インドアゴルフのMEO対策|体験予約が届く写真と代行の分担表
この記事の要点
- 体験予約の前に施設側で決めるのは、写真・営業時間・予約リンクの3つ
- 無人の時間帯がある施設の営業時間は、本文の判断表で決める
- 代行の費用は6条件で比べ、オーナー権限は施設側に残す
インドアゴルフ練習場のMEO対策で、体験予約の前に施設側で決めておきたいのは、打席の広さが分かる写真、地図で「営業中」と表示される時間に実際に入れること、予約ページへ直接つながる予約リンクの3つです。代行会社に任せられるのは、投稿・口コミ返信・写真の追加・月次の報告です。営業時間の決定と、来場したお客様への口コミのお願いは施設側に残ります。
この記事は、インドアゴルフ練習場を経営していて、Googleマップの運用を代行に依頼するか、自社で続けるかを決めたい方に向けたものです。読み終わる頃には、代行に任せる作業と、契約前に代行会社へ送る質問を決められる状態を目指します。
ビジネスプロフィールの登録やオーナー確認がまだの場合は、先にスマホでのGoogleビジネスプロフィール登録の進め方をご覧ください。
Contents / 目次
インドアゴルフのMEO対策で、運用代行に任せる作業と施設に残す作業
運用代行に任せられるのは、入力・投稿・返信文の作成・報告のように、手順が決まっている作業です。営業時間をどう決めるか、どのお客様に口コミをお願いするかは、施設の運営そのものなので施設側に残します。
MEO対策とは、Googleマップの検索結果に自社の情報を正しく表示させ、来店や予約につなげる取り組みです。Googleはローカル検索結果のランキングを改善するヒントで、ローカル検索結果は「主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます」と説明しています。
距離は変えられません。インドアゴルフの場合、施設側で変えられるのは、検索した人が予約前に知りたい次のことにプロフィールが答えているかどうかです。
- 打席の奥行き
- 左打ちに対応しているか
- 1人で入れるか
- 夜に使えるか
- 駐車場があるか
答えが無いと、検索した人が電話で確かめたり、答えが書いてある別の施設を選んだりすることがあります。
作業ごとの分担は次の表のとおりです。
| 作業 | 施設側で行う | 代行に任せられる |
|---|---|---|
| 営業時間・特別営業時間 | 無人の時間帯の扱いを含めて決める | 入力と、表示されたかの確認 |
| 写真 | 打席や受付の撮影、撮影日の立ち会い | 撮影リストの作成、追加、古い写真の差し替え |
| 予約リンク | 予約システムの体験予約ページを用意する | リンクの設定と、計測用の値の付与 |
| 投稿 | キャンペーンや空き枠の情報を伝える | 原稿の作成と予約投稿 |
| 口コミのお願い | 来場したお客様全員に同じ案内を渡す | 案内文とQRコードの作成 |
| 口コミへの返信 | 返信文の内容を確認して承認する | 返信文の作成と投稿 |
| 月次の数字 | 体験予約数と入会数を記録する | 閲覧数・通話数・ルート・ウェブサイトのクリックの報告 |
表の最後の行が抜けやすい作業です。予約リンクから入った体験予約の件数は、ビジネスプロフィールのパフォーマンスには表示されず、予約システムの側にしか残りません。施設側で月ごとに記録しておかないと、代行の報告と照らし合わせられません。なお、「Googleで予約」に対応した予約システムを通した予約は、パフォーマンスの「予約」に件数が表示されます。
この章の結論。代行に任せるのは入力・投稿・返信文・報告の作業で、営業時間の決定と体験予約数の記録は施設側に残します。
体験予約が届く写真・営業時間・予約リンクの決め方
代行に依頼する場合も、この3つの中身は施設側が決めて代行会社に伝えます。ここが決まっていないまま依頼すると、代行会社は施設の公式サイトから情報を写すしかありません。
打席・入口・駐車場の写真を先にそろえる
Googleはビジネス固有の写真に関するヒントで、外観・店内・サービス・チームの写真を種類ごとに「少なくとも 3 枚」追加するよう案内しています。インドアゴルフに当てはめると、撮るものは次の表になります。
| 種類 | インドアゴルフで撮るもの | 写真で答えること |
|---|---|---|
| 外観 | 建物の看板、入口の扉、駐車場か最寄りの駐車場までの道 | 初めてでも迷わず入れるか |
| 店内 | 打席を後ろから撮ったもの、受付と待合、ロッカーとレンタルクラブの棚 | 打席の奥行きと天井の高さ、手ぶらで来られるか |
| サービス | 弾道のデータが出ているスクリーン、レッスン中のスイング、左打ちの打席(ある場合) | 何が測れるか、教えてもらえるか |
| チーム | レッスンを担当するプロやスタッフ(本人の了解を得て) | 誰に教わるのか |
打席は、スクリーンの電源を入れ、ほかのお客様がいない時間に撮影します。スクリーンだけを正面から撮ると、打席の奥行きが伝わりません。打席の後方から、マットとスクリーンが両方入る角度で撮ってください。
写真の形式・容量・解像度は、前述のビジネス固有の写真に関するヒントで次のように案内されています。
- 形式:JPGかPNG
- サイズ:10KB〜5MB
- 推奨解像度:縦720ピクセル・横720ピクセル
無人の時間帯がある場合の営業時間の入れ方
GoogleのGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインは、「顧客に対応可能な通常の営業時間を入力してください」としています。同じガイドラインは、「完全予約制のビジネス」は営業時間を指定しないビジネスの例に挙げています。スタッフのいない時間帯の扱いを個別に定めた記述はありません。
そこで判断の基準を1つに決めます。地図で「営業中」と表示されている時間に、初めて来たお客様が入れるかどうかです。
| 施設の状況 | 営業時間の欄 | 補足する場所 |
|---|---|---|
| スタッフがいる時間だけ営業 | その時間 | なし |
| 会員は無人の時間帯も使え、会員以外は有人の時間帯だけ入れる | 会員以外のお客様も入れる時間を基本にする | ビジネスの紹介文と予約ページに、会員の利用時間と入館方法を書く |
| すべての利用が事前予約で、予約なしでは入れない | ガイドラインの「完全予約制のビジネス」に当たるかを原文で確かめてから決める | 予約リンクと紹介文 |
年末年始やメンテナンス日の休業は、通常の営業時間を書き換えずに「特別営業時間」で設定します。無人運営の施設を地図に載せる条件は、レンタルスペースの無人運営の掲載条件の記事でも扱っています。
予約リンクは体験予約のページを直接指定する
予約リンクには、体験予約を受け付けるWebページのURLを直接入れます。施設のトップページを指定すると、検索した人が予約の入口を探し直すことになります。LINEだけで体験予約を受けている施設は、予約を受け付けるWebページを用意してから設定してください。
使っている予約システムが「Googleで予約」に対応している場合は、Googleのヘルプ「サービス提供事業者経由で予約を設定する」の手順で、プロフィールから予約を受け付ける設定もできます。Google経由の予約では提供元から料金を請求される場合がある点も、同じヘルプに書かれています。比べ方はGoogleで予約に対応する予約システムの選び方で解説しています。
予約リンクの計測は、予約システムの側にGA4を設置できるかで分かれます。設置できる場合は、リンクに計測用の値を付けると、マップから来た予約をGA4で分けて数えられます。設定はMEOの効果をGA4で計測する方法の手順で進めてください。GA4を設置できない予約システムでは、予約システムの管理画面に残る件数を施設側で記録してください。
口コミのお願いは体験料の割引と結びつけない
Googleマップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー「禁止または制限されているコンテンツ」は、割引や無料のサービスなどの特典と引き換えに口コミを依頼することと、肯定的な口コミを選択的に募ることを禁止しています。「口コミを書いたら体験料無料」も、「体験後のアンケートで満足と答えた方にだけ案内する」も、このポリシーに反します。
認められるのは、来場したお客様全員に同じ案内を渡し、投稿するかどうかをお客様に任せる形です。打席の予約確認メールや退場時のカードに、口コミページのQRコードを入れておく方法があります。
案内まで自社で回したい場合は、コレットラボが運営する口コミ管理ツールのRevipoで、来場後のアンケートに回答した方全員に、お礼の画面でGoogle口コミの投稿を任意で案内できます。
特典の扱いは口コミと割引がGoogle規約違反になる理由で詳しく解説しています。
この章の結論。写真は打席の奥行きが伝わる角度で撮り、営業時間は「初めてのお客様が入れる時間」を基準に決め、予約リンクは体験予約のWebページを直接指定します。
MEO運用代行の費用が変わる6つの条件と契約前の確認
MEO代行の見積もりの差は、月額に含まれる作業の差です。相場の金額は作業内容によって大きく開くため、この記事では金額ではなく、何で費用が変わるかで比べます。費用の幅はGoogleビジネスプロフィールの代行費用の記事で扱っています。
| 条件 | 費用が上がる場合 | 契約前に確かめること |
|---|---|---|
| 1. 初期設定の量 | カテゴリ・属性・紹介文・写真をすべて入れ直す | 初期費用に含まれる作業の一覧 |
| 2. 写真を誰が撮るか | 代行会社が施設に来て撮影する | 撮影の回数と、写真をほかの用途に使えるか |
| 3. 投稿の頻度 | 投稿の本数が多く、原稿も代行会社が書く | 月の本数と、施設側が伝える情報 |
| 4. 口コミ返信 | すべての口コミに返信し、低評価にも対応する | 返信前に施設側が承認する流れがあるか |
| 5. 報告の内容 | 予約数との突き合わせや改善案まで含む | 報告にどの数字が入るか |
| 6. 契約期間と解約 | 最低契約期間が長いほど月額は下がるが、途中で止めにくい | 違約金の有無と、解約後の権限の扱い |
判断には、代行の月額を会員1人の月会費で割った数を使います。仮に代行が月4万円、月会費が1万円なら、会費は毎月続けて入るので、マップ経由で入会して通い続けている会員が4人いれば、代行の月額をまかなえる計算です。マップ経由の入会数は、入会したお客様に何を見て来たかを聞き、入会申込書の「来店のきっかけ」の欄などに記録して数えます。
自社運用と比べるなら、仮に担当者が月6時間を使い時給換算1,500円とすると月9,000円です。この差額と、担当者が本来の接客に使える時間を比べます。人件費との比べ方はMEO運用代行の費用と社内運用の人件費で詳しく解説しています。
契約前に代行会社へ送る質問の文面
Googleのビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーは、お客様が「常に自身のビジネス プロフィールのオーナー権限または共同オーナー権限を保持している必要があります」としています。Googleでの上位掲載を保証することや、「Google 認定」のようにGoogleの関係者と誤解させる組織アカウント名を使うことは禁止されています。管理費用を請求する場合は、管理サービスが有料であることと、ビジネスプロフィール自体は追加料金がかからないツールであることを、管理を請け負う前に書面で知らせることも求められています。これを踏まえた質問文です。
[代行会社名]ご担当者様
インドアゴルフ練習場[施設名]の[氏名]です。
Googleビジネスプロフィールの運用代行について、契約前に次の点を教えてください。
1. オーナー権限は当方が持ったまま、御社は管理者として作業する形になりますか。
2. 解約を申し出た場合、当方が管理権限を取り戻すまでの手順と日数を教えてください。
3. 月額に含まれる作業(投稿の本数、口コミ返信の有無、写真の追加)の一覧をいただけますか。
4. 口コミへの返信は、投稿前に当方で内容を確認できますか。
5. 月次の報告に入る数字を教えてください。当方の体験予約数と照らし合わせたいと考えています。
6. 最低契約期間と、途中解約の場合の費用を教えてください。
よろしくお願いいたします。
同じポリシーは、お客様から管理サービスをやめると通知を受けてから7営業日以内に、管理サービスとの関連付けを解除し、管理権限をお客様に戻すよう定めています。1と2に答えられない会社、または順位を保証すると答える会社は、ポリシーに沿った運用をしていない可能性があります。
自社で行う作業と依頼する作業
自社で行うのは、次の4つです。
- 営業時間の決定
- 打席の撮影日の調整
- 来場したお客様への口コミの案内
- 体験予約数の記録
投稿の原稿づくりと口コミへの返信は、毎週の作業が積み重なるので、受付やレッスンで手が空かない施設ほど依頼する意味があります。
口コミ返信と投稿まで行うMEO対策の代行では、口コミの返信は施設に内容を確認していただいたうえでコレットラボが投稿します。基本情報は1か月目に更新し、その後は表示回数・電話ボタンのタップ・経路検索を毎月確認します。問い合わせや予約の記録も確認して次に改善する項目を決めるので、施設側の体験予約数と並べて効果を確かめられます。
この章の結論。見積もりは6つの条件で含む作業をそろえて比べ、オーナー権限と解約後の手順を書面で確かめてから契約します。
インドアゴルフのMEO対策がうまくいかない条件
インドアゴルフで起きやすいのは、無人運営・予約制・設備の入れ替えといった、この業種の運営の形から生じる食い違いです。
ビルの上階で看板が無いと、オーナー確認と掲載の条件を満たせない
雑居ビルの上階や地下にあり、入口に施設名の表示が無い場合に起きます。Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは、Googleに住所を掲載する場合、その住所にビジネスの名称の掲示を常設するよう求めています。
ビデオ通話でのオーナー確認でも、Google でビジネスのオーナー確認を行うのヘルプで、屋外の目印や所在地を確認できる道路標識、ブランド名が入った設備などを示せるよう準備することが案内されています。開業前の内装工事の段階で、入口の扉かビルの案内板に施設名を出しておきましょう。
予約システムの体験枠が無人の時間帯にも開いている
営業時間の欄を正しく入れていても、予約システムの体験枠が深夜まで開いていると、体験のお客様が無人の時間に予約できてしまいます。来場したら説明する担当者がいない、入館の方法も分からない、という体験は低評価の口コミにつながります。体験枠はスタッフのいる時間だけに設定し、予約ページにもその時間を書いてください。
シミュレーターや打席を入れ替えた後も、古い写真が残る
機種の入れ替えや打席の増設をしても、プロフィールの写真が改装前のままだと、来場したお客様は写真と違う設備を見ることになります。お客様が投稿した写真も残るため、施設側の写真を新しくしないと、古い設備の写真が表示されたままになることがあります。設備を変えた月に、外観・店内・サービスの写真を撮り直す作業を代行の契約に入れておきましょう。
代行会社がオーナーになっていて、乗り換えるときに権限が戻らない
プロフィールの作成を代行会社に任せ、そのまま代行会社のアカウントがオーナーになっている場合に起きます。前述のビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーは、お客様が常にオーナー権限または共同オーナー権限を保持している必要があるとしています。応じてもらえないときは、Googleのオーナー権限のリクエストを使います。手順はMEO代行会社を乗り換える手順で解説しています。
この章の結論。施設名の看板、体験枠の時間、設備を変えたときの写真、オーナー権限の4点は、代行に依頼する前に施設側で確かめておきます。
インドアゴルフのMEO対策と代行についてのよくある質問
インドアゴルフの代行は、ゴルフ練習場の実績がある会社を選んだほうがいい?
業種の実績より、月額に含まれる作業の一覧と、報告に体験予約数を並べられるかで選ぶのがおすすめです。ゴルフ練習場の実績があっても、返信の承認の流れや解約後の権限の扱いが書面で示されない会社は避けましょう。
体験レッスンの割引をGoogleの投稿で告知しても大丈夫?
口コミと結びつけなければ問題ありません。Googleのビジネス プロフィールの投稿を作成、管理するのヘルプは、投稿で「セール、特別企画、イベント、ニュース、特典などを宣伝できる」と説明しています。ビジネス プロフィールの写真、動画、投稿に関するコンテンツ ポリシーでは、電話番号など未確認の連絡先情報を含む投稿は削除されることがあるとしています。電話番号は本文に書かず、投稿に付けられる電話用のボタンを使ってください。
シミュレーターのメーカー名を施設名に足して登録してもいい?
看板やWebサイトで実際に使っている名前でなければ、足さないでください。GoogleはGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインで、ビジネス名に実際の名称を使うよう定めていて、検索語などの不要な情報を加えるとプロフィールが停止される可能性があるとしています。詳しくは店舗名にキーワードを入れるリスクの記事をご覧ください。
2店舗目のインドアゴルフを出すとき、プロフィールはどうする?
拠点ごとに別のプロフィールを作ります。お客様は住所と写真で拠点を見分けます。
Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは、同一国内の拠点は場所に関わらず同じ名称にするとしていて、「ホーム・デポ新都心店」のように拠点名を足した名称を認められない例に挙げています。看板で支店名を使っている場合も含め、名称の付け方はガイドラインの原文で確かめてから登録してください。
代行の費用は拠点の数で変わるので、見積もりの前に伝えてください。
まずはスマホのGoogleマップで自施設の名前を検索し、打席の後方から撮った写真があるか、表示されている営業時間に初めてのお客様が入れるかを確かめてください。代行会社から届いた提案書の読み方は、MEO代行の提案書の読み方で解説しています。
写真の追加や口コミ返信まで、受付やレッスンと並行して続けるのが難しいと感じた方は、MEO対策の代行をご覧ください。費用は、拠点の数や更新の頻度、写真や口コミへの対応など、ご依頼いただく作業に応じてご案内します。撮影はご希望の場合に別途ご相談ください。
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