ハウスクリーニングのMEO対策|訪問型の掲載項目と代行に任せる作業
この記事の要点
- お客様が来ない拠点は住所を非表示にし、訪問する地域を設定
- バーチャルオフィスでの登録はGoogleのガイドラインで不可
- 返信と投稿は代行可。写真と口コミの案内は社内。分担表は本文に
ハウスクリーニングのMEO対策では、まず店舗を構えない訪問型としてGoogleビジネスプロフィールに正しく登録します。そのうえで、作業ごとのサービス・訪問する地域・料金の目安・作業前後の写真を掲載します。口コミへの返信と投稿は代行会社に任せられますが、現場の写真撮影とお客様への口コミの案内は、自社でしか行えません。
エアコンや水回りのクリーニングを訪問で行う会社の経営者で、MEOの運用代行を検討している方に向けた記事です。読み終わる頃には、代行に任せる作業と社内で行う作業を決め、見積もりを同じ条件で比べられる状態を目指します。
登録の操作そのものは住所非公開でGoogleビジネスプロフィールに登録する手順で解説しています。この記事では、登録の形の決め方と、依頼先を選ぶための判断材料を扱います。
Contents / 目次
ハウスクリーニングのMEO対策で決めることは3つ
ハウスクリーニングのMEO対策とは、Googleマップや「地域名+ハウスクリーニング」の検索で自社の情報を見つけてもらい、電話や申込みにつなげる取り組みを指します。
- 登録の形。お客様が来ない拠点なら住所を非表示にし、受付窓口があるなら住所を表示する
- 掲載項目の中身。作業の種類・訪問する市区町村・料金の目安・写真を、実態に合わせて入力する
- 代行会社との分担。文章づくりと返信は任せ、写真・料金・返信の承認は社内に残す
訪問型で載せる項目と、ハウスクリーニングでの書き方を一覧にしました。担当の目安は、次の章の分担表と同じ考え方です。
| 項目 | ハウスクリーニングでの書き方 | 担当の目安 |
|---|---|---|
| ビジネス名 | 看板・名刺・ホームページで実際に使っている名称だけ。「エアコンクリーニング〇〇市」のような語を足さない | 社内で決定 |
| 住所 | 拠点の住所を入力し、お客様が来ない拠点なら非表示にする | 社内で決定 |
| サービス提供地域 | 実際に訪問する市区町村だけ(最大20か所) | 社内で決定、入力は代行可 |
| カテゴリ | 中核の事業に当たるものを、できるだけ少なく選ぶ | 代行に案を依頼 |
| サービス | エアコン・浴室・キッチン・換気扇など作業ごとに、説明と料金の目安 | 料金は社内、文章は代行 |
| 営業時間・電話番号 | 電話を受けられる時間と、つながる番号 | 社内で決定 |
| 写真 | 作業前後、作業員と車両、使う用具や洗剤 | 撮影は社内、選定と掲載は代行 |
| 口コミ | 作業後の案内と、届いた口コミへの返信 | 案内は社内、返信は代行(承認は社内) |
| 投稿 | 冷房を使い始める前や年末の大掃除前など、依頼が増える時期の案内 | 代行 |
| ウェブサイト・予約 | 料金表と申込みフォームのあるページ | 社内で用意 |
店舗型の業種と違うのは、住所とサービス提供地域の扱いです。この2つをガイドラインに反する形で登録すると、後から投稿や口コミに力を入れても、プロフィールが停止される場合があります。
この章の結論。依頼先を探す前に、住所を表示するか、どの市区町村に訪問するか、作業ごとの料金の目安をいくらにするかを社内で決めておくと、代行会社への依頼内容がぶれません。
店舗を持たない訪問型の登録ルール。住所の非表示とバーチャルオフィス
店舗を持たないハウスクリーニング業も、Googleビジネスプロフィールに登録できます。Googleの「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」は、対象を「顧客が訪れることのできる実在の店舗や拠点、または顧客のいる場所に出向くことができるビジネス」としていて、訪問型は後者に当たります。
お客様が来ない拠点は、住所を非表示にする
事務所や自宅を拠点にしていてお客様が来ないなら、住所は非表示にします。同じガイドラインには「非店舗型ビジネスを運営している場合は、顧客に対して住所を非表示にする必要があります」とあります。
Googleの動画によるオーナー確認は、住所を表示しない訪問型(非店舗型)のビジネスも対象です。撮り方の条件は、ヘルプ「動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う」に載っています。2026年10月15日時点では、モバイル デバイスで途切れずに撮った30秒以上の未編集の動画が求められています。非店舗型の場合は、拠点の住所の近くにある道路案内標識や目印、仕事で使う道具や機材、社名の入った車両などを撮ります。
受付窓口があり、営業時間中にお客様が来るなら、住所を表示したうえでサービス提供地域も設定できます。Googleのヘルプ「非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する」では、このような形をハイブリッド型と呼んでいます。同じヘルプでは、拠点に看板を常設していない場合は店舗とは認められず、非店舗型として登録するとしています。
サービス提供地域は、実際に訪問する市区町村だけにする
サービス提供地域は、実際に訪問できる市区町村だけを入れます。Googleのヘルプ「非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する」には、「サービス提供地域は最大 20 か所まで指定できます」「対象地域全体の境界線は、ビジネス拠点から車で約 2 時間以内の範囲に収めるようにします」とあります(2026年10月15日時点)。
設定した地域を広げても、その地域の検索で表示されるとは限りません。決め方はサービス提供地域の決め方と注意点で詳しく解説しています。
バーチャルオフィスや実態の無い住所での登録はガイドライン違反
バーチャルオフィスの住所での登録は、Googleのガイドラインで認められていません。原文は次のとおりです。
「郵送先住所を借りており、その住所では実際にサービスを提供していない場合(バーチャル オフィスとも呼ばれます)は、ビジネス プロフィールをご利用いただくことはできません」(Google に掲載するビジネス情報のガイドライン)
営業エリアの中心で表示されることを狙って、業務をしていない住所を登録するのも同じ扱いです。遠隔地にある私書箱も、同じガイドラインで使用できないとされています。ガイドラインに反するプロフィールは停止される場合があります。自宅で開業しているなら、自宅を拠点として登録し、住所を非表示にするのが正しい方法です。
この章の結論。代行会社から「営業エリアの中心にある住所で登録しましょう」と提案されたら、その住所で実際に業務をしているかを確かめてください。業務をしていない住所なら、その提案は断る判断になります。
Googleビジネスプロフィールの運用代行に任せる作業と社内に残る作業
Googleビジネスプロフィールの運用代行に任せられるのは、掲載文の作成、投稿、口コミへの返信、毎月の数字の報告です。現場の写真、料金の目安、返信の承認、オーナー権限は社内に残します。
| 作業 | 代行に任せる | 社内に残す |
|---|---|---|
| サービスの説明文 | 作業ごとの文章案を作る | 料金の目安と作業時間を決める |
| 写真 | 掲載する写真を選び、載せる | 現場で作業前後を撮影する |
| 口コミ | 返信文を作り、投稿する | お客様への案内と、返信内容の承認 |
| 投稿 | 季節の案内を作り、予約して投稿する | キャンペーンの有無と空き状況を伝える |
| 報告 | 閲覧数・通話数・口コミの件数を毎月まとめる | 問い合わせのうち成約した件数を記録する |
| 権限 | 管理者として作業する | オーナー権限を持ち続ける |
自社で行う作業
自社で行う作業の中心は、写真と口コミの案内です。訪問型のプロフィールには店内や外観の写真が無いので、作業前後の写真と作業員・車両の写真が、依頼を決める材料になります。お客様の家での作業に立ち会えるのは作業員だけなので、日々の作業前後の写真は社内で撮るしかありません。
口コミの案内も、作業を終えたお客様と接する作業員にしかできません。作業後の案内を自分たちの会社で続けたい場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールのアンケートの回答後に口コミを案内できるRevipoで、回答した方全員にお礼の画面からGoogle口コミの投稿を任意で案内する進め方もあります。
依頼する作業
依頼する作業は、文章と返信と報告のように、毎月の手間がかかる作業です。社内で口コミの返信や投稿が止まりがちな場合は、口コミ返信と投稿を任せるMEO運用代行もご相談いただけます。届いた口コミには、内容を確認していただいたうえでコレットラボが返信します。毎月の記録は、閲覧数・ルート・通話数と、口コミの件数・評価です。
この章の結論。見積もりを比べる前に、この表の「社内に残す」列を誰が担当するかを決めてください。写真と口コミの案内の担当者がいないまま代行を始めても、代行会社が更新できる材料がありません。
MEO運用代行の費用が変わる条件と契約前の確認
MEO運用代行の費用は、月額の表示よりも、月額に含む作業の量で比べます。同じ月額でも、投稿の本数や返信の件数の上限が違えば、別のサービスと考えたほうが正確です。比べ方の全体はMEO代行の見積りチェックリスト12項目にまとめています。
ハウスクリーニングで費用が変わる5つの条件
- プロフィールの数:拠点が複数ある場合は、拠点ごとに費用がかかるかを見積もりの段階で確認してください
- 投稿の本数:月の投稿の本数と、繁忙期に本数を増やせるかで変わります
- 写真の用意:撮影まで依頼すると、出張や撮影の費用が別にかかる場合があります。社内で撮るなら選定と掲載だけになります
- 口コミ返信の件数と承認の流れ:件数の上限と、承認を何日で返すかの決まりで作業量が変わります
- 順位の計測地点:訪問型は検索する人の位置で表示が変わるため、訪問する市区町村ごとに計測すると地点数が増えます
契約前に代行会社へ確認する質問
Googleは代行会社向けの「ビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシー」で、次のことを定めています(2026年10月15日時点)。
- 顧客が常にオーナー権限か共同オーナー権限を持つこと
- 契約を終えるときは、顧客からの通知を受けてから7営業日以内に、顧客が管理権限を取り戻せるようにすること
- Googleでの上位掲載を保証しないこと
- 「Google 認定」のような、Googleやその関連会社であるかのように装う組織アカウント名を使わないこと
次の質問をメールで送り、回答を書面で受け取ってください。
【MEO運用代行のご提案について確認させてください】
1. オーナー権限は当社が持ち、御社は管理者として作業する形で問題ありませんか。
2. 登録する住所は、当社の[拠点の住所を入力]で、非表示にする前提でよろしいですか。
3. サービス提供地域は、当社が指定する[市区町村を入力]の設定で進められますか。
4. 月額に含まれる作業(投稿の本数、口コミ返信の件数、報告の項目)を一覧でいただけますか。
5. 口コミの返信は、当社が内容を確認してから投稿する流れにできますか。
6. 最低契約期間と、解約時の手続き・費用を教えてください。
7. 写真の撮影を当社で行う場合、費用はどう変わりますか。
質問2で「別の住所で登録しましょう」、質問1で「権限は弊社が持ちます」という回答が返ってきたら、その会社は候補から外す判断になります。
費用対効果は問い合わせ1件あたりの費用で見る
費用対効果は、代行の月額をプロフィール経由の問い合わせ件数で割って見ます。プロフィール経由の通話数とウェブサイトのクリック数は、代行会社の毎月の報告で確かめます。
計算の例として、仮に月額2万円で、通話とフォームの問い合わせが月10件あれば、1件あたり2,000円です。仮にそのうち3件が成約し、1件の平均単価が1万5,000円なら、売上は4万5,000円になります。フォームからの問い合わせを数えるには、プロフィールに載せるURLにUTMパラメータを付けます。手順はMEOの効果をGA4で計測するUTMパラメータの設定で解説しています。
この章の結論。見積もりは「含む作業の一覧」と「質問への書面の回答」がそろってから比べます。そろわない会社は、月額が安くても比較の対象に入れないほうが安全です。
訪問型のMEO対策がうまくいかない4つの条件
訪問型のMEO対策は、プロフィールの数、口コミの依頼の仕方、写真の写り込み、権限の持ち方の4つで失敗が起きやすくなります。プロフィールの数と権限の持ち方は店舗型でも起きる問題ですが、口コミの依頼の仕方と写真の写り込みは、お客様の家で作業する業種で特に注意が必要です。
市区町村ごとにプロフィールを作るのは、ガイドラインに反する
訪問する市ごとに表示されたいと考えて、同じ事業で複数のプロフィールを作るのは、ガイドラインに反する登録になります。Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは、ビジネスの拠点ごとに複数のページを作ることを認めていません。対応する地域は、1つのプロフィールのサービス提供地域で設定してください。
口コミは特典を付けず、その場で書くよう求めずに案内する
Googleの「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」のうち「禁止または制限されているコンテンツ」は、クチコミの投稿と引き換えに、金銭的報酬・割引・無料の商品やサービスなどのインセンティブを提供することを禁止しています。クチコミを依頼するときに、その場で評価やクチコミを書くよう求めることも禁止されています。
作業員に「1日2件」のような件数の目標を課すと、玄関先で書いてもらう依頼につながり、お客様が断りにくくなります。案内はカードや後日のメッセージで、投稿するかどうかをお客様が決められる形にします。文面は景品表示法に触れない口コミの依頼文を参考にしてください。
作業写真や返信から、お客様の住まいが分かる
ビフォーアフターの写真に、表札・郵便物・家族写真・窓の外の景色が写ると、どの家での作業かが分かります。口コミの返信で「〇〇町のマンションでの作業」「浴室のカビがひどかったので」と書くのも同じです。撮影前にお客様の了解を得て、写すのは作業箇所だけにし、返信では作業の内容と感謝だけを書く決まりを、代行会社と共有してください。
代行会社だけがオーナーだと、解約時の引き継ぎで止まる
代行会社がプロフィールを新しく作ってオーナーになり、自社に権限が無いまま契約すると、解約のときに管理を戻す手続きが必要になります。Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」では、プロフィールの種類によって手続きが分かれます。
- 実店舗やハイブリッド型のプロフィールは、現在のオーナーにオーナー権限のリクエストを送る。3日以内に返信が無ければ、自分で申請できる場合がある
- 住所を表示しない非店舗型のプロフィールは、Googleに問い合わせ、「リスティングのオーナー権限の譲渡」として依頼する
手続きが終わるまでは、自社でプロフィールを更新できない場合があります。手順はMEO代行会社を乗り換える手順と管理権限の確認表で解説しています。
この章の結論。権限の持ち方は、契約前の質問1で確かめられます。プロフィールの数、口コミの依頼の仕方、写真と返信の決まりは社内で決め、代行を始める日に文書で代行会社に渡しておくと、担当者が替わっても守られます。
ハウスクリーニングのMEO対策でよくある質問
自宅で開業していて事務所が無くても、Googleビジネスプロフィールに登録できますか?
登録できます。自宅を拠点の住所として入力し、お客様には住所を非表示にします。サービス提供地域には、実際に訪問する市区町村を入れてください。
エアコンクリーニングと浴室クリーニングで、プロフィールを分けたほうが表示されやすいですか?
分けないでください。Googleのガイドラインは、ビジネスの拠点ごとに複数のページを作ることを認めていません。作業の種類は、1つのプロフィールの「サービス」に作業ごとの説明と料金の目安を載せて伝えます。
営業エリアの中心にあるレンタルオフィスの住所で登録してもいいですか?
その住所で実際に業務をしていないなら、登録できません。Googleのガイドラインは、郵送先として借りているだけの住所(バーチャルオフィス)での利用を認めていません。業務をしている事務所か自宅を拠点にしてください。
代行会社から「エアコンクリーニングで1位を保証します」と提案されました。信じていいですか?
契約は見送るのが安全です。Googleは代行会社向けのサードパーティ ポリシーで、上位掲載の保証を禁止事項に挙げています。訪問型は検索する人の位置で表示が変わるため、1つの順位で成果を約束すること自体が実態と合いません。
まずはスマホで自社名を検索し、住所が表示されていないか、サービス提供地域が実際に訪問する市区町村と合っているかを確認してください。代行の費用を判断する材料がほしい方は、通話1件あたりの単価で見るMEO対策の費用対効果もあわせてお読みください。
写真と口コミの案内は社内で回せるものの、返信や投稿まで手が回らない場合は、コレットラボのGoogleビジネスプロフィールの運用代行にご相談ください。いまの登録内容と、社内で続けられる作業を伺ったうえで、お任せいただく作業を一緒に決めます。
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