開業前のGoogleビジネスプロフィール代行|任せる作業と費用の内訳
この記事の要点
- オーナー権限は店舗側のアカウントで持ち、代行会社は管理者にする
- 代行の費用は、初期設定から報告までの6行に分けて比べる。内訳表は本文に掲載
- 看板が無い時期の動画確認と、はがき待ちの間の編集でつまずきやすい
開業前のGoogleビジネスプロフィールは、代行会社に任せられる作業が多い一方で、オーナー確認と開業日の判断は店舗側に残ります。Googleに払う料金は0円で、代行の費用は「初期設定」「写真」「開業前の投稿」をどこまで含めるかで決まります。
これから店舗やクリニック、事務所を開く経営者・院長で、登録を自分で進める時間が取れない方に向けた記事です。読み終わる頃には、見積書のどの行を比べればよいかと、契約前に代行会社へ確認する質問が決まる状態を目指します。登録の操作手順そのものはスマホでのGoogleビジネスプロフィール登録の進め方で解説しています。
Contents / 目次
開業前の代行で任せる作業と、店舗側に残る作業
開業前に代行会社へ任せられるのは、掲載内容の作成と入力です。オーナー確認の受け取り、開業日の決定、オーナー権限を持つアカウントの管理は店舗側の作業として残ります。
オーナー権限とは、ビジネスプロフィールの所有者としての権限で、担当者の追加や削除、メインのオーナーの譲渡ができる立場のことです。Googleのビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーは、最終顧客である店舗が、常に自身のビジネス プロフィールのオーナー権限または共同オーナー権限を持っていることを代行会社に求めています(2026年10月17日時点)。
| 作業 | 代行会社に任せられること | 店舗側に残ること |
|---|---|---|
| 登録と開業日 | 入力項目の下書き、開業日の入力 | 開業日の年月と店名・住所・電話番号の確定 |
| オーナー確認 | 方法ごとの準備の案内 | 電話・はがきの受け取り、店舗での動画撮影 |
| カテゴリと紹介文 | カテゴリの候補出し、紹介文の作成 | 事業内容と合っているかの承認 |
| 写真 | 撮影の手配、画像の登録 | 撮影日の立ち会い、掲載してよい写真の判断 |
| 開業前の投稿 | 工事の進み具合や開業日のお知らせの作成 | 内容と日付の確認 |
| 口コミ(開業後) | 返信文の作成と投稿 | 返信内容の承認、来店客への依頼 |
開業直後は準備に追われ、口コミの返信や投稿まで店舗側で回すのが難しい時期です。開業後の運用まで続けて任せたい場合は、開業後の口コミ返信まで任せるMEO対策の代行で、店舗に内容を確認していただいたうえで返信を進める方法もあります。
この章の結論。見積もりを比べる前に、表の「店舗側に残ること」を誰が担当するか決めておくと、代行会社に任せる作業が絞れます。
Googleビジネスプロフィール代行の費用の内訳と、金額が変わる条件
ビジネスプロフィール自体は無料で、代行の費用は作業ごとの人件費と外注費の合計です。サードパーティ ポリシーは、管理サービスが有料であることと、ビジネス プロフィール自体には追加料金がかからないことを、新規の顧客のプロフィールの管理を請け負う前に書面で知らせるよう代行会社に求めています(2026年10月17日時点)。
業者によって初期費用に含む作業が違うため、総額だけを比べると判断を誤ります。次の6行に分けて、見積書の各行に何が入っているかを確かめてください。
| 費用の行 | 中身 | 金額が変わる条件 |
|---|---|---|
| 初期設定 | 登録、カテゴリ、紹介文、営業時間、属性の入力 | 店舗数、業種の広告規制の確認が要るか |
| オーナー確認の支援 | 方法ごとの準備と再申請の対応 | はがきや動画のやり直しを何回まで含むか |
| 写真撮影 | 外観・店内・商品・スタッフの撮影 | 撮影の外注か、店舗が撮った写真の登録だけか |
| 開業前の投稿 | 工事の進み具合・開業日・メニューのお知らせ | 本数と、写真を代行会社が用意するか |
| 月額の運用 | 開業後の投稿、口コミ返信、情報の更新 | 口コミ返信を含むか、承認を何回挟むか |
| 報告 | 閲覧数・ルート・通話数などの月次報告 | 順位計測ツールの費用を含むか |
金額の目安は、作業時間で考えると比べやすくなります。例えば、初期設定の作業時間が8時間、時間単価が4,500円という仮の条件なら、初期設定だけで36,000円です。この数字は計算の例で、作業時間と時間単価は代行会社ごとに違います。
ほかの行も「作業の量 × 1回あたりの時間 × 時間単価」に、外注費やツールの利用料を足す形に分けると、見積書の金額が妥当かを判断できます。
- オーナー確認の支援:1回の申請にかかる時間 × 費用に含む再申請の回数
- 写真撮影:撮影の外注なら、撮影時間やカット数で決まる外注費。店舗が撮った写真の登録だけなら、登録作業の時間
- 開業前の投稿:投稿の本数 × 1本の作成時間。写真を代行会社が用意する場合は、その時間も加わる
- 月額の運用:月の投稿本数と口コミ返信の件数 × 1件の作業時間に、店舗の承認を待つやり取りの時間を足したもの
- 報告:月次報告の作成時間に、順位計測ツールの利用料を足したもの
見積書に本数・件数・回数が書かれていない行は、何本・何件・何回分の金額かを代行会社に確認してください。量がそろえば、時間単価の違いとして業者どうしを比べられます。
開業前に月額を払い始める契約にも注意が必要です。開業前はクチコミが投稿されないため、口コミ返信を含む月額は開業日まで中身がほとんどありません。月額の開始日を開業月からにできるか、見積もりの段階で確認しましょう。
初期費用の行ごとの考え方はMEO対策の初期費用の内訳、見積書の確認項目はMEO代行の見積りチェックリスト12項目でも扱っています。
この章の結論。見積書は6行に分けて、写真撮影と再申請の回数、月額の開始日の3点をそろえてから比べます。
開業日から逆算する依頼の進め方
開業前でも、開業日を入力してプロフィールの準備を進められます。Googleのヘルプ「開業日を追加する」は「開業日の 90 日前から、コミュニティと交流できるようになります」と説明しています(2026年10月17日時点)。同じヘルプには「開業日の入力で必要になるのは、年と月のみです。1 年先の日付まで入力できます。」とも書かれています。ただし、開業日の90日前からGoogleにプロフィールが表示されるのは、開業日を入力してオーナー確認を行った場合だけです。
ステップ1。依頼する前に社内で確定させる情報
店名・住所・電話番号は、確定してから登録します。Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」は、オーナー確認後にビジネス拠点の住所が変わった場合は、オーナー確認を再度行う必要があると説明しています(2026年10月17日時点)。代行会社に連絡する前に、次の項目を確定させてください。
- 開業日の年月:工事の遅れを見込んだ月にする
- 店名:看板・ホームページ・名刺で実際に使う名称(地域名やキーワードは足さない)
- 住所:建物名と部屋番号まで、郵便で届く表記
- 電話番号:オーナー確認の電話を受けられる番号
- オーナーになるGoogleアカウント:個人ではなく事業用に作ったアカウント
ステップ2。店舗のアカウントで登録し、代行会社を管理者に追加する
店舗のGoogleアカウントで登録とオーナー確認を行い、代行会社のアカウントを「管理者」として追加する形にすると、あとからオーナー権限を譲渡する手続きが要らず、権限の問題が起きにくくなります。
Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する」には、権限について次の2つの説明があります(2026年10月17日時点)。
- 新しく加わった人の制限:新たにオーナーまたは管理者になった人は、約7日間はメインのオーナー権限の譲渡などの操作ができない
- 譲渡の条件:メインのオーナー権限を譲渡するには、プロフィールに他に少なくとも1人のオーナーまたは管理者が必要
代行会社のアカウントで登録したあとに店舗へ譲渡する進め方だと、開業準備の忙しい時期に譲渡の手続きが残ります。権限の違いはGoogleビジネスプロフィールの権限の違いで確認できます。
ステップ3。オーナー確認の方法ごとに準備する
Googleのヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」は、オーナー確認の方法はGoogleが自動で決め、変更できないと説明しています。表示された方法に合わせて、店舗と代行会社の作業を分けます。次の表の注意点は、このヘルプと動画の録画のヘルプに基づいています(2026年10月17日時点)。
| 方法 | 店舗側の作業 | 注意点 |
|---|---|---|
| 電話またはSMS | 登録した番号で受ける | ビジネスの電話番号で応答できるか、SMSを受け取れるかを確かめておく |
| メール | 届いたメールで確認する | 確認の画面に表示されるアドレスが使えるかを確かめておく |
| ライブビデオ通話 | 店舗で通話に出る | この方法で確認できるのは一部のビジネスに限られ、各ビジネス拠点の営業時間内にだけ使える |
| 動画の録画 | 店舗でスマホを使い30秒以上撮影する | 看板・壁・窓など固定設備に掲げた店名に加えて、所在地が分かる周辺の様子と、レジやキッチンなど従業員しか入れない設備や場所を映す。モバイル端末で途切れずに録画してアップロードする |
| はがき | 届いたコードを入力する | 通常14日以内に届き、コードは30日で期限が切れる |
動画の撮り方の詳細は、Googleのヘルプ「動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う」にあります。方法ごとの再申請はオーナー確認の方法ごとの準備と再申請で扱っています。
ステップ4。開業前の掲載内容と、開業日以降の切り替え
開業前に載せるのは、外観と店内の写真、紹介文、開業日のお知らせの投稿です。内装工事の途中は店内の写真が撮れないので、撮影日を工事の完了後に入れておきます。
前述のヘルプ「開業日を追加する」によると、ビジネスが正式にオープンするまで、ユーザーはクチコミや写真をプロフィールに投稿できません。開業すると、プロフィールに[最近開店したお店]のタグが90日間表示されます(2026年10月17日時点)。口コミをお願いする流れは、開業日から動かせるように準備しておきます。
この章の結論。店名・住所・電話番号を確定させ、店舗のアカウントでオーナー確認をする。この順番が決まれば、代行会社には入力と掲載内容の作成を任せられます。
契約前に確認することと、開業前の代行がうまくいかない条件
開業前の代行で起きる問題の多くは、オーナー確認の時期と権限の持ち方から生じます。開業前だから起きる失敗を3つ挙げます。
看板が付く前に動画の確認を求められる
オーナー確認の方法が動画の録画になると、看板・壁・窓など固定設備に掲げた店名を映す必要があります。
看板の設置が開業の直前になる工事日程だと、開業日の90日前から交流できる期間に合わせて登録しても、動画を撮れずに確認が止まります。オーナー確認の方法はGoogleが自動で決め、変更できないため、代行会社とは、次のどちらで進めるかを先に決めておきます。
- 確認だけを看板の設置後に始める:店舗のアカウントでプロフィールを作って開業日を入力し、オーナー確認の手続きは看板と店内の設備が入ってから始める。紹介文や写真は、その間に代行会社が下書きとして用意しておく。動画の録画が表示されても、看板の店名と店内の設備を映して撮影できる
- 看板の設置後に登録する:登録とオーナー確認を設置日以降にまとめて行い、開業日の90日前から交流できる期間の一部はあきらめる
どちらの進め方でも、プロフィールがGoogleに表示されるのはオーナー確認のあとです。開業日の90日前より遅くオーナー確認をすると、その分だけ交流できる期間が短くなります。また、ヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」は、第三者がプロフィールを管理する場合、オーナー確認の完了後にその第三者をプロフィールに追加できると説明しています(2026年10月19日時点)。代行会社が管理者として入力を始められるのも、オーナー確認が済んでからです。
はがきを待つ間に代行会社が入力を変える
Googleのヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」は、はがきを待つ間にビジネス名・住所・業種を編集すると、郵送されたコードは使用できなくなると説明しています(2026年10月17日時点)。
代行会社が開業前の作業としてカテゴリを入れ替えると、届いたはがきが使えず、オーナー確認をやり直すことになります。
はがきの発送から入力までは、編集を止める約束を契約書か作業の取り決めに入れておきます。
プレオープンで口コミを集める計画を立てる
正式オープン前はクチコミを投稿できないため、内覧会やプレオープンの招待客に口コミをお願いしても投稿されません。また、Googleのマップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーは、販売者がその場で評価やクチコミを書くよう要求または強要すること、クチコミの投稿と引き換えにインセンティブを提供することを禁止しています(2026年10月17日時点)。「開業初月に口コミ○件」を成果として約束する提案は、この2点と合わせて確かめてください。
契約前には、次の質問を代行会社に送っておくと、回答で比べられます。
【開業前のGoogleビジネスプロフィール代行についての確認事項】
1. オーナー権限は当社のGoogleアカウントで持ち、御社は管理者として入る形にできますか。
2. オーナー確認がはがきや動画になった場合、再申請は何回まで費用に含まれますか。
3. はがきを待つ間は、名前・住所・カテゴリを編集しないと約束できますか。
4. 写真撮影は費用に含まれますか。含まれない場合、当社が撮った写真の登録だけの費用はいくらですか。
5. 月額の費用は、開業月から始める契約にできますか。
6. 解約したとき、当社が管理権限をすべて取り戻すまでの手順と日数を教えてください。
7. 開業後の口コミ返信は、当社が内容を承認してから投稿されますか。
質問6を入れるのは、Googleのビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーが、最終顧客から通知を受け取ってから7営業日以内に、その顧客が管理権限を取り戻せるようにすることを代行会社に求めているためです(2026年10月17日時点)。
同じポリシーは、次のような主張も禁止しています。
- Google サービスで上位に掲載されることを保証する
- 「Google 認定」など、Google や関連する事業体を示すアカウント名を使って、Google または Google の関連会社であるかのように装う
こうした提案の見分け方はGoogle口コミ代行業者の見分け方、すでに代行会社がオーナーになっている場合はMEO代行会社を乗り換える手順を参照してください。
自社で行う作業と、代行会社に依頼する作業
開業前に店舗で行うのは、情報の確定・オーナー確認・承認の3つです。入力・撮影の手配・投稿文の作成は依頼できます。開業後の口コミは、来店客へのお願いの仕方を店舗で決め、返信を依頼するかを分けて考えます。
口コミのお願いを自分の店舗で回したい場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールRevipoがあります。来店後のアンケートに回答した方全員に、お礼の画面でGoogle口コミの投稿を任意で案内できます。店舗の接続にはGoogleビジネスプロフィールのオーナーか管理者のアカウントを使うので、開業日までにオーナー確認を済ませておけば、開業日から使い始められます。
この章の結論。看板の設置日・はがきを待つ間の編集・口コミを始める日の3つを契約前に決めておけば、開業前の代行で止まる原因の多くを避けられます。
開業前のGoogleビジネスプロフィール代行についてよくある質問
開業日が延びたら、プロフィールはどうなりますか?
開業日は、Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」で編集できる項目の1つとして説明されています。入力するのは年と月だけで、Google に情報が表示されるのは入力した日付の90日前からです(2026年10月17日時点)。延期が決まったら、新しい開業の年月に入力し直してもらいます。
正式にオープンするまではクチコミや写真を投稿してもらえないため、口コミをお願いする時期も新しい開業日に合わせて後ろへずらします。工事の遅れを見込んだ年月で最初から入力しておくと、日付を入力し直す回数を減らせます。
工事中で住所の建物名がまだ決まっていなくても登録を依頼できますか?
住所が確定してから依頼するほうが安全です。
Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールを編集する」は、オーナー確認後にビジネス拠点の住所が変わった場合は、オーナー確認を再度行う必要があると説明しています(2026年10月17日時点)。はがきの確認になった場合も、建物名や部屋番号が抜けていると届かないおそれがあります。
郵便で届く表記が決まるまでは、紹介文や写真の準備を先に進めておきます。
開業前にMEO代行の月額契約をする意味はありますか?
開業前に必要なのは初期設定と開業前の投稿で、月額の運用は開業後に中身が出てきます。正式オープン前はクチコミが投稿されないため、口コミ返信を含む月額を開業前から払うと、作業の無い月の費用が発生します。初期費用と月額を分けて見積もってもらい、月額の開始を開業月にできるか確認しましょう。
開業準備の業者がGoogleマップの登録もサービスで済ませてくれました。そのままでいいですか?
まず、どのGoogleアカウントがオーナーになっているかを確かめてください。業者のアカウントがオーナーのままだと、担当者の追加や削除を店舗側で決められません。店舗のアカウントをオーナーに追加してもらい、業者は管理者に変更する依頼をしておくと、開業後に依頼先を変えるときも手続きが少なく済みます。
今日できる最初の一歩は、看板の設置日と、オーナーにするGoogleアカウントの2つを決めておくことです。代行会社に渡す情報を一覧で準備したい方は、MEO対策を依頼する前に決めることもあわせて読んでみてください。
開業準備と並行して、開業後の口コミ返信や店舗情報の更新まで社内で回すのは負担が大きい作業です。Googleマップ集客(MEO)の支援では、店舗情報の更新、投稿、口コミへの返信、毎月の記録と報告を行います。開業前のプロフィールの登録やオーナー確認のお手伝いをご希望の場合は、初回のご相談で伺います。
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