電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術

電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術

この記事の要点

  • 来店直前のお客さまは「迷ったら電話」。タップ一発で繋がる導線が来店数を左右する
  • メイン番号は市外局番つきの固定電話。常に通話に出られる番号を登録するのが鉄則
  • かかってきた電話に確実に出る体制をつくると、取りこぼしが減る

Googleマップにお店は出ているのに、なぜか電話が鳴らない。閲覧数は増えているのに来店につながらない。そんなモヤモヤを抱えていませんか。

実は、来店を決める最後のひと押しは「電話番号タップ」です。特にシニア層や「今すぐ行きたい急ぎのお客さま」は、予約フォームより先に電話をかけます。この記事では、Googleマップ上の電話導線を整えて、取りこぼしを減らす具体的なやり方を現場目線でお伝えします。

電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術
Contents / 目次
  1. 結論。電話導線は「番号・表示・受け方」の3点で決まる
  2. 電話導線を整える具体的な手順
  3. 電話導線を整えると、どんな変化が起きるか
  4. よくある失敗と回避法
  5. 使う側の落とし穴と、現場で見えた妥協点
  6. よくある質問

結論。電話導線は「番号・表示・受け方」の3点で決まる

先に結論をお伝えします。Googleマップの電話導線で成果を出すために押さえるのは、次の3つです。これ以外の細かいテクニックは、この3つが整ってからで十分です。

  • 正しい番号を登録する:市外局番つきの固定電話をメインにし、必ず通話に出られる番号を設定する
  • タップしやすく見せる:スマホでマップを開いた人が、迷わず「電話」ボタンを押せる状態を保つ
  • かかってきた電話に出る:通話データを見て、取りこぼしている曜日・時間帯をなくす

当たり前に聞こえるかもしれません。ですが現場を見ていると、この3つのどれかが抜けているお店がほとんどです。

番号は登録してあるのに携帯番号だったり、せっかくかけてきたのに営業時間外で繋がらなかったり。つまり「電話が鳴る仕組み」と「電話に出る体制」の両方がそろって、はじめて来店につながります。

ここで大事な前提を1つ。Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップや検索結果にお店の情報を表示・管理するための無料ツールのことです(旧称はGoogleマイビジネス)。電話番号もこのツールから登録・編集します。

  • オーナー確認:まずは自店のオーナー確認が完了しているか確認する
  • 編集の前提:確認が済んでいないと、電話番号の編集自体ができない

下の表は、来店を決めるお客さまのタイプ別に「何を重視しているか」を整理したものです。自店のお客さまがどのタイプに近いかをイメージしながら読んでください。

お客さまのタイプ行動の特徴効く電話導線の工夫
急ぎ客(今すぐ行きたい)「近くの○○」で検索し、即電話で在庫や空席を確認営業中の表示と、その場でタップできる番号
シニア層文字入力より通話を好む。フォームは苦手大きく押しやすい電話ボタン、繋がる安心感
比較検討客複数店を見比べてから連絡口コミ・写真で信頼を補強しつつ電話へ誘導

急ぎ客とシニア層は、どちらも「電話が一番ラク」という共通点があります。だからこそ、電話導線を整えるだけで来店の取りこぼしがぐっと減るのです。

電話導線を整える具体的な手順

ここからは、実際に手を動かす手順を順番に説明します。専門知識がなくても進められるよう、判断の基準もあわせてお伝えします。

電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術

手順1。市外局番つきの固定電話をメイン番号に登録する

まず登録する番号を決めます。結論から言うと、お店の所在地に紐づいた市外局番つきの固定電話をメイン番号にするのが基本です。

固定電話をメイン番号にすると、お客さまに次のような安心感を持ってもらえます。

  • 地域が伝わる:市外局番がついていると、お客さまがその地域のお店だと認識しやすい
  • 店舗だと伝わる:050のIP電話や携帯番号だけだと「ちゃんとした店舗なのかな」と一瞬ためらわれることがある

ポイント。外出が多い業種は、固定電話をメインに登録したうえで、固定電話を携帯に転送する設定にしておくと、外出中でも取りこぼしを防げます。

番号の登録・変更はGoogleビジネスプロフィールの編集画面から行います。具体的な操作はGoogle ビジネス プロフィール ヘルプの「電話番号の追加」で手順が案内されています。画面の名称はときどき変わるので、最新の操作は公式ヘルプで確認してください。

手順2。NAP情報を全媒体でそろえる

次にやるべきは、お店の基本情報の表記をそろえることです。ここで言うNAP情報とは、店名(Name)・住所(Address)・電話番号(Phone)の3つを指します。かんたんに言うと、お店の「身元情報」です。

このNAP情報が、Googleビジネスプロフィール・公式サイト・SNS・ポータルサイトなどでバラバラだと、お客さまが同じお店の情報だと判断しづらくなります。たとえば公式サイトでは「03-1234-5678」、マップでは「0312345678」のように、ハイフンの有無が違うだけでも別のお店だと受け取られかねません。

次のチェックリストで、自店の表記がそろっているか確認してください。

  • 店名:正式名称で統一されているか(余計なキーワードを足していないか)
  • 住所:ビル名・階数まで含めて全媒体で同じ表記か
  • 電話番号:ハイフンの有無まで含めて統一されているか
  • 確認頻度:3〜6か月に1回は見直すルールにしているか

移転や番号変更があったときは、速やかに全媒体を直すのが鉄則です。古い番号が残っていると、かけたお客さまが繋がらず、それが低評価の口コミにつながることもあります。

手順3。電話ボタンを「押しやすく見える」状態に保つ

番号を登録すると、スマホでマップを開いたお客さまには「電話」ボタンが表示されます。ここで意識したいのは、ボタンそのものより、その周りの情報です。

お客さまは、ボタンを押す前に「今やってるかな」「ちゃんとした店かな」を一瞬で判断します。つまり、営業時間が正確で、写真があって、口コミに返信があるお店ほど、安心して電話ボタンを押せます。電話導線を整えるとは、ボタン単体ではなく「押す気になる状態」を作ることなのです。

電話タップで来店が決まるまでの流れ 検索から電話、来店までの3ステップを示した図 近くで検索 電話タップ 来店・予約

営業時間や臨時休業の更新は、特にこまめにやってください。詳しい運用のコツは営業時間と臨時休業の伝え漏れを防ぐGoogleマップ運用チェック術でも解説しています。

手順4。シニア層が迷わない案内を用意する

シニア層のお客さまは、スマホでマップを使うものの「ボタンが小さくて押しにくい」「文字が読みにくい」と感じることがあります。お店側でできる工夫として、店頭やチラシ、ホームページに「Googleで店名を検索し、電話ボタンを押すだけ」という流れを大きな文字で案内しておくと親切です。

また、電話がかかってきたら、まず落ち着いてゆっくり話すこと。これだけでシニア層の安心感は大きく変わります。電話導線は、設定だけでなく「出たあとの対応」まで含めて初めて完成します。

電話導線を整えると、どんな変化が起きるか

電話導線を整えると、まず「電話が鳴る回数」が変わります。そして鳴った電話の多くは、来店や予約に直結します。フォームからの問い合わせと違い、電話は「今すぐ動きたい」という強い意思の表れだからです。

電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術

成果を出しているお店には、共通点があります。次の3つです。

  • 情報が常に最新:営業時間・電話番号・写真が放置されず、こまめに見直されている
  • 口コミに返信している:良い口コミも悪い口コミも、誠実に返信して信頼を積み上げている
  • 数字を見ている:電話が多い曜日・時間帯を把握し、その時間に人を厚く配置している

たとえば、自店の受電状況をふり返って電話が集中しやすい時間帯が見えてきたら、その時間に必ず電話番を置く。これだけで「鳴ったのに出られなかった」という取りこぼしが減ります。混雑する時間帯の人員配置についてはGoogleの混雑時間データで人員配置とSNS投稿を最適化でも具体的に触れています。

逆に言うと、いくら電話を増やしても、出られなければ意味がありません。電話導線づくりは「鳴らす施策」と「出る体制」をセットで考えるのが、成果を出すお店の鉄則です。

よくある失敗と回避法

ここからは、現場で本当によく見かける失敗を紹介します。どれも「気づかないうちにやってしまう」ものばかりです。心当たりがないか、確認しながら読んでください。

電話番号タップで来店が決まる。Googleマップの電話導線改善術

失敗1。携帯番号だけをメインに登録してしまう

外出が多いからと、携帯番号だけをメイン番号にしているケースです。これだと、お客さまに「店舗の番号なのかな」と一瞬ためらわれることがあります。

回避法はシンプルです。市外局番つきの固定電話をメインに登録し、その固定電話を携帯に転送できる設定にしておくこと。こうしておけば、外出中でも携帯で受けられます。

失敗2。番号を変えたのに直すのを忘れる

移転や電話会社の乗り換えで番号が変わったのに、Googleビジネスプロフィールや公式サイトの番号が古いまま、という失敗です。お客さまがかけても繋がらず、せっかくの来店意欲が無駄になります。最悪の場合、「電話が繋がらなかった」という低評価につながります。

回避法は、番号変更を「全媒体まとめて直す作業」として手順化しておくこと。マップ・公式サイト・SNS・ポータルサイトのどこに番号を載せているかを一覧にしておき、変更時はそのリストを上から順に直します。NAP情報の整合性を3〜6か月に1回見直すルールにしておくと、抜け漏れを早めに発見できます。

失敗3。営業電話を嫌って番号を隠す

営業電話がしつこいからと、電話番号を非表示にしてしまうケースです。たしかに営業電話は減りますが、同時に本当のお客さまからの問い合わせまで失ってしまいます。これは非常にもったいない判断です。

回避法は、番号を消すのではなく、受け方を工夫すること。どうしても営業電話を減らしたいなら、問い合わせフォームや予約リンクを併設したうえで、電話番号は残しておくのが現実的です。急ぎ客とシニア層は電話を使うため、番号を消すと一番来てほしいお客さまを逃すことになります。

失敗4。電話番号を入れる場所を間違える

意外と多いのが、店名の欄や投稿文に電話番号を書き込んでしまう失敗です。これは店名欄や投稿文の本来の用途から外れた使い方で、お客さまにとっても情報が分かりにくくなります。

回避法は、電話番号は専用の入力欄にだけ入れること。店名はあくまで正式名称のみ、投稿は情報発信のみと役割を分けて、番号は決められた欄に登録しましょう。

使う側の落とし穴と、現場で見えた妥協点

ここでは、教科書的な解説では語られにくい「現場のリアル」を率直にお伝えします。電話導線は万能ではなく、向き不向きや見落としがあるからです。

まず大きな落とし穴が、「設定して終わり」になりがちなことです。番号を登録した瞬間は満足するのですが、その後の運用が止まってしまう。電話導線の本当の価値は、鳴った電話に毎回ちゃんと出て、出られなかった時間帯を地道に潰していく運用にあります。設定は入口にすぎません。

次に、内製か外注かの切り分けです。判断の目安を整理すると、次のようになります。

  • 自社で進めやすい:番号登録やNAP情報の統一は、慣れれば自社でもできる
  • 外注を検討したい:複数店舗を運営している、口コミ返信や投稿まで手が回らない場合は運用代行が有効
  • 時間で判断する:「週に30分、この運用に時間を割けるか」を目安にする。割けないなら、内製にこだわるより外注したほうが取りこぼしは減る

注意したいのは、電話導線だけを整えても、写真が古かったり口コミ返信がゼロだったりすると、お客さまは電話ボタンを押す前に離脱します。電話導線は「プロフィール全体の信頼」の上に乗っているという前提を忘れないでください。

コストの見落としもあります。固定電話を新設する場合は回線費用がかかりますし、電話対応に人を割けば人件費もかかります。電話を増やすことが目的化して、対応しきれずに評価を下げては本末転倒です。自店の体制で「受けきれる電話の量」を見極めたうえで、導線を整えるのが現実的な進め方です。

向き不向きもはっきり言うと、客単価が低く電話対応の手間が見合わない業態では、電話より予約フォームやネット予約のほうが効率的な場合もあります。自店のお客さまが本当に電話を使うのかを見極めることが、最初の一歩です。日々の運用を軽くするコツはMEO運用を週1回5分で完結|広報担当のスマホ習慣術も参考にしてください。

よくある質問

携帯番号だけでは本当にダメなのですか?

絶対NGではありませんが、おすすめしません。市外局番つきの固定電話をメインにし、固定電話を携帯に転送する設定にしておくのが安心です。地域との紐づきが強まり、お客さまにも店舗だと伝わりやすくなります。

電話番号を変えたら、来店にすぐ影響しますか?

古い番号を放置すると影響します。かけても繋がらないお客さまを逃し、低評価の口コミにもつながります。番号を変えたら、マップ・公式サイト・SNSをまとめて速やかに直してください。

電話がどれくらい来ているか分かりますか?

シニアのお客さまに電話を使ってもらう工夫はありますか?

店頭やチラシに「店名を検索して電話ボタンを押すだけ」と大きな文字で案内すると親切です。かかってきたら、ゆっくり落ち着いて話すこと。この対応だけで安心感が大きく変わります。

ここまで読んで、「やることは分かったけれど、自社だけで運用し続けるのは大変そう」と感じた方もいるかもしれません。電話導線づくりは設定より運用が肝心で、続けるほど効いてきます。コレットラボのMEO対策支援では、番号設定から口コミ・投稿の運用まで伴走でお手伝いしています。まずは現状を整理するだけでも大丈夫ですので、MEO対策の詳細はこちらから気軽にご相談ください。お話を聞かせてください。

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