LINEクーポンの作り方|画像サイズの決め方と送り方6通り
この記事の要点
- クーポン作成で決めるのは特典・有効期間・使用回数の3つ。作業自体は管理画面で完結
- 画像は正方形で作れば見切れ事故はほぼ防げる。文字は中央に収める
- 送り方は6通り。通数を使わない置き方から始める手順を本文で解説
LINE公式アカウントでクーポンを作りたいけれど、画像のサイズや送り方のどれを選べばいいのか迷っていませんか。この記事では、管理画面でのクーポン作成手順、画像が見切れない作り方、そして配信コストをかけずに配る方法までを順番に解説します。
対象は、店舗や中小企業でLINE公式アカウントの運用を任されている方です。専門知識がなくても大丈夫です。読み終わる頃には、今日中に1本クーポンを作って、どの経路で配るかまで決められる状態を目指します。
なお、この記事はクーポン機能そのものに絞ります。友だちをどう増やすかという入口づくりはLINE公式の友だちが増えない原因と登録率を上げる導線の作り方で解説しているので、友だち数がまだ少ない方は先にそちらを読んでください。
なお、この記事に出てくる管理画面の項目名・画像の仕様・料金や通数の扱いは、アップデートで変わることがあります。設定の前に、LINEヤフー公式のLINE公式アカウント 管理画面マニュアル(LINEヤフー for Business)と料金プラン(LINEヤフー for Business)で最新の内容を確認してください。
Contents / 目次
LINEクーポンで先に決めるのは3つだけ
クーポン作りでつまずく原因は、操作ではなく「何を決めればいいか分からない」ことです。先に決めるのは次の3つです。
- 特典の中身:何をいくら分渡すか
- 有効期間:いつからいつまで使えるか
- 1人あたりの使用回数:1回限りか、何度でもか
この3つを先に紙に書いておけば、管理画面の入力は10分ほどで終わります。
LINE公式アカウントのクーポンとは、トーク画面から受け取って店頭やECで使える電子的な割引券・優待券のことです。紙のチラシと違って印刷費も配布の手間もかからず、誰が何枚受け取って何枚使ったかを数字で確認できるのが最大の違いです。

3つの決め事は、次の表の基準で選ぶと迷いません。
| 決めること | 選択肢の例 | 迷ったときの決め方 |
|---|---|---|
| 特典の中身 | ◯◯円引き、◯%OFF、1品プレゼント、ドリンク無料 | 金額より「モノ」が強い。「10%OFF」より「コーヒー1杯無料」の方が想像しやすく反応が出やすい |
| 有効期間 | 3日間、1週間、2週間、1か月 | 初回は1〜2週間。長いほど「後で使おう」と忘れられる。来店サイクルが月1回の業種なら3〜4週間 |
| 使用回数 | 1人1回、期間中何度でも | 新規獲得なら1回。リピート促進なら何度でも。原価が高い特典は必ず1回に絞る |
この3つに加えて、実務では「誰に配るか」も先に決めておきます。全員に一斉配信するのか、友だち追加した人だけに自動で渡すのか、店頭で会話した人にだけ渡すのかで、後の送り方が変わるからです。
ポイント。クーポンは「作る」より「どこに置くか」で成果が変わります。作成そのものは10分、置き場所の設計に30分かける配分がちょうどいいです。
LINEクーポンの作り方。管理画面で完結する7ステップ
クーポンは、パソコンのブラウザからLINE公式アカウントの管理画面にログインして作成します。画像を扱うので、スマホアプリよりパソコンで作業するのが確実です。画面の名称・メニュー構成・選べる項目はアップデートで変わるため、実際の操作画面はLINEヤフー公式の管理画面マニュアルで必ず確認してください。ここでは、画面がどう変わっても通用する「決めること」の順番として7ステップを示します。
ステップ1。特典の文言を先に確定させる
管理画面を開く前に、クーポン名を決めます。ここは後から変えづらいので、口に出して自然な短い言葉にしてください。
- 良い例:「ドリンク1杯無料クーポン」「全品10%OFF(7/31まで)」
- 惜しい例:「夏の感謝キャンペーン」だけ。何がもらえるのか一目で分からない
クーポン名は、それだけを見て「何がもらえるか」が分かる形にするのが鉄則です。特典の中身が名前に入っていないと、受け取った側が中身を確認する手間で止まります。
ステップ2。管理画面でクーポンの新規作成に進む
管理画面にログインし、クーポンを新規作成します。メニューの名称や配置はアップデートで変わることがあるので、見当たらない場合はLINEヤフー公式のヘルプで現在の場所を確認してください。ログイン自体でつまずいている場合は、LINE公式アカウントにログインできない時の切り分けと復旧の進め方で原因の切り分け方をまとめています。
ステップ3。有効期間を入力する
開始日時と終了日時を入力します。ここで実務的に効くコツが2つあります。
- 終了日は営業日で切る:定休日の翌日を期限にすると「使えなかった」という不満が出ます。営業している日の閉店時刻に合わせます
- 配信日と開始日をずらさない:配信したのにまだ使えない状態は、その場で忘れられます。配信と同時に使える設定にします
ステップ4。クーポン画像を設定する
画像は任意ですが、必ず入れてください。画像なしのクーポンはトーク画面で埋もれます。サイズの考え方は次の章で詳しく解説しますが、迷ったら正方形で作れば失敗しません。
ステップ5。利用ガイド(利用条件)を書く
ここを面倒がって空欄にすると、後で店頭がもめます。実際にトラブルになるのは「他の割引と併用できるのか」「1グループで何枚使えるのか」の2点です。次のテンプレートをコピーして、角括弧の部分を自社の条件に書き換えてください。
【ご利用条件】
・ご会計時に、このクーポン画面をスタッフにご提示ください
・お一人さま[1回]限り有効です
・1グループにつき[1枚]までご利用いただけます
・他の割引券・キャンペーンとの併用は[できません]
・[テイクアウト/ランチタイム]は対象外です
・有効期限を過ぎたものはご利用いただけません
・予告なく内容を変更する場合があります
この文面はそのまま店頭のレジ横に貼っておくと、スタッフの判断がぶれません。クーポン運用でいちばん多いクレームは、条件の解釈違いによる現場での押し問答です。
ステップ6。クーポンの種類と使用回数を決める
割引で出すのか、無料進呈(プレゼント)で出すのかを決めます。これは集計時の見え方にも関わるので、実態に合ったものを選んでください。使用回数は、ステップ1で決めた方針どおりに入力します。
画面で選べる項目や配布方法の選択肢は仕様によって変わるため、実際の選択肢は画面の表示と公式マニュアルを突き合わせて選んでください。初回は、条件をできるだけ単純にした全員配布から始めると反応を読みやすいです。
ステップ7。保存前にプレビューで実機確認する
保存したら、自分のスマホでLINEを開き、実際の見え方を確認します。パソコンの管理画面で整って見えても、スマホでは文字が小さすぎたり切れたりします。公開前チェックは次の5項目です。
- 文字の見切れ:画像の端の文字が切れていないか
- 期限の表記:画像内の日付と設定した有効期間が一致しているか
- 特典の一致:クーポン名と画像内の文言が食い違っていないか
- 条件の抜け:併用可否とテイクアウト可否が書かれているか
- スタッフ周知:使い方をスタッフ全員が言えるか
画像内に「7/31まで」と焼き込んだのに、設定の有効期間は8/10になっている。この不一致は本当によく起きます。画像に日付を入れるなら、設定側と必ず突き合わせてください。
LINEクーポンの画像サイズはこう決める
結論から言うと、正方形(縦横1:1)で作るのがいちばん安全です。画像の表示は端末やアプリのバージョンによって見え方が変わるため、端いっぱいに置いた文字は読みにくくなりやすいからです。

推奨サイズ・対応ファイル形式・容量の上限は、LINEヤフー公式の管理画面マニュアルで確認してください。数値は改定されることがあるため、書き出す前に必ず最新の内容を見てから作業してください。この記事でお伝えするのは、数値そのものよりも「どう作れば切れないか」という設計の考え方です。
切れない画像の作り方。中央の正方形に文字を収める
作り方の原則はひとつです。横長で作る場合でも、文字・ロゴ・期限などの読ませたい要素は、画像の短い辺を1辺とする中央の正方形の中に全部収めます。
左右の余った部分には背景や写真だけを置きます。こうしておけば、正方形で表示されても、横長のまま表示されても、どちらでも情報が欠けません。
もっと簡単なやり方としては、最初から正方形のキャンバスで作ってしまう方法があります。デザインツールでカスタムサイズを正方形に指定し、さらに上下左右に1割ほどの余白を確保して、その内側にだけ文字を置く。これで見切れはほぼ起きません。
- 入れる要素は3つまで:特典名・条件(1杯無料など)・期限。それ以上入れるとスマホで読めません
- 文字は太く大きく:実際のトーク画面では手のひらサイズです。パソコン画面で「大きすぎる」と感じるくらいでちょうどいいです
- 背景と文字のコントラストを強く:写真の上に白文字を乗せるなら、写真を暗くしてから乗せます
- 店名を必ず入れる:後で見返したとき、どの店のクーポンか分からないと使われません
リッチメッセージなど他の画像枠もサイズの考え方は共通です。タップ領域の設計まで含めて知りたい方は、LINEリッチメッセージの作り方|推奨サイズとタップ領域の設定手順も参考にしてください。
AIで画像とコピーを作る。任せる範囲と人が直す範囲
クーポン画像は、デザインツールのテンプレートと生成AIを組み合わせれば、デザイナーがいなくても十分な品質で作れます。ただし、AIに丸投げしていい部分と、人が必ず見る部分ははっきり分かれます。
AIに任せていいのは、キャッチコピーの案出し、配色の候補、期限の見せ方のバリエーション作りです。逆に、特典の条件・期限・店名といった事実に関わる文字は、AIの出力をそのまま信じず人が必ず打ち直してください。書き出した画像は、日付や金額が意図どおりの表記になっているか、必ず自分の目で1文字ずつ確認します。
コピー案を出させるときの出発点は、この程度の短い指示で十分です。あとはAIと対話しながら自社の状況に合わせて詰めていくのが早いです。
あなたは[業種を入力]の販促担当です。
LINEクーポンのキャッチコピーを10案出してください。
・特典:[例:ドリンク1杯無料]
・対象:[例:友だち追加した新規のお客さま]
・期限:[例:受け取りから7日間]
・条件:[例:他の割引と併用不可]
条件:全角15文字以内。誇張表現は使わない。
「今だけ」「絶対」など根拠のない煽り言葉は禁止。
出てきた案は、次の3点だけ人が確認します。
- 実際に言い切れる内容か:店として実行できない約束になっていないか
- 条件と矛盾していないか:利用ガイドに書いた条件と食い違っていないか
- 店頭のスタッフが説明できる表現か:聞かれたときに同じ言葉で答えられるか
この3つを通ればそのまま使えます。
AIに配信文を書かせるときは、顧客リストや売上データをそのまま貼り付けないでください。何を渡してよいかの線引きはLINE配信文をAIに書かせる時の情報漏洩対策|安全なプロンプト設計にまとめています。
LINEクーポンの送り方6通り。通数を使わない順に試す
クーポンを届ける置き場所は、大きく次の6か所が候補になります。それぞれで何ができるか、メッセージ通数を消費するかどうかは、LINEヤフー公式の管理画面マニュアルと料金プランページで確認したうえで組み立ててください。無料プランや低単価の商材で運用しているなら、通数を使わない置き方から埋めるのが正解です。

下の表は、それぞれの置き場所が向いている場面の整理です。
| 送り方 | 向いている場面 |
|---|---|
| あいさつメッセージに入れる | 友だち追加直後の初回来店を作る。最優先で設定する |
| リッチメニューに常設する | いつでも取りに来られる常設クーポン。トーク画面下部から直行できる |
| 応答メッセージで自動返信する | 「クーポン」と送ると自動で返す。問い合わせ削減にもなる |
| 1対1のチャットで個別に送る | 問い合わせ対応の締めくくりや、久しぶりのお客さまへの個別フォロー |
| メッセージ配信で一斉に送る | 期間限定の集客。人数分をまとめて送るので配信対象は絞る |
| LINE VOOMに投稿する | トーク以外の場所で見てもらう。認知目的の補助 |
実務での優先順位は明確です。まず、あいさつメッセージに1本入れる。次に、リッチメニューに常設枠を作る。この2つを設定してから、期間限定の一斉配信を考えます。順番を逆にすると、コストだけかけて友だち追加直後の一番熱いタイミングを逃します。
一斉配信をする場合も、全員に送る必要はありません。反応した人だけに絞れば通数もブロックも減らせます。絞り込みの具体的な手順はLINEセグメント配信のやり方|ブロックを減らし反応を高める絞り込みで解説しています。通数の数え方そのものに不安がある方はLINE公式メッセージ通数の数え方と上限|コスト圧縮の設定手順を先に確認してください。
もう一段自動化したい場合は、外部システムからクーポンを送る方法もあります。開発者向けの仕組みについては、LINEヤフー公式のクーポンを作成してユーザーに送る(LINE Developers)で手順が公開されています。 予約システムや会員システムと連動させたい場合の選択肢として、頭の片隅に置いておくといいです。
お客さまからの「クーポンどこ」に答えられるようにする
クーポンを配ると必ず来る質問が「マイクーポンはどこにあるのか」「どうやって使うのか」の2つです。ここに即答できないと、せっかく作ったクーポンが使われずに期限切れになります。
アプリ内の表示場所や名称はアップデートで変わります。断定的な案内文を作るより、次のように「探させない」設計にする方が確実です。
- リッチメニューに常設する:トーク画面を開けば必ず目に入る位置にクーポンボタンを置く。設定方法はLINEリッチメニューにリンク設定する手順|無料で完結・実機確認までで解説しています
- キーワード自動返信を用意する:「クーポン」と送れば自動で再送される状態にしておく
- 案内文を1つ決めておく:スタッフ全員が同じ言い方で説明できるようにする
店頭・電話・チャットで使う案内文は、この形が短くて伝わりやすいです。
[店名]のLINEトーク画面を開いていただき、
画面下のメニューから「クーポン」をタップしてください。
見当たらない場合は、トーク画面で「クーポン」と
メッセージを送っていただければ自動でお送りします。
クーポンを人にプレゼントしたいと言われたら
「友だちにこのクーポンをプレゼントしたい」という要望も出てきます。ここは設計で対応するのが安全です。受け取った人に転送してもらうことを当てにせず、店側が「シェア用の入口」を用意します。
具体的には、友だち追加のURLやQRコードを配って、追加した人にあいさつメッセージで同じクーポンを自動で渡す形にします。こうすれば紹介された側も確実に受け取れて、店側は友だちも増えます。友だち追加URLの作り方と配り方はLINE友だち追加URLの作り方|名刺・署名に載せる導線設計にまとめています。
効果はどう測るか。配った数と使われた数で判断する
クーポンの良し悪しは、感覚ではなく2つの数字で判断します。配った人数のうち何人が受け取ったか、そして受け取った人のうち何人が実際に使ったかです。管理画面で見られる項目や名称は変わることがあるため、どの数字が確認できるかはLINEヤフー公式の管理画面マニュアルで確認してください。数字が取れない置き方をしている場合は、店頭での提示枚数を手元で数えるだけでも判断材料になります。
ここで大事なのは、この2つのどちらが低いかで打ち手がまったく変わることです。切り分け方は次のとおりです。
| 症状 | 疑うべき原因 | 次にやること |
|---|---|---|
| 受け取られた数が少ない | 特典が刺さっていない、配信のタイミングが悪い、画像で内容が伝わっていない | 特典を「モノ」に変える。配信曜日と時間を変えて再テスト |
| 受け取られたのに使われていない | 期限が長すぎて忘れられた、使う条件が厳しい、来店動機が弱い | 期限を短くする。期限前日にリマインドを送る |
| 両方少ない | そもそも友だちとの関係が薄い、配信頻度が過多でブロックされている | クーポン以前の配信設計を見直す |
数字の目安を知りたくなると思いますが、業種・友だちの集め方・特典の強さで大きく変わるため、他社の数値をそのまま目標にするのはおすすめしません。代わりに、自社の1本目を基準値にして、2本目以降で上回れているかを見る方が実務的です。
配信前には、自社の実数で一度だけ計算しておいてください。手順は、配信人数に自社の受け取り率をかけて受け取り人数を出す、そこに来店率をかけて来店人数を出す、最後に客単価をかけて売上を出す。ここから特典の原価と配信コストを引いて残るかどうかを見ます。受け取り率と来店率は業種や特典の強さで大きく変わるため、1本目は空欄のまま配信し、その実測値を2本目以降の計算に入れてください。この一往復の計算を配信前にやっておけば、「特典を出しすぎて赤字」という事故は防げます。
クーポン単体ではなく、LINE全体をどの指標で見るべきかはLINEのKPIは友だち数で見るな|売上を伸ばす指標と4ステップで整理しています。
よくある失敗と回避法
ここからは、実際の運用でつまずきやすいポイントを4つ挙げます。どれも仕組みで防げるものばかりです。

失敗1。画像の端に置いた文字が消える
横長の写真素材をそのまま使い、右端に「7/31まで」と入れたケースで起きます。実際のトーク画面では表示領域が限られるため、端に置いた期限の表記だけが読めなくなります。
結果として「期限を知らずに来店したお客さまとレジでもめる」という、いちばん避けたい事態になります。防ぎ方は前述のとおり、読ませたい文字を中央の正方形に収めることです。作ったら必ず自分のスマホで実機確認してください。
失敗2。有効期限が長すぎて忘れられる
「せっかくだから1か月使えるようにしよう」という善意の設定が、いちばん使用率を下げます。人は「いつでも使える」と思った瞬間に予定に入れません。1〜2週間に区切り、期限の1〜2日前にリマインドを送る。この組み合わせだけで、同じ特典でも使われ方が変わります。リマインド配信の設計はLINEリマインドでセミナーのドタキャンを防ぐ|3段階配信の文面例の考え方がそのまま流用できます。
失敗3。スタッフが条件を把握しておらず現場が混乱する
配信担当者だけが条件を知っていて、店頭のアルバイトが知らない。この状態でクーポンを持ったお客さまが来ると、「使えるかどうか確認してきます」と待たせることになります。回避法はシンプルで、配信の前日までに利用ガイドの文面をそのまま印刷してレジ横に貼り、朝礼で1回読み合わせる。それだけです。複数店舗・複数担当で運用しているなら、LINE公式アカウント複数人運用|配信漏れと権限ミスを防ぐ管理術のルール設計も合わせて確認してください。
失敗4。クーポンばかり配ってブロックが増える
反応が良かったからと配信頻度を上げると、ある時点からブロックが増え始めます。クーポンは「毎回もらえるもの」になった瞬間に価値が下がり、定価で買うのが損に感じられるようになります。配信頻度の考え方はLINEブロック率は月1回・配信は週1回から|嫌われない頻度設計で詳しく解説していますが、目安としてはクーポン配信と、役に立つ情報の配信を交互に入れる形が長続きします。
現場で分かった落とし穴と、割り切りどころ
ここまで手順を書いてきましたが、正直にお伝えしておきたい限界もあります。運用を任されている方が後で困らないよう、率直に書きます。
まず、クーポンは「来る予定がなかった人」を動かす力はそれほど強くありません。効くのは、もともと知っていて迷っていた人の背中を押す場面です。だから新規獲得の主役ではなく、友だち追加直後の初回来店と、しばらく来ていない人の掘り起こしに使うのが費用対効果として最も高くなります。休眠層へのアプローチはLINE休眠友だちの掘り起こし|一斉配信をやめAIで理由別シナリオで理由別の設計をまとめています。
次に、外部の拡張ツールを入れるべきかという質問についてです。標準機能でできることは想像以上に多く、月に数本のクーポンと数回の配信で回している規模なら、まず標準機能だけで半年運用してみるべきです。ツールが効いてくるのは、来店履歴や購入金額と連動して出し分けたくなってからです。順序を逆にすると、月額費用だけかかって使いこなせない状態になります。
コストの見落とし。クーポン運用で見落とされがちなのは、ツール費用ではなく特典の原価と現場の対応時間です。1杯無料を100人に使われたときの原価を、配信前に必ず計算しておいてください。
もうひとつ、内製と外注の線引きです。クーポンの作成と配信そのものは、慣れれば社内で十分回せます。外に頼む価値があるのは、どのタイミングで誰に何を出すかという配信の設計と、リッチメニューやあいさつメッセージを含めた導線の初期構築です。ここは一度組んでしまえば長く効くので、最初だけプロと一緒に組み立てて、その後の運用を社内に引き取るのが、いちばん無駄が少ないやり方だと考えています。
最後に、正直な話をひとつ。クーポンの反応が悪いとき、原因がクーポン自体にあることは実は少ないです。多くは、友だちの集め方が偏っている(一度きりの来店客ばかり)か、普段まったく配信しておらず存在を忘れられているかのどちらかです。クーポンの中身を10回いじるより、その2つを見直す方が早く数字が動きます。
LINEクーポンのよくある質問
クーポンは無料プランでも使えますか
使えるかどうか、また通数がかかるかどうかはプランと仕様によって変わります。最新の提供範囲はLINEヤフー公式の料金プランページで確認してください。運用の考え方としては、こちらから一斉に送る配信はコストがかさみやすいため、無料プランで運用するならリッチメニューやあいさつメッセージなど、配信以外の置き方を中心に組み立てるのがおすすめです。
クーポンは常に何本くらい置いておくべきですか
常設は1〜2本に絞ってください。数が多いと選ぶのが面倒になり、かえって使われなくなります。おすすめは「友だち追加のお礼」を常設1本にして、そこに期間限定を1本だけ足す形です。期間限定が終わったら必ず取り下げて、常設だけの状態に戻します。
同じクーポンを何度も使い回してもいいですか
友だち追加時に自動で渡すものは、同じ内容を使い続けて問題ありません。全員に一斉配信するものは、毎回同じだと飽きられるので、特典の中身か切り口を変えてください。季節・曜日・時間帯を変えるだけでも反応は変わります。
クーポンを作ったのに誰も使ってくれません
まず「受け取られていない」のか「受け取られたのに使われていない」のかを切り分けてください。受け取られていないなら特典か配信タイミングの問題、受け取られたのに使われていないなら期限と来店のきっかけ不足です。原因を分けずに特典を強くすると、原価だけ増えて効果が出ません。
紙のクーポンとLINEクーポンは併用できますか
併用は可能ですが、条件は必ず統一してください。紙とLINEで割引率が違うと、店頭で「どちらが得か」の説明に時間を取られます。移行期は、紙のクーポンにLINEの友だち追加QRを印刷して、次回からLINEに寄せる形がスムーズです。
今日やる最初の一歩
まずは1分でできることから始めましょう。自社のLINE公式アカウントのあいさつメッセージを開いて、そこにクーポンが1本入っているかだけ確認してください。入っていなければ、友だち追加してくれた人が最も反応しやすい瞬間を、今この瞬間も逃し続けていることになります。
クーポンを配る前に配信の土台を整えたい方は、LINE公式アカウントで集客と売上を伸ばす初動3ステップと配信設計を次に読んでみてください。友だちの集め方から配信設計までの順序が整理できます。
ここまで読んで、「作り方は分かったけれど、自社の場合どの特典をどこに置けばいいか判断がつかない」と感じた方もいると思います。株式会社コレットラボ(大分・福岡を拠点に、Web集客とAI業務システム化を支援)では、LINEの導線設計や運用ルールづくりのご相談を受け付けています。現状を整理するだけでも構いませんので、よければ一度お話を聞かせてください。
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