MEO代行の順位レポートの読み方|数字が違う理由と契約前の確認点
この記事の要点
- 順位レポートは測定地点とキーワード次第で数字が変わる
- 会社ごとに数字が違う理由は4つ。本文で切り分け方を解説
- 契約前に聞く7項目と、評判を実物で確かめる方法を掲載
MEO代行から届く順位レポートで「1位」と書かれていても、自分のスマホで検索すると出てこない。これは代行会社が嘘をついているとは限りません。Googleマップの順位は、どこで測ったか・どの語で測ったか・どう集計したかで数字が変わります。だから会社ごとにレポートの数字が違います。
この記事は、MEO代行に月々の費用を払うか、続けるかを決める立場の方に向けて書いています。読み終わる頃には、届いたレポートのどこを最初に見るか、代行会社に何を質問するかが決められる状態を目指します。
扱うのは、代行会社から届くレポートの読み方と契約前の確認点です。順位を自分の手で測る方法そのものはMEO順位を自分で確認する手順と無料の測り方で解説しているので、自社で測ってから比べたい方は先にそちらをご覧ください。
Contents / 目次
順位レポートは、数字より先に「測定条件」を見る
結論から言います。順位レポートを受け取ったら、順位の数字より先に測定条件を確認してください。測定条件とは、どの地点から・どのキーワードで・どの画面を・いつ・どのくらいの頻度で測ったか、の5つです。ここが書かれていないレポートは、良し悪しを判断できません。
理由はシンプルです。Googleマップやローカル検索の結果は、検索した人の現在地との距離によって並び順が変わります。距離が結果を左右するということは、測る場所を変えれば順位が変わるということです。全国どこでも同じ順位、という数字はそもそも存在しません。
だから、判断の順番はこうなります。
- 測定条件が書かれているかを見る。書かれていなければ、それを聞くのが最初の仕事
- キーワード一覧に、実際にお客さんが打つ語が入っているかを見る
- 順位ではなく、電話・ルート案内・サイトクリックといった行動の数がどう動いたかを見る
- その増減について、代行会社が理由を書いているかを見る
下の表は、同じ店舗を測っても数字が変わる代表的な条件です。見積もりを比べるときも、この項目がそろっているかで比較してください。
| 条件 | 数字が変わる理由 | レポートに書いてほしい形 |
|---|---|---|
| 測定地点 | 距離が結果を左右するので、店舗前と駅前では結果が違う | 「店舗住所を中心に半径1km・9地点」など、地点と数 |
| キーワード | 競合の少ない語を並べれば上位が並ぶ | 語の一覧と、なぜその語を選んだかの理由 |
| 検索する画面 | Googleマップアプリと、Google検索の地図枠は表示のされ方が違う | どちらを測っているかの明記 |
| 集計方法 | 圏外を除外するか数えるかで平均が変わる | 圏外の扱いと、平均か最高順位かの区別 |
| 測定の頻度 | 月1回の抜き取りは、その日の揺れをそのまま拾う | 毎日か週次かの頻度と、期間の平均値 |
この章の結論。順位の数字そのものは、条件が違えば比べられません。レポートを評価するときは、まず条件が書いてあるかどうかで代行会社の姿勢を判断してください。
会社ごとに順位の数字が違う、4つの理由
複数のMEO代行会社から提案を受けると、同じ店舗なのに「現在12位」「現在3位」と食い違うことがあります。原因はほぼ次の4つに収まります。どれも不正ではなく、測り方の設計が違うだけです。
理由1.測定地点が違う
Googleマップの検索結果は、検索した人がどこにいるかで並び順が変わります。店舗の住所そのものを中心に測れば自店が上位に出やすく、2km離れた駅前で測れば駅前の競合が上に来ます。
測定地点の取り方は代行会社によって違います。地点を細かく取るほど数字は厳しく出るので、「順位が良い会社」ではなく「地点の取り方が甘い会社」の可能性を先に疑ってください。中心の住所・半径・地点数を聞けば、すぐ分かります。
理由2.測っているキーワードが違う
キーワード一覧を見ると、その代行会社の狙いが分かります。よくあるのが、店名の一部を含んだ語や、地域を細かく絞りすぎた語が並んでいるケースです。
たとえば「大分市 ○○整体院」のような店名入りの語は、指名検索の言い換えなので、ほぼ確実に1位になります。1位が並ぶレポートほど、実は新規客につながる語が入っていないことがあります。
見るべきは、看板を出していない人が打つ語です。次の3系統が入っているかを確認してください。
- 地域名+業種:「大分市 整体」のように、エリアで探している人が打つ語
- 地域名+悩み:「別府 腰痛」のように、症状や目的から探している人が打つ語
- 業種+近く:「整体 近く」のように、いまいる場所の周辺を探している人が打つ語
語の選び方そのものは来店につながるMEOキーワードの選び方で詳しく書いています。
理由3.測っている画面が違う
Googleマップのアプリで検索した結果と、Google検索の結果ページに出る地図枠(ローカルパック)では、表示される件数も並び方も同じではありません。マップで上位に見えているのに、検索結果の地図枠では見当たらない、ということが起こります。どちらの画面を測ったのかがレポートに書かれていないと、自分の見え方と突き合わせられません。
どちらを重視するかは業種で変わります。飲食店や美容室のように、その場で行き先を探される業態はマップアプリ側。BtoBや、社名で下調べされてから連絡が来る業態は検索結果側の見え方が効いてきます。
理由4.集計の仕方が違う
どこから下を「圏外」として扱うかは、計測ツールごとに違います。圏外を除外して平均を出すと、上位に入った日だけが計算に残るので、平均順位が実態より良く見えます。圏外の基準そのものをレポートに書いてもらってください。
また、月の最高順位を載せるか、期間の平均を載せるかでも印象が変わります。最高順位だけが太字で書かれているレポートは、平均も併記してもらってください。この1点を聞くだけで、数字の作り方に対する姿勢が見えます。
自分のスマホで検索した結果とレポートが一致しないのは、ほとんどの場合これらの条件差と、検索したときの状況の違いによるものです。自分の画面を根拠に代行会社を責めても、話が前に進みません。
この章の結論。数字が違う会社を「盛っている」と決めつける前に、地点・キーワード・画面・集計の4つを聞き比べてください。答えられない会社は、そもそも自社で測っていない可能性があります。
届いた順位レポートを15分で読む手順
ここからは、実際に手元のレポートを開いて進める手順です。毎月15分を目安に、5つのステップで見ていきます。読み終わったときに「来月やること」が1〜3個に絞れていれば成功です。
ステップ1.測定条件のページを最初に開く
レポートの1枚目ではなく、条件が書かれたページから読みます。地点・キーワード・画面・集計・頻度の5つがそろっているかを確認してください。
書かれていなければ、次のステップに進む前に質問します。この記事の後半に、そのまま送れる質問文を載せています。
ステップ2.キーワード一覧から、店名を含む語を外して見る
キーワード一覧を上から見て、自店の名前や屋号の一部が入っている語に印を付けます。その語を除いた残りが、新規のお客さんに届いている語です。
残った語が数語しかないなら、測定の設計が薄いと考えていいです。適正な語数は店舗の商圏と業種で大きく変わるので、何語を測るのが妥当かは、地域名との組み合わせを一緒に洗い出して決めてください。
ステップ3.順位の前に、行動の数を見る
Googleビジネスプロフィールの管理画面では、お客さんが実際に起こした行動の数を確認できます。表示できる項目や画面の構成は変わることがあるので、実際の項目名はGoogleの公式ヘルプでご確認ください。レポートにこの数字が入っていなければ、順位だけで判断していることになります。
見る順番は、行動の数が先、順位が後です。順位は手段で、行動の数が結果だからです。ここが増えていれば、順位が2位から3位に下がった月でも慌てる必要はありません。
逆に、順位が上がったのに行動の数が動かない月があります。この場合は、地図に出たあとの中身、つまり写真・営業時間・口コミ返信のどれかが弱いということです。指標の優先順位はGoogleビジネスプロフィールのインサイトで見るべき行動の数でも解説しています。
ステップ4.増減の理由が書かれているかを見る
数字の横に、その月に何をしたかが書かれているかを確認します。見るのは次の4つです。
- 投稿:その月に何本出したか
- 口コミ返信:何件に返信したか
- 写真:何枚追加したか
- 情報の修正:営業時間や属性など、どこを直したか
この作業ログと数字が並んでいて、はじめてレポートになります。作業ログが「MEO対策一式」としか書かれていない場合、翌月の改善に使えません。ここは遠慮なく、内訳を出してもらってください。
ステップ5.来月やることが絞られているかを見る
最後に、次の月の提案を見ます。項目が10個並んでいるレポートは、実行されずに終わることが多いです。1〜3個に絞られていて、そのうち社内でやる作業がどれかまで書かれているのが良い形です。
ここまでの5ステップを、毎月同じ順番で回します。読む順番を固定すると、担当者が変わっても判断の基準がぶれません。
レポートの点検チェックリスト
印刷して、届いたレポートの横に置いて使える形にしました。「いいえ」が付いた項目が、そのまま代行会社に確認することになります。
- 測定地点:中心と半径、地点の数が書かれている
- キーワード:店名を含まない語が入っている
- 画面:マップアプリと検索結果のどちらを測ったか分かる
- 集計:平均と最高順位が区別され、圏外の扱いが書かれている
- 行動の数:電話・ルート案内・サイトへのクリックの実数が載っている
- 作業ログ:その月の投稿本数・返信件数・写真枚数が分かる
- 次の提案:来月やることが3つ以内で、担当が書かれている
代行会社にそのまま送れる質問文
条件が書かれていないときに使う文面です。角が立たない聞き方にしてあります。社名や店舗名の部分だけ置き換えて使ってください。
お世話になっております。○○(店舗名)の△△です。
毎月のレポートについて、社内で見方をそろえたいので、
次の5点を教えていただけますでしょうか。
1. 順位の測定地点(中心の住所と半径、地点の数)
2. 測定しているキーワードの一覧と、選定の理由
3. 測っているのはGoogleマップアプリ内か、検索結果の地図枠か
4. 圏外だった日の扱い(平均から除外しているか、含めているか)
5. 掲載の数字は期間平均か、その月の最高順位か
あわせて、通話・ルート・ウェブサイトのクリック数も
毎月のレポートに入れていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
この章の結論。読む順番を「条件 → キーワード → 行動の数 → 作業ログ → 来月の提案」に固定してください。順位から読み始めると、毎月の一喜一憂で終わります。
MEO代行の契約前に聞く7項目と、費用が変わる要因
ここは、レポートが届く前の話です。見積もりの金額だけを横に並べても比較になりません。金額の差は、ほぼ作業量の差です。だから内訳で比べます。
契約前に聞く7項目
問い合わせの段階、または初回の打ち合わせで確認する項目です。7つあります。
- 順位の測定条件(地点・キーワード数・画面・集計方法・頻度)
- 毎月の作業内訳(投稿の本数、口コミ返信の範囲、写真の追加枚数、情報修正の対応)
- 口コミ返信を誰が書くか。下書きだけか、投稿まで行うか
- Googleビジネスプロフィールの権限を、どのレベルで渡すことになるか
- 契約期間と、途中解約したときの条件
- 解約後にアカウントの権限がどう戻るか、過去のデータをどう扱うか
- 担当している既存の店舗を、実際のGoogleマップ上で見せてもらえるか
4番と6番は、契約時に見落とされがちで、あとから一番困ります。オーナー権限が代行会社側にしかない状態で契約が切れると、自社のページを触れなくなります。権限の種類と渡し方はGoogleビジネスプロフィールの権限付与と担当者追加の手順にまとめています。契約前に、自社の誰がオーナーとして残るかを決めておいてください。
費用が変わる要因
MEO代行の見積もりは、次の要素で上下します。金額の高い安いより、どの項目が含まれていて、どれが別料金かを見てください。
| 要素 | 費用が上がる方向 | 確認する質問 |
|---|---|---|
| 店舗数 | 拠点が増えるほど、情報の統一と権限管理の手間が増える | 2店舗目以降の単価はどうなるか |
| キーワード数と測定地点数 | 多いほど測定コストが増える | 何語・何地点までが基本料金か |
| 口コミ対応 | 返信の代筆、低評価の一次対応まで含めると増える | 月何件までか、低評価は誰が判断するか |
| 投稿と写真 | 撮影に行く場合は現地訪問の費用が乗る | 写真は自社提供か、撮影込みか |
| 初期の情報整備 | 重複ページの統合、オーナー確認のやり直しがあると増える | 初期費用に何が含まれるか |
| レポートと報告会 | 対面の報告会や、複数拠点の集計が入ると増える | 報告は書面のみか、打ち合わせ込みか |
成果報酬型を選ぶ場合は、もう1つ確認が要ります。「上位表示できた日数×単価」で課金する形では、対象キーワードと測定地点の定義がそのまま請求額に直結します。契約書に測定方法が書かれているか、口頭の説明だけかを見てください。書かれていなければ、書面に足してもらう交渉をおすすめします。
金額の目安そのものより内訳で比べる考え方は、MEO費用相場の考え方と代行見積りチェックリスト12項目で項目を細かく分けています。相見積もりを取るときは、同じ項目表を全社に渡すと比較が楽になります。
MEO代行会社の評判は、担当店舗の実物で確かめる
「meo対策 代行会社 評判」で検索しても、比較サイトの点数以上のことは分かりません。もっと確実な方法があります。その会社が運用している店舗のGoogleマップページを、実際に見せてもらうことです。
MEOの運用は、成果物が全部インターネット上に公開されています。だから、見れば分かります。見るのは次の4つです。
- 口コミ返信の文面:同じ言い回しの繰り返しになっていないか、内容に触れて返しているか
- 投稿の更新日:直近1か月以内に投稿があるか、それとも半年前で止まっているか
- 写真の中身:フリー素材ではなく、その店舗で撮った写真が入っているか
- 営業時間と属性:祝日の設定や駐車場の有無まで埋まっているか
担当店舗を教えられないと言われた場合は、守秘義務の範囲を確認してください。業種と地域だけ伏せて1件も見せられない、という状態は不自然です。
この章の結論。見積もりは金額ではなく内訳で比べ、評判は口コミサイトではなく担当店舗の実物で確かめてください。この2つで、判断の精度がかなり上がります。
レポートの読み方を変えると、社内の判断がどう変わるか
順位ではなく行動の数を軸にレポートを読むようになると、代行を続けるかどうかの判断が数字でできるようになります。ここが一番大きな変化です。
具体的に見てみましょう。仮に月3万円の代行費用を払っていて、Googleビジネスプロフィール経由の通話が月20件だとします。この場合、通話1件あたりの費用は1,500円です。自店の平均客単価と成約率を掛ければ、続ける・減らす・増やすの判断ができます(数字は説明のための例で、実際の相場ではありません)。
この計算の組み立て方はMEO対策の費用対効果を通話1件あたりの単価で判断する方法に手順で書いています。役員会や幹部会で説明するときは、順位の折れ線グラフより、この単価1つのほうが伝わります。
もう1つの変化は、代行会社との会話が変わることです。「順位が上がりません」という抽象的なやりとりから、「地域名+業種の5語で平均が8位から5位に上がったのに、ルート案内が横ばいです。写真と営業時間を見直しませんか」という具体的な相談に変わります。相談の粒度が上がると、代行会社側も動きやすくなります。
効果が出るまでの時間感覚も持っておいてください。情報の修正や重複の統合のように、こちらの作業で完結するものと、口コミの積み上がりや投稿の継続のように、お客さんの動きを待つものでは、数字に出るまでの時間が違います。途中で見る指標と、続けるか判断するタイミングはMEO対策の効果が出るまでの期間と途中で見る指標にまとめています。
この章の結論。順位を「上がった・下がった」で見るのをやめ、1件あたりいくらで問い合わせが来ているかに置き換えると、継続の判断が感覚から数字に変わります。
順位レポートまわりで、実際によく起きる4つの失敗
ここからは、レポートを受け取る側で起きがちな失敗です。どれも、決裁する立場の人が気づける種類のものです。
失敗1.1位が並ぶレポートを見て安心してしまう
キーワード一覧に指名系の語が多く入っていると、レポートは1位だらけになります。もともと自店を探している人しか打たない語なので、上位になるのは当然です。
この状態が続くと、順位は最高なのに新規のお客さんが増えない、という食い違いが起きます。防ぎ方は、ステップ2に書いたとおり、店名を含む語に印を付けて残りを数えることです。半年に1回でいいので、キーワード一覧そのものを見直してもらってください。
失敗2.自分のスマホの検索結果でレポートを疑う
社長や役員が自分の端末で検索して「うちが出てこない」と指摘し、担当者が説明に追われる。これは店舗運営の現場でよく見かける光景です。
Googleマップやローカル検索の並び順は、検索した人の現在地によって変わります。事務所で検索した人と、外回り中の人では、そもそも測っている条件が違うということです。
防ぎ方は、社内で「順位は同一条件の測定値で見る、体感は行動の数で照合する」というルールを1行決めておくことです。
失敗3.解約時にオーナー権限が戻らない
代行会社が新しくビジネスプロフィールを作成した場合、オーナー権限が代行会社側にあることがあります。そのまま契約が終わると、自社で編集できず、口コミにも返信できなくなります。
解約を切り出す前に、自社のアカウントがオーナーとして登録されているかを確認してください。担当者が退職するタイミングでも同じ問題が起きます。引き継ぎの手順はGoogleビジネスプロフィールの権限譲渡と退職前の引き継ぎ手順に書いています。
失敗4.口コミ返信の下書きを、AI任せのまま公開している
最近は、代行会社側が口コミ返信の下書きをAIで作ることが増えています。作業自体は速くなりますが、下書きをそのまま投稿していると、返信文が全部同じ言い回しになります。
読む人は気づきます。特に、低評価の口コミに対して当たり障りのない定型文が返っていると、かえって印象が悪くなります。レポートを見るときは、その月に返信した文面を数件、実際のマップ上で読んでください。低評価だけは人が書く、という線引きが運用ルールにあるかを確認するのが現実的です。返信の役割分担はGoogleクチコミのAI自動返信フローと低評価の対応で整理しています。
この章の結論。4つとも、レポートの数字を眺めているだけでは気づけません。キーワード一覧・社内ルール・権限設定・返信文面という、数字の外側を年に数回だけ点検してください。
MEO代行に任せても、順位が動かない条件がある
ここは率直に書きます。代行会社の質とは関係なく、構造的に順位が上がりにくい条件があります。契約前にこれを知らないと、お互いに不幸になります。
距離は、お金で動かせない
検索した人の現在地と店舗の距離は、並び順に影響します。つまり、店舗が郊外にあるのに市の中心部から検索されたときの順位を上げたい、という要望には限界があります。
移転しない限り、この条件は変わりません。代行会社が「中心部でも1位を取ります」と言い切る場合は、どの地点で測ってそう言っているのかを確認してください。商圏の外側で無理に順位を追うより、商圏内の地点で確実に上位を取り、その上で写真と口コミを厚くするほうが来店につながります。
順位を保証する契約は、成立しない
ローカル検索の掲載順位は、料金を払って上げられるものではありません。だから、順位を保証できる立場の会社は存在しません。「Googleと提携している」「上位表示を保証する」という説明が出てきたら、そこで一度立ち止まってください。
成果報酬型そのものが悪いわけではありません。問題は、保証という言葉を使うかどうかです。誠実な会社は「この条件でこの語なら、上がる見込みが高い」という言い方をします。
代行会社を乗り換えると、過去の順位データは途切れる
順位の測定は、それぞれの会社が使う計測ツールで行われています。乗り換えると測定条件が変わるため、前の会社の数字と新しい会社の数字は、そのままつなげて比べられません。
ここは避けようがない妥協点です。対策は1つあります。Googleビジネスプロフィールの管理画面で見られる行動の数は、オーナー権限が自社にあれば、代行会社が変わっても自社で確認できます。ただし、さかのぼれる期間や表示できる項目は変わることがあり、過去分をあとから全部取り戻せるとは限りません(現在の仕様はGoogleの公式ヘルプでご確認ください)。だから、毎月こちらで書き出して残しておくと、乗り換え時に判断材料がゼロになりません。月次の記録の残し方はGBP分析データをスプレッドシートで管理する月次テンプレに手順があります。
AI検索が増えても、見るべき数字は変わらない
生成AIによる検索の回答に店舗情報が使われる場面は増えています。ただし、そこで参照されるのも、結局はビジネスプロフィールの情報の正確さと口コミです。レポートに「AI対応」という新しい項目が増えても、中身が情報整備と口コミ運用であれば、見る観点はこれまでと同じです。AI検索に拾わせるGBP整備チェックリストに、確認する項目をまとめています。
この章の結論。距離・保証・データの連続性という3つの限界は、契約前に共有しておくべき前提です。ここを最初に説明してくれる会社は、あとから揉めません。
MEO代行の順位レポートについて、よくある質問
代行会社を切り替えたら、これまでの順位データは引き継げますか
順位の測定データは、各社が使う計測ツールの中にあるため、そのままの形では引き継げないのが一般的です。ただしGoogleビジネスプロフィールの管理画面に出る通話・ルート・クリックの数は自社で確認できるので、切り替え前に月別で書き出しておけば、比較の軸は残せます。
順位レポートが届かない月があるのですが、問題でしょうか
まず契約書の報告義務を確認してください。月次報告が明記されているのに届いていないなら、履行されていない状態です。明記がなければ交渉になります。次回の更新時に、報告の頻度と最低限載せる項目を契約書に書き加えてもらうのが確実です。
成果報酬型と月額固定型で、レポートの見方は変わりますか
成果報酬型のほうが、測定条件の確認が重要になります。上位表示の日数で請求額が決まるため、対象キーワードと測定地点の定義がそのまま金額に響くからです。契約書に測定方法が書かれているかを、契約前に必ず確認してください。
レポートは店長と本部、どちらが見るべきですか
両方です。役割を分けてください。本部は費用対効果、つまり1件あたりの単価と継続の判断を見ます。店長は、口コミの中身と写真、営業時間の実態が合っているかを見ます。現場でしか気づけない食い違いが、実は順位より先に直すべき点であることが多いです。
平均順位が低いと書かれていたら、解約したほうがいいですか
すぐに判断しないでください。測定地点が商圏の外に置かれていたり、競合の多い語だけを測っていたりすると、実力より低く出ます。地点とキーワードを確認し、そのうえで通話やルート案内の数が動いていないなら、改善の提案を出してもらうのが先です。
今日の最初の一歩
直近のレポートを開いて、キーワード一覧に自店の名前を含む語がいくつ混ざっているかを数えてみてください。1分で終わりますし、ここで見え方が変わる会社はかなり多いです。そのうえで費用の判断まで進めたい方は、MEO対策の費用対効果を通話1件あたりの単価で判断する方法を続けて読むと、社内で説明する数字が作れます。
レポートを見ても判断がつかない、そもそも今の代行会社に何を聞けばいいか分からない。そんな段階でも大丈夫です。届いているレポートを一緒に見ながら、条件の抜けと次に確認することを書き出すところから始められます。順位レポートの読み解きまで伴走するMEO対策の代行で対応の範囲をご確認いただけます。今の状況を伺うだけでも構いませんので、気軽にお声がけください。
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