ホームページリニューアルのお知らせ例文|メールと社内向け
この記事の要点
- お知らせは「取引先メール」「社内周知」「お客さま向け告知」の3種類で足りる
- URLが変わるかどうかで必須項目が変わる。判断の3パターンを本文に掲載
- そのまま使える例文と、公開前チェック9項目を掲載
ホームページをリニューアルしたけれど、取引先や社内にどう知らせればいいか分からない。そんな場面でお困りではありませんか。
この記事では、取引先へのメール、社内向けの周知、チラシ、インスタまで、そのままコピーして使えるお知らせ例文を載せています。あわせて、出す順番の5ステップと、AIに文面を作らせるときの確認ポイントもまとめました。
対象は、社員数10〜100名くらいの会社で、広報・総務・営業企画としてリニューアルの告知を任された方です。読み終わる頃には、今日中に文面を確定して送信ボタンを押せる状態を目指します。なお、リニューアルそのものの進め方や期間の考え方はホームページリニューアルの進め方|期間と頻度の判断ポイントで解説しているので、まだ制作中の方は先にそちらをご覧ください。
Contents / 目次
お知らせは相手を3つに分ければ、それ以上悩まなくていい

結論からお伝えします。ホームページリニューアルのお知らせは、送る相手を「取引先・顧客」「社内」「見込み客や一般のお客さま」の3つに分けて、それぞれ1本ずつ文面を作れば十分です。相手ごとに知りたいことが違うだけで、種類を増やす必要はありません。
なぜ3つかというと、それぞれ「読んだあとにしてほしい行動」が違うからです。取引先には新URLをブックマークし直してほしい。社内には案内先を統一してほしい。お客さまには一度見に来てほしい。ここが混ざると、誰にも刺さらない文面になります。
| 相手 | 伝えるべき中身 | 出すタイミング | 主な媒体 |
|---|---|---|---|
| 取引先・既存顧客 | 新URL、変わった連絡先、旧ブックマークの扱い | 公開当日〜翌営業日 | メール、メール署名 |
| 社内(全社員) | 新URL、名刺や資料の差し替え時期、問い合わせの受け方 | 公開の3〜5営業日前 | 社内メール、チャット、朝礼 |
| 見込み客・一般のお客さま | 何が良くなったか、どこを見てほしいか | 公開直後〜2週間 | サイト内お知らせ、チラシ、インスタ |
ポイント。社内向けだけは公開前に出します。営業担当がお客さまより後にリニューアルを知る状態は、現場の信頼を確実に削ります。
文面の中身は「URLが変わるかどうか」でほぼ決まる
お知らせに何を書くべきかは、URLが変わるかどうかで大きく変わります。ここを最初に確認してください。判断は次の3点です。
- ドメインが変わる:会社名変更やブランド刷新でドメインごと変える場合。旧ドメインのメールアドレスも同時に変わることが多く、お知らせの重要度が一気に上がります
- ドメインは同じでページのURLだけ変わる:CMSを入れ替えたときによく起きます。取引先がブックマークしていた個別ページが開かなくなるため、代表URLへの案内が必要です
- URLは一切変わらない:デザインとコンテンツの刷新だけ。この場合、お知らせは「見に来てもらう」ための告知であり、事務連絡の要素はほぼ不要です
URLが変わる場合は、文面に必ず「旧URLからの転送設定はしていますが、お手数ですがブックマークの変更をお願いします」の一文を入れます。転送設定をしていない状態でお知らせだけ出すのが、一番やってはいけない順番です。
旧URLからの転送(301リダイレクト)を設定しないままこのメールを送ると、相手のブックマークは新しいページにたどり着けません。旧サイトを閉じていればエラー画面が出ますし、旧サイトを残していれば古い内容のページが表示され続けます。設定の確認は必ず送信前に済ませてください。リダイレクトの種類と使い分けはGoogle 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」に記載があります。自社サーバーでの設定手順は.htaccessでhttpをhttpsへ301リダイレクトする方法の考え方が参考になります。
そのまま使えるお知らせ例文

ここからは実際の文面です。カギカッコで囲んだ部分を自社の情報に置き換えれば、そのまま送れます。長さは相手が読み切れる範囲に絞ってあります。
取引先へのメール例文(URLが変わらない場合)
もっとも使用頻度が高いパターンです。用件はシンプルで、読了30秒を目安にしています。
件名:ホームページリニューアルのお知らせ
○○株式会社
△△様
いつも大変お世話になっております。
株式会社□□の(担当者名)です。
このたび、弊社ホームページを全面リニューアルいたしました。
▼新しいホームページ
https://example.co.jp/
今回のリニューアルでは、(サービス内容が一覧で見られるように/
導入事例のページを新設して)情報を探しやすく整理しました。
お取引の検討やご紹介の際にご活用いただければ幸いです。
なお、URLおよびお問い合わせ先に変更はございません。
今後とも変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
(署名)
取引先へのメール例文(URLが変わる場合)
URL変更がある場合は、件名の時点で「変更」と分かるようにします。相手の事務処理を発生させる連絡なので、用件を先に書きます。
件名:【URL変更のお願い】ホームページリニューアルのお知らせ
○○株式会社
△△様
いつも大変お世話になっております。
株式会社□□の(担当者名)です。
このたび弊社ホームページをリニューアルし、
(2026年○月○日)よりURLが変更となりました。
▼新URL
https://new-example.co.jp/
旧URLからは新しいページへ転送される設定にしておりますが、
恐れ入りますが、ブックマークやご登録情報の変更を
お願いできますと幸いです。
(※メールアドレスも変わる場合は以下を追記)
あわせて、弊社のメールアドレスも下記に変更となります。
新アドレス:(新しいアドレス)
旧アドレスは(○月○日)まで受信可能です。
ご不便をおかけしますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。
(署名)
社内向けの周知メール例文
社内向けは、社外向けより情報量を増やします。全員が同じ案内をできる状態にするのが目的だからです。
件名:【○月○日公開】自社ホームページリニューアルのお知らせと対応のお願い
社員各位
お疲れさまです。(部署名)の(担当者名)です。
(○月○日)に自社ホームページをリニューアル公開します。
各自ご確認と対応をお願いします。
■新しいURL
https://example.co.jp/
■変わること
・トップページと全ページのデザインを刷新
・(サービス紹介/導入事例/採用情報)のページを新設
・お問い合わせフォームの項目を(○項目)に変更
■変わらないこと
・会社の代表電話、メールアドレス
・(既存の会員ページ/取引先向けページ)のログイン方法
■お願いしたいこと
1. お客さまへ案内する際は新URLをお使いください
2. 名刺・会社案内の差し替えは(○月○日)までに(担当部署)へ
3. メール署名のURLを新しいものに変更してください
4. サイトの誤記・リンク切れを見つけたら(担当者名)まで連絡ください
ご不明点は(担当者名・内線番号)までお願いします。
社内向け。営業・現場へのお願いを強めた版
営業部門に対しては、「使ってほしい理由」を1行入れると反応が変わります。単なる連絡ではなく、ツールが増えた話にするのがコツです。
件名:【営業各位】新サイト公開。商談で使えるページのご案内
営業部各位
(○月○日)に新しいホームページを公開しました。
商談ですぐ使えるページを3つご案内します。
1. 導入事例ページ(https://example.co.jp/case/)
→ 業種別に絞り込めます。初回訪問前の事前共有に
2. サービス比較ページ(https://example.co.jp/service/)
→ 他社比較を聞かれたときにこの1ページで説明できます
3. よくある質問(https://example.co.jp/faq/)
→ 見積り前の細かい質問はこのURLを送れば完結します
商談で「こういうページが欲しい」と感じた点は、
随時(担当者名)まで共有ください。順次追加していきます。
サイト内のお知らせ欄に載せる文面
自社サイトのニュース欄に載せる短文です。日付と事実だけで構いません。長く書くほど読まれなくなります。
ホームページリニューアルのお知らせ
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、より見やすく情報を探しやすいサイトを目指し、
弊社ホームページを全面リニューアルいたしました。
今後も皆さまのお役に立つ情報を発信してまいります。
引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社□□
チラシ・DMに載せる文面
チラシは読む時間が数秒しかありません。だから「リニューアルしました」を主役にせず、相手が得することを先頭に置きます。
(見出し)
スマホから、料金も施工事例も、その場で見られるようになりました。
(本文)
ホームページを新しくしました。
・料金の目安をページ上で確認できます
・施工事例を(エリア別/業種別)で探せます
・お問い合わせは入力3項目で完了します
▼サイトはこちら
https://example.co.jp/
(QRコードを配置)
お電話でのご相談も引き続き承っております。
TEL 000-000-0000(受付 平日9:00〜18:00)
紙に載せたURLを手で入力してもらう手間は、読み手にとって小さくありません。QRコードを必ず入れてください。
遷移先はトップページではなくチラシで訴えた内容のページにします。探し直す手間がなくなり、読み手が求めた情報にそのまま届きます。
インスタの投稿文の例文
インスタでは、リニューアルという事実そのものは反応を取りにくいテーマです。「何が見られるようになったか」に言い換えて投稿します。
ホームページ、新しくなりました。
いちばん変わったのは「探しやすさ」です。
・施工事例をエリアと種類で絞り込めるようにしました
・スマホで見たときの文字サイズを大きくしました
・お問い合わせの入力項目を3つに減らしました
「前のサイト、どこに何があるか分からない」という
お声をいただいていた部分から直しています。
プロフィールのリンクからのぞいてみてください。
気になる点があれば、DMでも教えていただけると嬉しいです。
#(自社名) #(地域名) #(業種)
ポイント。プロフィールに載せているリンクを新URLに更新してから投稿してください。この順番を逆にすると、せっかくの反応が旧サイトに流れます。プロフィールのリンク設定手順や、投稿から誘導できる機能の仕様は変わることがあるため、投稿前にInstagramヘルプセンターで最新の扱いを確認してください。
メール署名に1行だけ添える版
一斉メールを出さない、あるいは出したあとの継続告知に使えるのがこの方法です。日常のメール全部が告知になるので、地味ですが効きます。
─────────────────────
株式会社□□ (部署名)(氏名)
TEL 000-000-0000
https://example.co.jp/
★ホームページをリニューアルしました(○月○日)
─────────────────────
出す順番と段取り。公開前後にやる5ステップ
文面が決まったら、次は出す順番です。ここを間違えると、良い文面でも事故になります。公開日を基準にした5ステップで進めてください。
ステップ1。変わるものを一覧にする(公開7日前)
最初にやるのは文面作りではなく、変更点の棚卸しです。次の項目を1枚の表にまとめます。制作会社に任せていると、担当者自身が変更点を把握できていないケースがよくあります。
- URL:ドメイン、主要ページのURL、旧URLからの転送設定の有無
- 連絡先:メールアドレス、電話番号、問い合わせフォームの送信先
- ログイン系:会員ページ、取引先専用ページのURLとログイン方法
- 掲載情報:新設したページ、削除したページ、価格や仕様の変更箇所
ステップ2。送り先を3つに仕分ける(公開5日前)
名刺管理ツールや顧客リストから、送る相手を「取引中」「過去取引・休眠」「見込み客」に分けます。全員に同じ文面を送らないためです。
取引中の相手には個別配信、それ以外は一斉配信で構いません。休眠先への一斉送信は、久しぶりの接触になるため、リニューアル告知は口実として使いやすい部類です。
ステップ3。社内に先に知らせる(公開3〜5日前)
社内向けメールをここで送ります。ポイントは、公開前に送りつつ「公開日はいつか」を明記することです。前もって知らせておくと、公開当日に社員が自分のSNSでシェアしてくれることもあります。
ステップ4。公開当日に社外へ出す(公開当日〜翌営業日)
社外向けメールは、サイトが実際に見られる状態になったことを自分の目で確認してから送ります。スマホで新URLを開き、トップページと問い合わせフォームが動くかまで見てください。
送信時間は、相手が業務中に開ける時間帯を選びます。BtoBなら平日の午前中に送れば、その日のうちに目を通してもらえる可能性が高くなります。
ステップ5。反応を受け止める準備をする(公開当日〜2週間)
お知らせを出すと、必ず「開かない」「前のページはどこ」という連絡が来ます。誰が受けるかを決めておかないと、全部が制作担当に集中します。窓口と、よくある質問への回答をあらかじめ社内で共有しておきましょう。
あわせて、お知らせからの流入を測れるようにしておくと、次の施策の判断材料になります。計測の設定はGA4をWordPressに設置する手順|GTM経由の計測設定までで解説しています。
ここまでの流れを、送信前チェックリストとしてまとめます。9項目すべてにチェックが入ってから送ってください。
- 1:新URLをスマホとパソコンの両方で開いて表示を確認した
- 2:旧URLを開いて、新しいページへ転送されるか確認した
- 3:問い合わせフォームからテスト送信し、受信を確認した
- 4:メール文面のURLをクリックして、実際に開くか確認した
- 5:社内向けの周知を済ませた
- 6:SNSのプロフィールのリンクを新URLに更新した
- 7:Googleビジネスプロフィールなど外部掲載のURLを更新した
- 8:宛名の差し込みミスがないか、テスト送信で確認した
- 9:問い合わせが来たときの一次窓口を決めた
AIでお知らせ文面をつくるときの渡し方と、人が直す3か所

お知らせ文面づくりは、生成AIに任せやすい作業の代表格です。ただし、そのまま送れる品質になるかどうかは渡す材料で決まります。生成AIとは、指示に応じて文章や画像などを作り出すAIのことです。
AIに渡す材料は5つでいい
いきなり「リニューアルのお知らせメールを書いて」と頼むと、どこの会社でも使える無難な文面が返ってきます。それを避けるために渡すのは次の5つです。
- 送る相手:取引先か、社内か、見込み客か。関係の深さも一言添える
- 変更点の一覧:ステップ1で作った表をそのまま貼る
- 相手にしてほしい行動:ブックマークの変更、事例ページの閲覧など1つだけ
- 自社の普段の文体:過去に送った案内メールを1本そのまま貼るのが最速
- 文字数の目安:本文300字以内など具体的に
とくに効くのが4つ目です。過去のメールを1本渡すだけで、出力の堅さ・柔らかさが自社に寄ります。
出発点になる短い指示文の例
作り込んだ長い指示文は不要です。次の程度で投げて、あとは対話しながら詰めていくほうが早く仕上がります。
あなたは中小企業の広報担当です。
ホームページリニューアルのお知らせメールを作ってください。
・送る相手 [取引中の法人/社内の全社員/見込み客]
・変更点 [下に貼る一覧のとおり]
・相手にしてほしい行動 [1つだけ書く]
・文体の参考 [過去に送った案内メールを貼る]
・本文の長さ [300字以内]
まず3パターン出してください。
不足している情報があれば、書き始める前に質問してください。
最後の2行がコツです。パターンを複数出させると比較で選べますし、質問させることで自分が伝え忘れていた前提に気づけます。
AIの出力で人が必ず直す3か所
AIが作った文面をそのまま送るのは危険です。理由は、事実確認ができない部分を平気で埋めてくるからです。次の3か所は必ず人が見てください。
- URLと日付:AIはそれらしいURLや公開日を勝手に補完します。1文字ずつ実物と照合する
- 言い切りの表現:「大幅に使いやすくなりました」など、根拠なく効果を断定する表現が混じる。事実だけに直す
- 相手との距離感:初回接触の相手に「いつもお世話になっております」と書いてしまう定型が入りやすい。宛先リストと照らして調整する
AI生成の文面でいちばん多い事故は、社名や担当者名の置き換え漏れです。例文のプレースホルダーがそのまま送信されると、丁寧な文章であるほど印象が悪くなります。送信前に自社名で検索をかけて、置換漏れを機械的に潰してください。
なお、サイト自体をAIで作る・直すところまで踏み込みたい方はAIホームページ作成5ステップ|ツール選びとプロンプト例もあわせてご覧ください。
よくある失敗と回避法

お知らせまわりで実際によく起きる失敗を5つ挙げます。どれも文面の巧拙ではなく、段取りで防げるものです。
失敗1。転送設定をせずにURL変更を知らせる
公開日に間に合わせることを優先して、旧URLからの転送設定を後回しにしたまま告知メールを送ってしまうケースです。
こうなると、メールを読んだ相手が旧ブックマークを開いても新しいページに届きません。旧サイトを閉じていればエラー画面が出ますし、残していれば古い内容が表示され続けます。どちらも「案内どおりに見られない会社」という印象につながります。
防ぎ方はシンプルで、告知の送信を転送設定の確認後に固定することです。制作会社に「転送設定が完了した連絡をもらってから告知を出す」と最初に伝えておけば、順番が入れ替わりません。
失敗2。「リニューアルしました」だけで終わる
文面が事実の報告だけで、相手にとっての得が1行もないパターンです。読んだ側からすると「それで自分は何をすればいいのか」が分からず、そのまま閉じられます。
回避法は、文面に必ず1つだけ「見てほしいページ」を入れることです。トップページのURLだけを貼るのではなく、事例ページや料金ページなど、相手の関心に近い1ページを名指しで案内します。リンクを複数並べると相手に選ばせることになるため、行き先は1つに絞るのがコツです。
失敗3。社内が最後に知る
社外への告知が先に出て、営業担当がお客さまから「サイト新しくなったんですね」と言われて初めて知る。これは想像以上によく起きます。
社内が新URLを把握しないまま、古い会社案内を配り続けてしまう状態になりがちです。
防ぎ方は、社内周知を公開の3〜5営業日前に固定することです。あわせて、メール署名と会社案内の差し替え期限を明記しておくと、古い情報が現場に残り続けるのを防げます。
失敗4。一斉メールが迷惑メールに振り分けられる
普段はほとんどメールを送っていない会社が、リニューアル告知で急に数百件を一斉送信すると、受信側で迷惑メール判定されることがあります。文面がどれだけ良くても、届かなければゼロです。
回避策は2つあります。
- 送信を分割する:数回に分けて、一度に送る通数を抑える
- 送信認証を整える:自社ドメインのSPF・DKIMを先に設定しておく
受信側が求める要件はGoogle「メール送信者のガイドライン」に明記されています。設定の考え方は会社メールが迷惑メール判定される原因とSPF・DKIM設定で解説しています。
失敗5。告知したあとサイトが更新されない
公開直後は「お知らせ」欄に投稿が並ぶのに、3か月後には最新記事の日付が公開日のまま止まっている。これも定番の失敗です。
お知らせを見て訪れた相手が、半年後にもう一度見に来たときに更新が止まっていると、リニューアル前より印象が悪くなります。告知と同時に、誰が月に何回更新するかを決めてしまうのが確実です。考え方は更新されないサイトの信用低下を直す更新体制の作り方にまとめています。
お知らせを丁寧に出すと、何がどう変わるか
告知そのものは、単体で大きな売上を生む施策ではありません。それでも丁寧にやる価値があるのは、リニューアルにかけた費用を回収する最初の入口だからです。
告知メールから何人がサイトを見に来るかは、リストの質や業種によって大きく変わります。数を予測するより、実際に測るほうが確実です。
それでも取引先への告知に価値があるのは、届く相手が全員すでに自社を知っている点にあります。名前も取引内容も通じる相手なので、案内した内容がそのまま伝わります。
効果が出ている会社に共通しているのは、次の3点です。
- 告知を1回で終わらせない:公開直後のメール、2週間後のSNS、その後はメール署名と、接触を分散させている
- 営業が使える形にしている:商談で送るURLを社内で統一し、サイトを営業ツールとして運用している
- 反応を計測している:告知メール内のリンクに計測用のパラメータを付け、どこから何人来たかを後から確認できるようにしている
3つ目は少し手間ですが、効果があります。メール内のURLの末尾に ?utm_source=mail&utm_medium=email&utm_campaign=renewal のような文字列を付けておくと、その流入を切り分けて確認できます。パラメータの正しい付け方と各項目の意味はアナリティクス ヘルプ「カスタム URL でキャンペーン データを収集する」に記載があるので、送信前に確認してください。次にリニューアルや大きな告知をするときの判断材料になります。
反対に、告知をしなかった場合に起きるのは「気づかれないまま数か月が過ぎる」ことです。制作費をかけた資産が、既存の関係者に一度も見られないまま埋もれるのが、いちばんもったいない状態です。
正直に言っておきたい、お知らせの限界と現場の妥協点
ここからは、あまり書かれていない本音の部分です。期待値を正しく持ってもらうために、率直にお伝えします。
まず、リニューアルのお知らせは、社外にとってはほとんどニュースではありません。自社にとっては大きな出来事でも、取引先にとっては「そうなんですね」で終わる情報です。だから凝った文面を何日もかけて作る価値は低く、この記事の例文をベースに30分で仕上げて、浮いた時間を送り先リストの整理に回すほうが成果につながります。
次に、お知らせは制作会社の作業範囲に入っていないことが多い点です。見積書に「公開後の告知支援」と書かれていなければ、文面作成も送信も自社の仕事になります。公開直前は社内も慌ただしいので、誰がやるかを契約時に確認しておくと安心です。
三つ目に、コストの見落としです。リニューアル費用は制作費だけで語られがちですが、実際には次のような周辺費用が発生します。
- 印刷物の刷り直し:名刺、封筒、会社案内、パンフレット
- URL表記の修正:看板、カタログ、既存の配布物
ドメインを変える場合はとくに影響範囲が広くなります。URLを変えるかどうかは、この周辺コストまで含めて判断してください。
最後に、向き不向きの話です。取引先が数十社で、担当者と日常的に連絡を取っている会社なら、一斉メールより「次のメールのついでに一言添える」ほうが確実に伝わります。一方、休眠顧客が数百件ある会社なら、一斉配信の価値は高いです。自社がどちらかで、やるべきことは変わります。
告知の文面より優先度が高いのは、送った先で受け止められる状態になっているかです。フォームが動かない、電話番号が古い、スマホで表示が崩れる。この状態で告知を出すと、告知するほど印象が下がります。
ホームページリニューアルのお知らせに関するよくある質問
お知らせは公開のどのタイミングで出すのがいいですか
社内向けは公開の3〜5営業日前、社外向けは公開当日から翌営業日が目安です。社外向けは、実際にサイトが見られる状態をスマホで確認してから送ってください。予告として事前に出す必要は基本的にありません。
URLが変わらないなら、お知らせは出さなくてもいいですか
事務連絡としては不要ですが、告知としては出す価値があります。既存の取引先にもう一度サイトを見てもらう機会は、普段なかなか作れないからです。その場合は変更の報告ではなく、見てほしいページを1つ案内する形にしてください。
チラシに載せるとき、URLとQRコードはどちらを大きくすべきですか
QRコードを優先してください。紙のURLは手で入力する手間がかかるためです。URLは念のため小さく併記する程度で構いません。遷移先はトップページではなく、チラシで伝えた内容のページにすると、読み手が探し直さずに目的の情報へたどり着けます。
社内向けのお知らせは、どこまで細かく書くべきですか
「変わること」「変わらないこと」「各自にお願いすること」の3つが入っていれば十分です。とくに大事なのは3つ目で、名刺やメール署名の差し替え期限を具体的な日付で書いてください。期限がないと、古いURLが現場に何年も残ります。
お知らせは1回だけでいいですか
1回では届きません。公開直後にメール、2週間ほど後にSNSやサイト内のお知らせ、その後はメール署名に1行添える、という形で分散させるのが現実的です。同じ文面を繰り返すのではなく、毎回違う切り口にするのがコツです。
まずは変更点の棚卸しから始めてください
今日すぐできる最初の一歩は、この記事のステップ1です。URL、連絡先、新設・削除したページの3項目を紙1枚に書き出してみてください。5分で終わりますし、これが全部の文面の材料になります。もし、そもそもリニューアル自体をこれから社内で通す段階なら、B2Bサイトリニューアルを社内で通す提案書の作り方|4ステップが先に役立つはずです。
ここまで読んで、告知の前にサイトそのものの中身や運用体制に不安が残ると感じた方は、一度お話を聞かせてください。株式会社コレットラボ(大分・福岡のAI業務システム化支援)では、AIを使ったサイト制作や運用の内製化を、自社でやりたい会社にも任せたい会社にも合わせて伴走しています。現状を整理するだけの相談でも構いません。AI業務システム化の詳細はこちらからお気軽にどうぞ。
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