福岡のMEO対策の代行会社の選び方|費用の内訳と確認7項目

福岡のMEO対策の代行会社の選び方|費用の内訳と確認7項目

この記事の要点

  • 福岡の地図検索は、検索した場所ごとに順位が変わる。見るのは店舗前ではなくお客様が検索する地点
  • 代行費用は作業量で決まる。月額を作業時間で割った時間単価で判断できる
  • 契約前の確認7項目。権限・計測地点・解約後の引き継ぎで揉めやすい

福岡でMEO対策を代行に出すかどうかは、「何を任せて、何が社内に残るか」を先に決められるかで判断できます。金額の高い安いは、そのあとに比べるものです。同じ「月額○万円」でも、投稿だけの会社と、口コミ返信・写真追加・サイト側の情報修正まで含む会社では、中身がまったく違います。

この記事は、天神・博多・大名のように同業が密集する福岡の商圏で、Googleマップからの来店や問い合わせを増やしたい経営者・役員・院長・施設長の方に向けて書いています。読み終わる頃には、代行会社に出す質問リストと、見積りを同じ形に並べて比べる方法が手元にある状態を目指します。

なお、この記事でGoogleの決まりごとに触れる箇所は、いずれも公式の一次情報で確認できます。口コミの扱いはGoogleのマップユーザー投稿コンテンツのポリシー(禁止および制限されているコンテンツ)、店舗情報の書き方はGoogleビジネスプロフィールに掲載するビジネス情報のガイドライン、管理権限はビジネスプロフィールのユーザーの追加と削除、順位の仕組みはローカル検索結果の掲載順位が決まる仕組み、管理画面の数字はパフォーマンス指標についてをご確認ください。代行会社の提案がこれらに沿っているかは、契約前にご自身でも見比べられます。

ここでは「依頼する側の判断材料」を扱います。自分たちで設定から進めたい方は、福岡のMEO対策の始め方と地図検索で上位に出す手順のほうが近い内容です。

Contents / 目次
  1. 代行に出す前に決める3点
  2. 福岡のMEO対策の代行費用が変わる理由
  3. 契約前に確認する7項目と、相見積りの取り方
  4. 順位が動く条件と、期間の見立て方
  5. 契約後に起きやすい5つの失敗
  6. 代行に出しても社内に残る作業
  7. まず1分でできること

代行に出す前に決める3点

代行会社を探し始める前に決めておくと、その後の比較がぶれません。決めるのは、任せる範囲・見る数字・社内の担当者の3点です。

  • 任せる範囲:Googleビジネスプロフィールの更新だけか、口コミ返信の下書きまでか、自社サイトのNAP(店名・住所・電話番号)修正まで含むか
  • 見る数字:キーワード順位を見るのか、Googleマップからの電話・ルート検索・サイトクリックの件数を見るのか
  • 社内の担当者:写真を撮って渡す人、口コミの内容を事実確認する人、営業時間の変更を伝える人

この3点が決まっていない状態で相見積りを取ると、各社が違う前提で見積りを出してきます。作業の中身が揃っていないので、最後は金額だけが比較対象になります。

月額の安い提案が見つかることもあります。その場合は、作業の本数と時間が少ないぶん安いのか、それとも同じ作業量で単価が低いのかを分けて見てください。判断の仕方は、次の章の時間単価で扱います。

自社でやる場合と代行に出す場合の分かれ目

MEO対策そのものは、Googleビジネスプロフィールが無料で使えるため、費用をかけずに始められます。それでも代行に出す判断が成り立つのは、次のような状況のときです。次の表の件数は公表された基準ではなく、判断しやすくするためにこの記事で置いた目安です。実際の分かれ目は業種と店舗の体制で変わります。

状況自社で進めやすい代行に出すと進みやすい(目安)
店舗数1店舗で、店長が管理画面を触れる福岡市内・近郊に複数店舗があり、情報の書き方がバラバラ
口コミの量月に数件で、店長が全部読んで返信できる件数が増えて、返信が1週間以上たまる
写真・投稿スマホで撮って月に数枚上げられる撮る人はいるが、文章を書いて出す時間が取れない
競合の状況周辺に同業が数件徒歩圏に同業が多く、上位3枠の顔ぶれが固定
社内の体制担当者が続けて見られる担当者が異動・退職しやすく、更新が止まりやすい

ポイント。代行に出す価値がいちばん出るのは「やり方が分からない」ときではなく、「やることは分かっているが、毎月続ける人がいない」ときです。続ける仕事そのものを外に置くための費用だと考えると、金額の判断がしやすくなります。

この章の結論として、代行に出すかどうかは店舗数・口コミの件数・競合密度・社内で続けられるかの4つで決まります。この4つを紙に書き出してから問い合わせると、各社の提案を同じ物差しで読めます。

福岡のMEO対策の代行費用が変わる理由

代行費用は、作業量と契約形態で変わります。金額の内訳を分解せずに「月額いくら」だけを比べると、判断を間違えます。まず、料金の形が2つあることを押さえてください。

  • 月額固定型:作業量に対して毎月一定額を払う形。順位が動かない月も費用は同じ。作業の中身が契約書で決まっているため、何をしてもらえるかが分かりやすい
  • 成果報酬型:指定したキーワードで一定の順位に入った日だけ費用が発生する形。動かなければ費用が抑えられる反面、「どこで検索したときの順位か」の定義が費用に直結する

成果報酬型を検討するなら、順位の測り方をここで必ず確認してください。福岡の地図検索は、検索した場所が数百メートル違うだけで並び順が変わります。店舗の目の前で測れば上位に出やすく、博多駅や天神から測ると順位が落ちる、ということが普通に起きます。

月額を作業時間で割ってみる

高いか安いかを判断する一番かんたんな方法は、月額を作業時間で割って時間単価に直すことです。次は1店舗・週1回投稿の場合の作業量の例で、実際の工数は業種や口コミ件数で変わります。

作業項目やること月あたりの作業時間(仮に置いた前提)
投稿の作成と公開文章作成、写真選定、公開(月4本)約2時間
口コミ返信下書き作成と投稿(月20件)約2時間
写真の追加提供された写真の選定・加工・追加(月8枚)約1時間
情報の点検営業時間、属性、メニュー、リンクの確認約0.5時間
順位計測とレポート複数地点での計測、月次レポート作成約1.5時間
打ち合わせ月1回の報告と次月の相談約1時間

この例だと合計8時間ほどです。上の作業時間は公表された基準ではなく、この記事で置いた仮の前提なので、出てくる時間単価もあくまで仮の計算です。仮に月額3万円なら時間単価は約3,750円、月額6万円なら約7,500円という計算になります。金額そのものを覚えるのではなく、自社の見積りを同じように割ってみる、という使い方をしてください。ここに戦略設計や競合調査が加われば単価は上がりますし、投稿だけの契約なら作業時間は2時間程度まで下がります。

やるべきなのは、見積りを見て「この金額で何時間ぶんの作業ですか」と聞くことです。 答えられない会社は、作業内容が固まっていないか、実際にはツールの自動投稿だけで済ませている可能性があります。見積書の読み方をもっと細かく確認したい方は、MEO費用相場の考え方と代行見積りチェックリスト12項目で項目ごとに解説しています。

見積りに入っていないことが多い費用

月額の外に出やすい費用があります。契約後に「これは別料金です」となりやすい部分なので、先に聞いておくと予算がぶれません。

  • 写真・動画の撮影費:多くの代行は、店舗から提供された写真を使う前提。カメラマンを手配すると別途
  • 自社サイト側の修正費:サイトの住所表記や店舗ページの修正はWeb制作の領域で、MEOの月額に含まれないことが多い
  • 口コミを集める販促物:QRコードのカード、卓上POP、レシート印字などの制作・印刷費
  • 初期費用:プロフィールの初期設定、オーナー確認の手続き代行、競合調査
  • 店舗数ぶんの追加費:2店舗目以降が同額なのか、割引があるのか

この章の結論として、費用の判断は「月額の数字」ではなく「作業時間あたりの単価」と「月額の外に出る費用」の2つで行ってください。この2つを聞けば、同じ土俵で各社を並べられます。

契約前に確認する7項目と、相見積りの取り方

ここからは実際の進め方です。問い合わせから契約までを4つのステップに分けて、そのまま使える質問文まで載せます。

ステップ1 いまの数字を出す

問い合わせの前に、Googleビジネスプロフィールの管理画面から直近3か月の数字を控えてください。どの数字が取得できるかと、その定義はGoogleビジネスプロフィール ヘルプ「パフォーマンス指標について」に載っています。管理画面の項目名は変わることがあるため、名称ではなく中身で探します。控えるのは次の5つです。

  1. プロフィールが表示された回数(検索とマップの合計)
  2. ウェブサイトへのクリック数
  3. 電話がかかった件数
  4. ルート検索が行われた件数
  5. 口コミの件数と平均評価

この5つがあると、代行会社の提案が「いまの数字に対して何を増やす話なのか」で読めます。数字を持たずに聞くと、どの会社の提案も同じくらい良く見えてしまいます。数字の優先順位に不安があれば、Googleビジネスプロフィールのインサイトで見るべき行動の数で、どの数字を優先して見るかを解説しています。

ステップ2 任せる範囲を先に書き出す

各社の提案書は、それぞれの得意な範囲で書かれてきます。こちらの範囲を先に固定してから渡すと、比較できる見積りが返ってきます。次の形式で書き出してください。

【依頼したい範囲】
・対象店舗数 [ ]店舗(所在地 : 福岡市中央区/博多区 など)
・業種 [ ]
・投稿 : 月[ ]本(写真は当店から提供/撮影も依頼)
・口コミ返信 : 下書きまで/投稿まで(月間の口コミ件数 約[ ]件)
・写真追加 : 月[ ]枚
・順位計測 : 対象キーワード[ ]個/計測地点[ ]か所
・レポート : 月1回(オンライン報告あり/なし)
・自社サイトの住所表記の修正 : 含む/含まない

【いまの数字(直近3か月)】
・表示回数 [ ]/[ ]/[ ]
・ウェブサイトのクリック数 [ ]/[ ]/[ ]
・電話タップ [ ]/[ ]/[ ]
・ルート検索 [ ]/[ ]/[ ]
・口コミ件数 [ ]件・平均[ ]

【聞きたいこと】
・上記の作業に月あたり何時間かかる想定ですか
・月額に含まれない費用があれば教えてください
・契約終了後、プロフィールの管理権限はどうなりますか

ステップ3 提案書を同じ形に並べる

返ってきた提案は、そのままでは比べられません。次の6列の表を自分で作って、各社の内容を書き写してください。書き写せない欄が出た会社には、その場で追加質問をします。

比較する列見るところ
月額と初期費用税別か税込か、最低契約期間は何か月か
作業内容と本数投稿・返信・写真の本数が数字で書いてあるか
順位の測り方キーワード、計測地点、計測の頻度
権限の持ち方オーナー権限は自社か、代行会社か
報告の形レポートの項目、報告の頻度、担当者の連絡手段
解約の条件解約予告の期間、解約後のデータと権限の扱い

ステップ4 契約前に確認する7項目

ここが最後の関門です。次の7つは、契約後にトラブルになりやすい順に並べています。すべて口頭ではなく、メールか契約書で残してください。

  1. プロフィールの権限を自社アカウントで持ち続けるか。代行会社には、自社アカウントから権限を渡して招待する形にします。権限の役割と、それぞれでできることはGoogleビジネスプロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのユーザーを追加または削除する」に記載があります。仕様が変わることもあるため、渡す権限の種類と、契約後に自社側に何が残るかを、代行会社に書面で示してもらってください
  2. 順位はどこで検索したときの数字か。計測地点の住所、端末(スマホかPCか)、ログイン状態を確認します。成果報酬型では、この定義が費用そのものになります
  3. 対象キーワードを誰が決めるか。達成しやすい語を業者側が勝手に選ぶと、順位は上がるのに来店が増えない状態になります
  4. 店舗名を変更しないと明記されているか。登録する店舗名は、看板や名刺など実店舗で使っている名称と揃えます。これはGoogleビジネスプロフィール ヘルプ「ビジネス情報を表す際のガイドライン」で、実店舗で使っている正式名称を使うよう定められているためです。表記を変える提案があった場合は、変える理由と、変えたあとに何が起きるかを説明してもらってください
  5. 口コミの投稿を代行会社が行わないと明記されているか。口コミの収集を手伝う(依頼文やQRを作る)のと、口コミを投稿するのはまったく別の話です
  6. 解約予告は何か月前か。最低契約期間と予告期間の両方を確認します
  7. 解約時に、投稿・写真・返信文はどうなるか。代行会社のツール経由で入れた内容が消える契約になっていないかを聞きます

「◯か月で1位にします」と順位を保証する提案には注意してください。地図検索の順位は、検索した人との距離や検索語との関連性などをGoogle側が判断して決まるもので(ローカル検索結果の掲載順位が決まる仕組み)、第三者が結果を約束できる仕組みにはなっていません。保証をうたう提案を受けたら、どういう作業でその順位を実現するのかを具体的に説明してもらい、店舗名の表記を変える作業が含まれていないかを確認してください。

契約形態そのものの選び方は、MEO業者への丸投げは契約形態で決まる確認6項目でも別の角度からまとめています。

この章の結論として、比べるのは金額ではなく「作業の本数」「順位の定義」「権限の持ち主」「解約後の状態」の4つです。この4つが書面になっていれば、あとで揉める確率はかなり下がります。

順位が動く条件と、期間の見立て方

地図検索の順位は、店舗情報の作り込みだけでは決まりません。Googleは、検索語との関連性・検索した人との距離・知名度の3つをもとに掲載順位を決めると説明しています(ローカル検索結果の掲載順位が決まる仕組み)。同じ言葉で検索しても、天神で検索した人と博多駅で検索した人では違う店が上に出ます。ここが、Webサイトの検索順位といちばん違う点です。

代行に出して動かせるのは、主に情報の作り込みと、口コミの集まり方の部分です。検索した人との距離は動かせません。ここが、福岡のように同業が密集する商圏で結果が分かれる理由になります。

福岡の商圏で起きること

天神・大名・博多駅周辺は、徒歩10分圏に同業が数十件並ぶことも珍しくありません。この密度だと、検索した人の現在地が少し動くだけで上位3枠の顔ぶれが入れ替わります。

たとえば大名の美容室が「福岡市 美容室」で上位に出るのは、市内全域の同業と競うことになるため現実的ではありません。一方で「大名 美容室」「赤坂駅 美容室」のように、実際にお客様が来る範囲の言葉なら、情報の作り込みと口コミで届く可能性が出てきます。

ポイント。狙うキーワードは、来店してくれる人が実際に立っている場所から決めます。店舗前で検索した順位ではなく、最寄り駅・近隣の商業施設・幹線道路沿いなど、3か所くらいの地点で測ってもらってください。

途中で見る数字と、判断のタイミング

順位は上下します。上下するものを毎週見ていると判断を誤るので、月次では行動の数を見てください。Googleマップを見た人が実際に取った行動の数字です。

  • 通話数:予約が電話中心の業種では、これが来店に一番近い数字
  • ルート検索の数:実際に来ようとしている人の数。飲食・物販・整体などで重要
  • サイトのクリック数:予約サイトや自社サイトへ進んだ人の数
  • 口コミの新規件数と平均評価:依頼の仕組みが動いているかの確認

見るのは他店との比較ではなく、自店の前月・前々月との比較です。業種や立地で水準が違うため、何パーセントなら良いという共通の目安はありません。表示回数と、電話・ルート検索・サイトクリックの件数を並べて、表示回数だけが増えて行動の件数が変わらない月が続くなら、集まっている人と店舗の内容が合っていない可能性があります。逆に表示回数が変わらないのに電話が増えているなら、写真や口コミの見え方が効いていると読めます。

どのくらいの期間で判断するかについては、業種・競合の数・口コミの増え方で大きく変わるため、一律には言えません。少なくとも、行動の数字を3か月ぶん並べてから判断してください。判断の目安と途中で見る指標はMEO対策の効果が出るまでの期間と続ける判断でも詳しく扱っています。

この章の結論として、順位そのものではなく、電話・ルート検索・サイトクリックの3つを3か月並べて判断してください。順位だけを追いかけると、来店が増えていないのに「うまくいっている」と読み違えます。

契約後に起きやすい5つの失敗

ここでは、代行契約そのものが原因で起きる失敗を挙げます。どれも、契約前の一言で防げるものです。

失敗1 オーナー権限が代行会社のアカウントのままになる

起きる状況。初期設定を代行会社にお願いしたときに、代行会社のGoogleアカウントでプロフィールを作成、または権限を譲渡してしまうケースです。作業がスムーズに進むため、その場では問題が見えません。

どうなるか。契約を終えたあと、店舗側が営業時間の変更も口コミ返信もできなくなります。返してもらう交渉に時間がかかり、その間ずっと情報が古いまま残ります。

防ぎ方。プロフィールは自社のGoogleアカウントで作成し、代行会社には自社から権限を渡して招待する形にします。すでに渡してしまっている場合の戻し方は、Googleビジネスプロフィール権限譲渡の安全な引き継ぎ手順にまとめています。

失敗2 順位の計測地点が店舗のすぐ前になっている

起きる状況。成果報酬型の契約で、計測地点の指定がないまま始めたケースです。天神や博多のように同業が密集する場所ほど、この差が大きく出ます。

どうなるか。レポート上は「3位以内を達成」と出ているのに、お客様が最寄り駅や自宅から検索すると圏外、という状態になります。費用は発生し続けます。

防ぎ方。契約時に計測地点を住所で3か所指定します。店舗前・最寄り駅・商圏の反対側の3点にすると、実態に近い数字が見えます。

失敗3 店舗名にキーワードを足される

起きる状況。「◯◯サロン 天神店」を「◯◯サロン 天神 脱毛 まつげエクステ」のように書き換える運用です。短期的に順位が動くことがあるため、いまでも提案されることがあります。

どうなるか。看板や名刺と名前が違うことで、来店したお客様が混乱します。電話で店名を伝えるときや、予約サイトの表記と突き合わせるときにも食い違いが出ます。Googleも、実店舗で使っている正式名称で登録するようガイドラインで求めています(ビジネス情報を表す際のガイドライン)。

防ぎ方。実店舗の看板どおりの表記にすると契約時に決めてください。理由の詳細は店舗名にキーワードはNGな理由と正しい表記で解説しています。

失敗4 ビルの階数や部屋番号が抜けたまま運用される

起きる状況。福岡市中央区・博多区に多い、雑居ビルの2階以上に入っている店舗で起きます。代行会社が入力した住所に、ビル名や階数が入っていないケースです。

どうなるか。マップのピンがビルの入口ではなく通りの反対側に立ったり、来店したお客様が入口を見つけられず電話がかかってきたりします。低評価の口コミの理由が「場所が分かりにくい」になることもあります。

防ぎ方。契約後の初回で、スマホのGoogleマップから自店のルート案内を実行して、案内される到着地点を自分の目で確かめてください。ずれていた場合の直し方はGoogleマップのピンずれを直す手順にあります。

失敗5 口コミの投稿まで代行に含まれていた

起きる状況。「口コミを増やします」という提案の中身が、実際の来店客ではない人による投稿だったケースです。契約書に「口コミ獲得」としか書かれていないと、中身の判別ができません。

どうなるか。Googleは、実際の体験にもとづかない内容や、報酬を受けて書かれた内容を禁止しています(禁止および制限されているコンテンツのポリシー)。ポリシーに反する投稿は削除の対象になると同ヘルプに記載があります。どの投稿がいつ削除されるかは公表されていないため、削除の範囲や時期を代行会社が約束することもできません。

防ぎ方。「口コミの投稿は行わない」と明記してもらったうえで、来店客に依頼する仕組み(QRコード、会計時の声かけ、依頼文)の設計を依頼範囲に入れてください。

この章の結論として、契約書に書くべきは「権限の持ち主」「計測地点」「店舗名は変えない」「口コミは投稿しない」の4つです。この4行があるだけで、上の失敗はほぼ起きなくなります。

代行に出しても社内に残る作業

代行に出しても、店舗側の作業はゼロにはなりません。ここを知らずに契約すると、「頼んだのに手間が減らない」という不満につながります。実際に社内に残るのは次の4つです。

  • 写真を撮って渡すこと:店内・商品・スタッフの写真は現場でしか撮れません。月に何枚、誰が撮って、どこに置くかを決めます。共有フォルダかチャットで渡す形が続けやすいです
  • 口コミの事実確認:「予約時間に案内されなかった」といった内容が本当かどうかは、店舗の記録を見ないと分かりません。返信の下書きは代行が作れても、事実の確認は店舗の仕事です
  • 営業時間の変更連絡:年末年始、お盆、臨時休業、設備工事。決まった時点で代行会社に伝える人を決めておきます
  • 電話とメッセージへの応対:地図から鳴る電話は店舗につながります。取れなかったときにどうするかは社内の仕組みです

とくに最後の1つは見落とされがちです。地図経由の電話は、その場で決めたい人からかかってきます。折り返しが翌日になると、その時点で別の店に決まっていることが多いです。取りこぼしを防ぐ考え方はGoogleマップの問い合わせ取りこぼしを防ぐ一次対応の作り方にまとめています。

代行会社選びで見落としやすいこと

提案書からは読み取りにくい、契約後に効いてくる部分があります。

  • 連絡の速さ:臨時休業を今日中に反映したいときに、何時間で対応できるか。ここが遅い会社は、繁忙期に困ります
  • 担当者が現場を見たことがあるか:店内を見ていない担当が書く投稿文は、どの店にも当てはまる文章になります。写真の指示も具体的になりません
  • 自社サイトとの連携:店舗名・住所・電話番号がサイトとプロフィールで食い違っていると、情報の一致という点で不利になります。サイト側は別会社が管理していることが多いため、誰が直すかを決めておきます
  • レポートの中身:順位の一覧だけのレポートは、翌月に何をするかの判断につながりません。行動の数字と、その月にやったことがセットで書かれているかを見ます

口コミ返信については、AIで下書きを作る運用が増えています。定型的な高評価への返信は下書きまで自動化できますが、低評価は事実確認が必要なため人が対応する形が安全です。具体的な分け方はGoogleクチコミのAI自動返信フローと低評価は人が対応する運用で解説しています。

この章の結論として、代行契約で減るのは「作業する時間」であって、「決める時間」ではありません。写真を渡す人と、事実を確認する人を社内で決めてから契約すると、初月から回ります。

福岡市内で3店舗あります。代行費用は店舗数ぶんかかりますか

多くの場合、店舗ごとに費用が発生します。ただし、写真や投稿文を共通で使える業態なら、2店舗目以降を割り引く会社もあります。見積り依頼のときに「3店舗まとめた場合の金額」と「1店舗ごとの金額」の両方を出してもらい、共通で使える作業がどれかを聞いてください。

成果報酬型の「上位表示」は、どこで検索したときの順位ですか

契約で指定した計測地点での順位です。指定がないと、店舗のすぐ前を基準に測られることがあります。天神や博多のように同業が多い場所では、地点が数百メートル違うだけで順位が変わります。契約前に、計測地点の住所と計測の頻度を書面で確認してください。

代行会社にオーナー権限を渡さずに依頼できますか

プロフィールを自社のGoogleアカウントで持ったまま、代行会社を招待して作業してもらう形が一般的です。渡す権限でどこまでの作業ができるかはGoogleビジネスプロフィール ヘルプに記載があります。契約終了後に招待を解除したあと自社側に何が残るかは、代行会社にも書面で示してもらってください。「オーナー権限を渡してください」と言われた場合は、その理由を確認してください。

天神で「福岡市+業種」の1位を狙うのは現実的ですか

市域全体の同業と競うことになるため、簡単ではありません。Googleは掲載順位の要素のひとつに検索した人との距離を挙げているため(ローカル検索結果の掲載順位が決まる仕組み)、市内全域で常に上位というのは起きにくい形です。狙うなら「天神 ◯◯」「大名 ◯◯」のように、実際にお客様が来る範囲の言葉から始めるほうが結果につながります。

代行を解約したら、順位はすぐ下がりますか

解約した瞬間に下がるものではありません。ただし、投稿・写真・口コミ返信が止まると、情報の新しさや口コミの伸びが落ちていきます。解約するなら、社内で続けられる作業量まで落とした運用ルールを先に決めてください。月1回15分でも、止まっている状態とは差が出ます。

まず1分でできること

スマホを持って店の外に出て、最寄り駅のあたりから「エリア名+業種」で検索し、自店が何番目に出るか数えてみてください。店舗前で検索したときと順位が違うはずです。その差が、いま代行会社に相談すべきことの中身になります。福岡で飲食店を運営している方は、福岡の飲食店集客をMEO対策で伸ばす手順も合わせて読むと、業種に寄せた打ち手が見えてきます。

ここまで読んで、社内で続けるのは難しそうだと感じた方は、一度お話を聞かせてください。いまのプロフィールの状態を一緒に見ながら、任せる範囲と社内に残す作業をどこで分けるかを決めるところから相談できます。福岡の商圏に合わせたMEO対策の運用代行のページに、支援できる内容をまとめています。初回のご相談は無料です。

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