Facebookビジネスページの作り方|公開前の必須設定

Facebookビジネスページの作り方|公開前の必須設定

この記事の要点

  • ページ作成の前に個人アカウントのプライバシー設定を先に固める
  • 公開前チェックは連絡先・CTAボタン・メッセージ設定の3点が肝
  • やりがちな失敗が3つ。知らずに公開すると個人情報が漏れることがある

Facebookでビジネスページを作ろうとして、「個人アカウントの情報まで見られてしまわないか不安」「どこまで設定してから公開すればいいのか分からない」と手が止まっていませんか。

この記事は、これから会社やお店のFacebookページを作る広報・営業担当の方に向けて、作成前の準備から公開前チェックまでを順番に解説します。読み終わる頃には、今日どの設定を確認して公開すればいいかが判断できる状態を目指します。ページ運用が始まったあとの投稿設計は範囲外なので、そこはBtoB SNSのネタ切れ解消法で別途整理しています。

Contents / 目次
  1. Facebookビジネスページ作成で最初に押さえる3つの順番
  2. 公開前にやる。個人アカウントのプライバシー設定
  3. Facebookビジネスページの作り方。5ステップの手順
  4. 公開ボタンを押す前の最終チェックリスト
  5. Facebookページを整えると何が変わるのか
  6. 企業ページ作成でやりがちな3つの失敗
  7. 運用でつまずく本音。AIに任せる範囲と人が守る範囲

Facebookビジネスページ作成で最初に押さえる3つの順番

Facebookビジネスページの作り方|公開前の必須設定

Facebookビジネスページは、いきなり作り始めるのではなく「個人アカウントの防御 → ページ作成 → 公開前チェック」の3ステップの順で進めるのが正解です。この順番を守るだけで、後から一番困る「管理者の個人情報が公開されていた」という事故を防げます。

Facebookビジネスページとは、会社やお店が実名で運用する公式アカウントのことです。個人のプロフィールとは別物で、複数人で管理できたり、広告を出せたり、アクセス分析ができたりする点が違います。ただし、作るには土台として個人のFacebookアカウントが必要です。ここが多くの人がつまずく入り口になります。

なぜ順番が大事なのか。かんたんに言うと、ビジネスページは個人アカウントに紐づいて作られるからです。個人アカウント側のプライバシー設定がゆるいまま公開すると、ページの管理者情報や連絡先から、担当者個人のプロフィールにたどり着けてしまうことがあります。だからこそ、作成ボタンを押す前の準備が9割です。

全体像を先に一覧で示します。まずはこの3つを頭に入れてから、次の章で1つずつ手を動かしていきましょう。

ステップやること目的
① 個人アカウントの防御検索範囲・投稿公開範囲・タグ付け承認を制限担当者の個人情報が漏れないようにする
② ページ作成ページ名・カテゴリ・基本情報を入力して開設会社の公式な受け皿を作る
③ 公開前チェック連絡先・CTAボタン・メッセージ設定を確認問い合わせを取りこぼさない状態にする

ポイント。作成そのものは15分ほどで終わります。時間をかけるべきは「①の防御」と「③のチェック」です。ここを飛ばすと、公開後にトラブル対応で何倍もの時間を使うことになります。

他のSNSと同時に立ち上げたい場合は、媒体ごとに準備の勘所が違います。X(旧Twitter)の立ち上げはX企業アカウント運用の始め方、ビジネス向けの実名SNSという意味で近いLinkedInはLinkedIn会社ページの作り方もあわせて読むと、立ち上げの型が揃います。

公開前にやる。個人アカウントのプライバシー設定

ビジネスページを作る前に、まず個人アカウントのプライバシー設定を固めます。ここが公開後の安心を左右する一番大事な準備です。ページを公開すると、設定次第では連絡先やページの透明性情報から担当者個人にたどり着ける余地が残ります。

具体的に確認したいのは次の3つです。難しい操作はありません。順番に見ていきましょう。

  • メールアドレス・電話番号の検索範囲:「友達のみ」または「自分だけ」に変更する。これで、あなたの連絡先を知っている第三者が個人アカウントを探し当てにくくなる
  • 過去の投稿の公開範囲:「友達」に一括変更する。会社の顔として活動する前に、プライベートな過去投稿が誰でも見える状態を解消しておく
  • タグ付けの承認:自分がタグ付けされた投稿を、自分のタイムラインに表示する前に「レビューする(承認制)」にする。無関係な投稿に勝手に紐づけられるのを防ぐ

設定メニューの名称やボタンの位置は、Facebookのデザイン更新で変わることがあります。おおまかには、画面右上のアカウントメニューから設定画面(「設定とプライバシー」など)に進み、その中のプライバシー関連の項目で上の3点を確認・変更します。表示が変わっていて見つからないときは、設定内の検索窓に「プライバシー」と入力すると該当項目に飛べることが多いです。ここで大事なのは「どのボタンか」ではなく、「上の3項目を制限する」という判断そのものです。

ビジネスページを作る前に、個人アカウントのセキュリティ設定(パスワードや二段階認証など)を一度確認しておくと安心です。土台となる個人アカウントを守っておくことで、ページ運用も落ち着いて始められます。

Facebookビジネスページの作り方。5ステップの手順

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個人アカウントの防御が済んだら、いよいよページ本体を作ります。手順は大きく5ステップです。ここでは画面のボタン名ではなく、「何を・どう決めて入力するか」という中身に絞って解説します。入力する値さえ決まっていれば、画面が多少変わっても迷いません。

ステップ1。ページの種類を選ぶ

ページ作成を始めると、まず種類や目的を選ぶ画面が出ます。会社・お店・ブランドとして運用するなら、事業者向けの区分を選びます。 この選択で入力項目が変わるので、最初に正しく選んでおきましょう。個人の有名人・クリエイター向けの区分が用意されていることもありますが、法人での運用なら事業者向けを選べば問題ありません。

ステップ2。ページ名とカテゴリを決める

ページ名は、原則として正式な会社名・店舗名にします。検索で見つけてもらう入り口になるので、略称やキャッチコピーを混ぜず、名刺やホームページと同じ表記に揃えるのが基本です。カテゴリは、あなたの事業を表す言葉を入力すると候補が出るので、実態に合う一番近いものを選びます。「レストラン」や「カフェ」のように、事業内容が伝わる言葉にしておくと探されやすくなります。

ステップ3。プロフィール写真とカバー写真を用意する

プロフィール写真は会社ロゴ、カバー写真はブランドの世界観が伝わる横長の画像を用意します。目安のサイズ感として、プロフィールは正方形、カバーは横長です。正確な推奨ピクセル数は表示端末で変わり公式でも更新されるため、最新の推奨サイズは公式ヘルプで確認してください。ロゴがきれいに用意できない場合は、無料のデザインツールCanvaで正方形のロゴ画像を作る方法もあります。

カバー写真のコツ。「何屋か」「どんな価値があるか」が一目で分かる画像にします。新商品やキャンペーンに合わせて定期的に差し替えると、リピーターにも変化が伝わります。

ステップ4。基本情報を漏れなく入力する

ここが完成度を大きく左右します。訪問者が知りたい情報を、空欄なく埋めるのが目標です。最低限そろえたいのは次の項目です。

  • 連絡先:電話番号・メールアドレス・公式サイトのURL
  • 所在地:店舗や事務所の住所(来店してほしい業種は必須)
  • 営業時間:曜日ごとの営業時間。祝日や臨時休業も反映できるようにしておく
  • 事業内容の説明文:何をしている会社か、誰に向けたサービスかを2〜3文で。検索されたい言葉を自然に含める

「後で入力しよう」と空欄のまま公開すると、そのまま埋め忘れてしまうケースが本当に多いです。プロフィールの完成度が低いページは、訪問者に「ちゃんと運用されていないのかな」という印象を与えます。ここは公開前に一気に埋めきりましょう。

ステップ5。CTAボタンを設定する

ページの上部には、訪問者に取ってほしい行動を促す「CTAボタン」を設置できます。CTAとは、かんたんに言うと「次にやってほしい行動への案内ボタン」のことです。自社のゴールに合わせて、用意されている選択肢から選びます。

  • 問い合わせを増やしたい:メッセージや電話につながるボタン
  • ホームページに送りたい:自社サイトへ移動するボタン
  • 予約を取りたい:予約につながるボタン(対応している業種の場合)

設置できるボタンは限られるので、「このページで一番達成したいことは何か」を決めてから選びます。迷ったら、まずは問い合わせ導線にしておくのが無難です。

公開ボタンを押す前の最終チェックリスト

Facebookビジネスページの作り方|公開前の必須設定

作成が終わっても、すぐ公開せずに最終チェックをします。ここで確認すべきは「問い合わせを取りこぼさない設定になっているか」です。せっかく人が来ても、連絡手段がなければ機会損失になります。次のチェックリストを上から順に確認してください。

確認項目チェック内容
メッセージ機能オンになっているか。問い合わせの主要窓口になるので有効化が基本
連絡先の表示電話・メール・URLが正しく表示され、リンクが実際に開くか
CTAボタン設定したボタンをクリックし、意図した先(電話・サイト等)に飛ぶか
管理者権限自分以外の担当者にも管理権限を割り当てたか(退職・引き継ぎ対策)
個人情報の露出ページの透明性情報や連絡先から、担当者個人にたどり着けないか
投稿の公開範囲テスト投稿が「全員に公開」で正しく表示されるか

特に見落としやすいのが「管理者権限を1人だけにしていた」というケースです。担当者が退職したり、アカウントに入れなくなったりすると、会社の公式ページに誰も入れなくなる事故が起きます。複数人に管理者権限を割り振っておくのが、地味ですが一番効くリスク対策です。

Meta Business Suiteを使うと管理が楽になる。FacebookとInstagramの運用をまとめて扱える公式ツールです。無料で使える範囲や対応機能は公式ヘルプで確認できます。予約投稿や下書き保存もできるので、公開後の運用まで見据えるなら早めに触っておくと後がスムーズです。

Facebookページを整えると何が変わるのか

Facebookビジネスページの作り方|公開前の必須設定

ここまでの設定を丁寧にやると、ページは「作っただけ」から「問い合わせを生む受け皿」に変わります。成果を出している企業に共通するのは、派手な投稿ではなく、基本情報と連絡導線がきちんと整っていることです。

Facebookは実名で使われるSNSです。 だからこそ、企業の「中の人」の気配が感じられる投稿や、社会的なメッセージ性のあるコンテンツが受け入れられやすい土壌があります。舞台裏を見せる投稿や、スタッフの素顔を出す投稿で親近感を作り、そこから問い合わせにつなげている飲食店・サービス業の事例は多く見られます。

とくにBtoB(企業間取引)では、実名制という特徴が効いてきます。役職や業界で相手を絞り込みやすく、個人の信頼と会社の信頼が地続きになるからです。ページを整えたうえで、担当者個人の発信とゆるやかに連携させると、商談前の「どんな会社だろう」という下調べの段階で好印象を作れます。

ただし、数字での効果は業種・地域・投稿内容で大きく変わります。「作れば必ず問い合わせが増える」という保証はありません。

現実的には、公開後にアクセス分析ツール「インサイト」で反応を見ながら、投稿の中身を少しずつ調整していく地道な運用が成果につながります。インサイトでは、投稿ごとのリーチ数、フォロワーの増減、見てくれている人の年齢・性別・地域などが分かります。まずは「どんな投稿が反応されたか」を月に一度振り返るところから始めましょう。

企業ページ作成でやりがちな3つの失敗

ここでは、現場で実際によく見かける失敗を3つ紹介します。どれも「知っていれば防げた」ものばかりです。公開前に自分のページと照らし合わせてみてください。

失敗1。個人アカウントの設定を後回しにして公開する

一番多く、そして一番こわいのがこれです。ページ作成に気を取られ、個人アカウントのプライバシー設定を放置したまま公開してしまうパターンです。この状態だと、ページの管理者情報や連絡先から、担当者個人のプロフィールや友達関係が見えてしまうことがあります。防ぐには、この記事の前半で解説した「検索範囲・投稿公開範囲・タグ付け承認」の3点を、必ずページ作成の前に済ませておくことです。

失敗2。基本情報を空欄のまま運用を始める

連絡先や営業時間、事業説明が空欄のまま投稿だけ始めてしまうパターンです。訪問者は「問い合わせたいのに電話番号が載っていない」「本当に営業しているのか分からない」と感じて離れていきます。せっかく興味を持ってもらえたのに、その場で取りこぼすのは大きな損失です。防ぐには、公開前チェックの段階で連絡先・営業時間・説明文をすべて埋めきることです。空欄ゼロを公開の条件にしましょう。

失敗3。メッセージ機能をオフのまま気づかない

メッセージ機能が無効のまま運用してしまい、届いているはずの問い合わせを丸ごと逃しているパターンです。本人はオフにした自覚がなく、「Facebook経由は反応がない」と勘違いしてしまうこともあります。防ぐには、公開前にメッセージ機能をオンにし、自分の別アカウントやスマホから実際にテストメッセージを送って、ちゃんと受信できるか確認することです。問い合わせ窓口は、必ず一度自分で通してみましょう。

ハッシュタグの付けすぎも地味な失敗です。関連性の低いタグを大量に付けると、かえって雑な印象を与えます。関連性の高いものを数個に絞るのが基本です。

運用でつまずく本音。AIに任せる範囲と人が守る範囲

Facebookページは、作るより「続ける」ほうがずっと難しいというのが正直なところです。ここでは、教科書には書かれにくい現場の妥協点と、AIの使いどころを率直にお伝えします。

まず現実として、多くの中小企業のFacebook運用は「担当者一人の頑張り」で回っています。投稿ネタが尽き、他の業務に押されて更新が止まる。これはほとんどの会社が通る道です。だからこそ、公開の段階から「一人に依存しない仕組み」を作っておくことが、長続きの分かれ目になります。管理者を複数にする、投稿ネタをストックしておく、といった準備がここで効いてきます。属人化を防ぐ具体策はSNS運用の属人化を解消する引き継ぎノートで詳しく整理しています。

次にAIの使いどころです。生成AIに投稿の下書きを作らせる会社も増えました。

ただ、ここで線引きが必要です。

  • AIに任せていい範囲:投稿文のたたき台づくり、複数パターンの案出し、丁寧な返信文の下書き、投稿ネタの発想出し
  • 人が必ずやる範囲:公開前の事実確認、会社の言葉づかいへの調整、クレームや込み入った問い合わせへの最終判断、公開ボタンを押す判断

AIは生成が得意ですが、良し悪しの最終判断は人がやるべき領域です。とくにFacebookは実名の場なので、AIが作った文章をそのまま出すと「機械的で冷たい」と読み手に感じられ、企業の人柄が伝わりにくくなります。AIには下書きまでを任せ、最後の一手間で自社らしさを足す。この分業が、量と質を両立させる現実的なやり方です。AIと人の線引きは生成AIのSNS投稿量産で読まれない本当の原因でも深掘りしています。

もう一つの本音として、Facebook単体で成果を出そうと気負いすぎないことも大事です。多くの会社はInstagramと連携させ、投稿を両方に流す形で運用コストを下げています。「Facebookだけで完結させる」より、手持ちのSNSと役割分担させるほうが、無理なく続きます。

個人アカウントがなくてもビジネスページは作れますか

作れません。ページの作成には、まず個人のFacebookアカウントを用意しておくのが基本です。 まず個人アカウントを実名で用意し、プライバシー設定を整えてからページ作成に進んでください。会社用に新しく個人アカウントを作る場合も、実名登録が原則です。

ページを作るのにお金はかかりますか

ページの作成・運用そのものは無料です。 費用がかかるのは、より多くの人に届けたいときに使う「Facebook広告」を出す場合だけです。まずは無料の範囲で作り込み、反応を見てから広告を検討するので十分です。無理に最初から広告費をかける必要はありません。

担当者が退職したらページはどうなりますか

管理者が1人だけだと、その人が抜けたときにページへ入れなくなる恐れがあります。これを防ぐため、公開時点で複数人に管理者権限を割り当てておくのが安全です。経営者やもう一人の担当者を管理者に加えておけば、引き継ぎで慌てずに済みます。

公開したあと、まず何をすればいいですか

最初の1本を投稿し、メッセージ機能とCTAボタンが実際に動くかを自分で試してください。あとは週1〜2回のペースで無理なく投稿し、月に一度インサイトで反応を振り返るところから始めれば大丈夫です。いきなり毎日投稿を目指すと続かないので注意です。

まずは1分でできる最初の一歩として、自分の個人アカウントを別のスマホやログアウト状態で検索し、電話番号やメールで自分がヒットしないかだけ確認してみてください。ここが漏れていると、ページ公開後の一番の不安の種になります。次に投稿の中身づくりまで進みたい方は、BtoBのSNS投稿時間の決め方もあわせてどうぞ。

ここまで読んで、「設定は分かったけれど、自社のリソースだと運用まで手が回らなそう」と感じた方もいるかもしれません。コレットラボでは、フォロワー数に頼らず問い合わせにつながるSNS運用を、立ち上げから伴走で支援しています。まずは現状を整理するだけでも大丈夫です。無料のアカウント診断もありますので、気軽にSNS集客支援の詳細はこちらからお話を聞かせてください。

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