AIと二人三脚!バナーやタイトルに効く「キャッチコピー」100本ノックのやり方

「バナー広告の文字、何にしようかな…」
「新しく書いた記事のタイトル、どうすればクリックしてもらえるんだろう?」
「商品のパンフレットの表紙に書く、短くてかっこいい言葉が思いつかない!」
そんなふうに、パソコンの前で何時間も悩んでしまうことはありませんか?頭を抱えてウンウンうなっても、なかなか「これだ!」という言葉は降りてこないですよね。忙しい仕事の合間にキャッチコピーを考えるのは、本当に大変な作業です。
この記事では、そんな「言葉が出てこない」というお悩みを、AIを使ってすっきりと解決する方法をご紹介します。その名も、AIを使った「キャッチコピー100本ノック」です。
1人で悩む代わりに、AIという頼もしいアシスタントにアイデアを100個出してもらい、そこから一番いいものを選ぶという、とっても効率のいいやり方です。
この記事を読むと、今まで何時間もかかっていたキャッチコピー作りの時間を、たったの数十分に短縮できるようになります。さらに、「自分では絶対に思いつかないような、面白い切り口」も見つけられるようになりますよ。ぜひ、最後まで読んで、AIをあなたの最高の相棒にしてくださいね。
なぜキャッチコピー作りで、私たちは立ち止まってしまうのか?
そもそも、どうして私たちはキャッチコピーを作るときに、こんなにも時間がかかってしまうのでしょうか?まずは、その「つまずいてしまう理由」から一緒に考えてみましょう。
「いい言葉が思いつかない」という現場のリアルな悩み
たとえば、あなたが新しいBtoB向けシステムを売り出す担当者になったとします。「このシステムの良さを、たった1行で伝えてください」と言われたら、どうでしょう?
「作業が早くなります」「コストが下がります」といった、普通すぎる言葉しか思い浮かばない…と悩む方が多いのではないでしょうか。かんたんに言うと、「伝えたいことはたくさんあるのに、それを短い言葉にまとめるのが難しい」ということです。
さらに、「上司に見せたらダメ出しされるかも」「競合他社と同じような言葉になっていないかな?」と色々なことを考えすぎてしまい、ますます言葉が出なくなってしまうのです。これは、特別なことではなく、どんな会社でも現場でよく起きている「あるある」の悩みです。
キャッチコピーは「センス」ではなく「数」から生まれる
多くの人が勘違いしていることがあります。それは、「有名なコピーライターは、パッと閃いて、いきなり素晴らしい1行を書いている」というイメージです。
でも実は、プロのコピーライターも、最初から正解を書いているわけではありません。彼らは、1つの商品のために、ノートが真っ黒になるくらい、100個、200個、ときには1000個もの言葉を書き出しています。その大量のアイデアの中から、「これだ!」という最高の1行を選び抜いているのです。
つまり、キャッチコピー作りで一番大事なのは「センス」ではなく、「どれだけたくさんのアイデア(数)を出せるか」なのです。
例えるなら、砂金を探すようなものです。たくさんの砂をすくって、丁寧にふるいにかけて、最後に残ったキラッと光る一粒を見つける。キャッチコピー作りもこれとまったく同じです。だからこそ、最初は「質」よりも「量」を出すことが大事なのです。
AIを相棒にした「キャッチコピー100本ノック」とは?
「数が大事なのは分かったけど、自分で100個も考えるなんて無理だよ…」と思った方、安心してください。そこで登場するのが、今話題のAI(人工知能)です。
1人で悩むより、AIと壁打ちする方が圧倒的に早い理由
先ほど「キャッチコピーは数から生まれる」とお伝えしました。しかし、人間の脳みそだけで100個のアイデアをひねり出すのは、とても疲れますし、時間もかかります。
そこで、AIの出番です。ChatGPTなどのAIに、「この商品のキャッチコピーを100個考えて」とお願いすると、ものの数十秒で画面いっぱいに100個の言葉がズラーッと並びます。人間なら何時間もかかる作業を、AIは一瞬で終わらせてくれるのです。
もちろん、AIが出してきた100個がすべて完璧なわけではありません。中には変な日本語や、的外れな言葉も混ざっています。でも、それでいいのです。あなたがやるべきことは、ゼロから言葉を生み出すことではなく、「AIが出してくれた100個の中から、良さそうなものを2〜3個選んで、人間の手で少しだけ手直しする」ことへと変わります。これを「AIと壁打ちする」と言います。テニスの壁打ちのように、自分が投げたボール(お願い)に対して、AIがどんどんボール(アイデア)を打ち返してくれるイメージです。
つまり、AIは文句を言わない「無限のアイデア出しマシーン」です
会社で同僚に「ねえ、キャッチコピー100個考えてくれない?」と頼んだら、嫌な顔をされますよね。でも、AIなら絶対に文句を言いません。深夜だろうが早朝だろうが、何度ダメ出しをして「やり直して!」と言おうが、いつでもニコニコ(?)とアイデアを出してくれます。
AIを「賢いロボット」と思うのではなく、「文句を言わずに無限にアイデアを出してくれる、超優秀なアシスタント」だと考えてみましょう。
このアシスタントを上手に使いこなすことができれば、あなたの仕事は劇的にラクになります。参考までに、AIを使ったプロンプト(AIへのお願いの仕方)については、外部サイトのキャッチコピー思考とAIプロンプトなどでも詳しく解説されているので、興味がある方は後でチェックしてみてくださいね。

実際にAIを使ってキャッチコピーを作る具体的な3ステップ
では、ここからは「どうやってAIにキャッチコピーを作ってもらうのか」、その具体的な手順を3つのステップで分かりやすく説明します。今日からすぐに使えるテクニックですよ!
ステップ1:AIに「誰に」「何を」伝えたいかを教える
AIにいきなり「キャッチコピーを考えて」と言っても、AIは何について考えればいいのか分かりません。まずは、AIに「前提条件(ぜんていじょうけん)」を教えてあげる必要があります。簡単に言うと、「誰に、何を売るための言葉なのか」というプロフィールを渡すということです。
たとえば、次のようにAIに入力します。
- 商品:経理の作業を自動化するクラウドシステム
- ターゲット(誰に):毎月の請求書作りに追われて、残業ばかりしている中小企業の経理担当者
- ベネフィット(どんな良いことがあるか):手作業が減り、ミスがなくなり、月末でも定時で帰れるようになる
このように、「誰に」「何を」「どうなってほしいか」をしっかり伝えることで、AIはピントの合ったアイデアを出せるようになります。お店の店員さんに、「プレゼント用の花束を作って」と言うだけでなく、「30代の女性に、誕生日のプレゼントとして、明るい色の花束を作って」と細かく注文するのと同じですね。
ステップ2:AIに「100個出して」とお願いする(プロンプトのコツ)
前提条件を教えたら、いよいよAIにアイデアを出してもらいます。ここでのポイントは、遠慮せずに「100個出して!」とたくさんお願いすることです。
入力する文章(これを専門用語で「プロンプト」と言います)は、こんな感じで書いてみましょう。
「先ほど伝えた経理システムについて、バナー広告に使う短いキャッチコピーを100個考えてください。ターゲットが『これ、私のことだ!』と思わずクリックしたくなるような、共感できる言葉にしてください。」
すると、AIがズラーッと100個のアイデアを出してくれます。もし、少し真面目すぎるなと思ったら、「もっと親しみやすい言葉で、さらに50個追加して」とお願いすれば、どんどん違う切り口の言葉が出てきます。
ステップ3:出てきたアイデアを人間が選び、磨き上げる
100個のアイデアが出そろったら、ここからが人間の腕の見せどころです。AIの出した言葉を上から順に読んでいき、「あ、これなんかいいかも」と引っかかったものを3〜5個くらいピックアップします。
たとえば、AIが次のような候補を出したとします。
- 「月末の残業は、もう終わりにしませんか?」
- 「請求書作成はAIにお任せ。あなたは定時で帰りましょう。」
- 「手入力のミスとおさらば!経理専用クラウドシステム」
これらをそのまま使ってもいいのですが、もっと自分たちのサービスに合うように、人間の手で少しだけ言葉を整えます。「おさらば」という言葉はちょっと古いから「サヨナラ」にしよう、とか、具体的な数字を入れて「毎月10時間の残業をゼロに!」に変えてみよう、といった具合です。
AIが「土台」を作ってくれたので、人間は「飾り付け」をするだけで済みます。ゼロから考えるより、ずっとカンタンですよね!

BtoB企業がやりがちな失敗と、その対策
ここまで読んで「なんだ、AIって魔法の杖みたいに便利だな」と思ったかもしれません。でも、ちょっと待ってください!実は、BtoB(企業が企業に向けてモノを売るビジネス)の現場で、AIを使うときにやりがちな「失敗」があるんです。
AIに丸投げして「どこかで聞いたような言葉」になる失敗
一番多い失敗は、「AIに丸投げしてしまうこと」です。
AIは、世の中にあるたくさんの文章を学習して賢くなっています。そのため、AIに「適当にキャッチコピーを作って」とだけお願いすると、どこにでも転がっているような、無難でつまらない言葉しか出してくれません。
「業務効率化で未来を創る」「次世代のソリューションを提供」といった、カッコいいけれど、結局何が言いたいのかよく分からない言葉になってしまうのです。これでは、お客さまの心には響きません。BtoBの製品は、専門的で少し難しいことが多いので、なおさら「伝わらない」という問題が起きてしまいます。
難しい専門用語を分かりやすく言い換えるコツについては、専門用語を中学生レベルに!技術者の難しい話をAIで翻訳し、見込み客を惹きつけるBtoBライティング術の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。
お客さまの「リアルな声」や専門的な情報を混ぜるコツ
では、どうすれば「無難でつまらない言葉」を避けられるのでしょうか?
答えはカンタンです。AIにお願いするときに、「実際の現場で起きているリアルな悩み」や「自社だけが持っている数字・データ」を混ぜてあげるのです。
たとえば、「経理の作業がラクになります」と指示するのではなく、「『毎月25日になると、請求書の印刷と封入作業で指先がカサカサになる』と悩んでいる経理担当者に向けて書いて」と指示を出してみましょう。
するとAIは、「指先のカサカサ」や「25日の憂鬱」といった、リアルな言葉を使ったキャッチコピーを考えてくれます。人間の泥臭いエピソードや、具体的な事実をAIに食べさせることで、出てくるアイデアの質は格段にアップします。「AIに丸投げするのではなく、人間が良質なヒントを与える」というのが、一番の成功の秘訣です。

2026年最新版!AIとのキャッチコピー作りを仕組み化するメリット
現在、2026年時点では、AIはさらに進化し、私たちの仕事のやり方を大きく変えつつあります。この「AIと一緒のキャッチコピー作り」を社内の当たり前のルール(仕組み化)にすると、会社にとってどんな良いことがあるのでしょうか?
時間とお金、どれくらい節約できるの?
分かりやすいメリットは、ズバリ「時間とコストの節約」です。
今まで、バナー広告のキャッチコピーを考えるのに、担当者が2時間悩んでいたとしましょう。これがAIを使うことで、たったの15分で終わるようになります。1回につき1時間45分の短縮です。これが月に10回あれば、17.5時間もの時間が浮くことになります。
浮いた時間で、担当者は「お客さまのところへ直接話を聞きに行く」など、人間でしかできないもっと大切な仕事に集中できるようになります。つまり、「AIに作業を任せることで、人間はより人間らしい仕事ができるようになる」ということです。これだけでも、AIを導入する価値は十分にありますよね。
他のAI活用術と組み合わせて、もっと便利にする方法
さらに、AIで作ったキャッチコピーは、他のAIの仕組みと組み合わせることで、もっと強力な武器になります。
たとえば、AIにブログのネタを考えさせる仕組みと連携させることができます。AIを活用した「ネタ切れ」解消ルーチン:業界ニュースからBtoBブログの題材を毎日5つ提案させる方法という記事で紹介しているように、日々の情報収集をAIにやらせて、そこから出てきた最新ニュースをもとに、今回の「キャッチコピー100本ノック」を使って魅力的なタイトルをつける、というコンボ技が使えるのです。
このように、「点」でAIを使うのではなく、「線」でつなげて仕組み化することで、BtoB企業のマーケティング活動は驚くほどスピードアップします。

よくある質問(FAQ)
AIが作ったキャッチコピーをそのまま使っても、著作権の違反にはならないの?
基本的には、短いキャッチコピー自体には著作権が認められにくいとされています。ただし、AIが偶然、他社の有名なキャッチコピーとまったく同じものを出してしまう可能性はゼロではありません。必ず、使う前にGoogle検索などで「同じ言葉が商標登録されていないか」「他社の有名なコピーではないか」を人間の目で確認することが大事です。
無料のChatGPTでも、いいキャッチコピーは作れますか?
はい、無料版でも十分に100本ノックの壁打ちは可能です。ただ、有料版のほうがより文脈を深く理解し、自然で賢い言葉選びをしてくれる傾向があります。まずは無料版で試してみて、「もっと質の高いアイデアが欲しい」と思ったら有料版を検討してみるのがおすすめです。
AIに「100個出して」とお願いすると、途中で止まってしまうんですが…
AIは一度に出力できる文字数に限界があるため、途中で文章が切れてしまうことがあります。そんなときは、慌てずに「続けてください」と入力して送信すれば、止まったところから再開してくれます。または、「まずは50個出して」と2回に分けてお願いするのもスムーズなやり方です。
まとめ:今日からAIをあなたの「専属コピーライター」にしよう
いかがでしたか?「キャッチコピー作り」という、これまでセンスやひらめきが必要だと思われていた作業が、AIを使うことで「誰でもカンタンに、大量のアイデアを出せる作業」に変わることがお分かりいただけたと思います。
最初から完璧な言葉を作ろうとしなくて大丈夫です。まずはAIという文句を言わない相棒に、100個のアイデアを出してもらうところから始めてみましょう。きっと、「こんな切り口があったのか!」という新しい発見があるはずです。
もし、「うちの会社でもAIを使って業務をラクにしたいけれど、どう設定していいか分からない」「社内にAIを教えられる人がいない」とお悩みでしたら、ぜひ一度コレットラボにご相談ください。BtoB企業の現場に寄り添い、本当に使えるAIの仕組みづくりをサポートいたします。まずは気軽にお話ししてみませんか?

