LINEリッチメニューの入れ替え設定|画像差し替えとクリック数

LINEリッチメニューの入れ替え設定|画像差し替えとクリック数

この記事の要点

  • 表示期間が重なるリッチメニューは保存できません。新しいメニューを下書き保存し、古いメニューの終了日時を切り替える日時に変更してから、新しいメニューを保存します
  • 古いメニューは終了日時まで表示されるので、切り替えの前後でトーク画面からメニューが消えません
  • 管理画面の分析では、メニューごと・エリアごとのクリック数とクリック率が見られます。予約までの成果は、URLにパラメータを付けてGoogleアナリティクスで追います

季節のキャンペーンに合わせて、リッチメニューの画像を差し替えたい。ところが、新しいメニューを作って保存しようとすると、保存できない。先に古いメニューを削除すると、新しいメニューを公開するまでの間、トーク画面から予約ボタンが消えてしまう。リッチメニューを入れ替えるときは、このような場面があります。

保存できない理由は、LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)の仕様にあります。LINEヤフー for Business のリッチメニュー公式マニュアルには、リッチメニューをコピーする手順の中で、コピーしたメニューの表示期間が[予約・公開]のリッチメニューの表示期間と重なる場合は保存できず、表示期間を変更して保存するか、下書き保存を使うよう書かれています。

この記事では、この仕様に沿って、メニューを途切れさせずに入れ替える手順と、入れ替えの効果をクリック率で比べる方法を説明します。リッチメニューをまだ1つも作っていない場合は、先にLINEリッチメニューの作り方|スマホとCanvaで無料で作るをご覧ください。

Contents / 目次
  1. 入れ替えの前に決める3つのこと
  2. 管理画面の分析で見られる数字
  3. メニューを途切れさせない差し替えの手順
  4. ボタンごとの数と、予約までの成果の見方
  5. 入れ替えの効果を前後で比べる方法
  6. 差し替えで起こりうる5つの失敗
  7. 判断に迷ったときの考え方
  8. よくある質問
  9. 今日から始める最初の一歩

入れ替えの前に決める3つのこと

リッチメニューの入れ替えで決めておくことは、切り替える日時、今回変える1箇所、比べる数字の3つです。この3つを作業の前に決めておくと、切り替えの前後でメニューが消えることを防げて、入れ替えた効果も数字で比べられます。

1つ目は、切り替える日時です。表示期間が重なるメニューは保存できないので、古いメニューの終了日時と、新しいメニューの開始日時を、先に決めておきます。古いメニューは終了日時まで表示されるので、終了日時を先に変更しても、その日時まではトーク画面からメニューは消えません。

2つ目は、今回変える1箇所です。画像・文言・ボタンの配置・リンク先を同時に変えると、クリック率が動いても、どの変更が効いたのかが分かりません。1回の入れ替えで変えるのは1箇所にしておくと、次に何を変えるかを数字で決められます。

3つ目は、比べる数字です。管理画面の分析には、リッチメニューが表示された数と、クリックされた数、その比率にあたるクリック率が並びます。入れ替えの前後は、クリック率で比べます。理由は次の章で説明します。

管理画面の分析で見られる数字

リッチメニューの数字は、管理画面の[分析]の「リッチメニュー」で見られます。分析 – リッチメニューの公式マニュアルによると、メニューごとに、エリアごとのクリック回数や表示回数が確認でき、「変更」ボタンで別のリッチメニューの数字に切り替えられます。統計を出す期間は選べて、初期値は30日間です。設定した期間のデータは、CSV形式でダウンロードできます。

公式マニュアルに書かれている統計項目は、次の5つです。

統計項目公式マニュアルの説明
インプレッションリッチメニューが表示された回数
インプレッションユーザーリッチメニューを表示させたユーザー数
クリックリッチメニューがクリックされた回数
クリックユーザーリッチメニューをクリックしたユーザー数
クリック率クリックしたユーザー数を、表示させたユーザー数で割った数

リッチメニューは、友だちがトークルームを開いたときに表示されます。メッセージの配信を増やしてトークルームを開く人が増えると、メニューを何も変えなくても、表示された数とクリックされた数はどちらも増えます。そのため、入れ替えの良し悪しは、表示させたユーザー数を分母にしたクリック率で比べます。

公式マニュアルには、次の注意も書かれています。指定した期間にクリックした人数が20人未満の場合は、数値が表示されません。数値はすべて推定値で、実際の数値と1%前後の差が出ることがあります。利用環境によってはキャッシュなどで表示期間の外でもメニューが表示されるため、表示期間の外にも数値が出ることがあります。Messaging APIで設定したリッチメニューの数字は、この画面には出ません。

数字がメニューごとに分かれて出るので、入れ替えるときは、公開中のメニューの画像を差し替えるのではなく、新しいメニューとして作ります。新しいメニューとして作れば、入れ替える前と後の数字を、メニューを切り替えて別々に見られます。

メニューを途切れさせない差し替えの手順

差し替えは、次の6つのステップで進めます。ポイントは、新しいメニューをいったん下書き保存しておき、古いメニューの終了日時を変更してから、新しいメニューを保存することです。

  1. いまのメニューの数字を保存する
  2. 新しいメニューの画像を用意する
  3. いまのメニューをコピーして新しいメニューを作り、下書き保存する
  4. 古いメニューの終了日時を、切り替える日時に変更して保存する
  5. 新しいメニューを開き、切り替える日時から始まる表示期間で保存する
  6. 切り替えの日時を過ぎたら、スマホで確かめる

ステップ1 いまのメニューの数字を保存する

作業を始める前に、いまのメニューの数字を保存します。分析の画面で、いまのメニューを選び、期間を「公開した日から差し替える前日まで」に近づけて、CSVでダウンロードします。あとで入れ替え後の数字と比べるときに、この記録を使います。

CSVとは別に、次のような記録表を1枚作っておくと、入れ替えを重ねたときに見比べやすくなります。記入例の数字は、書き方を示すための架空の値です。

記録する項目記入例(架空の値)
メニュー名2026夏_予約強化_6分割
表示期間2026/06/01〜2026/08/10
今回変えた1箇所右下のボタンの文言
表示させたユーザー数1,500
クリックしたユーザー数45
クリック率3.0%
その期間の一斉配信の本数9本
その期間の出来事7月下旬に夏のキャンペーン開始

配信の本数を一緒に残す。配信を増やすとトークルームを開く人が増え、表示させたユーザー数も動きます。配信の本数を残しておけば、翌月に数字が動いたときに、メニューの変更によるものか、配信の量によるものかを見分けられます。

ステップ2 新しいメニューの画像を用意する

画像は、いまと同じテンプレート(分割のパターン)で作ります。分割を変えると、ボタン1つの面積も位置も変わるので、入れ替えの前後でボタンごとの数字を比べられなくなります。分割から変えたい回は、前後を比べる回ではなく、新しい基準の数字を取り直す回として扱ってください。

公式マニュアルには、リッチメニューはタイルごとに画像を設定するのではなく、1枚の画像を背景として設定すると書かれています。テンプレートが分けるのはタップできる領域で、画像のデザインを分けるものではありません。画像を作るときは、次のことを決めておきます。

  • 1枚で作る:ボタンごとに画像を分けず、テンプレート全体を1枚の画像として書き出します
  • 形式とサイズを合わせる:公式マニュアルの管理アプリの説明では、JPG・JPEG・PNGで、容量は1MB以下、画像サイズは2500×1686pxか2500×843pxです。パソコンの管理画面では、作成画面の「デザインガイド」でテンプレートごとのサイズを確認します
  • スマホで読める文字量にする:「ご予約はこちらから」より「予約する」のように、ボタンの文字を短くします
  • ボタンの境界をはっきりさせる:枠が曖昧だと、どこを押せばよいかが伝わりません
  • 期限を画像に入れる:「8/31まで」のように期限を入れておくと、差し替えを忘れていることに画像を見て気づけます

分割ごとの割り付けは、LINEリッチメニューのサイズ一覧|3分割・6分割の画像の作り方で説明しています。

ステップ3 いまのメニューをコピーして作り、下書き保存する

新しいメニューは、いまのメニューをコピーして作ると、アクションやメニューバーの文言を引き継げます。公式マニュアルでは、リッチメニューの一覧で、コピーしたいメニューのアイコンから「コピー」を選び、新規作成と同じように設定を編集してから、「下書き保存」か「保存」を選ぶ流れです。

この時点では、古いメニューがまだ公開中なので、表示期間が重なる新しいメニューは「保存」できません。ここでは「下書き保存」を押します。公式マニュアルも、表示期間が重なる場合は表示期間を変更して保存するか、下書き保存を使うよう案内しています。

下書き保存の前に、次の設定を1つずつ確かめてください。

  • 表示期間の開始:切り替えたい日時を入れます。開店前や閉店後など、予約が入りにくい時間帯にしておくと、切り替わる瞬間にメニューを使う友だちが少なくなります
  • 表示期間の終了:キャンペーンの終わりが決まっていればその日時を、決まっていなければ十分先の日時を入れます。次の入れ替えでは、この終了日時を先に変更します
  • メニューバーの文言:トーク画面の下部に出る文字です。「予約・クーポン」のように、中身が分かる言葉にします
  • 自動で開くかどうか:公式マニュアルには、ユーザーがトークルームを表示したときのリッチメニューの自動表示を設定できると書かれています。コピーしたときも、意図した設定になっているかを見ます
  • 全部の区画のアクション:テンプレートを選び直したときは、前の設定が合っている前提にせず、区画ごとにアクションを入れ直します。URLかクーポンを選んだ区画は、アクションラベル(最大20文字)も必須です

アクションの設定の操作は、LINEリッチメニューにリンク設定する手順|無料で完結・実機確認までで1つずつ説明しています。

ステップ4 古いメニューの終了日時を変更して保存する

次に、古いメニューを一覧のタイトルから開き、表示期間の終了日時を、切り替えたい日時の直前に変更して保存します。公式マニュアルには、保存したメニューは一覧のタイトルから再編集できると書かれています。

古いメニューは、変更した終了日時までは表示され続けます。そのため、終了日時を先に変更しても、切り替えの日時まではトーク画面からメニューが消えません。ここで古いメニューを削除しないでください。削除すると、新しいメニューが表示されるまでの間、トーク画面からメニューが消えます。

ステップ5 新しいメニューを開いて保存する

下書き保存や期限切れのメニューが並ぶ一覧から、ステップ3で下書き保存したメニューを開きます。表示期間の開始が、古いメニューの終了日時より後になっているかを確かめてから、「保存」を押します。

公式マニュアルには、表示期間に先の日時を設定して保存すると「予約」として扱われると書かれています。保存したメニューが[予約・公開]の一覧に「予約」として並んでいれば、切り替えの準備は完了です。

保存できないときは、表示期間がまだ重なっています。古いメニューの終了日時が保存されているか、新しいメニューの開始日時と重なっていないかを見てください。表示期間をどの単位(日付まで、時刻まで)で指定できるかは管理画面で確かめ、その単位で重ならない値を入れます。入力する前に、新旧の日時を紙に書き出しておくと、入力の誤りに気づけます。

ステップ6 切り替えの日時を過ぎたら、スマホで確かめる

切り替えの日時を過ぎたら、スマホでトークルームを開いて確かめます。LINEヤフーのよくあるご質問(リッチメニューが設定時間になっても反映されない)には、管理画面で設定したリッチメニューは、ユーザーがトークルームに再入室したときに反映され、通信環境などによって時間がかかる場合があると書かれています。開いたままのトークルームは、いったん閉じて入り直してください。

パソコン版LINEとChrome版LINEにはリッチメニューが表示されないので、確認はスマホで行います。確かめるのは次の8つです。遷移先のページは機種やブラウザで見え方が変わるので、できれば2台以上で見てください。

  1. トークルームを開いたとき、意図したとおりにメニューが開いているか(閉じている設定なら、メニューバーをタップして開くか)
  2. メニューバーの文字が新しい文言になっているか
  3. 画像が新しいものに切り替わっているか
  4. すべてのボタンを1つずつタップして、意図した遷移先が開くか
  5. ボタンの境界とタップできる領域がずれていないか(枠の端を押して確かめる)
  6. 遷移先のページがスマホの表示で崩れていないか
  7. クーポンやキャンペーンページの期限が切れていないか
  8. 予約ページの場合、空き枠が表示され、最後まで進めるか

切り替わらない場合は、LINEリッチメニューが表示されない原因と直し方|iPhone・Android別の手順で、スマホの側か管理画面の側かを切り分けてください。

表示期間が過ぎた古いメニューは、下書き保存や期限切れのメニューが並ぶ一覧に残ります。分析の画面では「変更」ボタンで過去のメニューの数字に切り替えられるので、急いで削除する必要はありません。削除する場合は、先にステップ1と同じ手順でCSVを保存してください。

ボタンごとの数と、予約までの成果の見方

「どのボタンが押されているか」は、管理画面の分析で、エリアごとのクリック回数として確認できます。期間中にクリックした人数が20人未満だと数値は表示されないので、友だちの数が少ないうちは、期間を長めに取って見てください。

ボタンを押した人が、その先で予約や問い合わせまで進んだかは、管理画面では分かりません。遷移先での成果まで追いたいときは、ボタンに設定するURLにパラメータを付けて、Googleアナリティクス(GA4)で数えます。書き方は次のとおりです。

# リッチメニューのボタンに設定するURLの書き方
# [ ]の中だけを自社の値に書き換えてください
# 「?」以降のパラメータは、遷移先ページの表示には影響しません

https://[自社サイトのURL]/reserve/?utm_source=line&utm_medium=richmenu&utm_campaign=2026-08_summer&utm_content=r1c1_reserve

# 各パラメータの決め方
# utm_source  = line(固定。LINE経由だと分かるようにする)
# utm_medium  = richmenu(固定。配信メッセージ内リンクと区別するため)
# utm_campaign= 公開年月_テーマ(例 2026-08_summer)差し替えのたびに変える
# utm_content = 位置_内容(例 r1c1_reserve = 1行1列目の予約ボタン)

# 注意1 すでに「?」が付いているURLに足すときは、先頭の「?」を「&」にする
#   例 https://example.com/reserve/?shop=oita&utm_source=line&utm_medium=richmenu

# 注意2 日本語や全角スペースは入れない。半角英数字とハイフン・アンダースコアだけにする

ボタンごとにこのURLを作っておくと、GA4で参照元やキャンペーン名ごとに訪問を分けて見られます。utm_content の単位まで分けて見たい場合は、GA4のヘルプで、探索レポートの作り方と、utm_content に対応するディメンションの名前を確認してください。画面の名前は更新で変わることがあるので、自社のGA4で確かめるのが確実です。

utm_content に位置(r1c1=1行1列目)を入れておくと、半年後に「右下に置いていた予約ボタンと、左上に置いていた予約ボタンのどちらが押されたか」を比べられます。位置を入れずに「reserve」とだけ書くと、配置を変えた前後の数字が同じ名前で混ざります。

クリックの数は管理画面のエリアごとの数値で見て、遷移先での成果はURLのパラメータで見る、と役割を分けておくと、次にどの枠を入れ替えるかを数字で決められます。

入れ替えの効果を前後で比べる方法

入れ替えの効果は、入れ替える前の期間と後の期間の数字を比べて見ます。条件がそろっていないと、メニューの変更とは関係のない理由で数字が動くので、次の3つをそろえてください。

  • 期間の長さと曜日をそろえる:「入れ替え前の14日間」と「入れ替え後の14日間」のように、日数と曜日の並びを同じにします。7日単位で区切れば、土日の数もそろいます
  • 比べる期間中は配信の本数を変えない:配信を増やすと、表示させたユーザー数とクリックしたユーザー数の両方が動くので、クリック率が動いた理由をメニューに求められなくなります
  • 大きなキャンペーンの初日をまたがない:セールや新店舗の開店の初日が比べる期間に入ると、メニューの効果とキャンペーンの効果が混ざります

公式マニュアルにあるとおり、数値は推定値で、キャッシュなどで表示期間の外に数値が出ることもあります。前後の差がわずかなときは、1回の比較で結論を出さず、次の入れ替えでも同じ傾向が出るかを見てください。

クリック率が上がると、売上はどのくらい動くのか

数字の動き方をつかむために、仮の値で計算してみます。次の表の数値は、すべて計算の形を示すための仮定です。予約完了率も客単価も業種によって大きく変わるので、必ず自社の数字を当てはめて計算し直してください。

項目入れ替え前(仮の値)入れ替え後(仮の値)
1か月に表示させたユーザー数2,000人2,000人
クリック率2.0%3.0%
クリックしたユーザー数40人60人
予約完了率(遷移先での予約)10%10%
予約件数4件6件
客単価5,000円としたときの売上20,000円30,000円

この仮定では、クリック率が1ポイント上がると、1か月で1万円、1年で12万円の差になります。表示させたユーザー数が多いアカウントほど、同じ1ポイントの差が大きな金額になります。

逆に、表示させたユーザー数が1か月に数十人のアカウントでは、クリック率が倍になっても、増える予約はわずかです。その場合は、メニューを入れ替えるより先に、友だちを増やすことと、トークルームを開いてもらう配信のほうを見直します。

入れ替えを続けるための決めごと

入れ替えを習慣にするために、次の3つを決めておきます。

  • 入れ替える日をカレンダーに入れる:月初や第2月曜のように、日付を決めておきます
  • 記録表を1枚にまとめる:ステップ1の項目を、入れ替えのたびに書き足します。回数が増えるほど、季節による上下と、入れ替えの効果を見分けやすくなります
  • 1回1箇所を守る:変えたいことが3つあっても、3回に分けます。どの変更が効いたかが毎回分かります

差し替えで起こりうる5つの失敗

リッチメニューの差し替えの作業で起こりうる失敗と、その防ぎ方です。どれも、作業の順番と設定で防げます。

失敗1 古いメニューを先に削除して、メニューが消える

新しいメニューを保存できないからと、先に古いメニューを削除すると、新しいメニューを保存して表示されるまでの間、トーク画面からメニューがなくなります。その間にトークを開いた友だちは、予約ボタンもクーポンも見つけられません。

防ぎ方は、ステップ3〜5の順番を守ることです。新しいメニューを下書き保存し、古いメニューの終了日時を変更してから、新しいメニューを保存します。

失敗2 表示期間が重なって、新しいメニューを保存できない

古いメニューの終了日時を変えないまま、新しいメニューを「保存」しようとすると、表示期間が重なるので保存できません。保存できないまま作業を終えると、新しいメニューは公開されず、古いメニューが表示され続けます。

防ぎ方は、古いメニューの終了日時を、新しいメニューの開始日時より前にすることです。作業を終える前に、新しいメニューが[予約・公開]の一覧に入っているかを必ず見てください。

失敗3 テンプレートを変えたのに、アクションが前のまま

6分割から3分割にテンプレートを変えたのに、アクションを見直さずに公開すると、ボタンの位置と面積が変わっているので、押した場所と開くページがずれます。「クーポン」と書かれた枠を押すと予約ページが開く、という状態です。クリックの数だけを見ていると、このずれには気づけません。

防ぎ方は、テンプレートを変えたら全部の区画のアクションを入れ直し、公開後にスマホで全部のボタンを押して確かめることです。ステップ6の確認リストを毎回使ってください。

失敗4 一度に全部変えて、何が効いたか分からない

デザインを一新し、ボタンの並びを組み替え、文言も全部書き替え、リンク先も変える。こうした入れ替えでは、クリック率が上がっても下がっても、どの変更によるものかが分かりません。次に何を変えればよいかも決められなくなります。

防ぎ方は、変更を1回1箇所に分けることです。今月は右下のボタンの文言だけ、来月はそのボタンの位置だけ、と分けて変えると、回を重ねるうちに、自社のアカウントで押されやすい文言と配置が見えてきます。

失敗5 公開中のメニューの画像を差し替えて、前後の数字がまとまる

公開中のメニューを開いて画像だけを差し替えると、分析の画面では、入れ替える前と後の数字が同じメニューの数字として出ます。期間を差し替えた日で区切れば分けられますが、差し替えた日時を記録していないと、あとから区切れません。

防ぎ方は、前後を比べたい入れ替えでは新しいメニューとして作ることです。誤字の修正のように、数字を分ける必要がない変更なら、公開中のメニューを編集して修正できます。

判断に迷ったときの考え方

入れ替えを続けていると、数字の読み方や、枠の決め方で迷う場面があります。

クリック率が下がっても、メニューが原因とは限らない

配信を増やした月は、トークを開く人が増えて、クリック率の分母にあたる表示させたユーザー数が大きくなります。クリックしたユーザー数も同時に動くので、クリック率が上がるか下がるかは前もって決まりません。メニューを何も変えていないのに、クリック率だけが動くこともあります。

数字が動いたら、まず表示させたユーザー数が前の期間からどう動いたかを見てください。分母が大きく増えているなら、メニューを作り替える前に、配信の量が変わったことによるものかを確かめます。配信の頻度の考え方は、LINEブロック率は月1回・配信は週1回から|嫌われない頻度設計で説明しています。

枠の取り合いは、決め方を先に決めておく

6分割のメニューでは、社内で枠の取り合いが起きることがあります。営業は問い合わせを、店舗は予約を、広報は採用情報を入れたい、という場面です。それぞれに理由があるので、話し合いだけでは決まりにくくなります。

このときは、決め方を先に社内で合意しておきます。たとえば、四半期ごとに、エリアごとのクリック数が最も少ない枠を1つだけ入れ替える、というルールです。押されている枠が一部に偏り、残りがほとんど押されていないなら、3分割に減らして1枠を大きくする方法もあります。判断は、記録表が何回分かたまり、同じ傾向が続いていることを確かめてからにしてください。

出し分けやタブの切り替えを考える前に

新規の友だちとリピーターでメニューを出し分けたい、タブでメニューを切り替えたい、という場合は、Messaging APIを使います。LINE Developers のリッチメニューの概要では、ユーザーごとのメニューの設定はMessaging APIでのみ行え、タブの切り替えもMessaging APIでできることとして挙げられています。

同じページには、Messaging APIで設定したメニューは管理画面で設定したメニューより優先して表示され、管理画面で作ったメニューとAPIで作ったメニューは、それぞれ作ったツールでしか編集できないとも書かれています。導入すると、この記事の手順とは別の管理になり、画像もパターンの数だけ必要です。記録表で、押される枠が友だちの種類によってはっきり分かれていると確かめてから検討しても遅くありません。APIでできることの範囲は、LINE Messaging APIの料金と無料枠|トークン発行から送信までで確認できます。

外注するなら、差し替えのたびの設定が含まれるかを確認する

リッチメニューの制作を外注するときは、見積もりに入っているのが画像の制作までか、管理画面での設定とスマホでの確認までかを確認してください。画像だけが納品される場合、失敗3のようなアクションのずれは、自社で確かめることになります。見積もりの確認点は、LINEリッチメニュー外注と自作の判断軸|見積もりの確認点で説明しています。

よくある質問

切り替えの日時を過ぎても、古いリッチメニューが出ています

まず、新しいメニューが[予約・公開]の一覧に入っているかを確かめてください。下書き保存のメニューの一覧に残っていれば、保存が済んでいません。一覧に入っていれば、トークルームを閉じて入り直してください。公式マニュアルには、ユーザー側に表示されるまでの時間は混雑状況や友だちの人数によって異なると書かれています。別のスマホで新しいメニューが出ていれば、古いメニューが見えているスマホの表示が残っているだけです。

期間限定のクーポン用メニューが終わったら、元のメニューに戻せますか?

戻せます。表示期間が重なるメニューは保存できないので、元のメニューの終了日時をクーポン期間の開始の前にし、クーポン期間が明けた日時から始まるメニューをもう1つ用意しておきます。元のメニューをコピーして作ると、アクションもそのまま使えます。用意していないと、クーポン用のメニューが終わった時点でトーク画面からメニューがなくなります。

6分割から3分割に変えた場合、前後のクリック数は比べられますか?

メニュー全体のクリック率は比べられますが、ボタン単位では比べられません。ボタンの面積も位置も変わるためです。分割を変える回は、新しい基準の数字を取り直す回と考え、新しい分割で2回分の記録をためてから改善に入ってください。

古いリッチメニューは削除したほうがよいですか?

急いで削除する必要はありません。表示期間が過ぎたメニューは、下書き保存や期限切れのメニューが並ぶ一覧に残り、次の入れ替えでコピーの元としても使えます。削除する場合は、先に分析の画面でそのメニューの数字をCSVで保存してください。

誤字を見つけたときも、新しくリッチメニューを作るべきですか?

誤字の修正だけなら、公開中のメニューをそのまま編集して修正できます。新しいメニューとして作るのは、デザインや配置を変えて、前後の数字を比べたいときです。数字を分ける必要がない修正まで新しいメニューにすると、記録が細かく分かれて読みにくくなります。

今日から始める最初の一歩

まずはスマホで自社のLINE公式アカウントのトークルームを開き、いま出ているリッチメニューのボタンを1つずつ押してみてください。遷移先がずれていたり、期限切れのページが開いたりするボタンがあれば、そこが最初に入れ替える箇所です。

リッチメニューだけでなく、アカウント全体の数字をどう見るかは、LINEのKPIは友だち数で見るな|売上を伸ばす指標と4ステップで説明しています。

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2026.08.24 / 約 22 分

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