LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

この記事の要点

  • 基本サイズはLINE公式が推奨する正方形。分割線に要素を合わせるのが失敗回避の核心
  • 作成は「メッセージ作成→テンプレ選択→画像→領域ごとにリンク設定」の4ステップ
  • 1メッセージ1メインに絞り、タップ領域はボタン風の見せ方で明示する

LINEのリッチメッセージを作ろうとして、画像がぼやけたり文字が見切れたり、どこを押せばいいか分からないメッセージになってしまった経験はありませんか。原因のほとんどは、画像サイズとタップ領域の設定にあります。

この記事では、リッチメッセージの推奨画像サイズ、テンプレートの選び方、タップ領域(画像内のどこを押すとどこに飛ぶか)の設定手順を、そのまま手を動かせるレベルで解説します。デザインの外注前でも自社で判断できるように、数値とチェックリストまで落とし込みました。

Contents / 目次
  1. 結論。リッチメッセージで最初に決める3つはサイズ・分割・タップ先
  2. リッチメッセージの作り方。4ステップで完成させる
  3. リッチメッセージで期待できる効果と成果イメージ
  4. よくある失敗と回避法。ぼやけ・見切れ・誤タップ
  5. 使う前に知っておきたい落とし穴と現場の妥協点
  6. よくある質問
  7. まとめ。まずは正方形1枚から始めてみましょう

結論。リッチメッセージで最初に決める3つはサイズ・分割・タップ先

LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

リッチメッセージとは、1枚の画像に複数のタップ領域(リンク)を仕込んで配信できるLINE公式アカウントの機能です。トーク画面の横幅いっぱいに画像が表示されるので、テキスト配信より格段に目に留まりやすいのが特徴です。画像そのものがボタンになるイメージだと分かりやすいです。

まず押さえてほしいのが、次の基本仕様です。数値はデザインを発注・作成するときの土台になります。

決めること基本の考え方目安の数値
画像サイズ正方形が最も無難で使いやすい正方形(推奨のピクセル数は公式ヘルプで確認)
縦長にしたい場合情報量が多いときは縦に伸ばす幅は正方形と同じ・高さは可変(上限は公式ヘルプで確認)
分割数(タップ領域)複数のリンクに分けられる用途で選ぶ(上限は公式ヘルプで確認)
ファイル形式JPEGまたはPNGが基本公式の最新仕様を確認

ポイント。リッチメッセージの画像は「1枚の絵」として作りますが、システム上は選んだテンプレートの分割線で区切られています。この分割線と、画像内のボタンや文字の位置がずれると、押したつもりの場所と違うリンクに飛ぶ「タップミス」が起きます。分割線を意識してデザインすることが、きれいに動くリッチメッセージの第一歩です。

ここで挙げた画像サイズ・容量の細かい上限は、LINE公式アカウント側の仕様変更で変わることがあります。正確な最新の数値は、LINEヤフーの公式ヘルプで確認してから作成に入ると安全です。ただし「正方形が基本・縦長は幅を固定して高さ可変」という考え方の枠組みは大きく変わらないので、まずはこの前提で設計を進めて問題ありません。

リッチメッセージの作り方。4ステップで完成させる

LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

リッチメッセージは、大きく4つのステップで完成します。管理画面の細かいボタン名は更新されることがあるので、ここでは「何を・どの順で決めるか」という流れで解説します。この流れが分かっていれば、画面が多少変わっても迷いません。

ステップ1。テンプレートを選んで画像サイズを決める

最初にテンプレート(画像の分割パターン)を選びます。正方形・縦長・横長など複数のテンプレートが用意されており、SNS用に作った画像も流用しやすくなっています。

テンプレート選びの判断軸はシンプルです。伝えたいことが1つなら分割なし、複数の商品やメニューに飛ばしたいなら分割ありを選びます。

  • 1分割(分割なし):1つのキャンペーンやLPに1タップで飛ばしたいとき。最も反応が取りやすい
  • 2分割(左右・上下):「詳しく見る」と「クーポン」など、2択を用意したいとき
  • 複数分割:複数商品・複数メニュー・複数イベントを一覧で見せて、それぞれ別ページに飛ばしたいとき

画像サイズは、公式が推奨する正方形で作れば大きな失敗はありません。縦長にする場合は幅を正方形と同じにして固定し、高さを伸ばして調整します(推奨のピクセル数や上限値は公式ヘルプで確認してください)。情報を増やすほど縦に伸ばせますが、伸ばしすぎると読まれないので後述の注意点も合わせて確認してください。

ステップ2。分割線に合わせて1枚の画像をデザインする

画像は、選んだテンプレートの分割線を意識して1枚のデザインとして作ります。ここが一番のつまずきポイントです。たとえば上下2分割なら、上半分と下半分の境界線がそのままタップ領域の境目になります。ボタンや文字がこの境界線をまたいでいると、ユーザーが押した場所と違うリンクに飛んでしまいます。

デザインを外注せず自社で作るなら、ブラウザで使える画像作成ツールが便利です。テンプレートや素材が用意されたツールを選べば、専用ソフトがなくても作成できます。

分割位置に合わせてガイド線を引きながら作れば、境界のずれも防ぎやすくなります。初めてなら、こうした無料〜低価格のツールから始めるのがおすすめです。

分割ありのテンプレートを使うときは、各領域の中央にボタンや文字を置き、分割線の近く(上下左右の端から数十px)には重要な要素を置かないようにします。端に置くと、隣の領域を押したつもりでこちらが反応する、という誤タップの原因になります。

ステップ3。領域ごとにタップ先(リンク)を設定する

画像をアップロードしたら、領域ごとにタップ先を設定します。設定できるタップ先の種類や仕様は公式ヘルプで確認できますが、代表的な使い方は次のとおりです。用途で使い分けます。

  • リンク(URL):ECサイト、予約フォーム、LPなどのWebページに飛ばす。最も一般的な使い方
  • クーポン:事前に作成したクーポンを表示させる。来店・購入を後押ししたいとき

URLを設定するときは、計測用のパラメータ(どの配信から来たかを見分ける印)を付けておくと、あとで効果測定が楽になります。たとえば「?utm_source=line&utm_medium=richmessage&utm_campaign=summer」のような文字列をURLの末尾に付けておくと、アクセス解析ツールでLINE経由の流入を切り分けられます。

ステップ4。プレビューでタップ位置を確認して配信する

配信前に、必ずプレビューで表示とタップ位置を確認します。特に見るべきは、実際のスマホ画面で文字が読めるか、そして各領域を押したときに意図したリンクに飛ぶかの2点です。可能なら自分のスマホにテスト配信して、指で押して確かめるのが確実です。

タイトル(プッシュ通知やトーク一覧に出る文言)も忘れずに入れます。

通知画面やトーク一覧には先頭の一部しか表示されないので、重要な情報を前半に置きます。

配信のやり方そのものや、開封後にクリックされる文面の作り方はLINE配信が読まれない理由と改善法|開封・クリック率を上げる設計術でも解説しているので、合わせて読むと配信全体の設計が見えてきます。

リッチメッセージで期待できる効果と成果イメージ

LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

リッチメッセージの効果は「テキスト配信より見られてタップされやすい」という一点に集約されます。画像が横幅いっぱいに出るので視線が止まり、画像自体がボタンなので押すハードルも下がるからです。

実際の運用でも、リッチな見せ方を軸にすると成果につながりやすくなります。テキストを読まなくても画像だけで内容が伝わる設計にする、特典やボタンの色を目立たせて視線を誘導するといった工夫が効きます。

リッチメッセージとリッチメニュー(トーク下部に固定表示される画像メニュー)は仕組みが近く、「画像を押させて行動につなげる」考え方は共通です。成果の大きさは業種やオファーの強さ、友だちの質によって大きく変わるため、具体的な数値は自社の配信で検証していくのが確実です。

ここで大事なのは、成果はブランド力やオファーの強さ、友だちの質によって大きく変わるということです。「リッチメッセージにすれば必ず○倍」といった保証はできません。あくまで、同じ内容ならテキストより反応が取りやすい手段だと理解してください。

成果を出す共通点。うまくいっている配信は、1枚に情報を詰め込まず「メインコピー・特典・行動を促す一言」の3つに絞っています。詳しい条件や注意事項は、タップした先のページやメッセージ本文で伝える。この割り切りが、タップ率を左右します。

効果を継続的に伸ばすなら、ABテストが有効です。やり方は次の通りです。同じキャンペーンで画像パターンを2つ用意し、友だちを半分ずつに分けて配信します。

1〜2日おいてタップ率が高かった方を「勝ちパターン」として残し、次はその勝ちパターンを別の要素(ボタンの色、CTAの言葉など)で改善していきます。1回で完璧を狙わず、勝ちを積み重ねる進め方が結果的に近道です。

よくある失敗と回避法。ぼやけ・見切れ・誤タップ

LINEリッチメッセージの作り方|画像サイズとタップ領域の決め方

リッチメッセージでよくある失敗は、ほとんどがサイズとレイアウトに起因します。ここでは現場で本当によく見る4つの失敗を、起きる状況と防ぎ方のセットで挙げます。

失敗1。画像がぼやける・引き伸ばされる

推奨サイズと違う縦横比の画像を入れると起きます。システム側が無理に枠に合わせるため、画像が引き伸ばされてぼやけたり、大事な文字が見切れたりします。

防ぐには、テンプレートで選んだ比率と同じ比率の画像を用意することです。正方形テンプレートなら正方形、縦長テンプレートなら幅を合わせて高さを調整した画像を作ります(推奨のピクセル数は公式ヘルプで確認できます)。手元の画像を無理に流用せず、テンプレートに合わせて作り直すのが確実です。

失敗2。情報を詰め込みすぎて読まれない

キャンペーン名、期間、条件、注意事項、商品説明を1枚に全部入れようとすると起きます。スマホの小さな画面では文字がつぶれ、ユーザーは読む前に「面倒」と感じて離脱します。

防ぎ方は、画像内は3要素(メインコピー・特典・CTA)までと決めることです。細かい条件はタップ先に逃がします。文字が小さいと感じたら、それは載せすぎのサインです。

失敗3。どこを押せばいいか分からない

タップできる領域が、ただの画像にしか見えないと起きます。ユーザーは「押せる」と気づかず、そのままスルーします。防ぐには、タップしてほしい場所をボタン風に見せることです。次の3つを入れるだけで、押せる場所が一目で伝わります。

  • 角丸の枠で囲む
  • 背景と色のコントラストを付ける
  • 「詳細はこちら」「今すぐ予約」のような行動を促す言葉を入れる

失敗4。連続配信で重要な情報が埋もれる

  • 重要な内容を最後に配信して、画面の上に来るようにする
  • 複数商品を1枚で見せられるカードタイプメッセージに切り替える

カードタイプの使い分けはLINEカードタイプメッセージの作り方。製品をスッキリ並べるで詳しく解説しています。

使う前に知っておきたい落とし穴と現場の妥協点

リッチメッセージは万能ではありません。相談を受けていて「先に言っておけばよかった」と思う現場のリアルを、正直にお伝えします。

まず、配信通数のコストです。リッチメッセージも配信通数を消費するため、凝った画像を作っても、闇雲に全員へ送れば通数が膨らみます。通数の数え方や料金の扱いは変わることがあるので、最新の内容はLINEヤフーの公式ヘルプで確認してください。

料金体系は今後見直される可能性もあり、配信通数の管理はこれまで以上に重要になります。最新の料金はLINEヤフーの公式案内を必ず確認したうえで、当社の解説LINE料金改定に備える配信通数の予測と赤字回避の運用設計もあわせて参考にしてください。誰に送るかを絞るセグメント配信と組み合わせるのが、コストと成果の両立には欠かせません。

次に、ファーストビューの問題です。リッチメニューをデフォルト表示にしていると、配信したリッチメッセージが画面の下に隠れ、開いてもらえずインプレッションが低く出ることがあります。縦長の画像を作るときほど、最初に目に入る上部(ファーストビュー)に結論を置く設計が大切です。

そして、内製か外注かの線引きです。画像作成そのものは、ブラウザで使える画像作成ツールを使えば自社でも十分できます。一方で、「誰に・いつ・どの内容を出し分けるか」というシナリオ設計や、タグを使った顧客の見える化は、経験がないと手が止まりがちな領域です。画像は自社、配信の設計は相談する、という切り分けは現実的な選択肢です。タグ運用の考え方はLINEを顧客台帳化する。タグでリピート客を見える化する運用が参考になります。

画像作りにAIを使う場合の注意点もあります。生成AIでバナー案やコピー案のたたき台を作るのは効率的ですが、AIが作った画像内の日本語は文字が崩れやすく、商品名やロゴが不正確になることがあります。AIには「構図やコピーのたたき台」を任せ、最終的な文字・価格・ブランド要素は人が必ず差し替える。この確認工程を省くと、誤った情報のまま配信してしまう事故につながります。

よくある質問

リッチメッセージの画像サイズは結局どれがいいですか。

迷ったら公式が推奨する正方形が無難です。多くのテンプレートに合い、スマホでもきれいに表示されます。情報量が多いときだけ、幅を正方形と同じにして縦に伸ばした縦長を選んでください。推奨サイズや上限は公式ヘルプで最新の数値を確認すると安心です。

1枚の画像に何個までリンクを設定できますか。

1枚を複数の領域に分けて、それぞれ別のリンクを設定できます(設定できる上限は公式ヘルプで確認してください)。ただし多く分けるほど1つあたりが小さくなり、押しにくくなります。反応を重視するなら、1〜2分割でメインの行き先を絞る方が結果は出やすいです。

スマホだけでリッチメッセージは作れますか。

スマホからでも作成や確認はできます。ただし対応している操作範囲は変わることがあるので、最新の状況は公式ヘルプで確認してください。細かい位置調整はパソコンの方がやりやすいので、画像作成はパソコン、確認や軽い修正はスマホ、という使い分けがおすすめです。

タップしてもリンクに飛ばないのはなぜですか。

多くは、画像の分割線とデザインのボタン位置がずれているのが原因です。ボタンが領域の境界をまたいでいると、押した場所と違うリンクが反応します。各領域の中央にボタンを置き、配信前にプレビューやテスト配信で必ず押して確認してください。

まとめ。まずは正方形1枚から始めてみましょう

リッチメッセージは、公式が推奨する正方形の1枚画像に「メインコピー・特典・CTA」を絞り、分割線を意識してタップ領域を設定する。この基本を押さえるだけで、ぼやけや誤タップの失敗はほぼ防げます。まずは1分割のシンプルな1枚から作って、配信してみてください。

とはいえ、「画像は作れても、誰にいつ送るかの設計や、料金改定を見据えた通数管理まで手が回らない」という声もよくいただきます。自社のLINE運用をどこまで内製し、どこを任せるか整理したい方は、コレットラボにお気軽にご相談ください。現状を一緒に棚卸しするだけでも、次の一手が見えてきます。

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2026.07.11 / 約 13 分

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