スマホ修理店のMEO対策|登録修理業者の表示と口コミ返信の代行分担表

スマホ修理店のMEO対策|登録修理業者の表示と口コミ返信の代行分担表

この記事の要点

  • 登録修理業者の表示は登録機種と登録外の機種を分けて書く
  • 登録内容の確認と口コミ返信の承認は店舗に残す作業
  • 契約前の確認は6項目。オーナー権限と順位保証の扱いが分かれ目

スマホ修理店のMEO対策は、総務省の登録修理業者としての登録内容をGoogleマップの紹介文とサービス一覧に正しく書いてから、投稿と口コミ返信を代行会社に任せる順番で進めます。登録している機種と登録外の機種を分けて書かないまま運用を任せると、メーカーの正規修理と受け取られる表示や、登録内容と合わない表示が代行会社の手で増えていきます。

この記事は、スマホ修理店を1〜数店舗運営していて、Googleマップの運用を外部に任せるか、費用がどの作業で変わるか、任せて大丈夫かを判断したい経営者の方に向けて書いています。読み終わる頃には、代行会社に渡す情報と社内に残す作業を決め、見積もりを同じ条件で比べられる状態を目指します。

Contents / 目次
  1. スマホ修理店のMEO対策は、登録内容の表示を決めてから代行に任せる
  2. 登録修理業者の表示をGoogleマップに載せる手順
  3. MEO代行・口コミ代行の費用が変わる条件と任せる作業
  4. スマホ修理店で起きやすい失敗と契約前の確認
  5. スマホ修理店のMEO対策でよくある質問

スマホ修理店のMEO対策は、登録内容の表示を決めてから代行に任せる

スマホ修理店がMEO対策で最初に決めるのは、登録修理業者であることを、どの機種について、どの言葉で書くかです。MEO対策とは、Googleマップや地図付きの検索結果で自社の店舗情報を見つけてもらい、来店や電話につなげるための取り組みです。代行会社は投稿や返信の作業には慣れていても、電波法の登録の中身まで分かっているとは限りません。

登録修理業者制度とは、スマートフォンなどの修理を行う業者が、修理の方法と修理後の確認の方法について電波法の基準を満たす場合に、総務大臣の登録を受けられる制度です。総務省「登録修理業者に関する手続について」に掲載されている手続マニュアルには、次の注意があります。

総務省のマニュアルの記載。「修理を受け付ける際には、登録している修理の内容(中略)を、修理を依頼する方に対し明示する等により、修理を依頼する方に登録修理業者制度に基づく修理について誤解を与えることのないよう注意してください。」

同じマニュアルでは、登録のない機種の修理は「登録修理業者制度に基づかない修理」とされています。Googleマップの紹介文に「総務省登録修理業者」とだけ書き、登録外の機種まで同じ扱いに読める状態は、この注意と合いません。

そのうえで、店舗と代行会社の作業は次のように分けます。

作業店舗で行う代行会社に任せられる
登録機種・登録番号の確認○(総務省の公表と照合)×
紹介文・サービス一覧の文面最終確認下書きと入力
修理の写真の撮影○(端末の画面に個人情報が無いか確認)選定・加工・投稿
投稿(キャンペーン・営業時間の変更)情報の提供文面作成と投稿
口コミ返信低評価と修理内容に触れる返信の承認下書きと定型の返信
オーナー権限○(店舗が常に保持)管理者として参加
毎月の数字の記録結果の確認集計と報告

店舗に残る作業は、次の3つが中心です。

  • 登録内容の確認:登録機種・登録番号を総務省の公表と照らし合わせる
  • 返信の承認:修理内容に触れる口コミ返信を、投稿の前に店舗で承認する
  • オーナー権限の保持:ビジネスプロフィールのオーナー権限を店舗が持ち続ける

代行会社に渡す情報の準備はMEO対策を依頼する前に決める社内の担当と業者に渡す情報で詳しく解説しています。

修理受付と口コミ返信の両方を店舗だけで回すのが難しい場合は、コレットラボのGoogleマップ集客(MEO)の運用代行に任せる方法もあります。口コミへの返信文はコレットラボが用意し、店舗に内容を確認していただいてから投稿します。

この章で押さえるのは、代行会社に任せる前に、登録機種の一覧と表示の文面を店舗側で確定させることです。

登録修理業者の表示をGoogleマップに載せる手順

登録修理業者の表示は、次の4つのステップで載せます。

  1. 総務省の公表から自店舗の登録内容を確かめる
  2. ビジネス名に「登録修理業者」を入れないようにする
  3. 紹介文に登録機種と登録外の機種を分けて書く
  4. サービス一覧と写真を登録内容に合わせる

代行会社に依頼する場合も、ステップ1と文面の確定は店舗で行います。

ステップ1。総務省の公表で自店舗の登録内容を確かめる

登録内容は、総務省「登録修理業者の情報の公表について」から電波利用ホームページへ進むと確認できます。総務省のページには、令和4年度以降は電波利用ホームページの公表から確認するよう書かれています。

公表される項目は登録修理業者規則第10条で決められていて、事務所の名称と所在地、登録番号、修理する無線設備(機種)の範囲と修理の箇所などです。自店舗の登録内容とGoogleマップの掲載は、次の3つで照らし合わせます。

  • 修理を行う事務所:Googleマップに登録している店舗の名称と所在地が、登録されている事務所と一致しているか
  • 登録機種:店頭やサイトで修理を受けている機種のうち、どれが登録されているか
  • 修理の箇所:画面・電池・カメラなど、登録している修理の箇所

新しい機種を登録に加えるときの手続きは、総務省の手続マニュアルで確かめます。登録が済む前に、新機種を登録修理として掲載しないよう、掲載の更新と手続きの時期を合わせて管理します。

ステップ2。ビジネス名に「登録修理業者」を入れない

GoogleのGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインでは、ビジネス名は店舗・ウェブサイト・ビジネスレターなどで一貫して使い、顧客に認知されている実際の名称にします。

「〇〇修理 総務省登録修理業者 iPhone即日」のように名前へ説明を足すのは、ガイドラインに反する書き方です。

登録修理業者であることは、ビジネスの説明(紹介文)とサービス一覧で伝えます。店舗名の付け方は店舗名にキーワードを入れない正しい表記も参考にしてください。

ステップ3。紹介文で登録機種と登録外の機種を分けて書く

紹介文の例を載せます。[ ]の部分を自店舗の登録内容に合わせて書き換えてください。

[店舗名]は、[地域名]でスマートフォンとタブレットの修理を受け付けています。
当店は電波法に基づく登録修理業者です(登録番号 [登録番号])。
登録修理業者として修理する機種は[登録機種の系列]で、修理の箇所は[画面・電池・カメラなど]です。
登録の対象外の機種も修理を受け付けていますが、登録修理業者制度に基づかない修理となるため、受付の際にご説明します。
当店はメーカーの修理窓口ではありません。修理の前に、メーカーの保証や補償サービスへの影響をご案内します。

最後の2文が、この業種で抜けやすい部分です。メーカーの正規修理(メーカーやメーカーが認めた修理拠点による修理)と受け取られる書き方は、景品表示法の優良誤認表示(実際のものよりも著しく優良であると示す表示)に当たるおそれがあります(消費者庁「優良誤認とは」)。「正規」「公認」「メーカー基準」のような語を紹介文と投稿に使わないよう、代行会社にも伝えます。

ステップ4。サービス一覧と写真を登録内容に合わせる

修理メニューはサービスとして登録し、次の3点をそろえます。

  • サービスの名前:「iPhone 画面交換」のように機種と修理の箇所で分ける
  • 登録外の機種の注記:サービスに説明を入れられる場合は「登録修理業者制度に基づかない修理」と添え、入れられない場合は紹介文で登録外の機種の扱いを伝える
  • 写真の確認:修理後の端末の画面にお客様の通知・写真・ロック画面が写っていないかを、投稿前に店舗で確認する

公開前に、次のチェックリストで確認します。

  • ビジネス名:看板と同じ名前で、説明の語が入っていない
  • 紹介文:登録番号・登録機種・登録外の扱いの3点が書かれている
  • サービス一覧:登録外の機種のメニューが、登録修理と同じ扱いに読めない
  • 写真:端末の画面に個人情報が写っていない
  • 投稿:「正規」「公認」の語を使っていない
  • サイト:Googleマップと同じ店舗名・住所・電話番号になっている

この章で押さえるのは、紹介文の3点(登録番号・登録機種・登録外の扱い)を店舗で確定させれば、代行会社はその文面に沿って投稿と返信を続けられるということです。

MEO代行・口コミ代行の費用が変わる条件と任せる作業

MEO代行の費用は、主に次の5つの条件で変わります。

  • 初期設定の有無:紹介文・サービス一覧の作成を含むか
  • 投稿の回数:月に何回まで投稿するか
  • 写真の用意:写真を店舗と代行会社のどちらが用意するか
  • 口コミ返信の件数:口コミ返信を何件まで含むか
  • 店舗数:何店舗分を任せるか

月額の金額だけで比べず、月額に含まれる作業をそろえてから比べます。

費用が変わる条件スマホ修理店で確かめること
初期設定の有無紹介文・サービス一覧の作成に、登録機種の書き分けが含まれるか
投稿の回数新機種の修理開始や営業時間の変更を、月何回まで投稿するか
写真の用意撮影は店舗か代行会社か。個人情報の確認は誰が行うか
口コミ返信の件数月の上限件数と、上限を超えたときの扱い
店舗数2店舗目からの単価と、店舗ごとの登録内容の違いに対応するか

金額の目安を比べるときは、MEO代行の見積りチェックリスト12項目で含まれる作業を書き出してから比べると、見積書の抜けに気づけます。

口コミ返信の代行で、店舗が承認する返信

口コミ返信の代行は、定型の御礼は代行会社に任せ、修理内容・データ・保証に触れる返信は店舗が承認する形にします。修理店の口コミには「データが消えた」「メーカー保証が受けられなくなった」といった内容が書かれることがあり、返信の文面しだいで、店舗が事実を認めたように読まれます。返信の例を載せます。

ご来店ありがとうございました。修理後の動作についてご心配をおかけし、申し訳ございません。
個別のご状況は店頭またはお電話([電話番号])で確認させていただきます。
[店舗名]

返信には、お客様の端末の機種や保存していたデータの内容を書きません。代行の進め方はGoogle口コミ返信の代行で任せる作業と承認の決め方で詳しく解説しています。

AIで返信の下書きを作る方法もあります。AIの下書きは、修理内容や保証の説明が事実と合っているかを店舗で確かめてから投稿します。

口コミを集める仕組みを店舗で回したい場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールRevipoで、修理後のアンケートに回答した方全員にお礼の画面でGoogle口コミの投稿を任意で案内できます。割引などの見返りと口コミの投稿を結びつけることは、Googleのマップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシーで禁止されています。

任せた効果を確かめるために、ビジネスプロフィールのパフォーマンスで見られる通話数(通話ボタンのクリック数)とルート(ルートを検索したユーザーの数)を、代行を始める前から月ごとに記録しておくと、始める前と後を比べられます。管理画面の項目名は変わることがあるため、記録する項目は代行会社と画面を見ながら決めておきます。

この章で押さえるのは、見積もりを比べる前に口コミ返信の上限件数と承認の手順を決めておくことです。

スマホ修理店で起きやすい失敗と契約前の確認

スマホ修理店のMEO対策で起きやすい失敗は、次の3つです。

  • 登録内容と掲載の食い違い:登録が済んでいない機種まで登録修理として掲載される
  • 写真からの個人情報の写り込み:修理後の端末の画面に、お客様の通知や写真が写る
  • オーナー権限の受け渡し:オーナー権限を代行会社に渡してしまい、解約時に戻せない

新機種を登録前に「登録修理」として投稿してしまう

新機種の発売に合わせて代行会社が修理開始の投稿を作ると、登録に加える手続きが済んでいない機種まで登録修理業者の修理として書かれることがあります。防ぐには、投稿の文面に「登録」「総務省」の語が入る場合は店舗の承認を必須にし、登録機種の一覧を代行会社と共有しておきます。

修理後の端末の写真に、お客様の通知や写真が写る

修理の実績写真として画面点灯後の端末を撮ると、通知や待ち受け画像が写り込みます。写真を受け取った代行会社が、画面の写り込みまで確かめるとは限りません。撮影は画面を消した状態か、店舗の検証用の端末で行うと決めておきます。

代行会社がオーナーになり、解約時に戻せない

Googleのサードパーティ ポリシーは、顧客が常にオーナー権限か共同オーナー権限を持つことと、管理サービスの利用を終える通知を受けてから7営業日以内に、管理サービスとの関連付けを解除し、顧客が排他的な管理権限を取り戻せるようにすることを求めています。契約前に、店舗のGoogleアカウントがオーナーで、代行会社は管理者として参加する形になっているかを確かめます。乗り換えの手順はMEO代行会社を乗り換える手順と管理権限の確認表にまとめています。

契約前に確かめる6項目

  1. オーナー権限は店舗が持ち、代行会社は管理者になるか
  2. 紹介文と投稿で「正規」「公認」の語を使わない運用か
  3. 登録機種の変更を、誰がいつ掲載に反映するか
  4. 口コミ返信の月の上限件数と、店舗が承認する返信の条件
  5. 写真の個人情報の確認を、店舗と代行会社のどちらが行うか
  6. 上位表示の保証や「Google認定」をうたっていないか

6つ目は、サードパーティ ポリシーが、虚偽や誤解を与える主張の例として挙げている内容です。「Google 認定」は、Googleやその関連会社であるかのように装う組織アカウント名の例として挙がっています。順位を保証する契約は、それだけで選ぶ理由から外します。

この章で押さえるのは、登録機種の変更・写真・権限の3点について、契約書か運用ルールに担当を書いておけば、代行に任せても掲載が登録内容から外れにくくなるということです。

スマホ修理店のMEO対策でよくある質問

登録修理業者でないと、Googleビジネスプロフィールに店舗を載せられないの?

載せられます。Googleのビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドラインでは、ビジネス プロフィールを掲載できるのは営業時間内に顧客と直接対応するビジネスで、電波法の登録は条件に含まれていません。登録していない場合は、紹介文や投稿で登録修理業者と受け取られる語を使わないことが大事です。

郵送修理だけの店舗でも、Googleマップに表示できる?

Googleのビジネスの適格性とオーナー権限に関するガイドラインでは、営業時間内に顧客と直接対応するビジネスが掲載の対象で、オンラインでのみ営業するビジネスは掲載できない例に挙がっています。来店の受付も出張もしない郵送だけの修理は、この条件に当たりません。来店の受付をしている拠点があれば、その拠点で登録します。郵送修理はサイトや紹介文で受付方法として案内します。

ショッピングモールの中の店舗で、モールの休館日に合わせて休む日はどう設定する?

モールの休館日のように日付が決まっている休みは、特別営業時間でその日を休業に設定します。設定の方法は、Googleのビジネス プロフィールを編集するの「営業時間」の項目で確かめられます。モールの休館日の予定が出た時点で代行会社に伝え、早めに設定してもらいます。

「データが消えた」という低評価の口コミは、代行会社に削除してもらえる?

口コミを削除するかどうかは、Googleがマップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシーに照らして判断します。ポリシーの禁止事項に当たらない口コミは、店舗が内容に納得できなくても削除の対象になりません。判断するのはGoogleなので、代行会社に頼んでも基準は変わりません。事実の確認は店頭で行い、返信では個別の状況に触れず連絡先を案内します。

まずは総務省の公表で自店舗の登録機種を確かめ、Googleマップの紹介文と食い違いがないかを見てみてください。代行会社から届く月次の報告の見方は、MEO運用代行の月次報告で確認する項目で解説しています。

登録機種の書き分けや口コミ返信の承認の流れを、修理受付と並行して店舗だけで続けるのは負担が大きいものです。コレットラボの口コミ返信を含むMEO対策の代行では、口コミへの返信文をコレットラボが用意し、店舗に内容を確認していただいてから投稿します。いまの掲載内容を一緒に見直すところから、気軽にご相談ください。

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