Google口コミQRコードの作り方と設置手順
この記事の要点
- 設置は滞在時間が長い場所と声がけをセットにして初めて機能する
- 割引や特典と引き換えの依頼はGoogle違反。感謝ベースの依頼文が正解
「Googleマップの口コミをQRコードで集めたいけれど、URLの取り方も設置の仕方も自信がない」という声を、店舗や企業のご担当者からよく聞きます。この記事では、口コミ投稿画面へ一発で飛ぶQRコードの作り方から、実際に読み取ってもらえる設置手順、そのまま使える依頼文テンプレートまで、現場目線でお伝えします。
専門知識は不要です。読み終わるころには、今日のうちに自店でQRコードを1枚用意して、レジ横に貼れる状態になっているはずです。
Contents / 目次
Google口コミQRコードで押さえるべきは「URL・設置・依頼文」の3点

結論からお伝えします。口コミQRコードで成果を出すために必要なのは、次の3つを正しくそろえることだけです。難しい技術も、高価なツールもいりません。
- 正しいURL:読み取った瞬間に「口コミを書く画面」へ直行するURLをQR化する
- 設置場所:お客様が満足して、かつ手が空いているタイミングと場所に置く
- 依頼文と声がけ:Googleのルールを守りつつ、書きたくなる一言を添える
多くの店舗がつまずくのは、実は1つ目のURLです。お店のホームページや地図画面のURLをそのままQRにしてしまうと、お客様は自分で「クチコミ」タブを探し、星を選び…と何ステップも操作することになり、途中で離脱します。大事なのは「読み取る=すぐ書ける」状態を作ることです。
口コミが安定して集まる仕組みは、来店を検討している人の判断材料になり、そのまま集客の土台になります。
まず全体像をつかむために、URLの取り方を3つの方法で比べてみましょう。自分の状況に合うものを1つ選べば十分です。
| 取得方法 | 難易度 | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|---|
| ビジネスプロフィールから取得 | やさしい | オーナー確認済みの店舗 | 管理画面の「クチコミをリクエスト」ボタンからURLとQRを取得できる (2026年07月10日時点) |
| Googleマップアプリの共有から取得 | やさしい | スマホで手早く済ませたい人 | 店舗ページの「共有」からリンクをコピー。投稿画面へ直行する形に整える必要あり |
| Place IDでURLを組み立てる | ふつう | 複数拠点をまとめて作りたい人 | 投稿画面へ確実に直行できる。URLの形式を自分で作る |
Googleは公式ヘルプでも、リンクやQRコードを作ってクチコミをお願いする方法を案内しています。詳しい画面操作はリンクまたはQRコードを作成してクチコミをリクエストする(Googleビジネスプロフィール ヘルプ)で確認できます。ボタンの名称は変わることがあるため、最新の表記は公式ヘルプで見てください。
口コミQRコードの作り方と設置手順を5ステップで解説

ここからが記事の主役です。URLの取得からQR化、設置、動作確認までを5つのステップに分けて、手を動かせる粒度で説明します。順番にやれば30分ほどで1枚目が完成します。
ステップ1。口コミ投稿画面へ直行するURLを手に入れる
最初にやるのは、口コミを書く画面へ直行するURLの取得です。一番確実なのは、オーナー確認が済んでいるGoogleビジネスプロフィールの管理画面から取る方法です。管理画面を開き、「クチコミをリクエスト」ボタン(または「レビューを依頼」などと表示されることもあります)からリンクをコピーします。
スマホしか使えない場合は、Googleマップアプリで自店を検索し、店舗ページの「共有」からリンクをコピーする方法もあります。 この場合は次のステップで、投稿画面へ直行する形に整えます。
複数店舗をまとめて作りたい、あるいは確実に投稿画面へ飛ばしたい場合は、Place ID(お店ごとに割り振られた固有の番号)を使ってURLを組み立てます。形式は決まっていて、次のとおりです。
https://search.google.com/local/writereview?placeid=[ここに自店のPlace IDを入れる]
ポイント。URLを作ったら、必ず「読み取った先が、星と本文を入力する画面になっているか」を自分のスマホで確認しましょう。地図や店舗トップに飛んでしまうURLは、この段階で作り直します。
ステップ2。無料ツールでQRコードに変換する
URLが用意できたら、QRコードに変換します。専用の有料ツールは不要で、無料のQRコード生成サイトで十分です。 手順はどのツールでもほぼ同じで、次の流れです。
- 生成サイトの入力欄に、ステップ1で作ったURLを貼り付ける
- QRコードが表示されたら、印刷用にPNGまたはSVG形式でダウンロードする
- ダウンロードしたQRを一度スマホで読み取り、投稿画面に飛ぶか確かめる
URLが長くて読み取りにくいと感じたら、URL短縮サービスで短くしてからQR化すると、コードの模様がシンプルになり、印刷しても読み取りエラーが起きにくくなります。ここは無理に凝る必要はなく、動けば十分です。
ステップ3。POP(卓上の案内カード)に載せる文面を用意する
QRコードは、ただ貼るだけでは読まれません。「なぜ読むのか」「どれくらい手間か」を一言添えることで、読み取り率が変わります。そのまま使える文面テンプレートを用意しました。
【POP文面テンプレート】
本日はご来店ありがとうございました。
もしよろしければ、率直なご感想を
Googleの口コミでお聞かせください。
スマホでこのQRを読み取るだけ。
入力は1分ほどで完了します。
いただいた声は、スタッフ全員で
サービス改善に活かします。
ポイントは3つあります。
- 「1分で終わる」など手軽さを伝えること
- 感謝を前面に出すこと
- 「良い評価をお願いします」と星の数を指定しないこと
評価の指定はGoogleのルールに触れるため、あくまで率直な感想をお願いする文面にします。
ステップ4。読み取ってもらえる場所に設置する
設置場所は、成果を大きく左右します。基準はシンプルで「お客様が満足していて、かつ手が空いている場所」です。具体的な候補を、向き不向きとあわせて挙げます。
- レジ横・会計カウンター:会計待ちの数十秒が使える。声がけと組み合わせやすい定番
- 各テーブルの卓上POP:食後のくつろいだ時間に目に入る。飲食店と相性が良い
- レシート・領収書に印刷:持ち帰ったあとにも読める。会計後の導線として有効
- トイレ・洗面所・待合スペース:滞在時間が長く手が空くため、意外と読まれる
- ショップカード・名刺:BtoBや予約制サービスで、後日書いてもらうのに向く
逆に、店舗の入り口や、お客様が急いで出入りする場所は避けます。急いでいる人はまず読み取りません。1か所だけでなく、レジ横と卓上のように複数か所に置くと、取りこぼしが減ります。
ステップ5。会計時の声がけをスタッフで統一する
最後の仕上げが、声がけです。QRを置いただけの店と、一言添える店とでは、集まり方がまるで違います。満足度が最も高いのは、サービス提供直後や会計時です。このタイミングでスタッフが自然に声をかけられるよう、短いセリフを決めておきます。
【声がけテンプレート】
「本日はありがとうございました。
もしよろしければ、こちらのQRから
ご感想をいただけるとうれしいです。
30秒ほどで書けます」
セリフを紙1枚にまとめてレジ裏に貼り、全員が同じ言い方をできるようにすると、負担なく続けられます。声がけの有無で読み取り率が変わるので、ここは面倒でも仕組みにしておく価値があります。口コミが集まり始めたら、届いた声には必ず返信しましょう。返信のやり方はユーザーからのクチコミを管理する(Googleビジネスプロフィール ヘルプ)で確認できます。
QRコードで口コミが集まると集客はどう変わるのか

QRコードで口コミの導線を短くすると、集客にどんな変化が起きるのか。中心にあるのは「投稿までの手間を減らすと、投稿してくれる人が増える」というシンプルな仕組みです。
お客様が口コミを書くとき、実は多くの人が途中で離脱しています。お店を検索し、クチコミタブを探し、星を選び、本文を書く。この各ステップが小さな壁になり、書こうと思ってくれた人でも「あとでいいや」となってしまうのです。QRコードは、この壁をまとめて取り払います。読み取れば、いきなり書く画面。ここが一番の価値です。
口コミの件数が増え、新しい口コミが途切れずに入ってくる状態は、来店を検討している人にとって「今も選ばれているお店」という安心材料になります。実際の体験に基づく声が積み上がるほど、来店や問い合わせのきっかけが増えます。
数字の変化は、業種・客数・声がけの徹底度によって大きく変わるため一概には言えません。仮に1日50人のお客様のうち、これまで数人に1人も書いていなかった店が、QRと声がけで投稿率を数%上げられたとすれば、月間で数十件の差が積み上がります。小さな改善に見えて、半年・1年で見ると口コミの厚みは大きく変わります。
Googleも公式ヘルプで、クチコミがビジネスのアピールや見込み客への情報提供に役立つと説明しています。 集め方の考え方はクチコミを増やすためのヒント(Googleビジネスプロフィール ヘルプ)にまとまっているので、あわせて目を通しておくと安心です。 数を追う前に、自然な体験に基づく口コミが積み上がる仕組みを作ることが、遠回りに見えて一番の近道です。
ポイント。口コミは「集めて終わり」ではありません。届いた口コミに丁寧に返信し、地名やサービス名を自然に含めて返すことも、お店の姿勢を伝える大切な運用です。
口コミQRコードでやりがちな失敗と回避法

ここでは、現場で実際によく見かける失敗を4つ紹介します。どれも「知っていれば防げる」ものばかりです。「こういう状況で起きて、こうなり、こう防ぐ」の流れで見ていきましょう。
失敗1。割引や特典と引き換えに口コミを依頼してしまう
「口コミを書いてくれたら1品サービス」といった特典付きの依頼は、集客施策として一見よさそうに見えます。ところがこれはGoogleのルール違反にあたり、口コミが削除されたり、最悪の場合アカウントに影響が出るリスクがあります。
回避法はシンプルで、金銭や割引、プレゼントと引き換えにしないことです。 すべてのお客様に公平に、感謝ベースでお願いします。景品表示法との関係も含めた安全な依頼文の考え方は、口コミ依頼は違法?景品表示法に触れない依頼文の作り方で詳しく整理しています。特典を使いたくなったときほど、一度立ち止まってください。割引の危うさは口コミで割引はなぜダメ?知らずにやる口コミ集めの落とし穴もあわせて読むと腹落ちします。
失敗2。QRの飛び先が投稿画面になっていない
店舗トップや地図画面に飛ぶURLをQRにしてしまうと、お客様は自分でクチコミタブを探すことになります。せっかく読み取ってくれても、この手間で離脱します。
回避法は、作成直後の動作確認です。自分と、できればスタッフ数人のスマホで読み取り、いきなり星と本文の入力画面が出るかを確かめます。iPhoneとAndroidの両方で試せると、より安心です。
失敗3。急いでいる場所に貼って読まれない
入り口やレジの通過動線など、お客様が急いでいる場所にQRを貼っても、ほとんど読み取られません。「貼ったのに全然増えない」の多くはこれが原因です。
回避法は、滞在時間が長く手が空く場所への設置です。卓上、トイレ、待合スペース、レシートなどに置き直すだけで、読み取り率は変わります。設置場所は1回決めて終わりにせず、反応を見て動かしてみてください。
失敗4。店舗情報が古いまま放置されている
営業時間や電話番号、住所などが古いままだと、口コミを見て来ようとしたお客様が混乱し、信頼を損ねます。せっかく口コミで興味を持ってもらっても、入り口で取りこぼしてしまうのです。
回避法は、口コミ集めを始める前に店舗情報を最新化しておくことです。基本設定の見直しはGoogleマップ順位を自社で上げる基本設定チェックリストにまとめているので、着手前のチェックに使ってください。口コミという「入り口」を磨く前に、その先の情報が正しいかを整えておくことが大切です。
現場で見えた、口コミQR運用の落とし穴と妥協点
ここは、教科書的な解説では触れにくい「現場のリアル」をお伝えします。QRコードは万能ではなく、続けるうえでの妥協点や向き不向きがあります。正直に書きます。
まず、QRコードを置いても「声がけをやめると失速する」のが現実です。導入直後はスタッフの意識が高く声をかけますが、忙しくなると自然と減っていきます。口コミの伸びが止まったときは、たいてい設置ではなく声がけが止まっています。だからこそ、貼るだけで満足せず、声がけを仕組みにできるかが分かれ目になります。
次に、満足度を確認する「ゲート機能」を売りにするツールがありますが、扱いには注意が必要です。不満のお客様だけを別ページに誘導し、高評価だけをGoogleに流すような使い方は、Googleが求める「実体験に基づく公平な口コミ」の考え方から外れます。 低評価をブロックする目的での運用は避け、全員に等しく依頼する形を守るのが安全です。
ネガティブな口コミは、ゼロにはできません。ここは割り切りが必要です。低評価が来たときは、感謝と謝罪、改善の約束を落ち着いて伝えることで、その返信を読んでいる第三者からの信頼を得られます。返信の型づくりは口コミ対策の実務手順|増えない・低評価を改善するMEOが参考になります。
よくある質問
QRコードを作るのにお金はかかりますか
基本的に無料でできます。URLは自店のGoogleビジネスプロフィールやGoogleマップから取得でき、QRへの変換も無料の生成サイトで十分です。 印刷代を除けば、費用をかけずに1枚目を用意できます。
「良い評価をお願いします」と書いてはいけないのですか
星の数を指定する依頼は避けてください。Googleは実体験に基づく公平な口コミを求めており、評価の指定は違反につながります。 「率直なご感想をお聞かせください」と、内容を限定しない書き方が安全です。
QRを置いても口コミが増えません。何が原因ですか
多くは設置場所と声がけが原因です。急いでいる場所に貼っていないか、飛び先が投稿画面になっているか、会計時に一言添えているかを見直してください。この3点を整えるだけで反応が変わることが多いです。
悪い口コミが増えるのが怖いです。どうすればいいですか
不満の人だけを別ページに誘導するのは避け、全員に公平に依頼するのが基本です。 低評価には感謝と謝罪、改善の約束を丁寧に返すことで、その対応を見た人からの信頼につながります。
口コミQRコードは、正しく作って正しく置けば、今日からでも始められる施策です。まずは1枚、レジ横に貼るところから動いてみてください。
ここまで読んで、「設置や依頼文までは分かったけれど、返信の体制づくりや多店舗の運用まで自社で回すのは大変そうだ」と感じた方は、一度お話を聞かせてください。現状を整理するだけでも大丈夫です。コレットラボのMEO対策支援では、口コミが自然に集まる導線づくりから運用の伴走までお手伝いしています。MEO対策の詳細はこちらから気軽にご相談ください。
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