MEO代行の提案書の読み方|狙う検索語と作業計画の確かめ方

MEO代行の提案書の読み方|狙う検索語と作業計画の確かめ方

この記事の要点

  • 提案書は検索語・作業計画・権限と解約の3か所で判断
  • 検索語は4ステップで確認。代行会社に送る質問文も掲載
  • 順位の保証と店名へのキーワード追加は見送る提案

MEO代行の提案書は、「狙う検索語」「毎月の作業計画」「プロフィールの権限と解約の条件」の3か所を読めば、契約してよいか判断できます。検索語なら自社の来店客が使う言葉かどうか、作業計画なら誰が何を月に何回行うのかが書かれているかを確かめます。順位を保証する提案や、ビジネス名にキーワードを足す提案は、Googleのポリシーやガイドラインに反するので見送ります。

この記事は、複数の代行会社から提案書や見積書を受け取り、依頼先を決める立場の経営者・院長・施設長の方に向けて書いています。読み終わったときに、提案書で足りない点を質問文にして代行会社へ送れるようになることを目指します。

Googleビジネスプロフィールの操作手順は扱いません。依頼する前に社内で決めておくことは、MEO対策を依頼する前に決めること(社内の担当と業者に渡す情報)で解説しています。

Contents / 目次
  1. MEO代行の提案書は3か所で判断する
  2. 狙う検索語の欄を確かめる4ステップ
  3. 作業計画と見積もりの読み方。何で費用が変わるか
  4. 契約前に見送りを考える提案と確かめ方
  5. MEO代行の提案書についてよくある質問

MEO代行の提案書は3か所で判断する

提案書を開いたら、まず狙う検索語、作業計画、権限と解約の3か所を読みます。デザインや実績の数字より先にこの3か所を見れば、どの会社の提案も同じ基準で比べられます。

次の表は、提案書に書かれているべきことと、見送りを考えたほうがよい書き方を項目ごとに並べたものです。

確かめる項目提案書に書かれているべきこと見送りを考える書き方
狙う検索語検索語ごとの選んだ理由と、順位を測る地点「上位表示を保証」「〇位以内を約束」
作業計画作業ごとの回数・担当者・社内確認の有無「投稿・口コミ対策など一式」だけ
成果の見方パフォーマンスの閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリックの毎月の記録順位の表だけ
権限自社がオーナー権限を持ち続けること代行会社がオーナーで、自社は管理者だけ
解約解約を伝えてから権限を戻すまでの日数記載がない
ビジネス名看板と同じ名前地域名やサービス名を名前に足す

権限と順位の保証については、Googleが代行会社向けの決まりを公開しています。Google のサードパーティ ポリシーが代行会社に求めている主な点は、次の5つです。

  • 顧客が常にオーナー権限か共同オーナー権限を持つこと
  • 解約の通知を受けてから7営業日以内に、代行会社の管理サービスとの関連付けを解除し、顧客が排他的な管理権限を取り戻せるようにすること
  • Google のサービスで上位に掲載されることを保証しないこと
  • 「Google 認定」などの紛らわしいアカウント名で、Google やその関連会社であるかのように装わないこと
  • 管理サービスが有料であることと、ビジネス プロフィール自体には追加料金がかからないことを、管理を請け負う前に書面で知らせること

費用の中身。ビジネスプロフィール自体は無料で使えます。代行会社に払うのは、設定・投稿・返信・報告といった作業の対価です。だから提案書では「何の作業に払うのか」が読み取れるかどうかを確かめます。

この章で分かるのは、提案書の評価をデザインや実績から始めず、表の6項目が書かれているかどうかで比べられる、ということです。

狙う検索語の欄を確かめる4ステップ

狙う検索語の欄は、提案書の中でいちばん根拠を確かめやすい部分です。次の4ステップで、提案された語が来店や問い合わせにつながるかを確かめます。

ステップ1。検索語を来店客の言葉と照らし合わせる

まず、来店客や問い合わせの電話で実際に使われる言葉を3〜5個、紙に書き出します。「〇〇駅 ランチ」「〇〇市 車検 土曜」のように、地名と目的を組み合わせた形です。そのうえで提案書の検索語と並べてみます。

提案の語が「〇〇市 グルメ」のように広すぎて、書き出した語と1つも重ならない場合は、その語を選んだ理由を質問します。Google のビジネス プロフィールのパフォーマンスについてのヘルプでは、プロフィールの表示につながった検索語句を確認できると説明されています。代行会社に、この一覧をもとに語を選んだのかを確かめてください。

ステップ2。検索語とカテゴリが合っているか確かめる

Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒントでは、ローカル検索結果は主に関連性・距離・知名度に基づいて表示されると説明されています。関連性は、検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合いのことです。

Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは「中核事業に当てはまるカテゴリを、できるだけ少なく選択」するよう求めていて、キーワードそのものや事業の属性を示すカテゴリを使わないことも定めています。検索語の数に合わせてカテゴリを増やす提案があれば、それぞれのカテゴリが自社の事業そのものかを確かめます。

ステップ3。順位を測る地点と端末を確かめる

ローカル検索の順位は、検索した位置などの条件によって変わることがあります(ステップ2で引いたランキングのヘルプも、要素の1つに距離を挙げています)。同じ検索語でも、店舗の前で調べるか3km離れた駅で調べるかで順位が違うことがあります。提案書に「何位」と書かれていたら、どの地点・どの端末で測った数字なのかを質問します。

距離の要素は施策では変えられません。店舗から離れた地域の検索語で上位を目指す提案は、達成できる条件を確かめてから受けます。

順位をどのツールでどう測るのかも、合わせて質問しておきます。順位レポートの数字の違いはMEO代行の順位レポートの読み方で詳しく解説しています。

ステップ4。順位のほかに見る数字を決める

順位は検索した位置で変わるので、成果は来店につながる行動の数でも見ます。毎月の報告で見る数字の例は、ビジネス プロフィールのパフォーマンスにある次の4つの指標です。

  • 閲覧数(Google 検索と Google マップでプロフィールを閲覧したユーザーの数)
  • 通話数(プロフィールの通話ボタンがクリックされた回数)
  • ルート(プロフィールからビジネスへのルートを検索したユーザーの数)
  • ウェブサイトのクリック(プロフィールに表示されたウェブサイトへのリンクのクリック数)

代行会社に、報告書にもこの指標名のまま書いてもらうと、自社でビジネス プロフィールのパフォーマンスの画面を開いたときに照らし合わせやすくなります。契約前の月の数字を控えておき、毎月の報告で同じ4つを並べてもらうよう依頼します。

4ステップで確かめた結果は、次の質問文にまとめて代行会社へ送れます。

件名:ご提案書の内容についての確認

ご提案ありがとうございます。契約を検討するにあたり、次の点を教えてください。

1. 狙う検索語ごとに、選んだ理由(来店客の言葉やパフォーマンスの検索語句など)
2. 順位を測る地点(住所または駅名)と端末、測る頻度、測り方
3. 追加・変更するカテゴリと、それぞれが当社の事業に当てはまる理由
4. 毎月の報告に入れる数字(パフォーマンスの閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリック)
5. 作業ごとの月の回数、担当者、当社が確認する作業の有無
6. ビジネスプロフィールのオーナー権限を当社が持ち続けられるか
7. 解約を伝えてから、権限の返還が終わるまでの日数

[店舗名・担当者名を入力]

検索語やカテゴリが妥当かどうかは、社内だけでは判断しにくい部分です。コレットラボのMEO対策の代行では、初期診断・設計で、近くで検索したときの表示を確認し、上位に表示される店舗との差を項目ごとに書き出します。受け取った提案書の内容の確認をご希望の場合は、初回のご相談で伺います。

複数の提案書を比べるときは、AIに提案書を読ませて、この7項目の記載があるかを表にさせると早く進みます。提案書は代行会社から受け取った社外の資料なので、AIに読み込ませてよいかを社内の決まりで確かめてから使います。出発点のたたき台は次のとおりです。

添付したMEO代行の提案書を読み、次の7項目について「記載あり/記載なし」と、
記載ありの場合は該当する文をそのまま抜き出して表にしてください。
推測で補わず、書かれていない項目は「記載なし」としてください。
項目:狙う検索語の理由/順位を測る地点と端末/カテゴリの変更/報告する数字/
作業ごとの回数と担当者/オーナー権限/解約後の権限の返還日数

AIが「記載なし」とした項目は、提案書の原文を開いて本当に書かれていないかを確かめます。表の言い回しや本数は、あとはAIと対話しながら自社に合う形に詰めてください。

この章で分かるのは、検索語の欄は「来店客の言葉」「カテゴリ」「測る地点」「順位以外の数字」の4つで確かめられ、足りない点は質問文にして送ればよい、ということです。

作業計画と見積もりの読み方。何で費用が変わるか

MEO代行の費用の差は、作業の回数と、写真や文面を誰が用意するかで生まれます。金額の高い・安いより、作業ごとの中身がそろっているかで比べます。

作業費用が変わる条件提案書で確かめること
初期設定(カテゴリ・営業時間・属性・説明文)拠点の数、現在の登録内容の状態初月に変える項目の一覧
写真撮影に来るか、自社が送るか枚数と撮影の担当
投稿月の回数、文面と写真をどちらが用意するか回数と、公開前に自社が確認する流れ
口コミ返信月の件数、低評価への対応の有無返信までの日数と、送信前の確認者
情報の監視確認の頻度Googleが掲載情報を更新したときに、誰が内容を確かめるか
報告順位計測ツールの費用、測る地点の数報告する指標と頻度

情報の監視は見落としやすい作業です。営業時間などの掲載内容が、実際の店舗の情報と違っていないかを定期的に確かめる作業なので、提案書に入っているかを確かめます。

スケジュールにも注意が要ります。初月に設定を変えた提案では、初月の数字で成果を判断しないことを契約前に代行会社とすり合わせておきます。

見積もりは、契約期間全体の総額で比べます。計算式は「初期費用+月額×最低契約期間+解約時の費用」です。仮に初期費用5万円・月額4万円・最低契約期間12か月で、解約時の費用が無いなら、総額は53万円になります(相場ではなく計算のための仮の数字です)。違約金の型はMEO対策の費用を総額で比べる方法で解説しています。

口コミ返信をAIで下書きする提案もあります。その場合は、送信前に誰が内容を確認するかを質問します。

この章で分かるのは、見積書は作業ごとの回数・担当・確認の流れで比べ、総額は最低契約期間と解約時の費用まで含めて計算する、ということです。

契約前に見送りを考える提案と確かめ方

提案書の中には、受け入れるとプロフィールの停止や管理権限の問題につながる提案があります。ここでは、見送りを考える4つの提案を、起きる条件と防ぎ方で見ていきます。そのあとで、自社で行う作業と依頼する作業の分け方を示します。

ビジネス名にキーワードを足す提案は停止の原因になる

「〇〇整骨院 腰痛 駅前」のように、ビジネス名に地域名やサービス名を足す提案があります。ガイドラインは、ビジネス名を店舗・ウェブサイト・ビジネスレターなどで一貫して使い、顧客に認知されている実際の名称にするよう定めていて、違反するとプロフィールが停止される場合があります。

看板と違う名前の案が提案書に入っていたら見送ります。詳しくは店舗名にキーワードはNGで解説しています。

代行会社のアカウントでプロフィールを作ると権限の返還が必要になる

代行会社のGoogleアカウントでプロフィールを作り、自社を「管理者」にする提案では、解約時に権限を返してもらう手続きが必要になります。サードパーティ ポリシーは、顧客が常にオーナー権限か共同オーナー権限を持つことを求めていて、代行会社がプロフィールを作った場合は、ビジネス オーナーをオーナーに、代行会社自身を管理者に設定するよう勧めています。契約書に「自社がオーナー権限を持つ」と書いてもらいます。

すでに代行会社がオーナーになっている場合の権限の移し方は、MEO代行会社を乗り換える手順にまとめています。

口コミを増やす方法の中身を聞かないとポリシー違反が混じる

「口コミを月〇件増やす」とだけ書かれた提案は、集め方を質問します。Googleマップの禁止または制限されているコンテンツのポリシーで禁じられている集め方が入っていないかを確かめます。禁じられている集め方の例は次のとおりです。

  • 口コミの投稿と引き換えに、割引や無料の商品などの特典を出す方法
  • 肯定的な口コミだけを選んで募る方法

集め方の説明が無い場合は手順を書面で出してもらいます。

投稿の回数を成果の根拠にする提案は数字を確かめる

「週1回投稿するので上位になる」という説明には注意します。Googleのローカル検索のランキングを改善するヒントには、投稿は順位の要素として挙げられていません。投稿は来店前の客に最新の情報を伝えるための作業として回数を決め、成果はステップ4の4つの数字で見ます。

自社で行う作業と依頼する作業

代行に任せても、正しい店舗情報を決めることと最終確認は自社に残ります。分け方の目安は次のとおりです。

  • 自社で行う作業:営業時間・休業日の確定、写真の素材の提供、口コミ返信の内容確認、来店客への口コミの案内、毎月の4つの数字の確認
  • 依頼する作業:初期設定、投稿の作成、返信の下書きと送信、Googleが更新した掲載情報の確認、月次の報告

依頼する作業では、パフォーマンスの閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリックの毎月の記録と、返信の型を代行会社から受け取れるかを確かめます。来店客への口コミの案内を自社で行う場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールのRevipoも選択肢の一つです。Revipoでは、来店後のアンケートに回答した方全員に、お礼の画面で口コミの投稿を案内し、投稿は任意と表示します。

この章で分かるのは、店名・権限・口コミの集め方・投稿の根拠の4つは、契約後に修正するのが難しいので、契約前の質問で確かめておく必要がある、ということです。

MEO代行の提案書についてよくある質問

提案書に「MEO対策一式」としか書かれていないけど、そのまま契約していい?

契約前に内訳を質問してください。投稿と口コミ返信の月の回数、写真を誰が用意するか、毎月の報告に入る数字が分からないと、ほかの会社の見積もりと比べられません。本文の質問文の5番と4番を送れば足ります。

代行会社が「Googleのパートナー」と名乗っているけど、MEOのお墨付きなの?

Google Partners は、Google広告を運用する代理店向けの認定です。ビジネスプロフィールの運用についてGoogleが認めた会社という意味ではありません。サードパーティ ポリシーは、「Google 認定」などの紛らわしいアカウント名で Google やその関連会社であるかのように装うことを、虚偽の主張や誤解を与える主張の例に挙げています。

口コミ返信は全件してもらうよう依頼したほうがいい?

全件は必須ではありません。低評価や質問を含む口コミを優先し、返信までの日数と送信前の確認者を決めて依頼します。

契約した検索語で成果が出ないとき、いつ見直せばいい?

解約の連絡期限から逆算して決めます。期限の前の月の報告で、契約前に控えたパフォーマンスの閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリックの数と比べてください。初月に設定を変えた場合は、初月の数字だけで判断しないようにします。

今日できる最初の一歩は、受け取った提案書の「狙う検索語」の欄に、順位を測る地点が書かれているかだけを確かめることです。契約後に届く報告書の見方は、MEO運用代行の月次報告の確認項目で解説しています。

提案書を読んでも、どの検索語を狙い、どの作業を任せるかを社内だけで決めにくいと感じた方は、店舗情報の更新と口コミへの対応を行うMEO対策の代行にご相談ください。現在の状況とご希望を伺い、先に更新する項目とお手伝いできる作業をご案内します。検討中の提案書の確認をご希望の場合は、初回のご相談で伺います。料金や詳細はリンク先のページでご確認ください。

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