大分で求人が来ない原因と対策|Web広告で応募を増やす手順
この記事の要点
- 求人が来ない原因の多くは「広告の量」ではなく「中身と受け皿」の不足
- 検索広告で顕在層、SNS動画で潜在層を狙う媒体の役割分担が基本
- 応募を増やす本命は広告クリック後の採用LPと応募フォームの設計
大分で求人を出しても応募が来ない。求人サイトに載せても、SNSに投稿しても、反応がほとんどない。そんな状況でお悩みではありませんか。
結論からお伝えすると、応募が増えないのは「広告費が少ないから」ではなく、「誰に・何を・どこで伝えるか」がズレているケースがほとんどです。この記事では、大分の中小企業がWeb広告で応募を増やすための具体的な手順を、媒体の選び方から採用ページの作り方、現場でやりがちな失敗まで、順番に解説します。

Contents / 目次
大分で求人が来ないときに最初にやるべきこと
応募を増やすために最初にやるべきは、広告を増やすことではなく「求人の中身」と「応募の受け皿」を整えることです。ここが弱いまま広告費だけ足しても、クリックは増えても応募には変わりません。
Web広告は、あくまで人を集めてくる「拡張ツール」です。つまり、求人内容と応募ページという土台ができて初めて効果が出ます。逆に言えば、土台さえ整えれば、限られた予算でも応募につなげやすくなります。
Google広告の掲載順位は、入札額や広告の品質などをもとに決まります(参考:Google広告ヘルプ「広告ランクについて」)。地域や予算だけで上位表示が決まるわけではありません。競合状況は出稿してみないと分からないため、まずは少額で試し、反応を見ながら調整するのが現実的です。
では、何から手をつければいいのか。やるべきことは大きく3つに分かれます。それぞれが独立しているのではなく、上から順番に積み上げるイメージで考えてください。
- 求人の中身を磨く:誰に来てほしいか(採用ペルソナ)を決め、給与や条件だけでなく「ここで働くと何が得られるか」を言葉にする
- 受け皿を整える:広告をクリックした人が応募したくなる採用ページと、入力がラクな応募フォームを用意する
- 広告で人を集める:狙う層に合わせて検索広告・SNS広告・求人検索エンジンを使い分けて配信する
この3つのうち、多くの会社がいきなり3番目の「広告」から始めて失敗します。下の表で、それぞれの役割を整理しておきましょう。
| 取り組み | 主な役割 | これがないと起きること |
|---|---|---|
| 求人の中身(魅力・条件の言語化) | 応募の動機づくり | 広告を見ても「で、何がいいの?」で離脱 |
| 採用ページ・応募フォーム | クリックを応募に変える | クリックは増えても応募ゼロのまま |
| Web広告(検索・SNS・求人検索) | 狙う人に届ける | そもそも求人を見てもらえない |
応募が来ないとき、つい「広告」の部分だけを疑いがちです。でも実際の現場では、上の2つが整っていないことが原因のほうが圧倒的に多い。ここを飛ばさないことが、遠回りに見えて一番の近道です。
Web広告で応募を増やす具体的な手順
ここからは、実際に手を動かす手順を解説します。順番は「求める人物像を決める→受け皿を整える→媒体を選ぶ→配信して改善する」の4ステップです。

ステップ1。どんな人に来てほしいかを言葉にする
最初にやるのは、求める人物像(採用ペルソナ)を具体的に書き出すことです。「誰でもいいから来てほしい」という求人は、結局誰にも刺さりません。
次の項目をできるだけ具体的に埋めてみてください。これが後の広告のターゲット設定と求人文の土台になります。
- 年齢・経験:20代未経験か、30〜40代の経験者か
- 居住エリア:大分市内か、近隣市町村まで含めるか、Uターン希望者も狙うか
- 今の状況:転職を本気で探している人か、良い職場があれば動く程度の人か
- 響く魅力:給与か、休日の取りやすさか、人間関係か、成長環境か
ステップ2。応募したくなる採用ページを用意する
広告で人を集める前に、クリックした人が「応募したい」と思える受け皿を作ります。ここが応募数を左右する一番のポイントです。
採用ページ(採用LP)に最低限入れたい要素は決まっています。次のチェックリストをそのまま使ってください。
- 仕事内容の具体:「一日の流れ」レベルまで書く。曖昧な職種名だけにしない
- 働く価値(EVP):給与・休日に加え「ここで働くと何が得られるか」を一文で
- リアル感:社員の写真やインタビュー、職場の様子など飾らない実態
- 応募ハードルの低さ:「まずは話を聞くだけでもOK」のようなカジュアルな入口
- スマホ最適化:求職者の多くはスマホで見るため、縦スクロールで読みやすく
応募フォームの入力項目が多すぎると、ここで一気に離脱します。最初の応募では「名前・連絡先・簡単な希望」くらいに絞り、詳しい経歴は面談で聞く形にするのがおすすめです。
ステップ3。狙う層に合わせて媒体を選ぶ
媒体は「今すぐ転職したい人(顕在層)」と「良い職場があれば動く人(潜在層)」のどちらを狙うかで選びます。役割が違うので、1つに絞らず組み合わせるのが基本です。
| 媒体 | 得意な層 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Google検索広告(リスティング広告) | 顕在層 | 「大分 ○○ 求人」で探している人に直接届けたい |
| 求人検索エンジン(Indeed等) | 顕在層 | 転職活動中の人に幅広く見てもらいたい |
| Meta広告(Instagram・Facebook) | 潜在層 | 地域・年齢を絞り、写真や動画で職場を伝えたい |
| YouTube広告 | 潜在層 | 若い世代に会社の雰囲気を動画で知ってもらいたい |
リスティング広告(検索広告)とは、人が検索したキーワードに合わせて検索結果の上部に表示される広告のことです。「大分 ○○職 求人」と打つ人は、すでに探している顕在層なので、応募につながりやすいのが特徴です。大分での出稿のコツはGoogle広告で成果は出る?大分の集客を変える出稿術でも詳しく解説しています。
一方、Instagramのリールのような短尺動画は、まだ転職を意識していない潜在層に「こんな会社あるんだ」と知ってもらうのに向いています。すぐに応募が来なくても、認知を広げて後から効いてくる役割です。
ステップ4。配信して数字を見ながら直す
広告は「出して終わり」ではなく、出してからが本番です。最初の設定が完璧なことはまずないので、数字を見て少しずつ直していきます。
最初の2週間ほどは、次のポイントを見ながら調整します。これを繰り返すのがPDCA、つまり「やってみて→数字を見て→直す」のサイクルです。
- クリック率:低ければ広告文やバナーの見出しを変える
- 応募率:クリックは多いのに応募が少なければ採用ページを見直す
- 応募単価:1件の応募にいくらかかったかを把握し、高すぎる配信先を絞る
なお、広告媒体には配信を自動で調整する機能もありますが、「誰に何を伝えるか」という土台は人が決める、という線引きで使うのが現実的です。
Web広告で応募が増えるとどう変わるか
正しく取り組むと、応募が増えるだけでなく「採用にかかるコスト」と「採用のミスマッチ」の両方が改善していきます。

応募数や応募単価は、業種・条件・運用によって大きく変わるため、一概に「これだけ増える」とは言えません。ただ方向性として、ターゲットとエリアを絞り、応募ページという受け皿を整えたうえで配信したケースのほうが、応募につながりやすくなります。
成果が出ている会社には、共通点があります。次の3つを押さえているかどうかが分かれ目です。
- 求職者を「お客さま」として見ている:応募者目線で情報をそろえ、知りたいことに先回りして答えている
- 顕在層と潜在層を分けて狙っている:検索広告と動画広告の役割を混同せず使い分けている
- 数字で判断している:感覚ではなく応募単価やクリック率を見て、配信を改善し続けている
もう一つ大きいのが、自社の採用ページから直接応募が来る流れができることです。求人媒体に毎回お金を払う構造から、自社で応募を集められる構造に変わると、長い目で見て採用単価がぐっと下がっていきます。これは一度仕組みを作れば資産として残る部分です。
求人広告でやりがちな失敗と回避法
応募が来ない会社には、共通して見られる失敗パターンがあります。ここでは現場でよく見かける4つを、原因と防ぎ方のセットで紹介します。

失敗1。ターゲットが「誰でもいい」になっている
「とにかく人手が欲しい」という状況で起きがちなのが、ターゲットを絞らないまま広告を出すことです。誰にでも当てはまる求人文は、結果として誰の心にも刺さらず、応募が集まりません。
回避するには、ステップ1で書いた採用ペルソナを社内で共有し、「この人に向けて書く」と決めることです。対象を絞ると応募の母数が減るように感じますが、実際は「来てほしい人」からの応募が増えます。
失敗2。求人原稿に魅力が書かれていない
給与と勤務時間と仕事内容だけが淡々と並んだ求人は、他社との違いが伝わりません。求職者は複数の求人を見比べているので、「ここで働く理由」がないとスルーされます。
防ぐには、自社の強みを言葉にして「働くことで得られるもの」を具体的に書くことです。ただし、給与や条件を実態より良く見せる誇張は法律違反のリスクがあるため、必ず事実に基づいて書いてください。
失敗3。媒体選びがズレている
来てほしい人が使っていない媒体に広告を出しても、当然届きません。例えば、すぐ転職したい人を狙いたいのに認知向けの動画広告ばかり回す、といったミスマッチです。
回避策は、ターゲットがどこで仕事を探すかを考えて媒体を選ぶことです。今すぐ層には検索広告や求人検索エンジン、これからの層にはSNS動画、という役割分担を意識しましょう。
失敗4。出しっぱなしで改善していない
広告を設定したまま放置し、数字を見ていないケースも非常に多いです。これだと、効果の低い配信にお金を払い続けることになり、「お金をかけても来ない」状態に陥ります。
防ぐには、応募単価などのKPI(成果を測る指標)を最初に決め、定期的に見直す体制を作ることです。広告費が無駄になっていないかの見極め方はお金をかけても来ない|来ない広告の診断ポイントも参考にしてください。
採用Web広告の現場で見えてくる落とし穴
ここまでの手順を踏まえた上で、実際にやってみると見えてくる「教科書には書かれない現実」もお伝えしておきます。相談前に知っておくと、判断を間違えずに済みます。
まず一番多い誤解が、「広告を出せば応募が来る」という期待です。広告はあくまで人を連れてくる入口で、応募するかどうかを決めるのは求人の中身と受け皿です。ここを業者に丸投げして「広告だけ」依頼すると、クリックは増えても応募は増えない、という残念な結果になりがちです。
「応募数◯件保証」のような甘い言葉には注意が必要です。応募の質を問わなければ数は作れますが、面接に来ない・すぐ辞める応募ばかりでは意味がありません。数だけでなく「採用につながる応募か」で評価しましょう。
次に、内製と外注の切り分けです。役割を分けて考えると、どこを自社で持ち、どこを外に頼むかが判断しやすくなります。
- 社内で回せること:広告の配信設定や日々の数字チェックは、慣れれば社内でも対応できます
- 外部の知見を借りたいこと:採用ページの設計や訴求の言語化、媒体全体の戦略づくりは、経験がないと遠回りになりがちです
「単純作業は内製、設計は外部の知見を借りる」という分け方が現実的です。この考え方は内製化と外注のハイブリッド戦略でも整理しています。
最後に、コストの見落としです。広告費だけを見て予算を組むと、採用ページ制作や写真撮影、運用の人件費が抜けてしまいます。
応募1件あたりにかかる本当のコストは、広告費だけでは測れません。最初に「総額でいくらかけて、何件採用したいか」をざっくり決めておくと、途中でブレずに済みます。
少額から始める考え方は月10万円から始めるWeb広告の現実的な成果と注意点もあわせてどうぞ。
よくある質問
大分のような地方でもWeb広告で応募は増えますか
増やせる可能性は十分あります。検索広告は「大分 ○○ 求人」と探している人に直接届けられるためです。ただし求人の中身と応募ページが整っていることが前提になります。
予算はどのくらいから始められますか
少額からでも開始できますが、大切なのは金額より「応募1件あたりいくらまでなら見合うか」を先に決めることです。総額と採用したい人数から逆算して予算を組むと、無駄打ちを防げます。
広告を出してどのくらいで応募が来ますか
検索広告は今すぐ探している人に届くため比較的早く反応が出ますが、SNS動画など認知向けは時間がかかります。最初の2週間は数字を見て改善する期間と考え、すぐに結果が出なくても焦らないことが大事です。
求人サイトに載せているのに来ません。広告も必要ですか
まず求人の中身と応募導線を見直すのが先です。そのうえで、求人サイトに気づいていない潜在層へ届けるためにWeb広告を足すと効果的です。媒体ごとに狙う層が違うので、組み合わせて使うのがおすすめです。
ここまで読んで、「やることは分かったけれど、自社だけで回し切るのは大変そうだ」と感じた方も多いと思います。求人の言語化から採用ページの設計、広告の運用までを一度に整えるのは、片手間ではなかなか難しいものです。コレットラボでは大分・福岡を拠点に、地域の採用課題に合わせたWeb広告運用のご相談を承っています。まずは現状を整理するだけでも構いません。気軽にお話を聞かせてください。
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