Googleビジネスプロフィールの商品登録手順|BtoB企業向け

Googleビジネスプロフィールの商品登録手順|BtoB企業向け

この記事の要点

  • BtoBのGBPは集客装置ではなく、商談前に信頼を確かめられるデジタル登記簿
  • 商品・サービス登録はカテゴリ・名称・説明文・リンクをそろえて具体化する
  • ガイドライン違反と情報の不整合が、承認落ち・停止の最大要因

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス、以下GBP)に商品やサービスを登録しようとして、「どこから設定するのか分からない」「BtoBだと何をどう書けばいいのか迷う」と手が止まっていませんか。

この記事では、BtoB企業がGBPに商品・サービスを登録する具体的な手順を、そのまま真似できる形で解説します。設定の流れ、説明文の書き方の型、公開前チェックリスト、承認落ちを防ぐ注意点まで一通りそろえました。専門知識がなくても、読み終える頃には自社で登録を進められる状態になります。

Contents / 目次
  1. 結論。BtoBのGBP商品・サービス登録で押さえる3つのこと
  2. GBPに商品・サービスを登録する具体的な手順
  3. 登録するとどう変わるか。成果のイメージ
  4. よくある失敗と回避法
  5. 現場で見える落とし穴と、内製・外注の判断
  6. よくある質問
  7. まとめと、次の一歩

結論。BtoBのGBP商品・サービス登録で押さえる3つのこと

最初に結論からお伝えします。BtoB企業がGBPで商品・サービスを登録するときに押さえるべきは、次の3つです。

  • 目的を「集客」から「信頼の可視化」に置き換える:BtoBの発注担当者は、商談前に「この会社は実在するのか」「何が得意なのか」を確かめています。GBPはその判断材料になる公式情報の置き場所です。
  • 「商品」機能と「サービス」機能を使い分ける:形のある製品は「商品」、コンサルティングや工事・保守のような無形の提供は「サービス」で登録するのが基本です。BtoBは後者が中心になりがちです。

GBPとは、Googleが無料で提供する、検索とマップ上に会社情報を表示・管理できる仕組みのことです。 BtoBでは来店を増やす道具というより、商談の入り口で相手に安心してもらうための「デジタル登記簿」として捉えると、何を登録すべきかがはっきりします。

Googleビジネスプロフィールの商品登録手順|BtoB企業向け

まず、商品とサービスの違いを整理しておきましょう。どちらで登録すべきか迷ったら、下の表を目安にしてください。

比較する点「商品」機能「サービス」機能
向いている提供物形のある製品・部材・機器などコンサル・工事・保守・研修など無形の提供
BtoBでの使いどころ製品カタログ的に見せたいとき提供メニューや対応領域を一覧で示したいとき

ポイント。表示できる項目やカテゴリは業種によって変わります。自社のカテゴリで「商品」や「サービス」の欄が出てこない場合もあるため、まずは管理画面で表示される項目を確認するのが先決です。

GBPに商品・サービスを登録する具体的な手順

ここからが本題です。実際の登録手順を、順番に分解して解説します。GBPの管理画面は、Google検索やGoogleマップから操作するのが基本です。画面のボタン名や入口は変更されることがあるため、正確な名称と場所はGoogle公式のビジネス情報のガイドラインや公式ヘルプで最新のものを確認しながら進めてください。

Googleビジネスプロフィールの商品登録手順|BtoB企業向け

ステップ1。オーナー確認(認証)を済ませる

ステップ2。商品で登録するかサービスで登録するかを決める

次に、登録したい提供物を「商品」と「サービス」のどちらで出すかを決めます。判断の目安はシンプルです。形があって写真で見せたいものは「商品」、コンサルや工事・保守のように形がない提供は「サービス」にします。BtoBの場合、対応領域や提供メニューを一覧で見せたいケースが多いため、サービス機能から着手すると整理しやすいです。

ステップ3。サービスを登録する(無形の提供が中心のBtoB向け)

たとえば製造業の外注加工なら、「精密板金加工」「試作対応」「短納期対応」のように、発注担当者が検索しそうな言葉でサービス名を分けて登録します。1つに詰め込むより、提供領域ごとに分けたほうが、相手は自分の探している対応があるかを一目で判断できます。

ステップ4。商品を登録する(写真で見せたい製品がある場合)

商品登録では、管理画面に表示される入力欄に沿って設定していきます。表示される項目は業種や仕様変更で変わることがあるため、実際の入力欄と公式ヘルプで確認してください。一般的には、次のような項目が並びます。

  • 商品写真
  • 商品名
  • カテゴリ
  • 価格
  • 説明文
  • リンク先URL

BtoBでは価格を公開しない・都度見積もりというケースが多いので、その場合は価格欄の扱いを社内で決めておきましょう。価格を空欄にできる場合もあれば、範囲で示す運用が合う場合もあります。

リンク先には、その製品の詳細ページや問い合わせフォームを指定すると、マップから自社サイトへ自然に誘導できます。

ステップ5。説明文を型に沿って書く

登録作業でいちばん差が出るのが説明文です。埋めるだけになりがちですが、次の型で書くと、読む人にもGoogleにも内容が伝わりやすくなります。

【説明文の型】
・何を提供するか(サービス名・製品名を具体的に)
・どんな相手・用途向けか(対象業種、想定シーン)
・自社の強み(対応範囲、実績年数、対応エリア)
・次の行動(詳細はサイト、問い合わせはこちら)

例)
自動車部品向けの精密板金加工を承ります。
試作から小ロット量産まで対応し、短納期のご相談も可能です。
創業以来、製造業のお客様を中心に対応してきました。
詳しい対応品目は自社サイトの製品ページをご覧ください。

説明文のたたき台づくりには、生成AIを使うと下書きが速く仕上がります。ClaudeやChatGPTに「業種・対象・強み」を渡して原案を作らせ、そこから自社の言葉に直す流れが現実的です。プロンプトは作り込む必要はなく、次のような短いたたき台から始めて、対話しながら詰めていけば十分です。

あなたはBtoB企業のMEO担当です。
GoogleビジネスプロフィールのサービスXの説明文を作ってください。
・業種[ここに業種を入力]
・対象客[発注担当者の属性を入力]
・強み[対応範囲・実績・エリアを入力]
120字程度で、誇張せず具体的に。
※出力は下書き。数字や固有名は私が事実確認します。

AIが作った説明文は、必ず人が事実確認してから登録してください。実績年数・対応エリア・価格などをAIがそれらしく創作することがあります。ここを人が確認・修正する工程こそ、AIに任せてはいけない部分です。

ステップ6。公開前チェックをしてから反映する

登録が終わったら、そのまま公開せず、下のチェックリストで見直してから反映しましょう。

  • NAPの一致:会社名・住所・電話番号が、自社サイトや名刺と1文字単位で同じか。
  • カテゴリの妥当性:選んだカテゴリが実際の事業内容と合っているか。
  • 誇張表現の有無:「日本一」「必ず」など、根拠を示せない言葉が入っていないか。
  • リンク切れ:登録したURLが正しく開くか。
  • 価格表記:公開して問題ない価格か、非公開でよいか社内で確認済みか。

登録するとどう変わるか。成果のイメージ

商品・サービスを登録すると、まず「検索にヒットする入り口」が増えます。会社名だけでなく、「地域名+サービス内容」のような具体的な検索でも見つけてもらいやすくなるからです。BtoBの発注担当者は、取引先を探すときに具体的な業務内容で検索することが多いため、サービス項目を細かく分けて登録しているほど接点が生まれます。

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屋号・住所・電話といった基本情報を整え、サービス内容と説明文を充実させておくことは、閲覧した相手が会社の実態を把握しやすくなる土台になります。情報の厚みの作り方は製造業のGoogleマップ対策|BtoB商談で差がつく情報の厚みの作り方でも詳しく解説しています。

ポイント。効果は業種・エリア・競合状況で大きく変わります。「登録すれば必ず問い合わせが増える」という保証はありません。ただ、情報がそろっていない会社は比較検討の土台にすら乗れないため、登録は「増やすため」というより「取りこぼさないため」の必須整備と考えるのが実態に合っています。

よくある失敗と回避法

ここでは、現場でよく見かける失敗を3つ取り上げ、それぞれ「どんな状況で起きるか→どうなるか→どう防ぐか」で説明します。

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失敗1。BtoCと同じ発想でキーワードを詰め込む

この失敗は、「とにかく安さや手軽さを打ち出せば見つけてもらえる」という思い込みから起きます。BtoBの発注担当者が探しているのは「安い業者」ではなく「信頼できる地域の取引先」です。BtoC向けの価格訴求ワードで埋めると、来てほしい層とずれた問い合わせが増え、商談の質が落ちます。防ぐには、説明文やサービス名を「対応範囲・実績・対象業種」といった信頼を伝える言葉で組み立てることです。

失敗2。NAP情報が媒体ごとにバラバラ

この失敗は、住所の番地表記やビル名、電話番号の表記が、GBP・自社サイト・名刺で少しずつ違うときに起きます。表記が揺れていると、情報を見た人が「同じ会社なのか」と迷いやすく、信頼を損ねます。

防ぐには、会社名・住所・電話番号の「正式な表記」を1つ決めて一覧にし、すべての媒体をそこにそろえることです。新しい媒体に載せるときも、必ずその一覧を見て統一します。

失敗3。ガイドライン違反で承認落ち・停止になる

この失敗は、実態と違うカテゴリを選んだり、誇張した表現や過度なキャンペーン強調を書いたりしたときに起きます。ガイドラインに触れると、登録した商品が不承認になったり、最悪の場合プロフィール自体が停止され、これまでの情報がまとめて表示されなくなります。防ぐには、登録前にビジネスプロフィールに関連するすべてのポリシーとガイドラインを確認し、業務内容を正確に反映する表現にとどめることです。「盛る」ことより「正確に書く」ことが、結局いちばん安全で効果的です。

失敗4。登録して放置してしまう

この失敗は、初期登録で満足して更新が止まるパターンです。情報が古いままだと、閲覧者に「今も営業しているのか」と不安を与えます。防ぐには、月1回でよいので、新しいサービスの追加や写真の投稿を習慣にすることです。短時間でできる運用の回し方はMEO運用を週1回5分で完結|広報担当のスマホ習慣術が参考になります。

現場で見える落とし穴と、内製・外注の判断

ここまで手順を紹介してきましたが、実際の現場ではもう少し泥臭い判断が必要になります。教科書には書かれない「つまずきどころ」を率直にお伝えします。

まず、BtoBだとそもそも「商品」や「サービス」の登録欄が管理画面に表示されないことがあります。無理に別カテゴリを選んで欄を出そうとすると、実態と違うカテゴリ設定になり逆効果です。欄が出ないときは、説明文や投稿機能、写真で情報の厚みを作るほうが健全です。この「サービス欄が出ない・使いにくい」問題への向き合い方はサービスメニュー未登録で来店が逃げる。指名予約を増やす設定でも触れています。

次に、価格の扱いは想像以上に悩みどころです。BtoBは個別見積もりが基本なので、中途半端に価格を載せると「この金額でやってくれるのか」という誤解を生みます。価格を出すなら明確な条件付きで、出さないなら説明文で「都度お見積もり」と一言添える。この判断を最初に決めておかないと、後で問い合わせ対応が混乱します。

内製と外注の切り分けも本音でお話しします。商品・サービスの初期登録そのものは、この記事の手順どおりに進めれば自社でも十分できます。むしろ自社の言葉で書けるぶん、内製のほうが説明文の質は上がりやすいです。

一方で、複数拠点の一括管理、カテゴリ戦略の設計、口コミ対応まで含めた継続運用となると、片手間では回らなくなります。「登録は自社、設計と運用の伴走は外部」という組み合わせが、コストと成果のバランスが取りやすい現実解です。

見落とされがちなコストが「運用を続ける手間」です。登録は一度で終わりますが、更新は毎月続きます。担当者を決めずに始めると、3か月後には誰も触らないプロフィールになりがちです。始める前に、誰が・いつ・何を更新するかを決めておくことが、実は一番の失敗回避策です。

よくある質問

BtoB企業でもGBPの商品・サービス登録は意味があるの?

意味があります。BtoBの発注担当者は商談前に相手企業を検索し、実在性や得意分野を確かめます。商品・サービスを具体的に登録しておくと、その判断材料になり、比較検討の土台に乗れます。来店集客というより信頼の可視化が主な役割です。

価格を公開したくないんだけど、登録できる?

できます。BtoBは個別見積もりが多いので、価格欄の扱いは業種や項目で変わります。無理に載せず、説明文で「都度お見積もり」と添える運用が現実的です。載せる場合は誤解を防ぐため、条件を明確にしておきましょう。

登録したのに商品やサービスが表示されないのはなぜ?

主な原因は次の3つです。

  • オーナー確認が未完了
  • 選んだカテゴリで欄が出ない
  • ガイドライン違反による不承認

まず認証状況とカテゴリ設定を確認し、表示されない場合は説明文や写真で情報を補う方法に切り替えるのが現実的です。

説明文をAIに書かせても大丈夫?

下書きづくりには有効です。ただしAIは実績年数や対応エリアを創作することがあるため、そのまま登録するのは危険です。AIに原案を作らせ、事実確認と自社の言葉への修正は必ず人が行う、という分担にすると安全に使えます。

まとめと、次の一歩

BtoBのGBP商品・サービス登録は、手順そのものは難しくありません。大事なのは「集客装置」ではなく「信頼のデジタル登記簿」として、正確な情報を継続して整えることです。まずはオーナー確認とNAPの統一から始め、サービス項目と説明文を具体的に埋めていきましょう。

ここまで読んで、「登録はできそうだが、運用まで自社で回しきるのは難しそう」と感じた方は、一度状況を整理するだけでも構いません。MEO対策の詳細はこちらから、コレットラボのMEO運用の伴走支援についてお気軽にご相談ください。現状のプロフィールを見せていただくだけでも、どこから手をつければいいかが見えてきます。

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