大分のホームページ制作費用の相場|見積りの妥当性を見抜く手順
この記事の要点
- ホームページ制作費用の妥当性は金額ではなく目的に必要な作業が含まれているかで判断
- 見積もりは初期費用と運用費用に分け、項目別の内訳と公開後のサポート体制を確認
- 相見積もりは同条件で3社、RFPに目的・ターゲット・ページ数・予算を明記して取得
「ホームページを作りたいけれど、A社は30万円、B社は150万円。同じようなサイトなのに、なぜこんなに違うの?」大分で制作会社を探していると、必ずこの壁にぶつかりますよね。
この記事では、費用が大きくブレる理由を分解したうえで、見積もりの妥当性をその場で見抜くチェックリストと、AIを使って費用を抑える内製という選択肢まで、現場目線でお伝えします。読み終わるころには、目の前の見積もりが高いのか妥当なのか、自分で判断できるようになります。
Contents / 目次
結論。ホームページの費用は「目的」と「誰が作るか」で決まる

ホームページ制作の費用が妥当かどうかは、金額そのものではなく「目的に対して必要な作業が含まれているか」で判断します。同じ10ページのサイトでも、テンプレートに流し込むだけなのか、戦略設計から原稿・撮影・SEOまで含むのかで、適正価格は何倍も変わるからです。
まず全体像をつかみましょう。2026年6月時点で、中小企業・個人事業主向けのホームページ制作費用は、おおまかに次のレンジに分かれます。大分のような地方は、東京の制作会社に比べてオフィス賃料や人件費が低いぶん、同等の品質でも比較的リーズナブルな価格帯になりやすい傾向があります。
| 依頼先・方法 | 初期費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| AI・ノーコードツールで自作 | 0〜5万円程度 | とにかく早く・安く名刺代わりのサイトが欲しい |
| フリーランスに依頼 | 10〜50万円程度 | 予算を抑えつつ、ある程度オリジナルにしたい |
| 地方の制作会社に依頼 | 30〜100万円程度 | 戦略設計や原稿込みで、安心して任せたい |
| 実績豊富な制作会社(採用・EC等)に依頼 | 100〜300万円超 | 集客・採用など明確な成果を求める基幹サイト |
ここで大事なのは、金額の数字を比べることではありません。「このサイトで何を達成したいのか」を先に決めることです。問い合わせを増やしたいのか、求人応募を増やしたいのか、ただ会社の存在証明があればいいのか。目的が違えば、必要な作業も適正価格もまったく変わります。
判断の軸。「高い・安い」で選ぶのではなく、「自分の目的に必要な作業が、その金額に含まれているか」で選びます。目的があいまいなまま見積もりを比べると、必ず判断を誤ります。
費用の内訳をもう少し分解すると、ホームページ制作の見積もりは大きく「初期費用」と「運用費用(ランニングコスト)」に分かれます。多くの人が初期費用ばかり気にして、公開後にかかるお金を見落とします。ここが後悔のいちばんの原因です。次の章で、具体的な見極め方に入っていきましょう。
見積もりの妥当性を見抜く具体的な手順

見積もりが妥当かどうかは、「内訳が項目ごとに分かれているか」をまず確認します。「ホームページ制作一式 50万円」のように一式でまとめられた見積もりは、何にいくらかかっているのか分からず、比較も交渉もできないからです。
ステップ1。見積もりを「初期費用」と「運用費用」に分けて見る
最初にやることは、見積もりの項目を初期費用と運用費用の2つに仕分けることです。初期費用は作るときに一度だけかかるお金、運用費用は公開後に毎月・毎年かかり続けるお金です。この2つを混同すると、総額の見通しを誤ります。
初期費用には、おもに次のような項目が含まれます。逆に言えば、これらの項目が見積もりに入っていない場合、「あとから追加料金になる」か「その作業をやらない」かのどちらかなので、必ず確認してください。
- ディレクション費:全体の進行管理や打ち合わせの費用。安すぎる見積もりはここが省かれていることが多い
- デザイン費:トップページや下層ページのデザイン制作。テンプレートか完全オリジナルかで大きく変わる
- コーディング費:デザインを実際に動くWebページに組み上げる作業
- 原稿・撮影費:文章作成やプロカメラマンによる撮影。自社で用意すれば削れる部分
- CMS構築費:WordPressなど、自分で更新できる仕組みを入れる費用
運用費用には、サーバー代・ドメイン更新費・SSL証明書費用といった毎年の固定費に加え、CMSのアップデート、セキュリティ対策、コンテンツの修正・更新、アクセス解析などが含まれます。相場は月額数千円から、手厚い運用代行だと月額数万円以上まで幅があります(2026年6月14日時点)。
ステップ2。相見積もりは「同じ条件」で3社取る
相見積もりは必ず3社程度から、同じ条件で取ってください。条件がバラバラだと、金額を比べても意味がないからです。たとえばA社には「10ページ」、B社には「お任せ」で依頼すると、出てくる金額の差が品質の差なのか作業量の差なのか判別できません。
同じ条件で見積もりを取るために、依頼内容を簡単な書面(RFP=提案依頼書、つまり「こういうサイトを作ってほしい」という要望書)にまとめて各社に渡すのがコツです。RFPに最低限書くべき項目は次のとおりです。
- 目的:問い合わせを月◯件増やしたい、など達成したいことを数字で
- ターゲット:誰に見てほしいサイトなのか
- ページ数:必要なページの一覧(会社概要、サービス、事例、問い合わせ等)
- 必要な機能:問い合わせフォーム、ブログ更新機能、予約システムなど
- 素材の準備状況::原稿や写真を自社で用意できるか、丸ごとお願いするか
- 公開希望時期と予算感:いつまでに、いくらくらいで
「予算を伝えると足元を見られそう」と予算を隠す方がいますが、これは逆効果です。予算が分からないと制作会社は提案の方向性を決められず、見当違いの見積もりが返ってきます。予算の上限を伝えたうえで「この範囲で最大限できることを提案してください」と言うのが、結果的にいちばん良い提案を引き出せます。
ステップ3。見積もりに「公開後」が含まれているか確認する
3つめに確認するのは、公開後の運用とサポートの体制です。ホームページは作って終わりではなく、更新し続けて初めて成果が出るものだからです。公開後に「ちょっとした文言修正で1回1万円」と請求される契約は珍しくありません。
確認すべきは次の3点です。自分で更新できる仕組み(CMS)が入っているか、修正対応の費用はどういう取り決めか、トラブル時に誰がどう対応してくれるか。特にCMSが入っているかどうかは、長期のコストを大きく左右します。自社更新の仕組みについてはプロに頼まず自分たちで更新!広報担当者のための失敗しない「CMS(管理画面)」の選び方で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。
適正な費用をかけると、どんな成果が期待できるか

目的に合った費用を正しくかけたホームページは、「払ったお金以上に返ってくる投資」になります。逆に、安さだけで選んで成果の出ないサイトを作ると、制作費がまるごと無駄になります。費用は支出ではなく、回収を前提にした投資として考えるのが正解です。
たとえば、オンライン予約や問い合わせフォームを備えたサイトに作り替え、情報をこまめに更新できる体制を整えると、これまで電話や来店だけだった接点がWeb経由でも増えていきます。大切なのは「作って終わり」にせず、問い合わせや予約という具体的な成果につながる導線を設計しておくことです。回収までの期間は業種・単価・集客状況で大きく変わるため、次の「投資回収の考え方」で自社の数字に当てはめて見積もってみてください。
成果を出している企業には、いくつかの共通点があります。現場で見ていると、うまくいく会社はほぼ例外なく次のポイントを押さえています。
- 目的が数字で決まっている:「問い合わせを月10件から20件へ」のように、達成基準が明確
- 公開後も更新を止めない:事例やお知らせを定期的に追加し、サイトを育てている
- スマホ前提で作っている:今は多くのサイトでスマホからのアクセスが中心のため、スマホでの見やすさを最優先している
- 制作段階からSEOを設計している:キーワードやサイト構造を最初から考えている
大分県内でも、中小企業向けにホームページ制作とあわせてDX推進やAI導入を支援し、課題・施策・成果を具体的に公開している会社が出てきています。費用をかける前に、こうした「成果まで見据えた設計をしてくれるか」を制作会社選びの基準にすると、回収できるサイトに近づきます。
投資回収の考え方。たとえば1件の問い合わせから平均10万円の売上が生まれる業種なら、月3件増えれば月30万円。100万円のサイトでも、数カ月で回収できる計算になります。自社の「問い合わせ1件あたりの価値」を先に出しておくと、いくらまで投資していいかが見えてきます。
大分のホームページ制作でよくある失敗と回避法

ホームページ制作の失敗は、ほとんどが「お金の使いどころを間違えた」ことから起きます。現場でよく見かける失敗パターンを、起きる状況・結果・防ぎ方のセットで紹介します。自社が当てはまっていないか、チェックしながら読んでみてください。
失敗1。目的を決めずに「とりあえず安く」で発注する
「ホームページがないと恥ずかしいから、とりあえず安いところで」という状況で起きがちです。この結果、見た目はできても誰にも見られず、問い合わせもゼロのサイトが完成します。安く作っても成果が出なければ、その費用はまるごと無駄になります。
防ぎ方はシンプルで、発注前に「このサイトで何を達成したいか」を1文で書き出すことです。問い合わせなのか、採用なのか、信頼感の証明なのか。目的が決まれば、必要な作業と適正な予算が自然に見えてきます。
失敗2。初期費用だけで判断し、運用費を見落とす
初期費用が安い見積もりに飛びついたものの、公開後に毎月の保守費や1回ごとの修正費がかさんで、結局トータルで割高になるパターンです。月々の費用は小さく見えても、数年積み重なると初期費用を超えることも珍しくありません。
防ぐには、見積もりを取る段階で「3年間の総額」で比較することです。初期費用+(月額費用×36カ月)+想定される修正費を足して、各社を横並びにします。こうすると、最初は高く見えた会社が実は総額で安い、というケースが見えてきます。
失敗3。更新できる仕組みがなく、公開後に放置される
CMS(自分で更新できる管理画面)が入っていないサイトを作ってしまい、ちょっとした修正のたびに制作会社へ依頼してお金がかかる。結果、面倒になって更新が止まり、何年も前の情報が載ったままになる。これは大分の中小企業で本当によく見かける光景です。
古い情報が残ったサイトは、訪問者の信頼を下げてしまいます。営業時間やサービス内容が実態と違えば、それだけで問い合わせの機会を逃します。防ぐには、発注時に「WordPressなどのCMSで、自社で更新できる形にしてください」と明確に伝えることです。あわせて、更新の手順書をもらうか、社内で更新する担当を1人決めておくと、放置を防げます。
失敗4。価格だけで制作会社を選んでしまう
相見積もりで一番安い会社を機械的に選んだ結果、提案力やサポートが弱く、コミュニケーションがかみ合わずに何度もやり直しになる。安物買いの銭失い、という状況です。制作会社選びの詳しい比較ポイントはホームページ制作会社の選び方ガイド【比較・費用・注意点】でまとめていますので、発注前に目を通しておくと失敗を減らせます。
防ぎ方は、費用だけでなく「実績・提案内容・サポート体制・担当者との相性」を総合点で見ることです。特に担当者とのコミュニケーションのしやすさは、制作の満足度を大きく左右します。最初の打ち合わせで「こちらの意図を正しく汲んでくれるか」を必ず確認しましょう。
現場で見えた本音。AIで自作する選択肢とその限界
2026年のいま、費用の話をするうえで避けて通れないのが「AIで自作する」という選択肢です。結論から言うと、簡単な名刺代わりのサイトならAI・ノーコードツールで十分作れます。ただし、集客や採用で成果を出したいなら、AI任せには明確な限界があります。ここは率直にお伝えします。
近年は、WixやJimdo、STUDIOといったノーコードツールに加え、AIに指示を出すだけでデザイン案やコピー、サイトの土台を作れるツールが急速に増えました。プログラミングの知識がなくても、初期費用と月額費用を大きく抑えてサイトを公開できます。非エンジニアの方でも、トップページ程度なら数時間で形にできる時代です。
では、どこまで自作で、どこからプロに任せるべきか。現場で見てきた判断軸を一覧にしました。
| 項目 | AI・自作で十分 | プロに任せた方が早い |
|---|---|---|
| 目的 | 存在証明・名刺代わり | 問い合わせ・採用などの集客 |
| ページ数 | 1〜5ページ程度 | 事例・コラムなど多数ページ |
| SEO設計 | 基本のみで割り切る | キーワード戦略から本格設計 |
| デザインの独自性 | テンプレートで満足 | 自社ブランドを表現したい |
| 更新体制 | 自分で続けられる | 社内に手が回らない |
AIで自作するときに、特に注意してほしい落とし穴が3つあります。1つめは、AIが作る文章やデザインはどうしても「どこかで見たことのある既視感」が出やすいこと。2つめは、SEOやセキュリティ(SSL化など)といった目に見えない部分が抜け落ちやすいこと。3つめは、公開して終わりにせず更新し続ける覚悟が要ることです。
AIに任せていいのは「形を作る」ところまで、人がやるべきは「何を伝え、どう成果につなげるかを決める」戦略の部分、と切り分けるのが現実的です。実際、コレットラボでも、AIで土台を高速に作りつつ、戦略設計と原稿の要所は人が詰めるという作り方をしています。この組み合わせがいちばん費用対効果が高い、というのが現場の実感です。
「AIで全部安く作れる」という売り文句には注意してください。形だけのサイトはすぐ作れますが、成果が出るかどうかは別問題です。AIで作ったサイトこそ、公開前にスマホ表示・SSL化・問い合わせフォームの動作・誤情報がないかのチェックを必ず行ってください。
なお、制作費の一部には国の補助金が使える場合があります。ITツール導入費の一部を補助する制度については、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の公式ポータルで最新の募集要項を確認できます。金額や要件、締切は年度ごとに変わるため、必ず最新のページでご確認ください。
よくある質問
大分のホームページ制作って、東京より安いんですか?
同等の品質なら、地方のほうがリーズナブルになりやすい傾向があります。オフィス賃料や人件費が東京より低いためです。ただし安さの理由が「作業を省いているから」の場合もあるので、見積もりの内訳を必ず確認してください。
結局、最低いくらあればホームページは作れますか?
名刺代わりの簡単なサイトなら、AIやノーコードツールで初期数万円から作れます。問い合わせや採用で成果を狙うなら、地方の制作会社で30万円台からが一つの目安です。目的によって必要な金額は変わります。
運用費って、毎月どのくらいかかるものですか?
サーバー代・ドメイン代・SSL費用などの固定費だけなら月額数千円程度です。更新や保守を制作会社に任せると、内容に応じて月額数万円以上になることもあります(2026年6月14日時点)。契約前に範囲を確認しましょう。
安い見積もりと高い見積もり、何が違うんですか?
多くは「戦略設計・原稿作成・SEO・公開後サポート」が含まれているかの違いです。安い見積もりはテンプレートに流し込むだけのことが多く、成果を出す作業が省かれている場合があります。一式表記ではなく内訳で比べてください。
ここまで読んで、「目的の整理から見積もりの比較、AIで内製すべきか外注すべきかの判断まで、自社だけでやり切るのは大変そうだ」と感じた方もいるかもしれません。コレットラボでは、AIで作るLP・コーポレートサイトの内製化から、戦略設計を含めた制作の伴走まで、ご状況に合わせてお手伝いしています。AI業務システム化の詳細はこちらから、まずは現状を整理するだけでもお気軽にご相談ください。
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