AI Overviews対策|サービス紹介ページの見直し方と確認リスト

AI Overviews対策|サービス紹介ページの見直し方と確認リスト

この記事の要点

  • AI Overviews向けの特別な書き方や構造化データは不要とGoogleが明記
  • 見直すのは表示の条件・冒頭の要点・自社にしか書けない情報の3つ
  • 確認リスト10項目と、修正した後の効果の確かめ方を本文で解説

サービス紹介ページを、AI Overviews(Google検索の「AIによる概要」)向けに特別な形へ書き換える必要はありません。Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件は無いと説明しています。見直すのは、ページが検索に表示される条件を満たしているか、お客さまが知りたい要点が本文の文字で冒頭に書かれているか、自社にしか書けない情報が載っているか、の3点です。

自社のサービス紹介ページを持っていて、AI検索への対応を何から始めるか迷っている経営者・Web担当者に向けた記事です。読み終わる頃には、確認リストに沿って自社のページを点検し、修正する箇所を決められる状態を目指します。

自社の狙う検索語でAIによる概要が表示されるかどうかの調べ方は、AIによる概要が出る検索語の見分け方で解説しています。この記事では、サービス紹介ページの修正手順と確かめ方に絞ります。

Contents / 目次
  1. AI Overviews対策でサービス紹介ページに必要なのは通常のSEOの見直し
  2. サービス紹介ページの見直し方。5つのステップ
  3. 見直した後の確かめ方。生成AIパフォーマンスレポートとGA4
  4. サービス紹介ページで起きやすい失敗と外注前の確認点
  5. AI Overviews対策でよくある質問

AI Overviews対策でサービス紹介ページに必要なのは通常のSEOの見直し

AI Overviews対策として行うことは、通常のSEOの見直しと同じです。Googleの「AI 機能とウェブサイト」には、次の1文があります。

Googleの説明。「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。」

Googleが2026年5月15日に追加した「生成AI検索の最適化ガイド」も、「生成 AI 検索向けの書き方をする必要はありません」「生成 AI 検索に構造化データは必要ありません」と書いています(追加した日はドキュメントの更新履歴に載っています)。コンテンツを細かく分割する必要も無いとしています。GEOやAEOと呼ばれる取り組みも、Google検索の観点から見ればSEOであることに変わりはない、という立場です。

Googleが「不要」としていることと「行うべき」としていることを、サービス紹介ページの作業に当てはめると次のとおりです。

項目Googleの説明サービス紹介ページで行うこと
生成AI向けの書き方必要ないお客さまが読んで分かる文章のまま修正する
コンテンツの細かい分割必要ない見出しを内容が分かる言葉にする程度でよい
特別な構造化データ生成AI検索には必要ない入れる場合は、表示している文と一致させる
表示の条件インデックス登録・スニペットの表示・技術要件URL検査と、スニペットを止める設定の有無を確かめる
重要な内容テキスト形式で示す料金表や対応地域を画像だけにしない
独自性一般的な知識を超えた専門的な見解・経験自社の作業の流れや、対応できる条件を書く
ビジネスプロフィール情報を最新にするサービス内容・営業時間をページと合わせる

この章で押さえるのは、AI向けの特別な作業を探すより、表のうち「表示の条件」「重要な内容」「独自性」の3行を自社のページで確かめるほうが先だという点です。

サービス紹介ページの見直し方。5つのステップ

サービス紹介ページは、次の5つのステップで見直します。ステップ1の条件を満たしていないと、ほかのステップで修正しても、ページはAIによる概要に表示されません。

ステップ1 検索に表示される条件を確かめる

Googleの「AI 機能とウェブサイト」は、AIによる概要やAIモードに表示されるには、ページがインデックスに登録され、検索結果でスニペット(タイトルの下の説明文)を表示でき、検索の技術要件を満たしている必要があると説明しています。まずSearch ConsoleのURL検査にサービス紹介ページのURLを入れ、次の点を確かめます。

  1. URL検査の結果が「URL は Google に登録されています」になっているか
  2. [公開 URL をテスト]で、レンダリングされたHTMLに料金・対象・流れの本文が含まれているか
  3. ページのHTMLの robots メタタグに noindex・nosnippet・max-snippet:0 が入っていないか
  4. 要点を書いた部分に data-nosnippet 属性が付いていないか
  5. Search Consoleの[設定]>[検索の生成 AI]で、サイトをAIによる概要とAIモードから除外していないか(Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」によると、2026年8月31日から世界中のすべてのウェブサイトで使える設定です)

「URL は Google に登録されています」と出ても、表示が保証されるわけではありません。nosnippet はAIによる概要とAIモードにも適用されるので(Googleの「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の設定」)、過去に別の理由で付けた設定が残っていないかを見ます。設定の意味はnosnippetとdata-nosnippetの使い方で解説しています。

ステップ2 冒頭の文章にお客さまが知りたい要点を書く

ページを開いたお客さまが最初に読む位置に、サービスの要点を文章で書きます。Googleの評価のためではなく、比較中のお客さまが数行で「自社に合うか」を決めるためです。キャッチコピーだけで始まり、対象や費用の決まり方がページの下のほうにしか無い作りは、ここで修正します。

冒頭に書く項目は、次のたたき台を自社の内容で埋めて作れます。

[サービス名]は、[対象の業種・規模]の[困りごと]に対して、[提供する作業]を行うサービスです。
対応している地域:[市区町村/オンライン対応の有無]
期間の目安:[申し込みから開始まで◯週間、作業期間◯か月]
費用の決まり方:[何によって金額が変わるか(ページ数・店舗数・回数など)]
申し込みの流れ:[問い合わせ → 打ち合わせ → 見積もり → 契約 → 開始]
対応していないこと:[例 ○○の代行は行っていません]

「対応していないこと」を書いておくと、合わないお客さまからの問い合わせが減ることが期待できます。金額を載せない会社でも、「何によって金額が変わるか」は書けます。

ステップ3 自社にしか書けない情報を足す

Googleは「生成AI検索の最適化ガイド」で、一般的な知識を超えた、独自の専門的な見解や経験に基づくコンテンツを作るよう勧めています。サービス紹介ページで独自性が出るのは、次の4つです。

  • 作業の流れ:各工程で、自社とお客さまがそれぞれ何をするか
  • 対応できる条件:業種・規模・地域・時期など、引き受けられる条件と引き受けられない条件
  • 実績の数字:社内に記録がある数字だけを、期間と条件を添えて書く
  • 実際に受けた質問:商談や電話で受けた質問と、その回答

「丁寧な対応」「地域密着」のような、どの会社のページにも書ける言葉は独自性になりません。実績の数字の書き方は導入事例の成果数値の書き方にテンプレートがあります。

ステップ4 画像の中の文字と構造化データを確かめる

Googleは「AI 機能とウェブサイト」で、重要なコンテンツはテキスト形式で示すよう勧めています。料金表・比較表・対応地域の地図を画像だけで載せているなら、HTMLの表や文章に書き換えます。代替テキスト(alt)に料金を全部書き込んでも、ページを開いたお客さまには表として読めません。

クリックしないと本文が読み込まれない作りも、ステップ1のレンダリングされたHTMLで本文が出ているかを確かめます。原因の切り分けはJavaScript描画と画像内文字の直し方で解説しています。

画像の料金表をHTMLの表に変える作業や、JavaScriptで表示している本文を変える作業は、サイトの作りに手を入れることになります。社内のCMSで編集できない場合は、サービスページの作りから見直すホームページ制作で進める方法もあります。

構造化データは、AIによる概要に出るために入れるものではありません。Organization や LocalBusiness を入れる場合は、ページに表示している社名・住所・電話番号と同じ値にします。FAQの構造化データは、Google検索セントラルのドキュメントの更新履歴(2026年5月8日の項目)のとおり、2026年5月7日以降、検索結果にFAQのリッチリザルトとして表示されなくなっています。

ステップ5 内部リンクとビジネスプロフィールの情報を合わせる

Googleは「AI 機能とウェブサイト」で、コンテンツをウェブサイトの内部リンクから簡単に見つけられるようにするよう勧めています。トップページ・事例・料金・関連コラムから、サービス紹介ページへ「○○の料金と流れ」のような内容が分かる言葉でリンクします。「詳しくはこちら」だけのリンクは、言葉を変えます。

同じページでGoogleは、Merchant Center とビジネス プロフィールの情報を最新にするよう勧めています。店舗や事務所があってGoogleビジネスプロフィールを使っている場合は、サービス内容・営業時間・ウェブサイトのURLを、サービス紹介ページの記載と一致させます。

5つのステップを、点検用の確認リストにすると次の10項目です。

  1. 登録:URL検査で「URL は Google に登録されています」と出る
  2. 本文の読み込み:レンダリングされたHTMLに料金・対象・流れの本文がある
  3. スニペットの設定:noindex・nosnippet・max-snippet:0 が入っていない
  4. 部分の除外:要点の部分に data-nosnippet が付いていない
  5. 生成AIの設定:Search Consoleの[設定]>[検索の生成 AI]で除外していない
  6. 冒頭の要点:対象・作業・地域・期間・費用の決まり方・流れが冒頭にある
  7. 独自の情報:作業の流れか、対応できる条件が具体的に書かれている
  8. テキスト化:料金表・比較表が画像ではなくHTMLの表になっている
  9. 構造化データ:入れている値が、表示中の社名・住所・電話番号と一致する
  10. 情報の一致:内部リンクの言葉とビジネスプロフィールの記載がページと合っている

この章で押さえるのは、10項目のうち1〜5はGoogleが表示の条件や推奨として説明している技術面の確認、6〜10はお客さまが比べて選ぶための中身だという点です。1〜5で引っかかる項目があれば、そこから修正します。

見直した後の確かめ方。生成AIパフォーマンスレポートとGA4

修正の効果は、Search Consoleの「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」で確かめます。Search Console ヘルプによると、2026年8月31日に世界中のすべてのウェブサイトで使えるようになり、AIによる概要とAIモードでの表示回数を、ページ・国・日付・デバイスごとに見られます。レポートの開き方はSearch ConsoleでAI検索の表示回数を確認する手順で解説しています。

数字は、次の3つのレポートで分けて見ます。

  • 生成 AI パフォーマンス レポート:AIによる概要とAIモードでの表示回数を見ます。このレポートに出るのは表示回数です
  • 検索パフォーマンスレポート:クリック数を見ます。Googleの「AI 機能とウェブサイト」によると、AIによる概要やAIモードに表示されたサイトのデータは、通常の検索結果と合わせて、検索タイプ「ウェブ」のパフォーマンス レポートに含まれます
  • GA4のチャネル:ChatGPT・Gemini・Copilotなどからの訪問は「AI アシスタント」チャネルに入ります。GoogleのAIによる概要とAIモードからの訪問は「AI アシスタント」には入らず、「オーガニック検索」に含まれます(GA4のヘルプ「デフォルト チャネル グループ」)

効果を比べるには、修正した日を記録し、前後の数字を同じ日数で並べます。GoogleのSEOスターターガイドは、変更の反映には数時間から数か月かかることがあり、一般的には数週間待って確かめるよう説明しています。次の表を、サービス紹介ページごとに1行ずつ作っておくと比べられます。

記録する項目確認するレポート比べ方
修正した日と内容社内の記録どの修正の後の変化かを分ける
AIによる概要・AIモードの表示回数生成 AI パフォーマンス レポート修正前と修正後の4週間ずつを比べる
検索からのクリック数検索パフォーマンスレポート(ページで絞り込む)同じ4週間ずつを比べる
そのページからの問い合わせ件数GA4のキーイベント表示回数が増えても問い合わせが動かないなら冒頭の要点を見直す

この章で押さえるのは、AIによる概要での表示回数と問い合わせ件数を、修正した日を境に同じ期間で比べると、修正が効いたかを判断する目安になるという点です。季節の変動、検索の需要の変化、Googleのアップデートでも数字は動くため、前後の差だけで修正の効果と決めつけないようにします。

サービス紹介ページで起きやすい失敗と外注前の確認点

サービス紹介ページの修正で起きやすいのは、「AI向け」の手法をそのまま当てはめて、お客さまにとって読みにくいページになる失敗です。

見出しを質問形に変えてFAQを大量に足す

「AIは質問に答える箇所を拾う」という説明を受けて、見出しをすべて「〜とは?」に変え、FAQを数十問足すと、サービスの全体像が質問の羅列に埋もれます。Googleは生成AI向けの書き方を不要としており、FAQのリッチリザルトもステップ4で触れたとおり現在は表示されません。FAQには、商談や電話で実際に受けた質問だけを載せます。

料金表や対応地域を画像で載せたままにする

デザインを優先して料金表を画像で作ると、その金額はページの本文の文字として載りません。冒頭の要点を書き直しても、比較で決め手になる料金の決まり方が画像の中に残ったままになります。表はHTMLで作り、見た目はCSSで合わせます。

構造化データにページに無い内容を書く

プラグインやツールの初期設定のまま、ページに表示していない料金や評価を構造化データに入れると、表示内容と一致しなくなります。Googleの「構造化データに関する一般的なガイドライン」は、ページの読者に表示されないコンテンツを構造化データでマークアップしないよう求めています。

AI向けの要約ページを別に作る

同じサービスについて「AI向けの要約ページ」を別URLで作ると、内容の重なるページが増えます。お客さま向けのページとAI向けのページを別々に保守することになり、片方だけ更新すると内容が食い違うおそれもあります。

外注する前に確かめる3つの質問

AI検索対策を外注するときは、提案に次の内容が含まれていないかを確かめます。

  1. 「AIによる概要への掲載を保証します」と書かれていないか。Googleの生成AI機能への表示は保証されません
  2. llms.txt の設置やAI専用のマークアップが、作業の中心になっていないか。Googleは「生成AI検索の最適化ガイド」で、Google検索の生成AI機能に表示されるために新たに作る必要は無いとしています
  3. 社名の言及を増やすための寄稿・書き込みが、費用の中心になっていないか。名前を出してもらうためだけの依頼は、サービス紹介ページの中身を良くする作業ではありません

逆に、確認リストの1〜5の点検や、冒頭の要点・料金表の書き直しを作業に含めている提案は、Googleの説明と同じ方向を向いています。比べ方はAIO対策に強い会社の選び方でも解説しています。

この章で押さえるのは、AI向けとうたう修正でお客さまが読みにくくなるなら、その修正は採らないという判断です。

AI Overviews対策でよくある質問

自社のサービス紹介ページがAIによる概要に出ているか、どう確かめればいいですか?

Search Consoleの「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」で、ページごとの表示回数を見ます。自分で検索して確かめる方法もありますが、Googleの「Google の検索エンジンの仕組み」のとおり、検索結果はユーザーの所在地・言語・デバイスなどでも変わるため、1回の検索結果だけで判断しないほうが確実です。

サービスが3つあるのに紹介ページが1枚です。AI Overviewsのために分けたほうがいいですか?

AIのために分ける必要はありません。Googleは「生成AI検索の最適化ガイド」で、Googleのシステムはページ上にある複数のトピックを理解できるので、コンテンツを細かく分割する必要は無いと説明しています。分けるかどうかは、対象のお客さまや料金の決まり方がサービスごとに違うかで決めます。違うなら、お客さまが迷わないようにページを分けるほうが読みやすくなります。

料金の一部だけ、AIによる概要に使われないようにできますか?

できます。その部分を囲むHTMLの要素に data-nosnippet 属性を付けると、その部分は検索結果のスニペットに使われなくなります(Googleの「Robots meta タグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の設定」)。Googleの「AI 機能とウェブサイト」も、AI 機能に表示される情報を制限する方法として data-nosnippet を挙げています。ページ全体に nosnippet を付けると、検索結果の説明文も出なくなるため、通常は部分の指定で足ります。

AIによる概要が出ると、サービス紹介ページへのクリックは減りますか?

検索語やページによって変わるため、一律には言えません。Googleは「AI 機能とウェブサイト」で、AIによる概要が表示される検索結果ページからのクリックは、サイトに長く滞在する傾向があるため質が高いと説明しています。自社のページについては、表示回数・クリック数・問い合わせ件数を修正の前後で比べて判断します。

まずは、Search ConsoleのURL検査にサービス紹介ページのURLを入れ、「URL は Google に登録されています」と出るかだけ確かめてください。構造化データを入れるかどうかを決めたい方は、続けてAI検索の構造化データの優先順位を読むと、最初に入れる種類を決められます。

確認リストで修正する箇所は分かったものの、冒頭の要点の書き直しや料金表をHTMLの表に変える作業まで社内で進めるのは難しい、と感じた方もいると思います。コレットラボでは、サービス紹介ページの点検から書き直しまでを進めるGEO(LLMO)対策・AI検索対策のご相談を受けています。いまのページの状況を伺うところから、気軽にお声がけください。

個別のご相談

サービスの選び方やご依頼について、ご相談いただけます。

相談する

Read Next / 次に読む

ChatGPTとGeminiが引用元を選ぶ仕組み|自社が参照されているかの調べ方
GEO

ChatGPTとGeminiが引用元を選ぶ仕組み|自社が参照されているかの調べ方

2026.08.30 / 約 25 分

関連記事

GEO

パープレキシティ コメットの使い方|AIブラウザの注意点

更新
GEO

GA4でChatGPT流入を可視化する手順|AIアシスタントとカスタムチャネル

更新
GEO

AI検索に構造化データは必要か|最初に入れる3つと確認手順

更新
GEO

AEOとは|GEO・LLMO・AIOとの違いと対策5ステップ

更新
GEO

パープレキシティAIとは|特徴と無料アプリの使い方を手順解説

更新
GEO

AI Overviewsとは|読み方と日本語画面での見え方

更新
GEO

LLMO対策の実績公開|守秘の線引きと匿名化の判断

更新
GEO

LLMOセミナーの選び方と独学の進め方|AIO対策の判断軸

更新
GEO

料金比較表の作り方|HTMLの表とProductのJSON-LD例

更新
GEO

AIコンテンツの失敗を防ぐ5つの対策|手順とチェックリスト

更新
GEO

AIで記事構成を作るプロンプトの型|作成時間を短くする手順

更新
GEO

AI検索に向けた既存記事の修正手順|更新日と出典の書き方

更新