Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定|MEOに効く選び方5手順
この記事の要点
- 主要カテゴリは事業のど真ん中を最も具体的な1つに絞るのが正解
- 追加カテゴリは実際に提供するサービスのみ2〜4個の少数精鋭に抑える
- 選んだカテゴリは、Googleのローカル検索結果のランキングに影響する
「Googleビジネスプロフィールはひと通り埋めたのに、地図検索でなかなか上位に出てこない」。そんなモヤモヤを抱えていませんか。実はその原因、写真や口コミより先にカテゴリ設定の精度にあることが少なくありません。
この記事では、MEO(マップ検索の最適化)でいちばん効くのに見落とされがちな「カテゴリ設定」について、主要カテゴリの選び方から追加カテゴリの考え方、2026年のAI検索時代に合わせた見直し方まで、具体的に解説します。読み終えるころには、自分のお店やオフィスで何をどう直せばいいかが明確になっているはずです。
Contents / 目次
結論。カテゴリ設定は「主要1つを最も具体的に、追加は少数精鋭」が正解

先に答えからお伝えします。Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定でやるべきことは、突き詰めると次の3つに集約されます。
- 主要カテゴリは1つだけ、最も具体的なものを選ぶ:あなたのビジネスを一言で表す「ど真ん中」の業種を、できるだけピンポイントに指定します。管理画面では「メインカテゴリ」と表示される欄です。
- 追加カテゴリは関連サービスを少数精鋭で:実際に提供しているサービスだけを補完的に足します。多ければいいというものではありません。
- カテゴリに紐づく機能を使い切る:業種によっては、使える機能が増えます。たとえばレストランはオンライン注文・予約・メニューのリンクを、健康美容ビジネスは予約ボタンやサービスのメニューを追加できます。カテゴリ選びは、そのまま使える機能の差になります。
なぜカテゴリがそこまで重要なのでしょうか。かんたんに言うと、Googleは「このお店は何屋さんなのか」をカテゴリで判断し、それを軸に検索結果へ表示するからです。お店の看板に「カフェ」と書くか「自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店」と書くかで、来てほしいお客さんへの伝わり方が変わるのと同じです。看板の文字が曖昧だと、Googleもどの検索に出していいか迷ってしまいます。
主要カテゴリと追加カテゴリは役割がはっきり違います。混同すると設定がぶれるので、まず違いを整理しておきましょう。
| 項目 | 主要カテゴリ | 追加カテゴリ |
|---|---|---|
| 設定できる数 | 1つだけ([メインカテゴリ]の欄に入れたもの) | 9つまで(Googleのガイドラインは、できるだけ少なく選ぶよう求めている) |
| 役割 | ビジネスの説明として最も近い業種を示す | 特定の部門やサービスを知らせる |
| 選び方の基準 | 事業のど真ん中を最も具体的に | 実際に提供しているサービスのみ |
| 使える機能 | 業種によって、予約ボタンやメニューのリンクなどを追加できる | 追加カテゴリで増える機能は、Googleのヘルプでは説明されていない |
| やりがちな失敗 | 抽象的すぎる業種を選ぶ | 関連性の薄い業種を盛り込む |
ここが肝心。数年前に登録したままなら、管理画面のカテゴリ欄に今の業態を表す言葉を入れ直し、より具体的な候補が出ないかを確かめましょう。登録したときに選んだカテゴリが、今の事業の中心と合っているかも見直します。
カテゴリ設定の具体的なやり方。5つのステップ

ここからは実際の手順です。画面のボタン位置は時々変わるので、操作の細部はGoogleの公式ヘルプに任せ、ここでは「何をどの順番で考えるか」というプロセスをお伝えします。この順番どおりに進めれば、勘ではなく根拠を持ってカテゴリを決められます。
その前に。カテゴリの一覧はどこで見られるのか
先に押さえておきたいのですが、Googleは全カテゴリを並べた一覧ページを公開していません。管理画面のカテゴリ欄に業種の言葉を入れると、それに近い候補が出てくる仕組みです。つまり「一覧から選ぶ」のではなく「言葉を入れて探す」形になります。
自分に合うカテゴリを見つける方法は3つあります。
- 管理画面で言葉を変えながら探す。「カフェ」と入れて合う候補が出なければ、「喫茶」「コーヒー」でも試します。同じ業種でも登録されている名前が違うことがあります
- 上位に出ている同業の店舗ページを見る。Googleマップで狙う検索語を打ち、上位の店舗の詳細を開くと、その店舗のカテゴリ名が表示されます。実在するカテゴリ名をそのまま確認できます(追加カテゴリまで表示されるとは限りません)
- 近いものが無ければ、一段広いカテゴリを選ぶ。Googleは独自のカテゴリを作ることを認めていません。ぴったりが無ければ広めのものを選び、細かい中身はサービス項目と説明文で補います
探すときに知っておくこと。メインカテゴリのほかに、追加カテゴリを9つまで選べます。[メインカテゴリ]の欄に入れたものがメインカテゴリになり、追加カテゴリは[別のカテゴリを追加]から足します。保存する前に、メインカテゴリの欄に入っている業種を必ず確認してください。選び方の公式ルールはGoogleビジネスプロフィールヘルプの「業種を管理する」で確認できます。
ステップ1。自社を一言で言い表す主要カテゴリを決める
まず、自分のビジネスを「何屋さんですか」と聞かれたら一言で何と答えるかを書き出します。たとえば整体院なら「整体院」「リラクゼーションサロン」「カイロプラクティック」など、近いけれど少しずつ違う候補が出てきますよね。この中から、実際の施術内容に最も近いものを1つだけ選びます。迷ったら「来てほしいお客さんが検索しそうな言葉」に近いものを優先するのがコツです。
ステップ2。競合が何を設定しているかを調べる
次に、地図検索で上位に出ている同業3〜5店舗に、どのカテゴリ名が表示されているかを確認します。自分が見落としていた具体的なカテゴリが見つかることもよくあります。競合のカテゴリ調査のやり方はBtoBのMEO競合調査の手順|AIで投稿頻度と顧客層を5観点分析でも詳しく触れているので、あわせて読んでみてください。
ステップ3。追加カテゴリを「実際にやっていること」だけ足す
主要カテゴリが決まったら、必要な場合だけ追加カテゴリを足します。Googleのヘルプは、特定の部門やサービスを知らせるときに追加カテゴリを選ぶとしつつ、すべての商品やサービスにカテゴリを追加することはできないと説明しています。ヘルプの例は、ベーカリーとデリカテッセンを併設するスーパーです。メインカテゴリを「スーパー」にし、追加カテゴリとして「ベーカリー」と「デリカテッセン」を選びます。ここで大事なのは「やっていないサービスは入れない」という原則です。ガイドラインは、カテゴリを「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」という観点で選び、中核事業に当てはまるカテゴリをできるだけ少なく選ぶよう求めています。キーワードとしてカテゴリを使うことも認めていません。この記事では、追加カテゴリは2〜4個を目安にしています。
ステップ4。サービス項目とメニューを充実させる
カテゴリだけでは伝わりきらない細かいサービス内容は「サービス項目」で補います。Googleは、ビジネス情報の内容が充実していて正確なほど、ローカル検索結果に表示される可能性が高くなるとしています。検索されやすいサービス名に、価格帯や所要時間、予約可否を自然な文章で添えていきましょう。カテゴリで大枠を、サービス項目で中身を、と役割分担させるイメージです。
ステップ5。属性を設定して特色を伝える
最後に属性です。「駐車場あり」「Wi-Fiあり」「バリアフリー対応」といった項目を正確に埋めます。属性は、ユーザーが来店前に気にする条件と直接結びつくので、埋めておくほど「自分に合うお店だ」と感じてもらいやすくなります。
ここまでの作業を、抜け漏れなく進めるためのチェックリストにまとめました。設定や見直しのときに、そのまま使ってください。
- 主要カテゴリ:事業のど真ん中を、最も具体的な1つに絞れているか
- 追加カテゴリ:実際に提供しているサービスだけを2〜4個に絞れているか
- 競合調査:上位店のカテゴリと比べ、不足しているものを補えたか
- サービス項目:多くの情報を登録し、価格や所要時間まで書けているか
- 属性:駐車場・支払い方法・バリアフリーなど該当項目を埋めたか
- NAP情報:店名・住所・電話番号が自社サイトやSNSと完全一致しているか
MEOの全体像やアルゴリズムの考え方をもう一度おさらいしたい方は、MEO対策の仕組みと3つの順位要素も参考になります。
カテゴリを正しく設定すると、集客はどう変わるのか

「カテゴリをきちんと設定したら、本当に効果が出るの」と気になりますよね。Googleはヘルプで「選択したカテゴリは、Google のローカル検索結果のランキングに影響します」と説明しています。メインカテゴリが「ピザレストラン」のビジネスは、「レストラン」「イタリアン レストラン」「ピザ」を検索したユーザーのローカル検索結果に表示される可能性がある、という例も挙がっています。
Googleは、検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合い(関連性)を、ローカル検索の順位の要因の1つとしています。カテゴリを実際の業態に合わせることは、この関連性に関わる設定です。
Googleのヘルプの説明に沿って、確かめたい点を3つ挙げます。
- カテゴリが具体的:「サロン」ではなく「ネイルサロン」のように、事業の中心に合う具体的なカテゴリを設定している
- 情報が最新:営業時間・写真・サービス項目を月1回は点検し、古い情報を放置していない
- 機能を使い切っている:業種によって使える予約・オンライン注文・メニューなどの機能を、使わないままにしていない
もうひとつ、Googleマップには会話するように質問できる「マップに相談」(英語名 Ask Maps)が加わりました。Googleの発表によると、日本では2026年8月7日から数週間かけて順次提供が始まり、Gemini との連携で回答します。回答には「Google マップの最新情報」を活用し、旅程の提案では5億人以上の投稿者コミュニティからのクチコミと3億以上の場所に関する情報を分析するとしています。発表には、カテゴリが回答にどう使われるかの説明はありません。Google検索の生成AI機能については、GoogleのGoogle 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイドが、生成 AI 検索向けの書き方をする必要はないとしたうえで、Google ビジネス プロフィールなどのサービスを利用すると、AI の回答とその他の検索結果の両方で商品やサービスが表示されやすくなると説明しています。
よくある失敗と、その防ぎ方

カテゴリ設定は、ちょっとした勘違いで逆効果になることがあります。起きやすい失敗を、3つに絞って「どう起きて、どうなって、どう防ぐか」のセットで紹介します。
失敗1。店名にキーワードを詰め込んでしまう
「○○整体院|大分・腰痛・肩こり専門」のように、店名欄に検索ワードを盛り込むケースです。ところがこれはガイドライン違反です。Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは「ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります」としています。店名欄には、店舗・ウェブサイト・ビジネスレターなどで一貫して使い、顧客に認知されている実際のビジネス名だけを入れ、伝えたいキーワードはカテゴリやサービス項目、説明文で表現しましょう。
失敗2。追加カテゴリを盛りすぎる
「関連しそうだから」と追加カテゴリを8個も9個も入れてしまうパターンです。一見、間口が広がってよさそうに思えますよね。でもGoogleのガイドラインは、中核事業に当てはまるカテゴリを、できるだけ少なく選ぶよう求めています。キーワードとしてカテゴリを使うことや、近隣または関連する別の事業のカテゴリを使うことも認めていません。やっていないサービスのカテゴリは外し、事業の中心を表すものだけに絞りましょう。
失敗3。設定したまま放置する
一度作り込んで満足し、その後まったく触らないケースです。開業後に業態が変わっていれば、メインカテゴリが今の事業の中心と合わなくなっていることがあります。営業時間の更新忘れや古い写真の放置も、ユーザーの信頼を損ない、Googleの評価にも響きます。月1回でいいので、カテゴリ・営業時間・写真・サービス項目を点検する習慣をつけましょう。
特に営業時間は要注意です。祝日や年末年始、臨時休業は「特別営業時間」で事前に設定しておかないと、「開いていると思って行ったら閉まっていた」という最悪の体験を生み、低評価の口コミに直結します。
現場で見えてくる「カテゴリ設定の落とし穴」と妥協点
ここまで読んで「やることは分かった」と感じてもらえたら嬉しいのですが、実際にやってみると、教科書どおりにいかない場面が必ず出てきます。最後に、実際に設定するときに迷いやすい点をお伝えします。
まず多いのが、「自社にドンピシャのカテゴリが存在しない」という悩みです。複合的なサービスを提供しているお店ほど起きやすく、候補がどれも少しずつ違うことがあります。このとき正解は、無理に近そうなものを増やすことではありません。最も売上の中心になる業態を主要カテゴリに据え、残りはサービス項目や説明文で補う、という割り切りが現実的です。完璧な1つを探し続けるより、ベストに近い1つを決めて運用で補強するほうが、結果的に成果は早く出ます。
次に、多拠点を持つ企業ほど「拠点ごとにカテゴリ設定がバラバラ」という問題が起きます。支店Aは「税理士事務所」、支店Bは「会計事務所」と、担当者の判断で表記が揺れているのです。Googleのガイドラインは、同じサービスを提供するビジネス拠点は、すべて同じカテゴリに設定する必要があるとしています。拠点が多い企業でカテゴリをそろえる手順は多拠点の店舗情報を統一する管理術|NAP統一と口コミ運用ルールでも具体的に解説しています。
そして、いちばん率直にお伝えしたいのが「カテゴリ設定は奥が深く、片手間だと続かない」という点です。最初の設定はがんばれても、競合調査や月次の見直し、新カテゴリのチェックまで回し続けるのは、通常業務を抱えた担当者には正直きついものです。ここは「自分でやるべき範囲」と「プロに任せたほうが早い範囲」を冷静に切り分けていい部分です。設定の方針づくりは社内で、継続的な分析と改善は外部の伴走で、という組み合わせも十分にアリだと考えています。
よくある質問
主要カテゴリは途中で変えても大丈夫ですか
はい、変更できます。ただしカテゴリを追加・編集すると、ビジネスのオーナー確認を再度求められることがあります。実際の業態に合っていないと感じたら、思い切って最も具体的なものに直すほうが、長い目で見て集客は安定します。
追加カテゴリは多いほど有利になりませんか
Googleのガイドラインは、中核事業に当てはまるカテゴリを、できるだけ少なく選ぶよう求めています。やっていないサービスのカテゴリは足さず、事業の中心を表すものだけを2〜4個に絞るのがおすすめです。
店名にキーワードを入れるのは本当にダメですか
ダメです。ガイドライン違反でプロフィール停止のリスクがあります。伝えたいキーワードはカテゴリやサービス項目、説明文で表現しましょう。店名欄には、店舗・ウェブサイト・ビジネスレターなどで一貫して使っている実際のビジネス名だけを入れてください。
カテゴリ設定はどのくらいの頻度で見直すべきですか
月1回を目安に、営業時間や写真と一緒に点検するのがおすすめです。見直すときは、管理画面のカテゴリ欄に業種の言葉を入れ直し、今の業態により近い候補が出ないかも確かめます。
まとめ。カテゴリを正しく設定するだけで、選ばれるお店に近づく
Googleビジネスプロフィールのカテゴリ設定は、写真や口コミより地味ですが、MEOの土台になる最重要ポイントです。主要カテゴリを最も具体的な1つに、追加カテゴリは実際にやっているサービスだけを少数精鋭で。この原則を守り、月1回の点検を続けるだけで、地図検索での見え方は着実に変わっていきます。
ここまで読んで「方針は分かったけれど、競合調査や毎月の見直しまで自社で回し切るのは難しそうだ」と感じた方は、一度ご相談ください。コレットラボのMEO対策支援では、カテゴリなど店舗情報の更新、口コミへの対応、投稿の制作・公開、月次の報告を行います。まだ検討の前の段階でもご相談いただけます。MEO対策・Googleマップ集客の代行について、お気軽にお問い合わせください。
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