LINE公式アカウントのログイン方法|PCとアプリ別の手順と準備
この記事の要点
- ログイン方法は「LINEアカウント」と「ビジネスアカウント」の2通り。先に決めるのはここ
- PCはWeb版の管理画面から。スマホのLINEで「ログイン許可」をオンにするのが先
- 個人のLINEで入り続けると退職時に行き詰まる。回避の判断軸を本文で解説
LINE公式アカウントのログインは、PC・アプリのどちらも「LINEアカウントでログイン」と「ビジネスアカウントでログイン」の2通りから選びます。PCの場合はブラウザでWeb版の管理画面(LINE Official Account Manager)を開き、QRコードかメールアドレスで入ります。アプリの場合は、普段使っているLINEアプリではなく「LINE公式アカウント」という別アプリをインストールして開きます。
この記事は、自社や自店のLINE公式アカウントを担当していて、PCから管理画面を開きたい方、または担当を引き継いだばかりの方に向けて書いています。読み終わる頃には、自分がどちらのログイン方法で入るべきかを決めて、実際にPCとアプリの両方から入れる状態を目指します。
なお、パスワードやQRの入力までは進んだのに入れないという状況は、この記事では扱いません。原因の切り分けはLINE公式アカウントにログインできない時の切り分けと復旧の進め方にまとめてあるので、すでにエラーが出ている方はそちらから読んでください。
Contents / 目次
LINE公式アカウントのログインは2通り。先に決めるのはアカウントの種類
LINE公式アカウントのログイン画面には、入口が2つ並んでいます。「LINEアカウントでログイン」と「ビジネスアカウントでログイン」です。この2つは操作の入口が違うだけでなく、あとから効いてくる差が大きいので、手順に入る前にどちらで運用するかを決めておきます。
LINEアカウントでログインとは、普段スマホで使っている個人のLINEをそのまま鍵として使う方法です。新しくメールアドレスを用意しなくていいので、開設したその日から使えます。
ビジネスアカウントでログインとは、業務用のメールアドレスとパスワードで作った専用のIDを使う方法です。LINEヤフーが提供する共通のログインID(LINEビジネスID)のうち、個人のLINEに紐づかない側だと考えてください。
| 比べる点 | LINEアカウントでログイン | ビジネスアカウントでログイン |
|---|---|---|
| 使うもの | 普段のLINE(QRコード読み取り、またはLINEに登録したメールアドレス) | 登録した業務用メールアドレスとパスワード |
| 事前準備 | スマホのLINEで「ログイン許可」をオンにする | メールアドレスで登録し、受信箱を開ける状態にする |
| 向いている場面 | 1人で運用している、今すぐ開設して試したい | 複数人で運用する、担当の異動や退職がある |
| つまずきやすい点 | スマホの機種変更や担当者の退職で、管理画面に入れる人がいなくなる | パスワードの管理と、退職後も受信できるメールアドレスの用意が要る |
迷ったときの決め方。半年後もその人が確実に担当しているなら個人のLINEでも回ります。1人でも交代の可能性があるなら、業務用のメールアドレスで作るビジネスアカウントを最初から用意しておく方が、あとの作業が減ります。
まだアカウント自体を持っていない段階の方は、開設の流れをLINE公式アカウントの作り方|法人が開設する手順と必要なもので先に確認してから戻ってきてください。
この章で押さえるのは1つだけです。ログイン方法を選ぶ作業は、操作の好みではなく「誰が何年その鍵を持ち続けるか」を決める作業だということです。
PCからログインする手順。Web版の管理画面を開くまで5ステップ
PCからのログインは、ブラウザでWeb版の管理画面を開いて行います。専用ソフトのインストールは要りません。手順は次の5ステップです。
ステップ1 ログイン前の準備を4つ確認する
PCの前に座ってから慌てないように、先に手元を整えます。確認するのは次の4項目です。
- ログイン方法の決定:LINEアカウントとビジネスアカウントのどちらで入るか決めてある
- スマホ側の設定:LINEアカウントで入るなら、スマホのLINEで「ログイン許可」がオンになっている
- メールの受信環境:ビジネスアカウントで入るなら、登録したメールアドレスの受信箱を今すぐ開ける
- ブラウザの状態:使うパソコンのブラウザで、いま誰のアカウントでログインしているか把握している
ステップ2 スマホのLINEで「ログイン許可」をオンにする
LINEアカウントでログインする場合、この設定がオフのままだとPC側でいくら操作しても先に進めません。スマホのLINEアプリの設定にある「ログイン許可」をオンにします。この設定の場所と現行の操作手順は、LINEヤフー公式の「PC版・iPad版LINEへのログインを許可する」(LINEみんなの使い方ガイド)で確認してください。
メールアドレスとパスワードで入りたい場合は、LINEアカウントにパスワードが登録されていることを確認してください。QRコードだけで入るなら、こちらは触らなくて構いません。
メニューの名称や並びはアプリの更新で変わることがあります。見当たらないときは、LINEヤフーの公式ヘルプで現行の表記を確認してください。ビジネスアカウントでログインする場合は、この設定自体が不要です。
ステップ3 PCのブラウザで管理画面を開く
PCのブラウザで、LINE公式アカウントの管理画面「LINE Official Account Manager」を開きます。URLは https://manager.line.biz/ です。この入口は、LINEヤフー公式マニュアルの「LINE公式アカウントにログインする」(LINEヤフー for Business)に記載されています。ブックマークしておくと、毎回検索する手間がなくなります。
検索から入る方も多いのですが、「LINE公式アカウント ログイン」で検索すると解説記事や広告が上位に混ざります。管理画面のURLを直接ブックマークしておくのが、結局いちばん速くて安全です。
ステップ4 QRコードかメールアドレスでログインする
ログイン画面が開いたら、ステップ1で決めた方の入口を選びます。
- LINEアカウントで入る場合は、画面に表示されたQRコードをスマホのLINEのカメラで読み取る
- QRを使わない場合は、LINEに登録済みのメールアドレスとパスワードを入力する
- ビジネスアカウントで入る場合は、登録した業務用メールアドレスとパスワードを入力する
- 画面に認証用の番号が表示されたら、スマホ側で同じ番号を確認して承認する
表示される入口や認証の方式は更新で変わることがあるので、現行の案内はLINEビジネスIDの公式マニュアルで確認してください。
ステップ5 運用するアカウントを一覧から選ぶ
ログインに成功すると、そのIDで扱えるLINE公式アカウントの一覧が表示されます。店舗ごと・ブランドごとに複数持っている場合は、ここで目的のアカウントを選んで初めて配信画面に入れます。
一覧に目的のアカウントが出てこないときは、ログイン自体は成功しているのに権限が付いていない状態です。権限の付け方はLINE公式アカウントに管理者を追加する手順と権限の使い分けで解説しています。
この章で押さえるのは、PCのログインが「ログインできたか」と「アカウントが一覧に出るか」の2段階に分かれている点です。ここを分けて考えられると、うまくいかないときにどちらを疑えばいいか自分で判断できます。
アプリからログインする手順とPCとの使い分け
アプリからのログインは、普段使っているLINEアプリの中では行いません。「LINE公式アカウント」という管理用の別アプリを、App Store または Google Play からインストールします。名前が似ているので、検索結果でアイコンと提供元を必ず確認してください。
インストールしたあとの流れは、次の4ステップです。
- インストールした「LINE公式アカウント」アプリを起動する
- ログイン方法を選ぶ。PCと同じく「LINEアカウントでログイン」と「ビジネスアカウントでログイン」から、ステップ1で決めた方を選ぶ
- LINEアカウントを選んだ場合は画面の案内に沿って認証を進め、ビジネスアカウントを選んだ場合は業務用メールアドレスとパスワードを入力する
- ログイン後に表示されるアカウントの一覧から、操作する対象のアカウントを選ぶ
アプリの画面構成や表示される選択肢は更新で変わるため、現行の手順は「LINE公式アカウントにログインする」(LINEヤフー for Business)で確認してください。
実務での使い分けの目安はこうです。届いたメッセージへの返信や、配信の反応を移動中に見る作業はアプリが速い。リッチメニューの画像設定や、複数条件を組んだ配信の作成はPCの方が確実です。アプリとPCそれぞれで何ができるかは更新で変わるため、現行の対応範囲はLINEヤフー for Business 公式マニュアルで確認してください。社内での分担の考え方はLINE公式アカウントのアプリでできること|PCが要る作業の分け方にまとめています。
先にアプリを入れておく。スマホに管理用アプリを入れておくと、PCでQRコードを読み取るときの動きもスムーズになります。担当者が交代したら、まずこのアプリの導入から始めるのがおすすめです。
どちらのログイン方法を選ぶか。個人のLINEで入り続けた現場で起きること
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。ログイン方法の選択は、その場の手軽さより、半年後・1年後の作業量に効いてきます。
担当者が自分の個人LINEでログインして運用を始めた場合、その担当者が退職・異動するタイミングで問題が表面化します。管理画面に入れるのがその人だけという状態だと、退職の当日までに権限の付け替えを済ませておかないと、社内の誰も配信画面を開けなくなります。引き継ぎの段取りはLINE公式アカウントの運用担当者を削除する進め方|退職時の引き継ぎにまとめました。
逆に、業務用のメールアドレスでビジネスアカウントを作ってあれば、引き継ぎは「メールアドレスの管理者を変える」「パスワードを変更する」で済みます。
退職や異動の連絡から実際の引き継ぎまでにどれくらい時間があるかは、会社や事情によって大きく変わります。短いときは数日しかありません。
その限られた期間に終える必要があるのは、次の3つです。
- 権限の付け替え:新しい担当者に管理者権限を付け、前任者の権限を外す
- 配信予定の確認:予約済みの配信が残っていないかを見て、必要なら差し替える
- 過去の配信データの共有:これまでの配信内容と反応を、次の担当者が見られる状態にする
個人LINEでの運用は、ここに「本人の協力がないと進まない作業」を1つ増やしてしまうということです。
もう1つ、複数人で運用している現場では判断が変わります。3人以上が管理画面に入る体制なら、全員をビジネスアカウントで揃えておくと、誰がいつ入ったかを追える状態を作りやすくなります。運用ルールの決め方はLINE公式アカウント複数人運用|配信漏れと権限ミスを防ぐ管理術で解説しています。
この章で押さえるのは、ログイン方法を「今日入れるかどうか」ではなく「退職の連絡が来た日に慌てないか」で選ぶ、という判断軸です。
ログイン運用でつまずく3つの場面と回避法
ログインまわりのトラブルは、パスワード忘れよりも「環境が変わったとき」に集中して起きます。現場で実際に見かける3つを挙げます。
機種変更のあと、PCから管理画面に入れなくなる
スマホを買い替えて個人のLINEを新端末に引き継いだあと、PCで管理画面を開こうとしてQRコードが承認できない、という状況が起きます。新しい端末では設定が初期状態に戻っていることがあり、「ログイン許可」がオフのままになっているのが原因のひとつです。
回避法はシンプルです。機種変更をしたら、その日のうちにスマホのLINEで「ログイン許可」を確認し、PCから1回ログインできるところまで試しておきます。配信の直前に気づくと、その日は何もできません。
共有パソコンのブラウザに前任者のログインが残っている
事務所の共有パソコンで管理画面を開いたら、自分の担当していないアカウントが表示された、あるいは自分のアカウントが一覧に出てこない。これは、ブラウザに前任者のログイン状態が残っているために起きます。
回避法は2つあります。
- 入り直す:管理画面を使う前にログアウトしてから、自分のIDで入り直す
- プロフィールを分ける:ブラウザのプロフィール機能を使って、業務用のプロフィールを分けておく
Google Chromeを共有している事務所なら、業務用のプロフィールを1つ作って、そこからだけ管理画面を開くと決めておくのが分かりやすい進め方です。
同じ店舗のアカウントが、いつの間にか2つできている
これは複数人で立ち上げた現場で起きます。Aさんが個人のLINEで開設し、Bさんはそれを知らずに業務用メールアドレスでもう1つ開設してしまう。友だちが2つのアカウントに分かれ、店頭のQRコードとチラシのQRコードで登録先が違う、という状態になります。
回避法は、開設前に「誰のどのIDで作るか」を1行決めて共有しておくことです。すでに2つできてしまった場合は、どちらを本番にするかを決めて、告知物のQRコードを差し替える作業から始めます。開設段階の1行の共有が、いちばん安い対策です。
この章で押さえるのは、ログインの事故は「機種変更」「共有PC」「開設時の情報共有」の3か所で起きるということです。この3つを先に潰しておけば、日々の運用でログインに時間を取られることはほとんどなくなります。
ログイン情報を外部ツールやAIに渡す前に知っておくこと
ここは教科書的な解説では省かれがちですが、相談を受ける機会が増えている論点です。LINE公式アカウントのログインIDとパスワードを、外部のツールやAIサービスに入力してはいけません。
配信の自動化や外部システムとの連携をしたいとき、ログイン情報を預ける必要はありません。連携はMessaging APIのチャネルアクセストークン(外部のプログラムがLINE公式アカウントを操作するための、専用の鍵)を発行して行うのが正しい進め方です。トークンの種類・有効期間・失効のさせ方は、チャネルアクセストークン(LINE Developers 公式ドキュメント)に記載があるので、発行前に目を通してください。発行の流れはLINE Messaging APIでできること|無料枠と料金・トークン発行手順で解説しています。
AIエージェントに管理画面を操作させたい、という相談も出てきています。ログイン情報を預けたうえで画面操作を代行させる形は、パスワードが第三者のサービスに残るという点でセキュリティ上おすすめできません。AIに任せるなら、配信文の下書きや反応データの整理といった、APIやコピー&ペーストで完結する範囲に切ってください。自動化の可否についてはLINEヤフー for Business の規約にも必ず目を通してください。
もう1つ、ログイン手段を特定の端末に紐づけて運用する場合の注意があります。端末や認証器に結びつく方式では、誰のどの端末で登録したかを記録しておかないと、その人が不在の日に誰も入れない状態が生まれます。複数人で運用するなら、登録者と予備のログイン手段を必ず控えておいてください。
そして混同されやすいのですが、ログインできることと、操作する権限があることは別の話です。ログインは建物の入口、権限は各部屋の鍵に当たります。アカウント全体の守り方はLINE公式アカウントを安全に運用する3つの土台|法人の乗っ取り対策にまとめました。
この章で押さえるのは、外部連携やAI活用の相談が来たときに「ログイン情報を渡す話なのか、トークンで済む話なのか」を自分で切り分けられる状態にしておく、ということです。
LINE公式アカウントのログインについてよくある質問
PCでログインするとき、スマホのLINEアプリは毎回必要ですか
QRコードで入る方法を選ぶ場合は必要です。QRコード以外の入口が使えるかどうか、また認証のときにスマホ側での承認が求められるかどうかは、アカウントの設定状況や仕様の更新で変わります。自社のアカウントで何が使えるかは、ログイン画面の表示とLINEビジネスIDの公式マニュアルで確認してください。外出中の担当者に毎回確認を取る運用は止まりやすいので、社内で入れる人を複数用意しておくと安心です。
「ログイン許可」をオンにすると、個人のLINEのトークを会社に見られますか
この設定は、スマホ以外の端末から自分のLINEアカウントでログインすることを許可するかどうかを切り替えるものです。設定の内容と注意点は、LINEヤフー公式の「PC版・iPad版LINEへのログインを許可する」(LINEみんなの使い方ガイド)に説明があるので、担当者に依頼するときはこのページを一緒に渡してください。担当者から必ず出る質問なので、先に共有しておくとスムーズです。
1つのメールアドレスで、複数のLINE公式アカウントにログインできますか
ログイン後に表示されるのは、そのIDに権限が付いているアカウントの一覧です。店舗ごとにアカウントを分けている場合の扱いを含め、現行の仕様は「LINE公式アカウントにログインする」(LINEヤフー for Business)で確認してください。新しい店舗のアカウントを追加したら、権限の付与を忘れずに行ってください。
ビジネスアカウントのパスワードを共有して、複数人で使い回してもいいですか
おすすめしません。誰が配信したのか分からなくなり、退職した人が入れる状態も残ります。人数分のIDを作って、それぞれに権限を付ける方法に切り替えてください。最初にIDを作る手間はかかりますが、以降の引き継ぎがはるかに楽になります。
開設のときに使ったLINEアカウントを、あとからビジネスアカウントに変更できますか
ログイン方法そのものを入れ替えるというより、業務用メールアドレスで新しくIDを作り、そのIDに管理者権限を付けてから、元の個人LINEの権限を外すという進め方になります。権限の付与と削除の順番を逆にすると誰も入れなくなるので、必ず新しい方を先に追加してください。
まず今日、管理画面のURLをブックマークするところから
この記事を読んだあとの最初の一歩は、1分で終わります。PCのブラウザで管理画面(https://manager.line.biz/)を開いてブックマークし、ログインしているのが誰のIDなのかを一覧画面で確認してください。ここが把握できていれば、引き継ぎの相談が来た日に慌てずに済みます。
ログインの入口が整ったら、次は中身です。配信の担当分けや月次の作業の回し方はLINE公式アカウントの運用方法|月次の作業と担当の分け方で解説しているので、続けて読んでみてください。
社内の担当者が1人しかいない、引き継ぎのたびに毎回止まってしまう。そんな状態が続いているなら、運用ルールを外から整理してもらうのも選択肢のひとつです。現状を書き出すところからでも、話はかなり前に進みます。
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