Googleビジネスプロフィールのオーナー確認|方法の選び方と再申請

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認|方法の選び方と再申請

この記事の要点

  • 確認方法は選択制ではなく、Googleが提示したものから選ぶ
  • 申請前に住所と電話を直すのが最短。順番を間違えると振り出し
  • つまずきは4タイプ。症状別の切り分け表と再申請手順を掲載

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認は、「どの方法にするか」を自分で自由に選べる手続きではありません。業種・住所・登録状況をもとにGoogle側が使える方法を判定し、その中から選ぶ形になります。だから最初にやるべきは方法選びではなく、登録情報を郵便物と着信が届く状態に直すことです。

この記事は、店舗や事業所を1〜数拠点持っていて、自社でオーナー確認を進めたい方に向けて書いています。読み終わる頃には、いま自分がどの状態にいるかを見分けて、申請までの手順と、落ちたときの再申請の進め方まで決められる状態を目指します。

なお、確認以前の段階で「そもそも登録画面が進まない」という方はGoogleビジネスプロフィール登録できない5つの原因と対処法を先に読んでください。すでに他人がオーナー確認を済ませている場合の引き継ぎは、この記事の後半で扱う「アクセス権のリクエスト」からになります。

Contents / 目次
  1. オーナー確認は方法を選べない。まず自分の状態を見分ける
  2. Googleビジネスプロフィール登録からオーナー確認までの手順
  3. 確認コードが届かない・動画が通らないときの再申請
  4. オーナー確認が済むと何が変わるか
  5. オーナー確認でつまずく現場の事情と、任せ方の注意
  6. Googleビジネスプロフィールのオーナー確認でよくある質問
  7. まず今日、自社名でマップを検索して状態を見分けてください

オーナー確認は方法を選べない。まず自分の状態を見分ける

オーナー確認とは、そのビジネスプロフィールを管理する権限が本当にその事業者にあるかを、Googleが確かめる手続きです。動画・電話・メール・郵送などの方法がありますが、どれが表示されるかはGoogleが判定します。「ハガキで受け取りたい」と思っても、そもそも選択肢に出てこないことがあります。

だから最初の一歩は、方法を調べることではありません。自分のプロフィールがいまどの状態にあるかを見分けることです。ここを間違えると、必要のない新規登録をして重複プロフィールを作ってしまいます。

Googleマップで自社名を検索して、出てくる表示で切り分ける

スマホでGoogleマップを開き、自社の正式名称と住所で検索してください。表示のされ方で、次にやることが変わります。なお画面の文言は変わることがあるので、下の表は「そういう趣旨の案内が出るか」で読んでください。

検索したときの状態いまの状況次にやること
店名も住所も出てこない未登録新規登録してオーナー確認を申請する
店舗は出るが、オーナーかどうかを尋ねる案内が出る登録はあるが未確認(Googleや第三者が作った情報)そのプロフィールを引き継ぐ形でオーナー確認を申請する
すでに別のユーザーが管理している趣旨の案内が出る他人がオーナー確認済みアクセス権のリクエストを送る
管理画面には入れるが、確認が必要と表示される確認が保留、または再確認を求められている画面に出ている方法で再申請する

「店舗が出てくるのに管理できない」からといって、同じ店をもう一度新規登録しないでください。同じビジネスのプロフィールを重複して作らないことは、Google公式のビジネス プロフィールに関するガイドラインに記載されています。既存のプロフィールを引き継ぐ形で進めるのが正しい順番です。

他人が確認済みだった場合は、オーナー確認ではなくアクセス権のリクエストになります。前任者や外部業者が持ったままのケースが多く、進め方はGoogleビジネスプロフィールのオーナー変更手順と引き継ぎの流れで詳しく解説しています。

確認方法の種類と、それぞれ何でつまずくか

提示される可能性がある方法は次のとおりです。すべてが常に出るわけではなく、業種・住所・過去の登録状況で変わります。表示された選択肢の中から、自社が確実に受け取れるものを選ぶのがコツです。方法ごとの現行の要件は、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールの確認方法で確認してください。

確認方法向いているケースつまずきやすい点
動画による確認実店舗があり、看板・内装・鍵の開閉まで撮影できる位置・設備・運営が1本の動画でつながっていないと通らない
ライブビデオ通話他の方法で通らず、Google側から案内された担当者と時間を合わせる必要がある。当日に書類を求められることがある
電話またはSMS登録した番号で確実に受電できる自動音声の代表番号や転送設定だとコードを聞き取れない
メール自社ドメインのメールアドレスがある迷惑メールに振り分けられる。宛先が別部署で放置される
郵送(ハガキ)登録住所で確実に郵便物を受け取れる表札や集合ポストの記名と屋号が違うと届かず戻される
Search Console連携公式サイトをSearch Consoleで所有確認済み使えるかどうかは画面の表示で決まる。表示されない場合は他の方法を選ぶ

ハガキの到着日数や、再申請までにどれくらい待つかは変わることがあるため、この記事では日数を断定しません。申請後の画面に表示される案内と、Google公式ヘルプの現行の記載に合わせてください。

この章の結論です。やることは方法探しではなく、状態の見分けと「確実に受け取れる連絡手段を1つ用意すること」です。ここが決まれば、あとは手順に落とすだけになります。

Googleビジネスプロフィール登録からオーナー確認までの手順

ここからは実際の作業です。申請ボタンを押す前の準備で、通るかどうかの大半が決まります。順番どおりに進めてください。

Googleビジネスプロフィールとは何か。登録とオーナー確認の関係

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに表示される自社の店舗・事業所の情報を、事業者自身が無料で管理・更新できる仕組みです。以前のGoogleマイビジネスから名称が変わったもので、同じものを指します。

ここで大事なのは、登録とオーナー確認は別の手続きだということです。登録は情報を作る作業、オーナー確認はその情報を編集する権限をもらう作業です。登録しただけでは、口コミへの返信も営業時間の変更もできません。

管理画面の開き方は、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールを管理するに、現行の導線が記載されています。開き方でつまずいたらGoogleビジネスプロフィールのログイン方法と管理画面の開き方も参照してください。

ステップ1.登録する情報を1枚の表に揃える

最初にやるのは、社内にバラバラに存在している自社情報を1か所に集めて、表記を1つに決める作業です。ここがズレていると、コードが届かない・審査で弾かれるの両方が起きます。

次の6項目を、紙かスプレッドシートに書き出してください。

  • 正式名称:看板・登記・領収書で使っている名前。「地域名」「業種」「格安」などのキーワードを足さない
  • 住所:郵便物が実際に届く表記。番地の枝番、建物名、部屋番号まで略さず書く
  • 電話番号:営業時間内に人が出られる番号。自動音声・転送・IVRを経由しない直通が理想
  • カテゴリ:実際の主業務を表すもの。実態と違うカテゴリは停止の原因になる
  • ウェブサイト:公式サイトのURL。会社概要ページの住所・電話と表記を揃えておく
  • 営業時間:現在の実態。臨時休業中なら、確認が済むまで無理に凝った設定をしない

この6項目を、公式サイト・名刺・看板・請求書と1つずつ突き合わせます。住所は、実際に郵便物が届いている宛名の表記に合わせるのが安全です。全角半角の混在や「1-2-3」と「一丁目2番3号」の併用があるなら、届いた実績のある表記に統一してください。

表記ゆれの洗い出しは、AIに下読みさせると早く終わります。渡す材料は、公式サイトのフッターの文言、名刺の記載、登記上の表記、看板の文字を書き写したものの4つです。「この4つの住所表記の違いを一覧にして、郵便物が届く形として最も適切なものを1つ選び、理由を書いてください」と頼めば、差分表が返ってきます。

ただし、AIの出力をそのまま採用しないでください。人が確認するのは「その表記で実際に郵便物が届くか」の一点です。過去に届いた郵便物の宛名と見比べて、最終判断は人がします。

ステップ2.どのGoogleアカウントで持つかを先に決める

オーナー確認の申請に使ったGoogleアカウントが、そのプロフィールを管理するアカウントになります。ここを軽く決めると、数年後に必ず困ります。権限にどんな種類があり、それぞれ何ができるかは、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールのユーザーを追加、削除するに記載されています。

  1. 担当者個人のGmail(例=tanaka.taro@gmail.com)は避ける。退職・異動でアクセスできなくなる
  2. 会社のドメインで作った業務用アカウント(例=info@自社ドメイン)を1つ用意し、これをオーナーにする
  3. そのアカウントのパスワードと2段階認証の管理者を、社内で2名決めて書き残す
  4. 日常運用する担当者は、オーナーではなく管理者として後から追加する

権限の種類と役割の違いはGoogleビジネスプロフィールの権限付与と担当者追加の手順で整理しています。退職者が権限を持ったままになっている場合の対処は退職前の安全な引き継ぎ手順が参考になります。

ステップ3.新規登録するか、既存プロフィールを引き継ぐかを選ぶ

ステップ1の表ができたら、ステップ2で決めたアカウントでログインし、Googleマップまたは検索画面から自社名を検索します。冒頭の切り分け表で「未登録」だった場合だけ、新規にビジネス情報を追加します。

「登録はあるが未確認」だった場合は、新しく作り直さないでください。次の順番で、既存のプロフィールを引き継ぎます。

  1. ステップ2で決めたGoogleアカウントでログインした状態にする(別アカウントで進めると、あとで権限を移せず作り直しになる)
  2. Googleマップまたは検索結果で、対象の店舗情報を開く
  3. 店舗情報の中にある、このビジネスの管理を申し出る案内(「このビジネスのオーナーですか?」といった趣旨のリンク)を選ぶ
  4. 表示された情報に誤りがあれば、ステップ1で決めた表記に直して申請する
  5. 提示された確認方法の中から、確実に受け取れるものを選ぶ(ステップ4へ)

手順の3で、管理を申し出る案内が出ずに「すでに別のユーザーが管理している」趣旨の表示になる場合は、引き継ぎではなくアクセス権のリクエストになります。この記事の後半を参照してください。画面のボタン名やメニューの並びは更新されることがあるので、最新の名称と位置はGoogle公式ヘルプのビジネス プロフィールの確認方法で確認してください。

ステップ4.提示された確認方法から、確実に受け取れるものを選ぶ

申請の最後に、使える確認方法が表示されます。ここで選ぶ基準は「早そうだから」ではなく、今日この瞬間に確実に受け取れるかです。

  • 電話・SMSを選ぶ前に:その番号にスマホから発信してみて、自動音声を挟まず人か端末が出るか確かめる
  • メールを選ぶ前に:そのアドレスにテストメールを送り、迷惑メールに入らないか、誰が見ているかを確認する
  • 郵送を選ぶ前に:ポストの表札に、登録する屋号または会社名が書かれているか確認する。テナントビルなら部屋番号まで
  • 動画を選ぶ前に:看板・入口・内部・営業の証拠を、途中で止めずに1本で撮れる時間帯を確保する

選択肢に希望の方法が出ていない場合、それは操作ミスではありません。Google側の判定でその方法が使えないだけなので、出ている中から選んでください。

ステップ5.動画確認は「撮る順番」を決めてから1本で撮る

動画による確認では、画質の良し悪しよりも、撮影内容が1本でつながっていることが問われます。撮影で示す必要がある内容と、動画の長さ・形式などの現行の要件は、Google公式ヘルプの動画でビジネスを確認するに記載されているので、撮影前に必ず開いて最新の案内を確認してください。そのうえで、次の順番で撮ると、所在地・事業の内容・事業の管理権限が1本の中でつながります。

  1. 店舗の外に立ち、周辺の道路標識・隣の建物・目印になる看板を映す
  2. そのまま自社の看板・表札に寄り、店名と住所表示を読めるように映す
  3. カメラを止めずに入口へ移動し、鍵を開ける、またはドアを開けて中へ入る
  4. 店内の設備(施術チェア・厨房・作業機械・受付カウンターなど、その業種らしいもの)を映す
  5. 運営していることが分かるもの(レジや決済端末の操作画面、予約台帳、スタッフの作業風景)を映す
  6. 最後にバックヤードや事務スペースで、社名入りの書類や郵便物が見える状態を映す

撮影のポイント。1〜6を録画を止めずに1本で撮ると、同じ場所で起きている出来事だと示しやすくなります。編集でつないだ動画や写真の寄せ集めでは、位置と設備と運営のつながりが伝わりにくくなります。撮影可能な形式や長さの条件は上記の公式ヘルプで確認してください。

撮影の細かい注意点や、通らなかったときの撮り直しの判断は動画のみのオーナー確認を通す手順にまとめています。

ステップ6.確認が通った直後にやる3つ

審査が終わって管理できるようになったら、その日のうちに次の3つを片づけてください。後回しにすると、また権限のことで困ります。

  1. もう1つの社内アカウントを管理者として追加し、オーナーが1人だけの状態を解消する
  2. ステップ1で作った表と、実際に登録された情報が1文字ずつ一致しているか見直す
  3. 営業時間と写真を最新に更新し、最初の投稿を1本入れる

この章の結論です。手順の本体は申請ボタンではなく、ステップ1の情報の突き合わせとステップ2のアカウント決めです。この2つを済ませてから申請すれば、通らなかったときも原因を切り分けられる状態になります。

確認コードが届かない・動画が通らないときの再申請

落ちたときにやってはいけないのは、同じ内容のまま何度も申請し直すことです。原因が変わっていないので、結果も変わりません。まず症状から原因を切り分けてください。

症状よくある原因次の一手
ハガキが届かない部屋番号・枝番の欠落、ポストの記名と屋号の不一致、集合ポストの投函拒否住所表記を直し、ポストに屋号を追記してから再申請する
電話のコードが受け取れない自動音声の代表番号、転送設定、営業時間外の申請、着信拒否設定受電できる直通番号に変更し、営業時間内に申請し直す
コードを入れてもエラーになる有効期限切れ、複数回申請して古いコードを入力している最後に届いたコードだけを使う。期限は画面の案内に従う
動画が承認されない位置・設備・運営が1本でつながっていない、看板や住所表示が読めない撮る順番を決めて1本で撮り直す。前回と何を変えたかを明確にする
プロフィールが停止・無効になった名称へのキーワード追加、実態のない住所、情報の不一致ガイドラインに沿って修正してから再審査請求。証拠書類は登録情報と完全一致させる

再申請の前に必ず確認する5項目

再申請の前に、下のチェックリストを上から順に潰してください。1つでも「いいえ」が残っているうちは、申請しても同じ結果になります。

  • 住所:過去に実際に届いた郵便物の宛名と、登録住所の表記が一致しているか
  • ポスト:郵便受けや呼び鈴に、登録した屋号または会社名が表示されているか
  • 電話:登録番号に外から発信して、自動音声を経由せず受けられるか
  • 情報の固定:申請してから審査中に、名称・住所・カテゴリを触っていないか
  • 変更点:前回と比べて何を直したか、1つだけ明確に説明できるか

申請中に登録情報を書き換えると、審査がやり直しになったり、送られたコードが使えなくなったりすることがあります。申請したら、結果が出るまで情報を触らないのが鉄則です。社内で複数人が触れる状態なら、確認が終わるまで編集しないようひとこと共有しておいてください。

他のユーザーが管理している場合はアクセス権のリクエストになる

「すでに別のユーザーが管理している」と出る場合、それはオーナー確認ではなくアクセス権のリクエストの世界です。Google公式ヘルプのビジネス プロフィールへのアクセス権をリクエストするに、リクエスト後に現在の管理者へ通知が届くことと、その後の流れが記載されています。

ここで多いのが、通知の宛先が退職者の個人Gmailで誰も見ていないケースです。返答がないまま時間が過ぎた場合にどう進むかは、上記の公式ヘルプに記載されている現行の案内と、リクエスト後に自分の画面に表示される案内で確認してください。具体的な進め方と待ち方はGoogleビジネスプロフィールのオーナー変更手順と引き継ぎにまとめています。

この章の結論です。再申請は回数ではなく、変更点を1つずつ潰して臨むものです。上の5項目に「いいえ」が残っている状態で申請ボタンを押さない、と決めてください。前回と同じ状態で出し直しても、同じ結果になります。

オーナー確認が済むと何が変わるか

オーナー確認が終わると、情報の主導権が自社に戻ります。確認前は、Googleが他の情報源から集めた内容がそのまま表示されている状態で、自分では直せません。確認後は、それを自分で直せるようになります。

できることオーナー確認前オーナー確認後
営業時間・住所・電話の修正できない自分で修正できる
口コミへの返信できない返信できる
写真・最新情報の投稿できない投稿できる
予約リンク・商品・サービスの掲載できない設定できる
表示回数や電話タップ数の確認見られない管理画面で確認できる

表の内容は、確認が済んで管理画面を使えるようになった状態を前提にしています。個々の機能で何ができるかは、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールを管理するから、各機能のページをたどって確認してください。

ここで注意したいのは、オーナー確認そのものが順位を押し上げる施策ではないことです。確認は「運用を始められる状態」を作る手続きで、来店が増えるかどうかは、そのあとの情報の厚みと更新の頻度で決まります。

確認が済んだあと、何を数字で見るか

効果を感覚で語らないために、最初の3か月は次の3つだけ見てください。他社の平均値を追いかけるより、自社の前月比を見るほうが判断に使えます。

  1. マップ経由の表示回数(見つけられた回数)
  2. 電話番号のタップ数とルート検索の回数(来店に近い行動の数)
  3. ウェブサイトへのクリック数

3つ目のクリックを正確に測るには、プロフィールに設定するサイトURLにパラメータを付けておく必要があります。手順はMEOの効果をGA4で計測する方法とUTMパラメータ設定手順で解説しています。確認が済んだ直後に仕込んでおくと、あとから「何がきっかけで増えたのか」を説明できるようになります。

うまく回っている会社に共通しているのは、確認が通った日に次の予定が決まっていることです。写真を何枚追加するか、投稿を誰が書くか、口コミにいつ返信するか。ここが空白だと、せっかく取り戻した管理画面が半年放置されます。放置したときに何が起きるかはGoogleビジネスプロフィール放置のリスクと月1回15分の更新手順にまとめています。

オーナー確認でつまずく現場の事情と、任せ方の注意

ここからは、手順書には書かれないけれど実際に相談が多い部分です。オーナー確認は技術の問題ではなく、住所と権限をめぐる社内事情の問題であることがほとんどです。

代行業者にオーナー確認から任せると、権限が返ってこないことがある

「登録もオーナー確認もこちらでやります」と言われて任せた結果、業者のGoogleアカウントがオーナーになっている、という状況は珍しくありません。契約している間は問題なく回りますが、解約時に権限を返してもらえず、プロフィールを作り直す羽目になります。

防ぎ方は単純で、オーナーは必ず自社アカウント、業者は管理者という形にすることです。依頼時に次の文面をそのまま送っておくと、あとで揉めません。

お世話になっております。
Googleビジネスプロフィールの運用をお願いするにあたり、
権限の持ち方について1点確認させてください。

・オーナー権限は、弊社が用意したGoogleアカウント(info@●●●.co.jp)で保持します
・御社には「管理者」権限を付与する形で運用をお願いしたいと考えています
・オーナー確認の申請作業を代行いただく場合も、申請は上記の弊社アカウントで行ってください

この形で問題ないか、ご確認をお願いいたします。

業者選定の観点をもう少し広く整理したい方は、MEO業者への丸投げは契約形態で決まる|確認6項目も合わせて見てください。

自宅兼事務所・レンタルオフィスは、住所の出し方から決める

自宅で開業している場合や、レンタルオフィス・バーチャルオフィスを使っている場合、住所の扱いを先に決めないと申請が空回りします。判断軸は、お客さまがその住所に来るかどうかです。住所の掲載やサービス提供地域の扱いについては、Google公式のビジネス プロフィールに関するガイドラインに現行の要件が記載されているので、申請前に該当する形態の項目を読んでください。

  • お客さまが来店する:その住所を掲載する。看板・表札を出し、郵便物が届く状態にしてから申請する
  • 訪問して提供する(出張型):お客さまを迎えない住所をどう扱うかと、サービス提供地域の設定方法を、上記ガイドラインで確認してから登録する
  • 実態が伴っていない住所:登録しない。一時的に通っても、あとから停止される可能性が高い

レンタルオフィスやバーチャルオフィスは、看板が出せない契約だと動画による確認で示せる材料が減ります。契約内容を先に確かめて、看板・表札・郵便受けの記名がどこまで出せるかを整理してから申請してください。

開業前の登録と、名称へのキーワード追加は事故のもと

「オープン前に準備しておこう」と、内装工事中の段階で申請するケースがあります。ただ、動画による確認では設備や運営の様子を映すことになるため、什器も看板もない段階では示せる材料がほとんどありません。看板が付き、電話が開通してから申請するのが結果的に近道です。

もう1つ多いのが、店名に「大分 エステ 安い」のような検索されそうな語を足してしまう例です。実際の看板と違う名称は、確認が通らないだけでなく、通ったあとに停止される原因になります。名前は看板どおりに書いてください。

複数拠点を一度に確認しようとしない

拠点が5つ、10拠点とある場合、全部まとめて申請したくなります。しかし1拠点ずつ状態が違うため、まとめて出すと「どれがどの理由で止まっているか」が分からなくなります。まず1拠点を通し、そこで分かった住所表記の癖を他拠点に横展開するほうが早く終わります。拠点をまとめて扱う運用に移る段階になったら、GBP複数店舗を一括管理する手順と拠点グループが参考になります。

なお、AIに任せられるのは住所表記の突き合わせや依頼文の下書きまでです。オーナー確認そのものは実在と運営を人が示す手続きなので、撮影も判断も人がやります。

この章の結論です。オーナー確認でつまずく本当の原因は、住所の実態と権限の持ち主です。申請前にこの2つを社内で決めてしまえば、あとの作業は事務手続きになります。

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認でよくある質問

オーナー確認が済んでいませんが、口コミが増えてきました。返信だけ先にできませんか

できません。口コミへの返信は管理権限を持ってから使える機能で、その前提となるオーナー確認については、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールの確認方法に記載されています。返信が遅れると印象に影響するので、口コミが動き出しているなら確認申請を優先してください。届いた口コミの内容自体は、確認前でもマップ上で読めます。

前の担当者の個人Gmailでオーナー確認されていて、その人はもう退職しています

新規登録ではなく、アクセス権のリクエストを送ってください。通知は退職者のGmailに届くため、返答がないまま時間が過ぎることが多くなります。その場合にどう進むかは、リクエスト後に自分の画面に表示される案内と、Google公式ヘルプのビジネス プロフィールへのアクセス権をリクエストするの現行の記載で確認してください。

動画確認で、営業時間中しか撮影できません。お客さまが映り込んでも大丈夫ですか

個人が特定できる映り込みは避けるのが無難です。開店前や閉店後に、照明を点けて設備とレジ操作を撮れば要件は満たせます。人が写っていることが条件ではなく、その場所が実在し運営されていると示せることが条件です。

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップに店を登録することと何が違うのですか

Googleマップ上の店舗情報は、事業者が登録しなくても存在することがあります。Googleビジネスプロフィールは、その情報を事業者自身が管理・更新するための無料のツールです。オーナー確認は、その管理権限を受け取るための手続きにあたります。

ハガキが宛先不明で戻ってきました。住所は合っているはずなのですが

住所が正しくても、郵便受けに屋号や会社名の記名がないと戻されることがあります。テナントビルなら部屋番号の記載、集合ポストなら投函口の名義を確認してください。表示を直したうえで再申請し、コードは最後に届いたものを使ってください。

まず今日、自社名でマップを検索して状態を見分けてください

この記事でいちばん最初にやるべきことは、スマホで自社の正式名称を検索して、冒頭の切り分け表のどれに当てはまるかを見ることです。1分で終わりますし、ここが決まらないと方法選びも再申請も空回りします。確認が通ったあとの運用まで見通しておきたい方は、Googleマップ順位を自社で上げる基本設定5つとチェックリストが次の一歩になります。

ここまで読んで、住所や権限の事情が絡んでいて自社だけで判断しづらいと感じた方は、状況を整理するところからお手伝いできます。コレットラボのMEO対策支援では、オーナー確認の詰まりどころの切り分けから、確認後の口コミ・投稿の運用まで伴走しています。まずは今の状態を聞かせてください。MEO対策の詳細はこちらからご覧いただけます。

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