検索順位が10位から上がらない原因|2ページ目を抜ける見直し手順
この記事の要点
- 10位前後の停滞は4タイプ。切り分け表で自分がどれか決める
- 直すのは1回に1か所。変更ログと再計測の条件を手順で解説
- 記事を直しても越えられない検索結果がある。撤退の判断軸も掲載
検索順位が10位前後から上がらないとき、原因はだいたい次の4つのどれかです。
- 検索意図と記事の型がズレている
- 上位が答えている問いに答えていない
- 自社の別記事と食い合っている
- 記事ではなくサイト側の評価で止まっている
この4つのどれかを先に決めないまま加筆すると、記事が太るだけで順位は動きません。
この記事は、記事を公開して数か月たち、2ページ目や1ページ目の下のほうで止まっている状態を、自分の手で詰め直したい方に向けて書いています。
読み終わる頃には、どのタイプかを切り分け、次に何を1つだけ直すかを決められる状態を目指します。
先にお伝えしておくと、この手順をやれば必ず1ページ目に入る、というものではありません。検索結果の顔ぶれによっては、記事の改善だけでは入り込めないクエリもあります。その見極め方も後半に書いています。
なお、ここで扱うのは「特定の記事が伸び切らない」ケースだけです。ある日を境にサイト全体が急落した場合は原因が別なので、検索順位が急に下がった原因の切り分け手順のほうを先に読んでください。
Contents / 目次
検索順位が上がらない原因は4タイプ。まず自分がどれかを決める

結論から言うと、10位前後で止まる原因は次の4タイプに分かれます。順番に全部やるのではなく、サーチコンソールの見え方から1つに絞り込んでから手を動かします。
- タイプ1 意図のズレ:読者が求めている記事の型(比較・一覧・手順・事例)と、自分の記事の型が違う
- タイプ2 答えの穴:型は合っているが、上位が全部答えている下位の問いに答えていない
- タイプ3 サイト内の食い合い:同じクエリを自社の複数記事が狙っていて、評価が割れている
- タイプ4 サイト側の要因:記事の中身ではなく、そのテーマでのサイトの実績・指名のされ方で止まっている
この4つは、サーチコンソールの数字の出方で見分けられます。下の表を、自分のページのデータと見比べてください。
| サーチコンソールでの見え方 | 疑うタイプ | 最初にやること |
|---|---|---|
| 表示回数はあるがCTRが極端に低く、順位は8〜15位で安定 | タイプ1(意図のズレ) | 実際に検索して、上位10件の記事の型を数える |
| 主要クエリは10位前後だが、関連クエリの数が上位サイトより明らかに少ない | タイプ2(答えの穴) | 上位10件の見出しと自分の見出しを突き合わせる |
| 同じクエリで、自社の複数URLが日替わりで表示されている | タイプ3(食い合い) | どちらを残すか決めて、片方の主題をずらす |
| 記事の質は上位と遜色ないのに、何を直しても10〜20位を往復する | タイプ4(サイト側) | 上位10件の顔ぶれを見て、勝負するか配分を変えるか決める |
「10位」はこの記事の目印であって、固定の数字ではありません。検索順位は日によって、また検索する人の地域・デバイス・過去の行動によって変わります。今日9位で明日12位、というのは正常な揺れです。1日単位の上下で判断せず、28日など一定期間の平均で見てください。
平均掲載順位は「混ざった数字」なので、そのまま信じない
サーチコンソールの平均掲載順位は、表示されたときの順位をならした値です。だから、スマホで7位・パソコンで16位という記事は、まとめて見ると11位くらいに見えます。算出の考え方はSearch Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート」に説明があるので、一度読んでおいてください。
この状態で「11位だから、あと少し」と考えると打ち手を間違えます。実際にはスマホでは1ページ目に入っていて、パソコンで大きく負けている、という別の問題だからです。
だから最初の作業は、記事を直すことではなく、条件をそろえて数字を取り直すことです。取り直す条件は次の3つです。
- 国を日本に絞る
- デバイスをモバイルとパソコンに分ける
- ページ全体ではなくクエリ単位で見る
ここまでやって初めて、4タイプのどれかが判断できます。
ツールでの計測との違いが気になる方は、検索順位チェックツールの使い方と無料で計測する手順も合わせて読むと、数字の性格の違いが分かります。
この章の結論。加筆の前に、日本・デバイス別・クエリ単位で数字を取り直し、4タイプのどれかを1つ選ぶ。ここで選んだタイプが、次の章でやる作業の中身を決めます。
2ページ目で止まった記事を詰め直す5ステップ

ここからは実際の作業です。5つのステップを、上から順にやってください。所要時間は、記事1本あたり2〜3時間を見ておくと現実的です(差分の洗い出しに1時間、書き直しに1〜2時間)。
ステップ1 現状を数字で固定する
最初にやるのは、直す前の状態を記録に残すことです。ここを飛ばすと、あとで効いたか効かなかったかを判断できなくなります。
サーチコンソールの検索パフォーマンスで、次の条件をそろえます。期間は直近28日、比較に前の28日を指定。フィルタで国を日本、ページを対象URLに固定します。そのうえでデバイスをモバイルとパソコンに分けて、それぞれ数字を控えます。
ここで書いた操作は執筆時点の画面をもとにしています。画面の項目名やフィルタの位置は変わることがあるので、実際の操作手順と各指標の定義は、必ず一次情報であるSearch Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート」で現在の仕様を確認してください。この記事の記述と食い違う場合は、ヘルプ側が正です。
控える項目は次の4つです。
- 対象URLの合計クリック数と合計表示回数
- 主要クエリ(狙っているキーワード)の平均掲載順位とCTR
- そのURLが表示されているクエリの総数
- 10〜20位に入っているクエリの一覧(ここが伸びしろの本体になります)
サーチコンソールの画面の見方に不安がある方は、サーチコンソールの使い方と初心者が最初に見る4つの画面で先に操作を確認してから戻ってきてください。
ステップ2 上位10件と「答えている問い」の差分を出す
次に、狙っているクエリで実際に検索して、上位10件を1件ずつ開きます。見るのは文章の巧拙ではなく、見出しです。
作業はシンプルで、上位10件の見出しを全部書き出し、「何本の記事がその問いに答えているか」を数えます。半数以上が答えているのに自分の記事にない問いが、埋めるべき穴です。
| 上位が答えている問い | 10件中の本数 | 自分の記事 | 判定 |
|---|---|---|---|
| どのくらいの期間で変化が出るか | 8本 | なし | 追記する |
| 自分でやる場合と外注する場合の違い | 6本 | 1文だけ | 見出しを立てて書く |
| 失敗例と戻し方 | 3本 | なし | 今回は見送る |
ここから先の線引きは、当社が実務で使っている経験則です。公式に決まった基準ではないので、自社のデータで調整してください。
半数以上が答えている問いのうち、自分の記事にないものが3つ以上あれば、追記ではなく構成から作り直したほうが早い、という判断にしています。
1〜2つなら、その見出しを足すだけで足ります。
この「3つ以上なら作り直し」という線引きは、追記を重ねた記事が読みにくくなるのを避けるためです。穴が多い記事は、たいてい設計そのものが古くなっています。
ポイント。上位10件のうち、公式サイト・大手メディア・比較サイトが何本を占めているかも、このとき一緒に数えてください。この数字は最後の「撤退するか続けるか」の判断で使います。
ステップ3 差分の洗い出しをAIに手伝わせる
ステップ2の見出し突き合わせは、AIに渡すと手作業より短い時間で終わります。ただし、渡す材料と、出力のどこを人が見るかを決めておかないと、当たり障りのない一般論が返ってくるだけです。
AIに渡すのは次の3つです。
- 狙っているクエリ
- 上位10件の見出しをコピーしたテキスト
- 自分の記事の見出し一覧
この3点がそろっていれば、指示自体は短くて構いません。
あなたはSEO担当者です。
狙っているクエリは「[クエリを入力]」です。
これから、上位10件の見出し一覧と、私の記事の見出し一覧を貼ります。
上位の複数記事が答えているのに、私の記事が答えていない問いを、
多い順に箇条書きで出してください。各項目に、何本の記事が答えていたかも書いてください。
[上位10件の見出しを貼る]
[自分の記事の見出しを貼る]
これは出発点のたたき台です。返ってきた内容をそのまま使わないでください。
「この問いは本文のどこに入れるべきか」「うちの立場だと答えが変わるのはどれか」とAIと会話を続けて、自社の状況に合わせて詰めていくのが現実的な使い方です。
そして、出力を人が確認するポイントは1つです。AIが挙げた不足論点のうち、自社が一次情報で書けるものだけを採用する。他社の記事から拾える情報をなぞって足しても、上位10件と同じ内容が1本増えるだけで、順位を動かす力はありません。
自社が書けるものというのは、実際に対応した件数、つまずいた箇所、断った案件の理由、社内で決めている判断基準といったものです。ここだけは人が書くしかありません。
ステップ4 記事の型とタイトルを、検索されている言葉に合わせる
タイプ1(意図のズレ)だった場合は、加筆ではなく型を変えます。上位10件が比較表を中心にした記事ばかりなのに、自分の記事が読み物として書かれているなら、見出しの構成から入れ替えることになります。
具体的な直し方は次の3か所です。
- 冒頭200字:前置きや背景説明を消し、クエリへの答えを最初の2〜4文で言い切る形にする
- 見出しの言葉:「効果的な施策」のような社内語をやめ、検索されている言い回し(〜が上がらない、〜のやり方、〜の違い)をそのまま使う
- タイトル:主要キーワードをできるだけ前のほうに置き、後半に置いていた結論を前に出す
検索意図のズレをどう見抜くかは、ブログが伸びない原因は検索意図のズレ。直す手順とチェックリストで判定の手順をまとめています。タイトルの文字数や書き換えられる問題はタイトルタグの付け方とSEOに効く文字数のほうが詳しいです。
ステップ5 変更を1つに絞り、条件をそろえて再計測する
最後に、やった作業を記録します。これが5ステップの中でいちばん軽視されて、いちばん効く工程です。
記録するのは、日付・URL・変えた場所・変えた理由・変更前の主要クエリの平均掲載順位。テキストファイル1つで十分です。
2026-08-07 / /column/example/ / 見出し追加(費用の目安・期間の目安の2本)
理由: 上位10件中7本が答えていたが自社記事に無かったため
変更前: 主要クエリ 平均11.4位 / CTR 1.2% / 表示 1,840回(直近28日・日本・モバイル)
次回確認: 同条件で再取得
※この期間、タイトルと内部リンクは触らない
大事なのは最後の1行です。同じタイミングでタイトルも内部リンクも本文も全部変えると、順位が動いたときに何が効いたのか分からなくなります。分からないということは、次の記事に応用できる知見がゼロということです。1本の記事につき、1回の変更は1か所に絞ってください。
再計測は、変更前とまったく同じ条件(期間の長さ・国・デバイス・クエリ)でやります。条件が違う数字を並べても比較になりません。なお、どのくらいで結果が出るかは、そのクエリの競合状況やクロールの頻度で変わるので、「◯週間で上がります」という約束はできません。ただ、同じ条件で数字を並べ続けていれば、動いているか止まっているかは判断できます。
この章の結論。現状の固定、上位との差分、型の修正、1か所ずつの変更、同条件での再計測。この5つを回せば、次に何を直すかを自分で決められるようになります。
10位前後の記事でやりがちな失敗4つと、その防ぎ方

ここからは、2ページ目で止まった記事を直すときに、現場で実際によく見る失敗です。どれも真面目に取り組んでいる人ほどはまります。
失敗1 上位記事の内容を全部足して、主題がぼやける
起きる状況はこうです。ステップ2の差分表を作ったあと、「せっかくだから全部埋めよう」と考えて、上位10件が触れている論点を片っ端から追記します。
その結果、もともと評価されていた主題が、記事全体のごく一部にまで薄まります。読者から見ても、その記事が何について書かれたものなのか分かりにくくなります。
防ぎ方は、追記する前に「この記事の主題は1文で言うと何か」を書き出しておくことです。そして、その1文に貢献しない論点は、足さずに別記事に回します。差分表で「今回は見送る」の判定を作っておいたのは、このためです。
失敗2 タイトル・本文・内部リンクを同じ日にまとめて変える
1日で全部直したい気持ちは分かりますが、これをやると原因が特定できなくなります。順位が上がっても下がっても、どの変更のせいか分からないからです。
特にやっかいなのが、下がったときです。何を戻せばいいか分からず、結局全部を元に戻すか、そのまま放置するかの二択になります。
防ぎ方は、変更の順番を決めておくことです。おすすめは、本文(答えの穴を埋める)を先に、タイトルとメタディスクリプションは後に回す順番です。本文が変わっていないのにタイトルだけ変えると、クリックは増えても中身が期待とズレて、読者の信頼を損ないます。なお、CTRが上がること自体が検索順位を押し上げるわけではありません。順位のためではなく、来た読者の期待を裏切らないために順番を守ってください。
失敗3 動かないからと、2〜3週で何度もリライトを重ねる
順位が動かないと不安になって、2週間おきに直したくなります。ところがこれをやると、その記事が何について書かれたものなのかが毎回変わり続ける状態になります。
さらに困るのは、記録が追いつかなくなることです。3回リライトすると、どのバージョンで何位だったのかが分からなくなり、比較の土台が消えます。
防ぎ方は2つです。次の変更まで期間を空けること、そして「触らない期間」を変更ログに明記することです。何日空けるべきかは一律には決められませんが、少なくとも変更前と同じ長さの期間(28日で見ているなら28日)は、数字がそろうまで待つ価値があります。リライト全般の進め方は古いブログ記事のリライトで成果を出す5ステップと失敗例にまとめています。
失敗4 2ページ目のクエリを1本の記事で全部拾おうとする
サーチコンソールで10〜20位のクエリ一覧を見ると、拾いたくなるクエリがたくさん出てきます。それを全部この1記事に詰め込むと、今度は自社の別記事と食い合いが起きます。
実際によくあるのが、「Aという主題の記事」に「Bというクエリ向けの見出し」を足した結果、もともとBで上位だった別記事の順位が下がる、というパターンです。1本を上げようとして2本とも落とす形になります。
防ぎ方は、クエリ一覧を見たときに「これは同じ答えで満足するか」を1件ずつ判定することです。答えが同じなら同じ記事に入れる、答えが別なら別記事にする。この線引きだけで、食い合いのほとんどは防げます。内部リンクの張り方については内部リンクの貼り方とアンカーテキスト最適化の5ステップ手順が参考になります。
この章の結論。主題を1文に固定する、変更は本文からタイトルの順で1つずつ、期間を空けて再計測する、拾うクエリは答えが同じものだけ。この4つを守るだけで、直して悪化させる事故はほぼ防げます。
詰め直したあと、順位より先に動く数字を見る

詰め直しの効果は、順位より先に別の数字に出ます。具体的には、表示されるクエリの数、10〜20位に入っているクエリの本数、そしてCTRです。この3つは順位が動く前に反応することがあります。
たとえば答えの穴を3つ埋めた場合、その論点に関するクエリで新しく表示され始めます。順位は30位台でも、表示回数が増えていれば「内容が届き始めている」というサインです。ここで止めてしまう人が多いので、順位だけを見ないでください。
クリック数の変化は、掛け算で見ると判断しやすくなります。仮に表示回数が月2,000回、CTRが1.5%だとすると、クリックは月30回です。ここでタイトルと冒頭を整えてCTRが2.5%になれば、順位が1位も動かなくてもクリックは月50回になります。順位を1つ上げるより、こちらのほうが早く動くことは珍しくありません。
ポイント。この2,000回や1.5%という数字は、計算の仕方を示すための仮の値です。実際の数値は業種やクエリで大きく変わるので、必ず自分のサーチコンソールの実データで同じ計算をしてください。
うまくいっている会社に共通しているのは、記事の本数ではなく記録
2ページ目からの押し上げが続く会社を見ていて共通しているのは、記事をたくさん書いていることではなく、変更と結果の記録が残っていることです。
記録があると、3本目・5本目の記事を直すときに「うちの読者はこの型が刺さる」という当たりが付くようになります。1本目の作業は遅くても、回を重ねるほど短い時間で終わるようになります。逆に記録がないと、毎回ゼロから上位10件を見比べる作業に戻ります。
もう1つの共通点は、記事の中に他社が書けない情報が入っていることです。対応した件数、断った理由、社内で決めている判断基準。こうした一次情報は、上位10件のどこにも書かれていないので、差分表では絶対に出てきません。人が意識して足すしかない部分です。
なお、検索結果の仕様やGoogleの評価の考え方は変わり続けます。人づてのまとめではなく、Google 検索セントラル ブログで公式の最新情報を直接確認する習慣をつけておくと、古い前提のまま作業し続ける事故を防げます。
この章の結論。効果は順位より先に、表示クエリ数とCTRに出る。この2つを毎回同じ条件で記録しておけば、続けるか止めるかを数字で決められます。
記事を直しても10位から上がらないとき。続けるか配分を変えるかの決め方
率直に言うと、記事をどれだけ詰め直しても1ページ目に入らないクエリはあります。これはやり方が悪いのではなく、そのクエリの検索結果の顔ぶれが原因です。
判断の材料になるのが、ステップ2で数えておいた「上位10件のうち公式サイト・大手メディア・比較サイトが何本か」という数字です。ここが大半を占めているなら、記事単体の改善で入り込める余地は小さいと考えたほうが現実的です。残った枠を狙う戦いになり、投じる時間に対して返りが薄くなります。
この場合の選択肢は、そのクエリを諦めることではなく、狙う場所をずらすことです。「◯◯とは」のような大きなクエリから、「◯◯ 費用 内訳」「◯◯ 断られる理由」のような、答えが具体的で自社が実務で答えられるクエリに寄せる。こちらのほうが本数は取れて、問い合わせにもつながりやすいです。
もう1つ、順位が上がっても成果が増えないケースがあります。だから見るべき数字は順位そのものではなく、そのクエリからのクリック数と、その先の問い合わせ件数です。順位が1つ上がったかどうかより、クリックが増えたかどうかで判断してください。
順位が上がらない記事は、足りないのではなく、答えの型が違うことのほうが多いです。(株式会社コレットラボ 代表取締役 出口宣佳)
外注するなら、記事の本数ではなく判断の部分を頼む
ここまでの作業を自社で全部やるのは、正直しんどいです。特に「上位10件の見出しを全部書き出して数える」工程は、慣れていないと1本で1時間以上かかります。
外注を考えるとき、失敗しやすいのは記事の執筆本数だけを発注することです。本数を増やしても、どのクエリを狙うか・どの記事を直すかの判断が社内にないと、食い合う記事が増えるだけになります。
頼むなら、クエリの棚卸しと、どの記事をどの順で直すかの優先順位付けから相談するのが結果的に安く済みます。一次情報だけは社内で出す、という分担にすると、外注費を抑えながら他社と差がつく記事になります。発注時に見るべき点はコンテンツSEO外注の選び方と費用相場にまとめています。
ちなみに、差分の洗い出しや文章の整えはAIでかなり短縮できますが、どのクエリを捨てるかの判断と、一次情報を出す部分は人がやるしかありません。ここは今のところ代わりがきかない部分です。
この章の結論。上位10件の顔ぶれを数えて、勝負するクエリを選び直す。順位ではなくクリックと問い合わせで判断すれば、時間の使い先を間違えずに済みます。
検索順位が上がらないときによくある質問
2ページ目から1ページ目に上がるまで、どのくらい見ればいいですか
期間は約束できません。クエリの競合状況やクロールの頻度で変わるためです。ただ、判断の仕方は決められます。変更前と同じ条件(28日・日本・デバイス別)で数字を取り直し、表示クエリ数とCTRが動いていなければ、直した場所が原因ではなかったと考えて次の1か所に移ります。
ブログの検索順位が上がらないのは、記事数が足りないからですか
10位前後で止まっている記事があるなら、本数の問題ではないことが多いです。すでに検索結果に出ている以上、内容は届いています。本数を増やすより、10〜20位のクエリを持つ既存記事を1本ずつ詰め直すほうが早く動きます。新規は、既存と答えが違うクエリが見つかったときに書いてください。
リライトしたら逆に順位が下がりました。元に戻すべきですか
すぐには戻さないでください。変更直後は評価が定まらず一時的に動くことがあります。まず変更ログを見て、変えた場所が1か所かを確認します。複数を同時に変えていた場合は、主題がぼやけた可能性が高いので、足した論点のうち主題に関係ないものだけを別記事に移してください。
順位チェックツールとサーチコンソールで順位が違うのはなぜですか
測っているものが違うためです。サーチコンソールは実際に表示されたときの順位の平均で、地域やデバイスが混ざります。チェックツールは特定の条件で調べた1時点の順位です。指標の正確な定義はSearch Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート」で確認してください。どちらが正しいというより、改善の判断はサーチコンソール、日々の推移はツール、と役割を分けて使うのが実務的です。
10位前後の記事が複数あります。どれから直せばいいですか
表示回数が多く、CTRが低い記事からです。表示回数が多いということは、すでに検索結果に届いている証拠なので、直した効果がクリック数に出やすいからです。逆に表示回数が数十回の記事は、直しても変化が数字に現れず、効いたかどうかの判断ができません。
まず今日、1本だけ数字を固定するところから
今日すぐできる一歩は1分で終わります。サーチコンソールを開いて、止まっている記事のURLでフィルタをかけ、平均掲載順位が10〜20位のクエリが何本あるかだけ数えてください。ここが伸びしろの本体です。
そのうえで基礎から順番に整理したい方は、検索順位を上げる方法と初心者向けSEO実践5ステップを次に読むと、この記事の作業がどの段階の話なのかが見えるようになります。
ここまで読んで、上位10件の差分出しや、どの記事から手を付けるかの優先順位付けを自社だけで回すのは難しそうだと感じた方は、現状のサーチコンソールを一緒に見ながら、検索順位の改善支援として直す順番を決めるところからお手伝いできます。まずは今の状況を聞かせてください。相談だけでも構いません。
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