MEO対策の相見積もりの取り方|代行会社に送る依頼文と比較表
この記事の要点
- 見積もりの差は作業の差。依頼文で作業と月の数を先に決める
- 代行会社に送る依頼文の型と比較表を本文に掲載
- 比べるのは月額でなく契約期間の総額とオーナー権限の扱い
MEO対策の相見積もりは、2〜3社の代行会社に同じ依頼文を送り、返ってきた回答を1枚の比較表に並べて取ります。金額の差の多くは、月額に含まれる作業の数と中身の差です。依頼文で作業と数を先に決めておけば、金額の差をそのまま比べられます。
この記事は、Googleマップからの集客を代行会社に依頼しようとしている経営者・院長・店長の方に向けたものです。読み終わる頃には、自社の条件で依頼文を書いて送り、届いた回答から契約先を決められる状態を目指します。
見積書の項目を1つずつ確かめる方法はMEO費用相場の考え方と見積りチェックリスト12項目で、契約から運用開始までの段階はMEO対策の依頼の流れで解説しています。この記事では、依頼文の型と回答の並べ方に絞ります。
Contents / 目次
MEO対策の相見積もりは同じ依頼文で2〜3社に送るのが基本
MEO対策の相見積もりで比べられる回答を得るには、会社ごとに説明を変えず、同じ依頼文を同じ日に2〜3社へ送ります。電話や問い合わせフォームで会社ごとに口頭で説明すると、各社が別々の前提で見積もるため、金額を並べても比べられません。
送る先を2〜3社にするのは、比べる手間と打ち合わせの日程を抑えるためです。4社以上になると、回答を読み比べて質問を返す手間が社数の分だけ増え、決めるまでに時間がかかります。
Googleビジネスプロフィール自体は無料で使えます。代行会社に払う費用は、プロフィールの見直し・投稿・口コミ返信・報告といった作業への対価です。そのため、次の条件を依頼文で決めておくと、金額の差が作業の差として読めるようになります。
| 費用が変わる条件 | 金額に影響する理由 | 依頼文での決め方 |
|---|---|---|
| 店舗数 | 投稿・返信・報告の作業が店舗ごとに増える | 店舗数と、全店舗に同じ作業を依頼するか |
| 投稿の本数 | 文章と写真を用意する作業が本数に比例する | 「月4本」のように数で書く |
| 口コミ返信の件数と確認 | 件数に加え、公開前に店舗が確認するかで工程が変わる | 月の件数の目安と、公開前に確認するか |
| 写真 | 撮影を含むと出張と撮影の作業が加わる | 写真を自社で用意するか、撮影も依頼するか |
| 最初のプロフィールの見直し | オーナー確認の状態や重複の有無で作業量が変わる | オーナー確認の状態と、現在のオーナー |
| 報告と打ち合わせ | 頻度と形式で作業時間が変わる | 「月1回・オンライン」と、報告で見たい数字の名前 |
Googleのビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーは、管理費用を請求する代行会社に、管理サービスが有料であることと、ビジネス プロフィールそのものは追加料金がかからないことを顧客に知らせるよう求めています。最低条件は、新しい顧客のプロフィールの管理を請け負う前に書面で知らせることと、請求書に管理費用を明記することです(2026年11月3日時点)。依頼文でも、回答はメールや書面で受け取ると明記しておきます。
この章の結論。依頼文で上の6つの条件を数と言葉で決めてから送れば、届いた見積もりの金額差を「何の作業が違うのか」で説明できるようになります。
代行会社に送る依頼文の作り方
依頼文は、任せる作業を決め、プロフィールの権限の状態を確かめてから書きます。順番を逆にすると、契約後に「オーナー確認が済んでいなかった」「写真は別料金だった」と前提が変わり、見積もりを取り直すことになります。
ステップ1 任せる作業と月の数を決める
最初に、代行会社に任せる作業と、社内で行う作業を分けます。次の項目を1つずつ決め、決まらないものは「相談したい」と書けば足ります。
- 投稿:月の本数と、文章の元になる情報(新メニュー・休業日など)を誰が伝えるか
- 口コミ返信:月の件数の目安と、公開前に店舗が内容を確認するか
- 写真:店舗で撮った写真を渡すか、撮影も依頼するか
- 最初の見直し:カテゴリ・営業時間・説明文・属性の点検を含めるか
- 報告:頻度と、見たい数字の名前
- 社内に残す作業:営業時間の変更や臨時休業など、店舗しか知らない事実の連絡
口コミの返信や口コミを増やす仕組みだけは自分の店舗で回したい場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールRevipoで、来店後のアンケートに回答した方全員へ、お礼の画面でGoogle口コミの投稿を任意で案内する仕組みを先に作る進め方もあります。その場合は、依頼文から口コミ返信を外して見積もりを取ります。
ステップ2 ビジネス プロフィールのオーナーを確かめる
依頼文を書く前に、自社のGoogleアカウントがプロフィールのオーナーになっているかを確かめます。オーナーかどうかで、代行会社の最初の作業と費用が変わるためです。
- 自社で管理に使っているGoogleアカウントでログインする
- Google検索でビジネスの名前と都市名、または「マイビジネス」と検索する
- 管理用の画面が開いたら、その他アイコンから[ビジネス プロフィールの設定]、[ユーザーとアクセス権]の順に選ぶ
- 一覧で、自社のアカウントの役割が「オーナー」か「管理者」かを確かめる
管理用の画面が開かない、または退職した担当者や以前の代行会社だけがオーナーになっている場合は、その状態を依頼文に書きます。画面の項目名は変わることがあるため、見つからないときはGoogleビジネスプロフィールのヘルプ(オーナーと管理者の管理)で最新の手順を確かめてください。
ステップ3 依頼文を作って送る
次の依頼文の[ ]を自社の内容に書き換え、2〜3社に同じ日に送ります。各作業に「含む/別料金/対応しない」で答えてもらう形にしておくと、回答をそのまま比較表に書き写せます。
件名:Googleビジネスプロフィールの運用代行(MEO対策)のお見積もりのお願い
[会社名]の[氏名]です。
Googleビジネスプロフィールの運用を依頼する会社を検討しており、
同じ内容で複数の会社にお見積もりをお願いしています。
1. 店舗の情報
・店舗名と所在地:[店舗名/市区町村まで]
・店舗数:[1店舗]
・業種:[整体院]
・オーナー確認の状態:[確認済み/未登録/分からない]
・現在のオーナー:[自社のGoogleアカウント/以前の代行会社/分からない]
2. お願いしたい作業
(各項目に「含む/別料金/対応しない」でお答えください)
・プロフィールの最初の見直し(カテゴリ・営業時間・説明文・属性)
・投稿の作成と公開:月[4]本
・写真:[店舗で撮影した写真を渡す/撮影もお願いしたい]
・口コミへの返信:月[10]件程度。返信は当社が内容を確認してから公開
・月1回の報告:閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリック、口コミの件数と評価
・打ち合わせ:[月1回・オンライン]
3. お答えいただきたいこと
・初期費用と月額(税込・税別の別も)と、それぞれに含まれる作業
・最低契約期間、解約の申し出の期限、解約時にかかる費用
・作業に必要な権限(オーナー/管理者)と、解約時の権限の扱い
・口コミ返信の確認の流れと、確認から公開までの日数
・月次報告の見本
・追加費用がかかる条件
4. 回答期限
[11月20日(金)]までに、メールでお送りください。
なお、口コミと引き換えの特典の提供や、検索順位の保証を前提とした
ご提案はご遠慮ください。
報告で見る数字を「閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリック」と名前で指定しているのは、Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスのヘルプに載っている指標だからです。名前を決めておくと、各社が独自の指標で報告の見本を出してきても、同じ物差しで比べられます。
ステップ4 回答期限と質問への答え方を決める
回答期限は送ってから2週間ほどに設定します。1社から「現在の投稿の頻度は?」のような質問が届いたら、答えを残りの会社にも同じ内容で送ります。1社にだけ追加の情報を伝えると、その会社の見積もりだけ前提が変わるためです。
この章の結論。任せる作業と数を決め、オーナーの状態を確かめてから同じ依頼文を送れば、各社の回答は「含む/別料金/対応しない」の同じ形で返ってきます。
届いた回答の比較表と、契約期間の総額での比べ方
届いた回答は、項目ごとに1行の比較表へ書き写し、月額ではなく最低契約期間の総額で比べます。月額が安い会社でも、口コミ返信や写真が別料金なら、同じ作業をそろえた総額の差は縮む、または逆転することがあります。
比較表のひな形
次の表の右側に、各社の列を足して使います。依頼文の「お答えいただきたいこと」と同じ順に並べてあります。
| 比べる項目 | 回答で確かめる点 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 税込か税別か、最初の見直しが含まれるか | 見直しの作業内容が書かれているか |
| 月額 | 投稿・返信・報告のどれが含まれるか | 「含む」と書かれた作業の数をそろえて比べる |
| 最低契約期間 | 期間と自動更新の有無 | 総額の計算に使う |
| 解約時の費用 | 申し出の期限と違約金の有無 | 途中でやめた場合の総額も出す |
| 口コミ返信 | 件数の上限、確認の流れ、公開までの日数 | 店舗の確認を経てから公開できるか |
| 必要な権限 | オーナーを求めるか、管理者で足りるか | 店舗側のオーナーが残るか |
| 解約時の権限 | 権限を戻す手順と日数 | 手順が書面で示されているか |
| 月次報告 | 見本にある数字の名前 | 依頼文で指定した4つの指標が入っているか |
| 追加費用 | 別料金になる作業と単価 | 総額に足す見込みを出す |
AIに3社の回答を表へ書き写させるときの確かめ方
回答が長文のメールやPDFで届いた場合は、ChatGPTやClaudeに表へ書き写させると早く済みます。貼り付ける前に、担当者の個人名や携帯番号は消しておきます。出発点の指示は次の程度で足ります。
次に貼り付ける3社の見積もりの回答を、表にしてください。
行:初期費用、月額、最低契約期間、解約時の費用、投稿、口コミ返信、
必要な権限、解約時の権限、月次報告の数字、追加費用の条件
列:A社、B社、C社
回答に書かれていない項目は「記載なし」とし、推測で埋めないでください。
金額は税込か税別かも書き写してください。
[A社の回答を貼り付け]
[B社の回答を貼り付け]
[C社の回答を貼り付け]
AIの表はそのまま使わず、次の3点を元の回答と照らし合わせます。
- 「含む」の根拠:回答に明記がないのに「含む」となっていないか。明記がなければ「記載なし」に改め、その会社に質問する
- 税込と税別:税別の金額が税込の列に混ざっていないか
- 期間の単位:「6か月」「半年ごとの更新」のような書き方の違いが、同じ意味で書き写されているか
「記載なし」が残った項目は、全社に同じ質問を送って埋めます。表の作成をAIに任せても、契約先を決める判断は表を見た経営者が行います。
月額ではなく、契約期間の総額で比べる
総額は「初期費用+月額×最低契約期間+追加費用の見込み」で出します。次は、条件をそろえるとどう変わるかを示すための仮の数字です。
| 仮の例 | 初期費用 | 月額 | 別料金の見込み | 12か月の総額 |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 0円 | 3.5万円(返信を含む) | なし | 42万円 |
| B社 | 7万円 | 2.9万円(返信を含む) | なし | 41.8万円 |
| C社 | 1万円 | 2.5万円(返信は別料金) | 返信1件500円×月10件 | 37万円 |
月額だけ見ればC社はA社より1万円安いのに、12か月の総額の差は5万円まで縮まります。差がこの程度なら、次に見るのは権限の扱いと報告の中身です。違約金の型や最低契約期間の読み方はMEO対策の費用を総額で比べる方法で詳しく扱っています。
比較表を契約後も残しておけば、毎月の報告を見積もりの約束と照らし合わせられます。投稿の本数や返信の件数が約束どおりかを、数字で確かめられる状態になります。
この章の結論。回答は同じ表に書き写し、記載のない項目は質問で埋め、総額の差が小さければ権限と報告の中身で決めます。
MEO対策の相見積もりで起きる失敗と契約前の確認
相見積もりの失敗は、依頼文で伝えなかった前提と、回答の中身を確かめなかった項目から起きます。ここではMEO対策の見積もりに特有のものを4つ挙げ、最後に契約前に決めておく社内の作業を確かめます。
オーナー確認の状態を伝えずに依頼すると、契約後に初期費用が増える
オーナー確認が済んでいない、または同じ店舗のプロフィールが2つある状態で見積もりを取ると、各社は「確認済みのプロフィールを運用する」前提で金額を出します。契約後に確認や重複の解消が必要と分かれば、その作業が別料金になり、運用開始も遅れます。
ステップ2で確かめた状態を、分からない場合も含めて依頼文に書いておけば防げます。
「口コミ対策」の中身を確かめずに選ぶと、Googleのポリシーに反する提案が混ざる
Googleのマップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー(禁止または制限されているコンテンツ)は、口コミの投稿と引き換えに特典を提供することと、肯定的な口コミだけを選んで募ることを禁止しています(2026年11月3日時点)。回答に「口コミ獲得キャンペーン」「口コミ件数の目標」とあれば、具体的に何をするのかを質問します。見分け方はGoogle口コミ代行業者の見分け方にまとめています。
代行会社のアカウントだけがオーナーになる回答を選ぶと、解約時の引き継ぎで止まる
Googleのサードパーティ ポリシーは、店舗側が常にオーナー権限か共同オーナー権限を持っていることと、店舗側から解約の通知を受けてから7営業日以内に、管理サービスとの関連付けを解除し、店舗側が管理の権限を取り戻せるようにすることを代行会社に求めています(2026年11月3日時点)。すでにプロフィールがある場合は、代行会社をオーナーではなく管理者として招待するよう勧めています。比較表の「必要な権限」で、自社のオーナーが残る形かを確かめます。乗り換えの際の手順はMEO代行会社を乗り換える手順と確認表で解説しています。
順位の数字だけで比べると、来店につながったかが分からない
Googleのヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」は、ローカル検索の結果が主に関連性・距離・知名度に基づいて表示されると説明しています。距離が要素に入るため、同じ語で検索しても、検索した位置によって表示される順位は変わります。報告の見本が特定の地点で測った順位だけの会社は、閲覧数・通話数・ルートの変化を報告に含められるかを質問します。
サードパーティ ポリシーは、Googleのサービスで上位に掲載されると保証することを、代行会社の禁止事項に挙げています。提案書の読み方はMEO代行の提案書の読み方も参考になります。
自社で行う作業と依頼する作業
契約前に、社内に残る作業を担当者の名前まで決めておきます。次の作業は、どの会社に依頼しても店舗側に残ります。
- 営業時間の変更や臨時休業の連絡
- 口コミ返信の公開前の確認(公開前に店舗が確認すると決めた場合)
- 写真の素材の用意
- 月1回の数字の確認
依頼する作業は次のとおりです。
- 投稿の作成
- 返信文の作成
- プロフィールの見直し
- 月次の報告
口コミ返信までのMEO対策の代行では、口コミへの返信文はコレットラボが用意し、店舗に内容をご確認いただいてから投稿します。毎月、表示回数・電話ボタンのタップ・経路検索を確認し、問い合わせや予約の記録とあわせて次に改善する項目を決めます。
この章の結論。依頼文にオーナーの状態を書き、回答の「口コミ対策」「権限」「報告」の3か所を質問で確かめれば、契約後に前提が変わる失敗を避けられます。
MEO対策の依頼と費用のよくある質問
MEO対策の相見積もりを取っていることは、代行会社に伝えたほうがいいですか?
伝えたほうが進めやすくなります。依頼文の冒頭に「同じ内容で複数の会社にお願いしている」と書けば、各社は条件に合わせて回答し、比べやすい形で返ってきます。他社の金額を別の会社に伝えて値引きを求めると、作業を減らした回答が返ってくることがあるため避けます。
口コミ返信は全件を代行会社に依頼しないといけませんか?
全件の依頼は必須ではありません。低評価や質問を含む口コミなど返信する対象を決め、月の件数の上限を依頼文に書けば、月額を抑えて見積もりを取れます。
比較サイトの一括見積もりと、自分で依頼文を送るのはどちらがいいですか?
候補の会社を探すには一括見積もりが便利ですが、条件は自社の依頼文で伝え直すのが確実です。一括見積もりの入力欄では、投稿の本数や口コミ返信の確認の流れまで伝えにくく、各社が別々の前提で回答することになります。候補が決まったら、同じ依頼文を送り直します。
店舗が複数あるとき、MEO対策の依頼文はどう変えますか?
店舗ごとの単価と、全店舗に共通する作業を分けて回答してもらいます。店舗の情報に全店舗の名前と所在地を並べ、投稿や返信を店舗ごとに依頼するのか本部でまとめるのかを書きます。費用の内訳は多店舗のMEO対策費用と本部に残す作業で解説しています。
まずはGoogle検索で「マイビジネス」と検索し、自社のアカウントで管理用の画面が開くかだけ確かめてみてください。開かなければ、依頼文の「現在のオーナー」は「分からない」と書いて送れば足ります。依頼文を書く前に社内の担当を決めておきたい方は、MEO対策を依頼する前に決めることもあわせてお読みください。
依頼文を書いてみて、任せる作業や月の数を自社だけで決めきれないと感じた方もいるかもしれません。コレットラボのGoogleビジネスプロフィールの運用代行では、いまのプロフィールの状態とご希望の作業を伺い、店舗数・更新頻度・写真や口コミ対応など、ご依頼いただく作業に応じて費用をご案内します。相見積もりの1社としても、気軽にご相談ください。
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