Googleで予約に対応する予約システムの選び方|比べる項目一覧
この記事の要点
- Googleマップの予約は「予約リンク」と「Googleで予約」の2方式
- 比べる項目は10。最初に予約枠の一元管理と費用の内訳を確認
- 契約前の質問文と、乗り換え時に古い予約ボタンを外す手順を掲載
Googleで予約に対応する予約システムを選ぶときは、まず次の2点を確かめます。
- 電話・店頭・ほかの予約サイトで受けた予約と同じ枠で管理できるか
- Google経由の予約に追加の料金がかかるか
Googleマップに予約ボタンを付ける方法は、自社の予約ページを登録する「予約リンク」と、Googleと提携した予約システムにつなぐ「Googleで予約」の2つがあります。どちらにするかで、比べる項目も変わります。
予約の受け方を見直したい店舗・医院・教室の経営者や院長に向けた記事です。読み終わる頃には、候補の予約システムを比較表で絞り込み、契約前に営業担当へ送る質問まで決められる状態を目指します。
予約リンクの登録手順はGoogleビジネスプロフィールに予約リンクを設定する手順で解説しています。この記事では、予約システムの選び方・費用・任せる作業の分け方を扱います。
Contents / 目次
Googleマップと予約システムの連携は2方式。先に予約の受け方を決める
Googleマップと予約システムを連携する方法は「予約リンク」と「Googleで予約」の2つです。予約システムを比べる前に、どちらの方式で受けるかを決めます。方式が決まると、比べる候補と見積もりで確かめる項目が絞られます。
予約リンクとGoogleで予約の違い
予約リンクとは、すでに使っている予約ページのURLを、Googleビジネスプロフィールの[予約]の欄に登録する方法です。登録するURLは、Googleの「ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン」の条件に沿っている必要があります(2026年10月28日時点。主な条件は後の項目9で説明します)。
Googleで予約とは、Googleと提携した予約システム(Googleのヘルプでは「プロバイダ」と呼んでいます)を、プロフィールにつなぐ方法です。Googleのヘルプ「サービス提供事業者経由で予約を設定する」では、次の順で設定すると説明しています(2026年10月28日時点)。
- プロフィールの[予約]を選ぶ
- [始める]を選ぶ
- プロバイダを選ぶ
- [完了]を選ぶ
設定したあとについて、同じページでは「予約プロバイダは 1 週間以内にビジネス プロフィールに表示されます」と説明しています。
費用については、同じページに次の注記があります。
「Google 経由で予約すると、プロバイダから料金が請求される場合があります。詳細については、ご利用のプロバイダにご確認ください」(Googleビジネスプロフィール ヘルプ、2026年10月28日時点)
| 比べる点 | 予約リンク | Googleで予約 |
|---|---|---|
| 仕組み | 使っている予約ページのURLを登録する | Googleと提携した予約システムをプロフィールにつなぐ |
| 使える予約システム | URLが条件を満たせば提携の有無を問わない | [予約]→[始める]で一覧に出るプロバイダだけ |
| Google経由の追加費用 | 使っている予約システムの料金を確認する | プロバイダから請求される場合がある |
| 予約数の確認 | Googleのパフォーマンスの「予約」の数は、予約プロバイダ経由で予約を管理する場合が対象のため、予約リンクでは見られない | Googleのパフォーマンスの「予約」の数で確認できる。予約システム側の集計方法は各社に確認 |
| やめるとき | 登録したURLを差し替えるか削除する | [プロバイダを削除]をリクエストし、プロバイダは5日以内に削除 |
表の「予約数の確認」はGoogleのヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」、「やめるとき」の[プロバイダを削除]と5日以内の期限は「ローカル ビジネス リンク」の記載に基づきます(2026年10月28日時点)。
どちらの方式を選ぶかの目安
すでに予約システムを使っていて、変える予定が無いなら、まず予約リンクで足ります。そのうえで、今の予約システムがGoogleで予約に対応しているかを確かめ、対応していればGoogle経由の料金を見てから切り替えを判断します。
予約システムをこれから選ぶなら、Googleで予約への対応は条件の1つとして扱います。対応していても、電話予約と枠を共有できない、Google経由の予約ごとに費用がかさむ、といった条件が合わなければ、ほかの製品で予約リンクを使うほうが運用は安定します。
予約システムを入れる前に、ホームページ・Googleマップ・SNSのどこで予約を受けるかがまだ決まっていない場合は、Web集客の相談窓口で、どこから手をつけるかを先に決める進め方もあります。
この章で押さえるのは、Googleで予約への対応を「選ぶ理由」ではなく「比べる項目の1つ」として扱うことです。次の章の10項目で候補を比べます。
予約システムの選び方。比べる10項目と費用の内訳
予約システムは、次の10項目で比べます。上から順に、合わないと運用が止まる項目を並べました。資料や営業担当の説明で埋められなかった欄は、後の質問文で確かめます。
比べる項目一覧
| 項目 | 確かめること | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| 1. 予約枠の一元管理 | 電話・店頭・ほかの予約サイトの予約を同じ枠で管理できるか | Google経由の予約と電話予約が同じ時間に重なる |
| 2. Googleで予約への対応 | 自社の業種で使えるか、プロバイダの一覧に出るか | 契約後に、自社の業種では連携できないと分かる |
| 3. Google経由の費用 | Google経由の予約1件ごとに料金がかかるか | 予約が増えるほど月の支払いが増える |
| 4. 基本の費用 | 初期費用・月額・予約1件ごとの手数料 | 月額だけで比べて、総額で逆転する |
| 5. メニューと担当者 | 所要時間・担当者の指名・席や部屋の数を設定できるか | 長いメニューの後ろに予約が入り、時間が足りなくなる |
| 6. 決済とキャンセル | 事前決済・キャンセル料の設定と、その手数料 | 無断キャンセルの対策が電話の連絡だけになる |
| 7. 通知 | 確認メール・前日の案内、SMSが追加料金か | 通知の費用が見積もりに入っていない |
| 8. 経路の集計 | Google経由の予約件数を月ごとに見られるか | Googleマップからの予約が増えたか判断できない |
| 9. 多拠点 | 拠点ごとに別の予約ページのURLを発行できるか | 全拠点共通のページしか無く、Googleの条件に合わない |
| 10. 解約と乗り換え | 顧客と予約の記録を書き出せるか、最低契約期間 | 乗り換え時に、過去の来店記録を移せない |
項目9は、Googleの「ビジネスリンクに関するポリシーとガイドライン」に関わります。複数の拠点を持つビジネスは特定の拠点のページへ誘導する必要があり、一般的なページや別の拠点のページへは誘導しません。次のリンクも使えません(2026年10月28日時点)。
- ソーシャルメディア
- メッセージのリンク
- アプリストアのリンク
- リンク短縮ツール
また、同じページの「ビジネスリンクのクロール可能性に関するポリシー」では、Googleの自動クローラーがアクセスするときにCAPTCHAやログインを必須にしているリンクは、条件を満たさないと説明しています。
費用が変わる条件と見積もりの比べ方
予約システムの費用は、月額より内訳で比べます。月の予約件数で総額が変わる項目があるためです。見積書では次の5つが分けて書かれているかを確かめます。
- 初期費用:導入の設定、メニュー登録の代行、既存データの移行
- 月額:拠点数・スタッフ数・機能の段階で変わる
- 予約ごとの費用:予約1件ごとの手数料と、Google経由の予約の料金
- 決済の手数料:事前決済を使う場合の決済額に対する手数料
- オプション:SMS通知、顧客管理、ホームページへの埋め込み
説明のために仮の数字で比べます。A社は月額1万円の定額、B社は月額5,000円に加えて予約1件ごとに100円とします。月の予約が50件ならどちらも1万円、80件ならB社は1万3,000円です。予約が増える見込みのある店舗ほど、件数で増える費用の影響が大きくなります。金額は仮の数字で、実際の相場ではありません。
AIで候補の比較表を作るときの確認点
候補が3社以上あるときは、各社の料金ページと機能一覧をAIに読ませて、比較表の下書きを作れます。ただし料金とGoogleで予約への対応は変わりやすいため、AIの表をそのまま判断に使わず、公式ページの原文と1項目ずつ照らします。出発点のたたき台は次のとおりです。あとはAIと対話しながら、自社の条件に合わせて詰めてください。
あなたは店舗の予約システム選びを手伝う担当者です。
添付した各社の公式ページ(料金ページ・機能一覧)だけを根拠に、
次の10項目で比較表を作ってください。
条件:業種[業種を入力]、拠点数[数を入力]、月の予約件数[件数を入力]
・予約枠の一元管理/Googleで予約への対応/Google経由の費用/基本の費用
・メニューと担当者/決済とキャンセル/通知/経路の集計/多拠点/解約と乗り換え
ページに書かれていない項目は「記載なし」と書き、推測で埋めないでください。
料金には、ページの表記をそのまま書いてください。
出てきた表は、「記載なし」の欄を次の質問文に回し、料金の欄は確認した日付を書き添えて保存します。
契約前に営業担当へ送る質問文
次の文面を、候補の各社に同じ内容で送ります。同じ条件で回答をそろえると、見積もりの差がどの項目から来ているかが分かります。
件名:予約システム導入前の確認のお願い
1. 当社の業種([業種])で「Googleで予約」に対応していますか。
対応している場合、Google経由の予約に追加の料金はかかりますか。
2. 電話・店頭で受けた予約と、ほかの予約サイトの予約を、
同じ予約枠で管理できますか。
3. 月[件数]件の予約がある場合の、初期費用・月額・予約ごとの手数料・
決済手数料・SMS通知の費用を、分けて見積もってください。
4. Google経由の予約件数を、管理画面で月ごとに確認できますか。
5. 拠点ごとに別の予約ページのURLを発行できますか。
6. 解約時に、顧客と予約の記録をCSVなどで書き出せますか。
Googleとの連携の解除は、どちらが行いますか。
7. 最低契約期間と、解約の申し出の期限を教えてください。
この章で押さえるのは、10項目のうち「予約枠の一元管理」と「件数で増える費用」を先に確かめることです。この2つが合わない製品は、ほかの項目が良くても候補から外せます。
予約システムの導入で任せる作業と社内に残る作業
予約システムの導入では、メニュー・所要時間・料金の決定と日々の予約枠の更新は社内に残ります。予約システムの初期設定、Googleビジネスプロフィールとの連携、表示の確認は外部に任せられます。
| 作業 | 担当 | 補足 |
|---|---|---|
| メニュー・所要時間・料金・キャンセル規定の決定 | 自社 | 予約システムに入れる前に、表に書き出しておく |
| 休み・出勤の反映と予約枠の更新 | 自社 | 毎週の作業。誰が更新するかを決めておく |
| 予約システムの初期設定 | 予約システム会社・自社 | 導入の設定代行が有料か無料かは見積もりで確認 |
| Googleビジネスプロフィールへの連携と表示の確認 | 自社・MEO対策の代行会社 | 連携に必要な権限を事前に確認する |
| ホームページへの予約ボタンの設置 | 制作会社・自社 | 拠点ごとの予約ページへつなぐ |
| 月ごとの予約経路の確認 | 自社・代行会社 | Google経由の件数を予約システムの管理画面で確認 |
Googleビジネスプロフィールの権限を外部に渡すときは、自社がオーナーのまま、代行会社を管理者として追加します。権限の種類はGoogleビジネスプロフィールの権限付与と担当者の追加で解説しています。
口コミ返信や投稿まで含めてGoogleビジネスプロフィールの運用を任せたい場合は、口コミ返信までのMEO対策の代行をご相談いただけます。毎月、閲覧数・ルート・通話数と口コミの件数・評価を記録しながら運用します。予約リンクや予約ボタンの設定もご希望の場合は、初回のご相談で伺います。
この章で押さえるのは、外部に任せても、予約枠の更新だけは社内に残ることです。更新する担当者が決まらないまま導入すると、予約ボタンがあっても埋まった枠に予約が入ります。
Googleマップの予約連携がうまくいかない条件と防ぎ方
Googleマップの予約連携は、予約システムの性能だけでなく、つなぎ方と乗り換えの手順でもつまずきます。Googleで予約と予約リンクで起きる失敗を4つ挙げます。
電話予約を予約システムに入れないと、Google経由の予約と重なる
電話や店頭で受けた予約を紙の台帳だけに書いていると、予約システムはその時間を空き枠として扱います。Googleマップから入った予約が同じ時間に重なり、お客様に変更の連絡をすることになります。
防ぐには、導入初日から電話予約も予約システムに入力する決まりを作ります。入力が続かない時間帯があるなら、その時間はGoogle経由の予約を受けない枠にしておきます。
乗り換えても、前の予約システムの予約ボタンが残る
予約システムを乗り換えても、前のプロバイダとの連携を解除しないと、Googleマップに古い予約ボタンが残ることがあります。Googleのヘルプ「ローカル ビジネス リンク」では、Googleが連携するサードパーティのプロバイダのリンクは、プロバイダが提供・更新するか、Googleの自動データに基づいて生成されると説明しています。
防ぐには、前の予約システムを解約する前に、プロバイダの削除をリクエストします。同じヘルプ「ローカル ビジネス リンク」には、次の操作手順が載っています(2026年10月28日時点)。
- Google検索の場合:[予約]→[プロバイダを削除]の順に操作する
- Googleマップの場合:[プロフィールを編集]→[予約]→[プロバイダを削除]の順に操作する
プロバイダは、削除のリクエストを受け取ってから5日以内にリンクを削除することになっています。
ログインが必要な予約ページや全拠点共通のページを登録する
開いた時点で会員登録やログインを求めるページ、全拠点の一覧から選ばせるページは、Googleのビジネスリンクのポリシーに合いません。お客様もGoogleマップで見た拠点をもう一度選び直すことになります。
防ぐには、拠点ごとに、ログインなしで予約の手続きを始められるURLを用意します。予約システムがこの形のURLを発行できるかは、比べる項目の9で確かめます。
予約リンクにしたまま、予約の増減を確かめられない
予約リンクから入った予約は、Googleのパフォーマンスの「予約」の数に入りません。Googleのヘルプ「ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する」では、この指標のデータを取得するには「予約プロバイダ経由で予約を管理する必要があります」と説明しています(2026年10月28日時点)。予約システム側にも経路の集計が無いと、Googleマップからの予約が増えたかどうかを判断できません。
防ぐには、Googleで予約に切り替えてパフォーマンスの「予約」の数で確かめるか、予約リンクのまま使うなら、Google経由の予約件数を予約システムの管理画面で数えられる製品を選びます。ホームページを経由する予約は、MEOの効果をGA4で計測する方法で、Googleマップから来たお客様の動きを確かめられます。
この章で押さえるのは、導入の前後で決めておく次の4つです。
- 電話予約も予約システムの同じ枠に入れる
- 乗り換えでは、解約の前にGoogleとの連携を解除する
- 拠点ごとに、ログインなしで予約を始められるURLを用意する
- Google経由の予約件数を数えられる製品を選ぶ
この4つを導入前に決めておけば、ここで挙げた4つの失敗を防ぎやすくなります。
よくある質問
今使っている予約システムがGoogleで予約に対応しているか、どう確かめればいい?
設定した覚えのない予約ボタンがGoogleマップに出ているのはなぜ?
Googleのヘルプ「ローカル ビジネス リンク」では、Googleが連携するサードパーティのプロバイダへのリンクが、プロフィールに自動で表示されることがあると説明しています。こうしたリンクは、プロバイダが提供・更新するか、Googleの自動データに基づいて生成されます。自社で設定していない予約ボタンは、こうしたリンクの可能性があります。使っていないプロバイダなら、[予約]から[プロバイダを削除]をリクエストできます。プロバイダは5日以内に削除することになっています(2026年10月28日時点)。
予約システムを乗り換えるとき、Googleマップでは何を操作する?
Googleマップで操作するのは、プロフィールの[予約]の項目です。前の予約システムと「Googleで予約」で連携していた場合は、Googleのヘルプ「ローカル ビジネス リンク」の手順で[プロバイダを削除]をリクエストします。プロバイダは、削除のリクエストを受け取ってから5日以内にリンクを削除することになっています。予約リンクで登録していた場合は、登録したURLを新しい予約ページのURLに差し替えます。予約システム側の顧客データは、解約前に書き出しておかないと残らない場合があります。
まずはスマホのGoogleマップで自社名を検索し、[予約]ボタンが出ているか、押すとどの予約ページへ移るかを確かめてください。予約ボタンと一緒にメニューと料金も見直すなら、Googleビジネスプロフィールのメニュー登録と予約リンクの設定手順が次の一歩になります。
予約システムは決まったものの、Googleビジネスプロフィールの運用まで社内で続けるのは難しいと感じた方は、Googleマップ集客(MEO)の支援をご覧ください。初回のご相談では、現在の予約の受け方とご希望を伺い、先に更新する項目、お手伝いできる作業、費用の目安をお伝えします。
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