結婚相談所のGoogleマップ対策|会員の口コミの集め方と代行範囲
この記事の要点
- 口コミは退会の面談で、成婚かどうかに関係なく全員に同じ依頼文で依頼。活動中の会員にはこちらから依頼しない
- 返信に書かない情報は6項目。会員の特定を防ぐ一覧と返信の文例を掲載
- 代行には更新と下書きを任せ、依頼の時期の判断と返信の承認は社内に残す
結婚相談所のGoogleマップ対策では、プロフィールの更新や投稿を代行に任せます。一方で、口コミを誰にいつ依頼するか、返信を公開してよいかの判断は社内に残します。これが基本の分け方です。
Googleの口コミは投稿者のGoogleアカウントの名前で公開されます。婚活していることを周囲に知られたくない会員には、一般の店舗と同じ依頼の仕方が合いません。
Googleマップの運用を代行会社に任せるか検討している、結婚相談所の経営者に向けた記事です。読み終わる頃には、口コミを依頼する時期、返信に書かない情報、代行会社に確認する質問を決められる状態を目指します。登録の操作は扱いません。まだ登録していない場合は、先にGoogleビジネスプロフィール登録|スマホでの進め方と注意点をご覧ください。
Contents / 目次
結婚相談所のGoogleマップ対策で先に決めること
先に決めるのは、所在地の出し方、口コミを依頼する相手と時期、返信を公開する前の承認の3つです。どれも会員の個人情報か相談所の住所に関わるので、代行会社と契約する前に社内で決めておきます。
この3つが決まっていれば、プロフィールの情報更新や投稿を代行に任せても、会員に迷惑がかかる事態は起きにくくなります。作業ごとの分け方は次のとおりです。
| 作業 | 代行に任せられること | 社内に残すこと |
|---|---|---|
| 所在地・営業時間・電話番号 | 登録と更新の作業 | 自宅の住所を表示するかの判断、内容が正しいかの確認 |
| 説明文・カテゴリ・写真 | 文案づくり、撮影、掲載 | 会員が写っていないかの確認 |
| 投稿(相談会・婚活イベントの告知) | 文案づくりと予約投稿 | 日程と内容の確認 |
| 口コミの依頼 | 依頼文と、QRコードつきカードの制作 | 誰にいつ依頼するかの判断 |
| 口コミへの返信 | 下書きの作成 | 会員が特定されないかの確認と、公開の承認 |
| 効果の報告 | 電話・経路・ウェブサイトのクリック数の集計 | 無料相談の予約数と入会数の記録 |
説明文には、対応エリア、面談の形式(対面かオンラインか)、加盟している連盟、カウンセラーの人数を書いておきましょう。「オンライン面談に対応している相談所」のような条件で探している方が、プロフィールを見て判断できる情報になります。
この章の結論。代行会社に任せられるのは、作業そのものです。所在地・依頼相手・返信の承認の3つを社内で決めてから見積もりを取ると、任せる作業の範囲を正しく比べられます。
会員の口コミの集め方と依頼する時期
会員の口コミは、退会の面談で依頼するのが基本です。成婚退会かどうかに関係なく、退会するすべての会員に同じ依頼の仕方で案内します。活動中や交際中の会員には、こちらから依頼しない運用にします。こうしておけば、在籍を知られたくない会員の負担を減らしながら口コミを集められます。
満足していそうな会員だけを選んで依頼することはできません。Googleの禁止または制限されているコンテンツ – マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーは、「肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為」を禁止しています。成婚退会の会員にだけ依頼すると、満足していそうな会員を選んで依頼している形になります。そのため、この記事では退会するすべての会員に同じ依頼をする運用をおすすめしています。
| 時期 | 依頼するか | 理由 |
|---|---|---|
| 入会手続きの直後 | 依頼しない | まだサービスを体験していないため、実体験に基づいた感想になりにくい |
| プロフィール作成・初回のお見合いの後 | 本人から申し出があれば案内する | カウンセリングの感想は書けるが、活動中であることが公開される |
| 交際中・真剣交際中 | 依頼しない | お相手に知られることがあり、活動の状況から本人が特定されやすい |
| 成婚退会の面談 | 依頼する | 活動が終わり、入会から成婚までを振り返って書ける |
| 成婚以外の退会の面談 | 依頼する(成婚退会と同じ依頼の仕方で) | 活動が終わっている点は成婚退会と同じ。退会理由を伺ったあとに案内する |
口コミは、投稿者のGoogleアカウントの名前が表示された状態で公開されます。GoogleマップのヘルプGoogle マップでクチコミと評価を追加、編集、削除するにも、クチコミを書くと自分の名前がほかのユーザーに表示されると書かれています。依頼するときはこのことを先に伝え、それでも書いてよいと答えた会員にだけ投稿用のURLを送ります。名前の表示についてご質問いただいたときの答え方は、Googleマップ口コミの名前表示の基本|匿名希望のお客様への答え方で解説しています。
退会の面談のあとに、LINEやメールで送る依頼文の例です。成婚以外で退会する会員には、1行目を「これまでのご活動、本当にお疲れさまでした。」に替えて、残りは同じ文面で送ります。
ご成婚、本当におめでとうございます。
もしよろしければ、当相談所でのご活動を振り返って、
Googleマップにご感想をお寄せいただけないでしょうか。
・投稿は任意です。書かれなかった場合も、どうぞお気になさらないでください。
・口コミは、お使いのGoogleアカウントのお名前で公開されます。
・お相手のお名前やお見合いの回数など、
ご自身やお相手が分かる内容は書かなくて大丈夫です。
投稿はこちらから:[口コミ投稿用のURL]
口コミと特典を結びつけてはいけません。Googleのヘルプクチコミを増やすためのヒントには、「Google マップへのクチコミなどのユーザーによる投稿は、実体験に基づいている必要があります。」と書かれています。
同じページでは、クチコミの投稿や変更、否定的なクチコミの削除と引き換えに、商品やサービスを無料や割引価格で提供することを、固く禁じられている行為として挙げています。成婚記念品を贈る習慣がある場合は、贈る条件に口コミを含めず、依頼とは別の機会に贈ります。
この章の結論。依頼するのは退会の面談のときで、成婚かどうかで相手を選ばず、名前が公開されることを先に伝えます。こうすることで、口コミが増えても、在籍を知られたくない会員の負担を減らせます。
口コミ返信で会員を特定させない書き方
返信には、投稿者本人が書いていない事実を足しません。結婚相談所への口コミの返信は、誰でも読めます。返信が成婚や在籍の事実を認める内容になると、投稿者が書いた以上の情報を相談所が公開することになります。返信に書かない情報は次の6項目です。
- 投稿者の名前・呼び名:アカウント名が実名に近くても、返信の中で呼びかけない
- 成婚・交際・退会の事実:本人が書いていなければ「ご成婚おめでとうございます」も書かない
- お相手の情報:職業・年齢・住まいの地域・出会った経緯
- 活動の記録:入会時期、活動期間、お見合いの回数
- 面談の具体:面談の日付、相談された内容、担当カウンセラーとのやり取り
- ほかの会員やお見合い相手:比較や事情の説明に、第三者の話を使わない
評価の高い口コミへの返信例です。
温かいお言葉をいただき、ありがとうございます。
ご活動のなかで感じられたことを書いていただき、スタッフ一同、とても励みになりました。
これからの毎日が、穏やかで楽しいものになるよう願っております。
評価の低い口コミへの返信例です。「退会時のご説明が足りず」のように事情を説明すると、投稿者が会員だったことを相談所が認める形になります。返信では在籍に触れず、話を伺う窓口を示します。
ご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
ご不快な思いをおかけしたことを、お詫び申し上げます。
個別のご事情については、この場でのお答えを控えております。
お手数ですが[電話番号]までご連絡いただけましたら、責任者が直接お話を伺います。
AIで返信の下書きを作るときは、口コミの本文だけを渡します。会員台帳の情報(氏名・成婚日・お相手の情報)は入力しません。
下書きには、口コミに書かれていない「ご成婚おめでとうございます」のような定型句が入ることがあります。公開する前に、下書きに6項目のどれかが入っていないかを確かめます。
下書きを代行に任せる場合の承認の決め方は、Google口コミ返信の代行|任せる範囲・費用・承認の決め方で解説しています。
この章の結論。返信は「本人が書いていない事実を足さない」が判断の基準です。下書きを作るのが代行でもAIでも、6項目の確認と公開の承認は社内で行います。
結婚相談所でGoogleマップ対策がうまくいかない条件
結婚相談所では、所在地の登録、成婚率の表示、ほかのサイトとの情報の食い違いの3つで問題が起きやすくなります。一般の店舗とは開業の形が違うので、代行会社の標準の進め方をそのまま当てはめると問題が出ます。
自宅で開業している相談所の住所を表示したままにする
自宅で開業していて、プロフィールに住所を表示したままにしていると、会員が訪れる先が近所の方にも分かります。住所を表示しない登録は、顧客の所在地を訪問してサービスを提供する非店舗型のビジネスを前提にした方法です。
そのため、自宅で会員と面談している相談所は、住所を表示しない登録の前提に当たりません。住所を表示する場合は、ガイドラインの「住所」の項目にあるとおり、その住所に相談所の名前の掲示を常に出しておく必要があります。自宅の住所を知られたくない場合は、名前の掲示を出せる事務所を別に構えるかどうかを、登録の前に決めておきます。
自宅に会員を迎えず外部の会場で面談する運用が、この条件に合うかどうかは、GoogleのGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインを確認したうえで決めます。住所を表示しない登録の手順は、住所非公開でGoogleビジネスプロフィール登録|オーナー確認までで解説しています。
面談に使うレンタルスペースやカフェを所在地にする
スタッフが常駐していないレンタルスペースやカフェを所在地として登録すると、Google に掲載するビジネス情報のガイドラインが定める条件に合わない可能性があります。ガイドラインに違反すると、プロフィールが停止されることもあります。
面談をすべてオンラインで行う相談所は、対面で会員と接する機会がないため、そもそも登録の対象になるかを確かめる必要があります。代行会社に登録を依頼する前に、面談の形と、実際に事務所として使っている所在地を伝えます。
成婚率を算出の根拠なしで説明文や投稿に書く
成婚率は、在籍会員数を分母にするか退会者数を分母にするか、何年分を数えるかで大きく変わります。分母を書かずに数字だけ載せると、ほかの相談所の数字と比べた方が誤解します。
載せるなら、分母・期間・算出方法を同じ文の中に書きます。根拠を示せない場合は数字を出さず、退会した会員の口コミに任せます。
加盟している団体に表示のルールがあればそれに合わせます。業界団体にはJMIC 日本結婚相手紹介サービス協議会などがあります。
連盟の加盟店ページや自社サイトと情報が食い違う
連盟の加盟店ページ、自社サイト、Googleビジネスプロフィールで、料金や営業時間、所在地が食い違っていると、どれが正しいのか分からなくなります。料金・面談の受付時間・所在地・対応エリアを1つの表に書き出し、3か所を同じ内容にそろえてから代行会社に渡します。
この章の結論。代行会社に依頼する前に、面談の形(自宅・事務所・オンライン)と、成婚率の算出根拠の有無を書き出しておきます。そうすれば、登録の方法と、説明文に載せてよい数字を契約前に決められます。
MEO対策の代行の費用と契約前の確認
代行の費用は、初期設定の作業量、毎月の作業の件数、返信の承認にかかるやり取りで変わります。結婚相談所では返信の承認を社内に残すので、返信の件数よりも、承認の手順を契約に書けるかを先に確かめます。
| 費用が変わる条件 | 結婚相談所で確認すること |
|---|---|
| 初期設定(重複の統合・オーナー確認・カテゴリ・説明文) | 自宅開業かどうかで、住所の設定が変わる |
| 毎月の投稿の本数 | 相談会や婚活イベントの告知があるか |
| 写真の撮影 | 面談室やカウンセラーなど、会員が写らない写真だけで足りるか |
| 口コミ返信の件数と承認 | 下書き・社内承認・公開の流れを、何日で回せるか |
| 面談拠点の数 | 拠点ごとにプロフィールを分けるか |
初期費用に含まれる作業の内訳は、MEO対策の初期費用の内訳|代行に払う作業と自社でやれる範囲で詳しく解説しています。
代行の費用に見合うかの計算
代行の費用に見合うかは、Googleマップ経由の入会1件にいくらかかったかで判断します。
入会1件あたりの獲得費用 = 月額の代行費 ÷ Googleマップ経由の入会数
仮に、月額の代行費が3万円で、Googleマップ経由の無料相談が月4件、そのうち1件が入会したとします。この場合、入会1件あたりの獲得費用は3万円です。入会金と月会費から見込める売上と比べて判断します。
Googleマップ経由かどうかは、2つの方法で数えられます。1つは、無料相談の予約フォームに「当相談所を知ったきっかけ」の項目を入れる方法です。
もう1つは、プロフィールに載せるウェブサイトのリンクに計測用のパラメータを付ける方法です。設定はMEOの効果をGA4で計測する方法|UTMパラメータ設定手順で解説しています。
予約数を月ごとに記録しておけば、代行を始める前と後を比べられます。
MEO対策の代行会社の評判と契約前の質問
代行会社の評判は、紹介サイトの口コミだけでは判断しきれません。契約前に次の質問を送り、答えが具体的かを確かめます。口コミから分かることとその限界は、MEO代行会社の評判の調べ方|口コミで判断できることと限界で解説しています。
1. 口コミを増やす施策に、投稿の代行や、謝礼つきの依頼は含まれていませんか。
2. 口コミへの返信は、公開前に当社の承認を得る流れにできますか。
3. 会員の氏名や成婚の情報を受け取らずに作業できますか。
4. 解約したとき、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限は当社に残りますか。
5. 順位の報告は、どの検索語を、どの地点から測っていますか。
6. 毎月の作業の内容と件数は、見積書か契約書に書かれますか。
1つ目の質問で、口コミの投稿そのものを代行するという答えが返ってきた場合は、その会社は候補から外します。会員の実体験に基づかない口コミは、Googleの規約に合いません。
自社で行う範囲と依頼する範囲
自社で行うのは、次の4つです。いずれも会員の事情を知っている社内でなければ判断できません。
- 口コミを依頼する時期の判断
- 返信の承認
- 料金や所在地が正しいかの確認
- 無料相談の問い合わせへの対応
依頼するのは、次の3つです。
- プロフィールの情報更新
- 相談会の告知の投稿
- 口コミ返信の下書き
返信の下書きから任せるMEO対策の代行であれば、口コミ返信と投稿の作業を外に出し、社内の作業を承認と判断だけにできます。
この章の結論。見積もりは、承認の流れと解約時のオーナー権限まで含めて比べます。費用が見合うかは、入会1件あたりの獲得費用で判断できます。
結婚相談所のGoogleマップ対策でよくある質問
会員さんに口コミを依頼したら、婚活していたことが周りに知られませんか?
口コミはGoogleアカウントの名前で公開されるため、知り合いの目に触れる可能性はあります。依頼するときにそのことを先に伝え、了承した方にだけURLを送りましょう。アカウントの名前を変えると、ほかのGoogleサービスでの表示も変わる点も添えて伝えます。変更の方法はGoogle アカウント ヘルプに載っています。
退会した方から、事実と違う低評価の口コミが付いたら削除できますか?
Googleのポリシーに違反する内容であれば、ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告するの手順で削除を求められます。ただし、評価が低いことや不満が書かれていることは、それだけでは削除の対象になりません。返信では在籍に触れず、連絡先を示します。
連盟の加盟店ページに口コミが載っていれば、Googleマップの口コミは要りませんか?
「地域名 結婚相談所」とGoogleで検索すると、検索結果にGoogleマップのプロフィールが表示されることがあり、その口コミを読んで相談所を比べる方もいます。両方を使い、料金や所在地の情報だけは同じ内容にそろえておきます。
カウンセラー1人で運営している相談所でも、代行を依頼する意味はありますか?
返信の承認と、口コミを依頼するかどうかの判断はご自身で行うので、代行に任せられるのは情報の更新と投稿、返信の下書きです。面談の合間に、月数回の投稿と返信を書く時間が取れるかで決めます。取れるなら自社で続け、取れないなら代行に依頼します。
まずはスマホで「自社の地域名 結婚相談所」と検索し、自社のプロフィールに所在地がどう表示されているか、自宅の住所が出ていないかだけを確認してください。口コミの依頼文をさらに詰めたい方は、口コミ依頼で景品表示法に触れない依頼文の作り方もあわせてご覧ください。
ここまで読んで、返信の確認や情報の更新を続ける時間を取るのが難しいと感じた方は、Googleマップの口コミ返信と投稿の代行について、お気軽にご相談ください。面談の形や口コミを依頼する時期など、いまの状況を伺ったうえで、任せる作業と社内に残す作業を一緒に決めます。
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