LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

この記事の要点

  • 料金プランは3つ。選ぶ基準は「月に何通配信するか」の1点
  • 必要通数の計算式は本文で公開。5ステップで自社の金額が出せる
  • プラン選びの失敗は4パターン。通数の数え方の誤解が最大の原因

LINE公式アカウントの料金プランを調べていて、「結局うちはどれを選べばいいのか」で止まっていませんか。プラン表を見ても、無料でどこまでできるのか、有料にするといくらかかるのかがつかみにくいですよね。

この記事では、LINE公式アカウントの料金プランを「無料と有料の違い」「自社に必要な月間メッセージ配信数の出し方」「年間コストの試算」の順で、実際に計算できる形で解説します。店舗や中小企業でLINE公式アカウントを1つ運用している、または導入を検討している担当者の方に向けた内容です。

読み終わる頃には、自社が選ぶべきプランと、そのプランで年間いくらかかるかを自分で計算できる状態を目指します。なお「そもそも1通としてどう数えるのか」という通数カウントの細かい仕様は、LINE公式メッセージ通数の数え方と上限|コスト圧縮の設定手順で詳しく解説しているので、カウントの疑問が中心の方は先にそちらをご覧ください。

Contents / 目次
  1. LINE公式アカウントの料金プランは3つ。選ぶ基準は月間の配信通数だけ
  2. 自社の料金を計算する5ステップ。必要な月間メッセージ配信数の出し方
  3. プランを最適化すると何が変わるか。費用対効果の見方
  4. 料金プラン選びでよくある失敗4つと、その防ぎ方
  5. 現場の本音。料金プランだけ見ても運用コストは読めない
  6. LINE公式アカウントの料金プランについてよくある質問
  7. まずは自社の必要通数を計算するところから

LINE公式アカウントの料金プランは3つ。選ぶ基準は月間の配信通数だけ

LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

結論から言うと、LINE公式アカウントの料金プランは3種類で、選ぶ基準は「月に何通メッセージを配信するか」の1点です。機能の差でプランが分かれているわけではありません。ここを最初に理解すると、プラン選びは一気にシンプルになります。

ここが多くの方が誤解しているポイントです。「有料にしないとステップ配信ができない」「無料だとリッチメニューが使えない」と思われがちですが、そうではありません。基本的な配信機能は無料プランでも使えて、有料プランで増えるのは「送れるメッセージの通数」です。

3つのプランを整理すると次のようになります。金額・通数はLINEヤフー for Business 公式の料金プランページに掲載されている内容をもとにした2026年7月29日時点のものです。改定される可能性があるため、申し込み前に必ず同ページで最新の情報を確認してください。表の「向いている規模」は公式の基準ではなく、通数から逆算した筆者の目安です。

プラン名月額(税別)無料メッセージ通数追加メッセージ向いている規模(筆者の目安)
コミュニケーションプラン0円200通/月送れない友だち50人未満、または配信をほとんどしない
ライトプラン5,000円5,000通/月送れない友だち300〜1,200人前後で月2〜4回配信
スタンダードプラン15,000円30,000通/月送れる(従量課金)友だち1,500人以上、または週1回以上の配信

追加メッセージとは、スタンダードプランにおいて、その月の無料通数を使い切ったあとに送るメッセージのことです。1通あたりの単価は配信量に応じて変わるため、正確な単価は上記の公式の料金プランページでご確認ください。コミュニケーションプランとライトプランでは追加メッセージそのものが送れないため、無料通数を使い切った時点でその月の配信は止まります。

プラン選びの最短ルート。「友だち数 × 月の配信回数」を計算して、200通以下なら無料、5,000通以下ならライト、それ以上ならスタンダード。まずはこの3段階で仮決めして構いません。

無料プランと有料プランの違いは「通数」と「追加配信の可否」

無料と有料の違いとして、まず押さえておきたいのは次の2点です。プラン間の差はほかにもありうるため、詳細は必ず公式ページで確認してください。

  • 月に無料で送れる通数:コミュニケーション200通、ライト5,000通、スタンダード30,000通
  • 無料枠を超えたあとに追加でメッセージを送れるか:コミュニケーションとライトは送れず、スタンダードのみ追加メッセージを送れます

プランごとに使える機能の範囲は、LINEヤフー for Business 公式の料金プランページの機能一覧に一覧化されています。どの機能がどのプランで使えるかは改定されることがあるため、判断の前にこの一覧で必ず現在の内容を確認してください。そのうえで「まず無料で作って運用を始め、配信量が増えたら有料に切り替える」という進め方ができる設計になっています。

ただし注意点があります。あいさつメッセージや応答メッセージなど、相手のアクションに反応して自動で返るメッセージの扱いと、こちらから一斉に送るメッセージの扱いは異なります。何が課金対象の通数に含まれるかはLINEヤフー for Business 公式マニュアル「メッセージ通数のカウント方法」に定義があるので、運用前に必ず一次情報で確認してください。この違いが、次の章の通数計算のカギになります。

この記事で扱う範囲と、扱わない範囲

この記事で扱うのは、標準のLINE公式アカウントの料金プランと、その選び方・試算方法です。プロモーションのために送る「LINE公式アカウントの広告配信」や、外部のLINE拡張ツール(連携ツール)の利用料は、それぞれ別の料金体系になるため、ここでは「別途かかるコスト」として触れるにとどめます。

また、開発者向けのMessaging APIを使った連携の料金・無料枠については、LINE Messaging APIでできること|無料枠と料金・トークン発行手順で別途まとめています。

自社の料金を計算する5ステップ。必要な月間メッセージ配信数の出し方

LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

プランを決めるには、自社が月に何通送るかを先に出します。ここでは、電卓とメモだけでできる5ステップを紹介します。「なんとなくライトプラン」で始めて後から慌てるケースが本当に多いので、面倒でも最初に計算しておく価値があります。

ステップ1。月間の必要通数を計算式で出す

まず使う計算式はこれだけです。難しい要素はありません。なお下の例は「1回の配信で1人あたり1通」と数えられる場合の試算です。1回の配信に吹き出しを複数入れると数え方が変わるため、実際の数え方は後述の公式マニュアルで確認したうえで当てはめてください。

月間の必要通数 = 配信対象の友だち数 × 月の配信回数
 ※1回の配信で1人あたり1通と数えられる場合の試算

【例1】友だち800人 × 月4回配信 = 3,200通 → ライトプランで収まる
【例2】友だち1,500人 × 月4回配信 = 6,000通 → ライトの5,000通を超える
【例3】友だち3,000人 × 月4回配信 = 12,000通 → スタンダードが現実的
【例4】友だち3,000人のうち1,000人にだけ配信 × 月4回 = 4,000通

ここでのポイントは、例4のようにセグメント配信(対象を絞った配信)をすると、分母が友だち全員ではなく対象人数になることです。通数は「送った人数の合計」で数えるため、絞れば絞るほど安くなります。

もう1つ、見落としがちなのが「メッセージの構成」です。1回の配信に複数の吹き出し(メッセージの塊)を含めた場合の数え方は、公式マニュアルの「メッセージ通数のカウント方法」に定義されています。上の試算の前提そのものが変わる部分なので、必ず一次情報を開いて自社の配信形式に当てはめ、必要なら計算式の通数を割り増して見積もってください。いずれにしても、メッセージ配信の回数を増やすと、その分だけ通数が増えるため、配信頻度には注意が必要です。

ステップ2。判定表でプランを仮決めする

ステップ1で出した数字を、次の表に当てはめます。ここでは「今の通数」だけでなく「6か月後の想定」も一緒に見るのがコツです。友だちは減らずに増えていくため、今の数字だけで決めると数か月で足りなくなります。

月間の必要通数選ぶプラン判断のポイント
200通以下コミュニケーション(無料)友だち50人×月4回が上限の目安。テスト運用向き
201〜5,000通ライト無料枠を超えた瞬間に配信が止まるので、超えるなら早めに移行
5,001〜30,000通スタンダードライトでは送れない通数。月額差10,000円を回収できるかで判断
30,001通以上スタンダード+追加メッセージセグメント配信で通数を削る設計を先に検討

ライトとスタンダードで迷うのは、だいたい月6,000〜12,000通のゾーンです。ライトプランは追加メッセージを送れないため、5,000通を毎月超える見込みがあるなら、スタンダードプランへの移行が実質的に唯一の選択肢になります。月額の差額10,000円を、LINE経由の売上で回収できるかどうかで判断してください。

ステップ3。年間コストを試算して社内に出す紙を作る

次は稟議・報告用の年間試算です。月額だけで判断すると、追加メッセージの従量分を見落とします。次のテンプレートをそのままコピーして、自社の数字を入れてみてください。

【LINE公式アカウント 年間コスト試算シート】

① 現在の友だち数           :      人
② 6か月後の想定友だち数     :      人(月の増加数 × 6 を加算)
③ 月の配信回数             :      回
④ 月間想定通数(②×③)     :      通

⑤ 選んだプランの月額        :      円
⑥ 超過通数(④ − 無料通数)  :      通  ※マイナスなら0
⑦ 追加メッセージ単価        :      円  ※公式の料金プランページで確認して記入
⑧ 追加メッセージ費(⑥×⑦) :      円
⑨ 月額合計(⑤+⑧)        :      円
⑩ 年間コスト(⑨×12)       :      円

⑪ LINE経由の月間売上目標    :      円
⑫ 損益分岐(⑨ ÷ 客単価)    :      件 ← 月に何件成約すれば元が取れるか

⑫まで出すのが大事です。「月15,000円かかります」だけだと社内は判断できませんが、「客単価5,000円なら月3件の来店で元が取れます」まで出すと、話が一気に前に進みます。金額だけを並べて損益分岐が示されていない資料は、社内で判断ができず止まりやすくなります。

ステップ4。AIに通数シミュレーションと削減案を出させる

ここは2026年ならではのやり方です。通数の試算や、どこを削れば安くなるかの検討は、生成AIに任せると手計算より短時間で終わります。手計算で表を作り直す作業から解放されるので、担当者が1人しかいない会社ほど効果が大きいです。

使うのはClaude、ChatGPT、Geminiなど普段使っているもので構いません。

渡すのは、完成された長いプロンプトである必要はありません。次のような短いたたき台を出発点にして、あとは対話しながら自社の状況を足していく方が、結果的に精度が上がります。

あなたはLINE公式アカウントの運用コスト設計を手伝う担当者です。
以下の条件で、今後12か月の月別メッセージ通数と概算費用を表にしてください。

・友だち数[現在の人数を入力]人、月の増加[増加数を入力]人
・配信は月[回数を入力]回、1回あたり吹き出し[個数を入力]個
・現在のプラン[プラン名を入力]

そのうえで、費用を2割下げるための配信設計の案を3つ、
それぞれ「削れる通数」と「売上への影響リスク」をセットで出してください。
不足している前提があれば、先に質問してください。

出てきた結果をそのまま信じてはいけません。人が確認すべきポイントは3つです。

  • 料金の数値:AIが持っている料金情報は古い可能性があります。月額と無料通数は公式の料金ページの数字に必ず置き換えてください
  • 友だちの増加ペース:AIは直線的に増える前提で計算しがちです。キャンペーン月とそれ以外で伸びが違うなら、実績値を渡して直させてください
  • 削減案の副作用:「配信を月4回から2回に減らす」は通数は半減しますが売上も落ちます。売上に響かない削り方(休眠層の除外、対象の絞り込み)から先に採用してください

AIが得意なのは、条件を変えた計算を何十パターンも一瞬で出すことです。逆に、「この施策を削っても大丈夫か」という最終判断は、お客さんの顔が見えている人にしかできません。この線引きを守ると、AIは強力な計算係になってくれます。

ステップ5。プラン変更のタイミングを押さえる

プランの変更手続きは、LINE公式アカウントの管理画面から行います。変更できる場所や手順、変更の適用タイミングはLINEヤフー for Business 公式マニュアルに案内があるので、実際の操作はそちらに沿って進めてください。

変更前には、画面に表示される適用時期と請求内容を必ず読み、記憶や過去の経験ではなくその場の表示に従って確定するのが確実です。

運用面で押さえておきたいのは次の2点です。

  • 大型配信の前月に上げる:セール告知など大量配信をする月は、前の月のうちにプランを上げておく。当月に慌てて上げると、無料枠を超えて配信が止まっている時間が発生します
  • 閑散期に下げる:配信が少ない月が固定で分かっているなら、下げる判断も検討する。ただし友だち数が伸び続けている場合は、下げてすぐ戻すことになりがちなので慎重に

なお、追加メッセージの料金体系は今後見直される可能性があります。配信量が多いアカウントほど影響を受けるため、大量配信をしている場合はLINE料金改定2026年10月対応。AIで通数予測しコスト超過を防ぐで影響の見方を確認しつつ、改定の有無と正確な単価は公式の料金プランページと公式のお知らせでご確認ください。

プランを最適化すると何が変わるか。費用対効果の見方

LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

プランを適正化するときに考えたいのは、「配信を減らして成果を維持できるか」という視点です。通数を減らす=売上が減る、とは限りません。通数を意識すると、配信の設計を見直すきっかけになります。

理由はシンプルです。1通に費用がかかると分かると、「全員に送る」から「反応しそうな人に送る」へ設計が変わるからです。関心のない人への配信が減るぶん、1通あたりの費用対効果は上がります。

通数を減らしても売上が落ちにくい設計

具体的に、どこを削ると通数が減るのかを整理します。次の2つは、売上への影響が小さい順に並べています。

  • 休眠層の除外:過去6か月まったく反応していない層を配信対象から外す。反応していない人に送り続けても成果は増えず、通数だけが減っていきます。
  • セグメント配信への切り替え:全員配信を、購入履歴や興味に応じた絞り込み配信に変える。手間は増えますが、通数あたりの成果は上がります。

なお、通数を減らさずに伝える情報量を増やす方法として、リッチメッセージやカードタイプメッセージの活用があります。1回の配信で伝えられる内容が濃くなるため、配信回数を増やさずに済みます。

絞り込みの具体的なやり方はLINEセグメント配信のやり方|ブロックを減らし反応を高める絞り込みで手順を解説しています。

損益分岐で考えると判断がぶれない

費用対効果は、感覚ではなく1本の式で見ます。仮の数字で計算してみましょう(以下はあくまで例示のための仮定値です)。

【スタンダードプランの損益分岐 計算例】

月額 15,000円(税別・2026年7月29日時点)
客単価 6,000円、粗利率 50% → 1件あたりの粗利 3,000円

15,000円 ÷ 3,000円 = 5件

→ LINE経由で月5件の来店・注文があれば、費用は回収できる計算
→ 友だち1,000人に対して月5件なら、必要な反応率は0.5%

この0.5%という数字が出た瞬間に、「それなら十分いけそうだ」なのか「うちの商材だと厳しい」なのかが判断できます。客単価が高い商材ほど必要件数は減るので、BtoBや高単価サービスは、実は少ない反応でも十分に元が取れます。

追う指標を変える。友だち数を増やすことより、「1通あたりいくらの粗利を生んだか」を毎月見る。追う指標を通数と粗利に変えるだけで、配信の中身が変わります。

指標の置き方についてはLINEのKPIは友だち数で見るな|売上を伸ばす指標と4ステップでも詳しく整理しています。

料金プラン選びでよくある失敗4つと、その防ぎ方

LINE公式アカウントの料金プラン|無料と有料の違いと選び方

ここからは、プラン選びでつまずきやすいポイントを4つ紹介します。どれも「知っていれば防げた」ものばかりです。

失敗1。無料プランで運用を始めて、月の途中で配信が止まる

これは友だちが増え始めた段階で起きやすい失敗です。

無料のコミュニケーションプランは月200通まで。友だち100人に月2回配信すれば200通で、それ以上は送れません。しかも無料プランは追加メッセージが買えないため、その月はもう配信できないという状態になります。セール告知を打とうとした当日に気づくと、その月は打ち手がなくなります。

防ぎ方は、友だち数が「200 ÷ 月の配信回数」に近づいたら有料へ切り替えると決めておくことです。月2回配信なら友だち100人、月4回なら50人が切り替えラインになります。管理画面の残り通数を月初と月中の2回だけ見る習慣をつけると、この事故は防ぎやすくなります。

失敗2。メッセージ配信回数を増やしすぎて、想定より多くの通数を消費する

「計算では無料通数に収まるはずだったのに、大きく超えていた」という食い違いは起きやすいものです。原因は、メッセージ配信の回数が想定より多かったり、セグメント配信の対象人数を誤解していたりするケースです。

メッセージ通数がどう数えられるかは、公式マニュアル「メッセージ通数のカウント方法」に定義があります。ここを読まずに「配信1回=1通」と思い込むと試算が大きくずれるので、自社の配信形式に当てはめて確認してください。配信回数が増えればその分通数も増えるため、配信頻度には注意が必要です。

防ぎ方は2つあります。

  • 配信テンプレートでルール化する:「1配信で伝えたい情報をまとめる」と決めておき、思いつきの追加配信を減らします
  • リッチメッセージ・カードタイプメッセージを使う:画像とテキストを1つにまとめられるため、1回の配信で多くの情報を視覚的に伝えられ、配信回数そのものを増やさずに済みます

リッチメッセージの作り方はLINEリッチメッセージの作り方|推奨サイズとタップ領域の設定手順にまとめています。

失敗3。ライトプランで無料通数を使い切り、配信機会を逃す

ライトプランは月5,000通までメッセージを配信できますが、この無料通数を使い切ると、その月はそれ以上メッセージを送ることができません。セール告知や重要な連絡をしたいタイミングで配信が止まってしまい、機会損失につながるケースがあります。

ライトプランは追加メッセージを買い足せません。毎月5,000通を超える配信が必要なら、スタンダードプランへの移行を検討してください。

防ぎ方は、毎月1回、月初に「先月の配信通数」と「今月の残り通数」を確認する習慣をつけることです。無料通数を使い切る月が続くようであれば、上位プランへの切り替えを判断するタイミングです。

失敗4。プランを下げたら過去のデータが見られなくなると思い込む

これは逆方向の失敗です。「有料をやめるとデータが消えるのでは」と心配して、使っていないのに高いプランを維持し続けているケースがあります。

プランは通数の枠を決めるものなので、プランを変えたからといって友だちがいなくなるわけではありません。下げる前に確認すべきは「保存しておきたいデータが管理画面からエクスポートできるか」の1点です。分析データや友だち属性のうち必要なものは、変更前にダウンロードしておけば安心です。データや履歴の扱いは仕様によって変わることがあるため、変更前にLINEヤフー for Business 公式マニュアルで現在の扱いを確認してください。

現場の本音。料金プランだけ見ても運用コストは読めない

ここまでプランの選び方を書いてきましたが、正直にお伝えすると、LINE公式アカウントの本当のコストは、月額料金よりも「人の時間」に出ます。ここを見落としたまま導入すると、料金プランは最適でも運用が止まります。

実際、ご相談をいただく現場でよく聞くのがこの言葉です。

「配信を減らせば安くなるのは分かっているんですが、減らすと売上も落ちる気がして踏み切れないんです」

この迷いの正体は、通数と成果の関係が数値で見えていないことにあります。見えていないから減らせず、減らせないから高いプランを維持する。プラン選びの問題ではなく、測定の問題なんです。

見落とされがちな「プラン料金以外」のコスト

稟議のときに一緒に出しておくべき費用を挙げます。ここを出さずに導入すると、あとで「思ったよりかかる」となります。

  • 制作の手間:リッチメニューやリッチメッセージの画像制作。外注すれば1枚あたりの費用が発生し、内製なら担当者の時間がかかります
  • 配信文の作成時間:月4回配信なら、文面作成・確認・入稿で月に数時間。ここはAIの下書き活用で圧縮できる領域です
  • 問い合わせ対応:友だちが増えるとチャットの返信が増えます。返信対応の時間は通数には含まれませんが、確実に工数を食います
  • 拡張ツールの利用料:細かいセグメント配信やシナリオ配信をやりたい場合、外部のLINE拡張ツールを併用することになり、その利用料が別途かかります

拡張ツールを入れるか、標準機能で粘るかの判断軸

「拡張ツールを入れた方がいいですか」という質問をよくいただきます。私たちの判断軸はシンプルで、標準機能で3か月運用してみて、それでも手が回らない工程が特定できたときだけ入れるです。

逆に、まだ配信の型が固まっていない段階で高機能なツールを入れると、機能を使いこなせないまま利用料だけ払うことになります。順番としては、標準機能で配信のリズムを作る、どこが詰まるかを特定する、その工程だけを解決するツールを探す、という流れが結局いちばん早いです。

内製と外注、どこで線を引くか

内製と外注の線引きも率直に書きます。向き・不向きがはっきり分かれる領域です。

工程おすすめ理由
配信文の作成内製(AI下書き活用)お客さんの言葉を知っているのは社内の人。AIに下書きさせて人が直す形が最も速い
初期の設計・導線づくり外注も検討友だちの集め方とあいさつメッセージの設計は最初に間違えると取り返しにくい
画像・リッチメニュー制作状況次第デザイン担当がいるなら内製、いないなら初回だけ外注してテンプレ化する
効果測定・改善提案外注が向く数字を毎月見て仮説を立てる作業は、後回しにされて止まりやすい工程の代表

運用代行を検討する場合、「配信代行だけ」の契約には注意してください。配信を代わりに送るだけでは通数も成果も改善しません。通数の設計、セグメントの見直し、数値報告まで含まれているかを、契約前に必ず確認してください。

配信文の作成をAIに任せる場合は、顧客情報の扱いに気をつける必要があります。安全な進め方はLINE配信文をAIに書かせる時の情報漏洩対策|安全なプロンプト設計にまとめています。

LINE公式アカウントの料金プランについてよくある質問

LINE公式アカウントは本当に無料で使えるの?

はい、アカウントの開設と基本機能の利用は無料です。まず無料のコミュニケーションプランで始めて、月200通の配信枠が足りなくなったら有料に切り替える進め方で問題ありません。無料プランでどの機能まで使えるかは改定されることがあるため、公式の料金プランページの機能一覧でご確認ください。

アカウントを複数作ると料金は倍かかりますか?

料金や無料通数はアカウントごとの扱いになるため、店舗ごとにアカウントを分けるとその分の費用がかかります。課金の単位や条件は公式の料金プランページで必ず確認してください。多店舗の場合は、1アカウントで運用して配信をセグメントで出し分ける方が、通数も費用も抑えられるケースが多いです。

無料枠を超えたらどうなりますか。勝手に課金されますか?

プランによって挙動が違います。コミュニケーションプランとライトプランは追加メッセージが送れないため、無料通数を使い切るとその月は配信できなくなります。スタンダードプランのみ、無料通数を超過した場合に追加メッセージが従量課金で発生します。想定外の請求を防ぐには、管理画面で残り通数を月に2回確認する運用をおすすめします。

途中でプランを下げることはできますか?

できます。変更手続きはLINE公式アカウントの管理画面から行い、画面で適用時期と請求内容が案内されます。繁忙期の直前に変更するなら、その表示を確認したうえで余裕をもって手続きしてください。変更できる場所と手順の詳細は公式マニュアルをご覧ください。

料金プランはこれから変わりますか?

料金や条件は変更されることがあります。今後どうなるかを予測することはできないため、申し込み・プラン変更の前には必ずLINEヤフー for Business 公式の料金プランページと公式のお知らせで最新の情報を確認してください。

まずは自社の必要通数を計算するところから

今日すぐできる最初の一歩は、管理画面を開いて「先月の配信通数」と「1回あたりの吹き出し数」の2つを確認することです。1分で終わりますが、この2つが分かるだけでプラン選びの精度は大きく変わります。

プランが決まったら、次は配信の中身です。何をどの順で送るかはLINE公式アカウントで集客と売上を伸ばす初動3ステップと配信設計にまとめているので、続けて読んでみてください。

「計算してみたけど、この通数で本当に成果が出るのか自信がない」「配信の設計や集計を自動化して、担当者の負担を減らしたい」と感じた方は、コレットラボまでお気軽にご相談ください。現状を整理するだけのご相談でも大丈夫です。AIを使った業務の効率化と合わせて、無理なく続く運用の形を一緒に考えます。コレットラボへのご相談はこちらからお声がけください。

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