、まずは問題ないと考えて大丈夫です。
配信は週に何回までなら嫌われませんか
多くの業種で週1回前後が目安です。ただし業種や客層で正解は変わります。まず週1回で始め、月1回のブロック率を見ながら、上がらない範囲で回数を調整するのがおすすめです。
ブロック率は毎日チェックしたほうがいいですか
毎日見る必要はありません。月1回、同じ曜日に確認すれば十分です。日々の小さな上下に反応するとぶれてしまいます。配信内容を大きく変えた月だけ週1回に上げると安心です。
配信を減らせばブロックは減りますか
見かけ上は減りますが、売上の機会も一緒に減ります。回数を減らすより、届け先を絞って中身の価値を上げるほうが効果的です。読んでくれる人に集中することが、結局いちばんの近道です。
なお、LINE公式アカウントの運用にはルールがあります。配信内容の可否などは、LINE公式アカウントガイドラインで最新の内容を確認しておくと安心です。
ここまで読んで、「頻度設計や数字の見方は分かったけれど、自社に合う正解を探る時間が取れない」と感じた方も多いはずです。そんなときは、現状の配信内容と数字を一度整理するだけでも、改善の糸口は見えてきます。コレットラボではLINE運用の伴走支援を行っています。まずは気軽に、今のお悩みを聞かせてください。
30分の無料相談
現状をお聞きし、優先順位を一緒に整理します。
予約する →