Googleマップ投稿機能の使い方|順位より効く鮮度と集客のコツ
この記事の要点
- Googleマップ投稿は鮮度と次の行動を促す道具で、順位を直接上げる施策ではない
- 投稿はネタ決め・写真・種類選択・行動ボタン・公開の5ステップで継続が成否を分ける
- AIは下書きの時短に使い、日付や価格など事実確認は必ず人が行う
Googleマップの投稿機能、なんとなく使ってはいるけれど「これ、本当に意味あるの?」とモヤモヤしていませんか。せっかく書いても誰が見ているのか分からない、ネタも続かない。そんな状態のまま放置している会社はとても多いです。
この記事では、Googleマップの投稿機能を使って、新商品やイベント、いわゆるプレスリリース的なお知らせを「ちゃんと届く形」で発信する手順を、現場目線でお伝えします。投稿の種類の使い分け、文面のテンプレート、AIの使いどころ、そして削除されないための注意点まで、今日から手を動かせるレベルでまとめました。
Contents / 目次
結論。投稿機能は「鮮度」と「動機づくり」の道具です
先に結論をお伝えします。Googleマップの投稿機能は、検索順位を直接ジャンプさせる魔法ではありません。「この店は今も動いている」という鮮度を伝え、見た人の次の行動を後押しするための道具です。ここを取り違えると、頑張っても成果につながりません。
まず用語を整理します。Googleマップの投稿機能とは、Googleビジネスプロフィール(旧称Googleマイビジネス。会社や店舗の情報をGoogleマップや検索結果に表示する無料の管理ツール)から、新着情報やイベント、特典などを発信できる仕組みのことです。投稿は、あなたの会社をGoogleで検索した人やマップで見つけた人に向けて発信できる仕組みです。

ここでいう「プレスリリースを流す」とは、報道機関に送る正式なプレスリリースそのものを配信するという意味ではありません。新店オープン、新サービス開始、受賞、メディア掲載、イベント開催といった「お知らせ」を、自社を見つけてくれた人に直接届けるという意味です。報道配信サイトに頼らず、自分の手元から発信できるのが投稿機能の強みです。
押さえるべきポイントは次の3つだけです。この3つを軸に、記事全体を読み進めてください。
- 種類を使い分ける:目的に合わせて投稿の種類を選ぶ
- 続けられる仕組みにする:週1回でいいので、ネタと写真を前もって準備する
- ルールを守る:電話番号の記載や過剰な表現など、避けたい地雷を踏まない
投稿には、目的に応じていくつかの種類が用意されています。代表的なものを表で押さえておきましょう。なお、選べる投稿の種類や入力項目はGoogle側の更新で変わることがあるため、最新の内容はGoogle公式のヘルプで確認してください。
| 投稿の種類 | 向いている内容 | 特徴・ひとこと |
|---|---|---|
| 最新情報 | 新商品、メディア掲載、日常のお知らせ | いちばん使う基本形。幅広い告知に使える |
| イベント | セミナー、展示会、期間限定の催し | 開催期間がはっきりした告知に向く |
| 特典 | 割引、キャンペーン、来店プレゼント | 期間限定のお得情報を伝えたいときに向く |
ここがポイント。投稿は順位を直接上げる施策ではなく、「鮮度のシグナル」と「行動のきっかけ」を作るものです。だからこそ、宣伝の押し付けではなく、見た人が得をする情報を届ける姿勢が成果を分けます。
投稿の手順。準備から公開までを順番に解説します
結論から言うと、投稿の流れは「ネタを決める→写真を用意する→種類を選んで書く→行動ボタンを付ける→公開する」の5ステップです。難しい操作はありません。むしろ難しいのは「続けること」なので、続けやすい形で手順を組み立てていきます。

投稿の基本操作はどこから始めるのか
投稿は、Googleビジネスプロフィールにログインした管理画面、またはGoogle検索やGoogleマップで自社名を検索したときに表示されるオーナー用のメニューから行います。大まかな流れは次のとおりです。
- オーナーとしてログインし、自社のビジネス情報の管理画面を開く
- 投稿(プロモーション)を作成するメニューを開く
- 投稿の種類を選ぶ
- 本文を書き、写真を追加する
- 行動ボタンとリンク先を設定して公開する
なお、画面のボタン名やメニューの配置はGoogle側の更新で変わることがあります。表示されているボタン名や位置がこの説明と違う場合は、Google公式のヘルプで最新の手順を確認してください。
投稿文の作り方。最初の一文で価値を伝える
投稿文で最も大事なのは、書き出しの数行です。投稿が必ず最後まで読まれるとは限らないため、最初の数行で「これは自分に関係ある」と思ってもらえなければ、その先は読まれません。
長く書く必要はありません。写真1枚と2〜3文の短いテキストでも十分に効果が出ます。基本の型はこうです。
【1文目】何の話か・誰に得かを一言で
(例)来月から、平日限定で[サービス名]の無料相談を始めます。
【2文目】具体的な中身・日時・場所
(例)毎週水曜の午後、所要30分。オンラインでも対応します。
【3文目】次の行動を促す一言
(例)詳しくは下のボタンからご確認ください。
このテンプレートの[ ]を自社の言葉に置き換えるだけで、ひとまず形になります。あとは写真を添えれば完成です。写真は、見栄えのいいストックフォト(素材集の写真)ではなく、実際の店内・商品・スタッフ・現場のリアルな写真を使ってください。作りものっぽい写真は、かえって信頼を下げます。
行動ボタンとネタ切れ対策の準備リスト
投稿には、見た人の次の行動につながるボタン(行動ボタン)を付けましょう。選べるボタンの種類はGoogle側で変わることがあるため、投稿時に表示される選択肢から、内容に合うものを選んでください。 ボタンがあるのとないのとでは、見た人が次に進めるかどうかが変わります。リンク先は、自社サイトの該当ページや予約フォームなど、投稿内容とぴったり合う場所にします。投稿の話題と無関係なページに飛ばすのはやめましょう。
続けるためのいちばんの近道は、ネタを前もってまとめて用意しておくことです。月初に1ヶ月分のテーマを決めておくと、毎回ゼロから考えずに済みます。下のチェックリストを、自社用のネタ帳として使ってください。
- 新商品・新サービス:始めたこと、変えたこと、改良したこと
- お知らせ系:メディア掲載、受賞、表彰、取引先の追加
- イベント告知:セミナー、展示会、見学会、相談会
- お役立ち情報:よくある質問、選び方のコツ、業界の豆知識
- 人と日常:スタッフ紹介、現場の様子、製作の裏側
初動の3ステップ。①この1ヶ月分のテーマを5本だけ箇条書きにする。②それぞれに使う写真を1枚ずつ選んでおく。③上のテンプレートで1本書いて、まず投稿してみる。完璧を狙わず、まず1本出すことが何より大事です。
AIに下書きを任せて、人が最終チェックする
「文章を書くのが苦手」「毎週は無理」という方は、AIに下書きを任せるのが現実的です。たとえばClaude(Anthropic社の対話型AI)やChatGPTに、業種と伝えたい内容を渡せば、投稿文のたたき台を作ってくれます。
渡すプロンプトは、作り込まなくて大丈夫です。短いたたき台を渡して、あとは対話で詰めていくのがコツです。
あなたは店舗集客に詳しい編集者です。
Googleマップの投稿文を作ってください。
・業種:[例:金属加工の町工場]
・伝えたいこと:[例:新しい設備を導入し小ロット対応を始めた]
・読者:[例:試作品を探している製造業の担当者]
書き出しで価値が伝わるよう、3文程度で。誇張表現は使わないこと。
ただし、ここが一番大事なところです。AIの出力をそのまま貼り付けてはいけません。AIは、もっともらしいけれど事実ではない情報を作ってしまうこと(ハルシネーション)があります。日付、価格、サービス内容、固有名詞は、人の目で必ず確認してください。AIに任せていいのは「文章を整える作業」、人がやるべきは「事実が正しいかの判断」です。この線引きを守れば、AIは強力な時短ツールになります。投稿頻度の考え方はMEO対策の投稿頻度はどれくらい?上位表示を狙う運用法でも詳しく解説しています。
続けると何が変わるのか。期待できる効果
結論から言うと、投稿を続けることで「プロフィールを見た人に店の強みが伝わる」「見た人が行動に移りやすくなる」という2つの変化が起きやすくなります。どちらも、すぐに数字に出るというより、コツコツ積み上がっていくタイプの効果です。

たとえば飲食店なら、プロフィールを見た人に、店名だけでは伝わらないお店の雰囲気や強みを届けられます。お客様の悩みに沿った言葉、たとえば「一人でも入りやすいカウンター席」「深夜でも使える電源カフェ」といった具体的な表現を投稿に入れておくと、見た人が「自分に合う店かどうか」を判断しやすくなります。なお、投稿の文面そのものが検索順位やジャンル検索での表示順を直接上げるわけではありません。どれくらい行動につながるかも、業種や地域、運用の仕方によって大きく異なります。
もう一つの変化は、行動への後押しです。写真に特典や来店のきっかけになる情報を組み合わせておけば、見た人が「ちょっと行ってみよう」と思ったときに、次の一歩を踏み出しやすくなります。週1回の更新でも、続けることで積み上がっていきます。逆に言えば、たまに思い出したように1本だけ投稿しても、効果は出にくいということです。
成果を出している会社に共通しているのは、特別なことではありません。更新が止まっていないこと、写真がリアルであること、見た人の役に立つ情報を出していること。この3つです。派手なテクニックよりも、地道な継続のほうが効くというのが、現場を見てきた正直な実感です。
「投稿すれば順位が上がる」と短絡的に考えないでください。投稿はあくまで鮮度と信頼を伝える手段です。ユーザーの行動指標が改善することと、検索順位が上がることは、直接イコールではありません。順位だけを目的にすると、本質的な集客から外れていきます。
よくある失敗と、その防ぎ方
結論から言うと、投稿でつまずく原因のほとんどは「ガイドライン違反になる」か「宣伝ばかりで読まれない」のどちらかです。現場でよく見かける失敗を、起きる状況とセットで紹介します。

失敗1。本文に電話番号や過剰な表現を入れてしまう
「お問い合わせは090-…まで」と投稿本文に電話番号を書いてしまうケースです。本文への電話番号の記載や、「絶対」「No.1」「最安」といった過剰な表現は、避けるのが無難です。Googleビジネスプロフィールの投稿にはコンテンツポリシー(ガイドライン)があり、何が問題になるかは時期によって変わるため、投稿前にGoogle公式のヘルプで最新の基準を必ず確認してください。よかれと思って書いた一言が、思わぬトラブルの原因になることもあります。
防ぎ方は、連絡先は本文ではなくプロフィールの電話番号欄や行動ボタンに集約すること。そして、誇張表現は使わず、事実を淡々と書くことです。「業界最安」ではなく「○月までの期間限定価格」のように、具体的な事実で表現すれば問題ありません。
失敗2。同じような内容を繰り返して読まれなくなる
ネタが思いつかず、似たような告知を毎回コピペで投稿してしまうケースです。同じような内容の繰り返しは、見た人にとって新鮮さがなく、読み飛ばされる原因になります。「とにかく数を出せばいい」と量だけを追いかけても、なかなか成果にはつながりません。
防ぎ方は、前述のネタ帳を使って毎回テーマを変えること。そして、投稿は多すぎてもよくないので、週1〜2回を目安に、質を保てるペースを守ることです。回数を増やすより、1本の中身を充実させるほうが効果的です。
失敗3。宣伝ばかりで読まれず、情報も古いまま放置される
投稿機能を「広告枠」と思い込み、「○○セール中」「ぜひお越しください」ばかりを並べてしまうケースです。見た人にとって得がない情報が続くと、興味を持たれなくなります。さらに、営業時間の変更やキャンペーン終了を更新せず放置すると、間違った情報でお客様に迷惑をかけ、信頼を失います。
防ぎ方は、宣伝と役立ち情報のバランスを取ること。目安として、宣伝は3回に1回くらいに抑え、残りはお役立ち情報やお店の日常で親近感を作ります。そして、季節の変わり目や連休前には営業時間を必ず見直しましょう。営業時間や臨時休業の伝え漏れ対策は営業時間と臨時休業の伝え漏れを防ぐGoogleマップ運用チェック術にまとめています。
共通の心得。迷ったら「これは見た人の役に立つか」を基準に判断してください。Googleのアルゴリズムは、ユーザーに信頼できる情報を届けることを最優先しています。見た人の役に立つ投稿を積み重ねることが、お店への信頼づくりにつながります。
現場で見えた落とし穴と、率直な妥協点
ここまで手順を説明してきましたが、現場で支援していると見えてくる「教科書には書きにくい本音」も正直にお伝えします。投稿機能は万能ではありませんし、向き不向きもあります。
まず一つ目。投稿機能だけを頑張っても、土台が弱ければ効果は限定的です。会社名・住所・電話番号(NAP情報と呼びます)の表記がサイトやSNSとバラバラだったり、口コミにまったく返信していなかったりすると、いくら投稿しても信頼は積み上がりません。投稿は「仕上げ」であって、まず整えるべきは基本情報と口コミ対応です。順番を間違えないでください。
二つ目。「誰がやるのか」を決めないと、必ず止まります。これは本当によく見る失敗です。最初の1ヶ月は張り切って投稿するのに、担当があいまいなまま3ヶ月後にはゼロ、というパターンです。週1回5分でいいので、担当者と曜日を決めて習慣化するのが現実的です。スマホで完結させる運用のコツはMEO運用を週1回5分で完結|広報担当のスマホ習慣術を参考にしてください。
三つ目。内製と外注の線引きです。投稿の文章作成やネタ出しは、AIも活用すれば自社で十分回せます。一方で、複数店舗の一括管理、順位計測、競合分析、口コミの一元対応まで含めると、手作業ではかなりの負担になります。こうした作業を効率化する管理ツールも各社から出ていますが、ツール導入は「何を効率化したいか」が明確になってからで十分です。ツールを入れること自体が目的になると、コストだけかかって使いこなせない、という落とし穴にはまります。
正直に言えば、Googleマップの投稿は「やれば必ず劇的に伸びる」ものではありません。けれど、やっていない競合が多いからこそ、続けるだけで差がつく領域でもあります。地味だけれど、確実に効いてくる。それが現場で見てきた実感です。
よくある質問
投稿はどれくらいの頻度で出せばいいですか
週1〜2回が目安です。毎日出す必要はありません。それより、止まらず続けることのほうが大事です。月初に5本分のネタと写真をまとめて用意しておくと、無理なく継続できます。
投稿すれば検索順位は上がりますか
投稿は順位を直接上げる施策ではありません。鮮度や信頼を伝え、見た人の行動を後押しする役割です。基本情報の整備や口コミ対応と合わせて続けることで、結果的に集客につながっていきます。
AIで投稿文を作っても大丈夫ですか
下書きを任せるのはおすすめです。ただし出てきた文章をそのまま使わず、日付や価格、サービス内容などの事実は必ず人が確認してください。AIは整える作業が得意で、正しいかの判断は人の役割です。
投稿が削除されてしまう原因は何ですか
本文への電話番号の記載や過剰な表現、同じ内容の繰り返しなどは避けたほうが無難です。 何が禁止されているかはGoogle公式のガイドラインで変わることがあるため、最新の基準を確認したうえで、連絡先は行動ボタンに集約し、事実を淡々と書き、毎回テーマを変えると安心です。
まとめと、ご相談について
Googleマップの投稿機能は、種類を使い分け、続けられる仕組みを作り、ルールを守れば、特別なスキルがなくても成果につながる地道な武器です。まずは1本、今日のうちに投稿してみてください。
ここまで読んで「やることは分かったけれど、続ける自信がない」「基本情報や口コミ対応まで含めて整理したい」と感じた方は、お気軽にご相談ください。コレットラボのMEO対策支援では、面倒な投稿や口コミ対応を伴走しながら一緒に整えていきます。現状を整理するだけでもOKです。MEO対策の詳細はこちらからお話を聞かせてください。
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