水道修理業者のMEO対策|Googleマップの口コミと代行の分担
この記事の要点
- この記事では、急いでいる人に伝える内容を、電話がつながるか・料金の説明・会社の実在の3点に絞る
- 作業直後に、書き終わるまで待つなどして、その場で口コミを書くよう要求・強要するのは規約違反。案内文の例を本文に掲載
- 代行には返信と記録を任せ、電話の受付と料金の説明は社内に残す
水道修理業者のMEO対策では、急いでいる人に伝える内容を決め、それを掲載内容と口コミで示すことから始めます。この記事では伝える内容を「今すぐ電話がつながるか」「料金の説明があったと口コミに書かれているか」「実在する会社か」の3点に絞ります。順位を上げる作業より先に、この3点が伝わる掲載にしておくことが、通話を受ける前提になります。
出張修理を行う水道業者の経営者で、MEO対策を代行会社に依頼するか社内で続けるかを決めたい方に向けた記事です。読み終わる頃には、代行に任せる作業と社内に残す作業を分け、見積もりを比べる条件と契約前に確かめる項目を決められる状態を目指します。
Contents / 目次
急いでいる人に伝える3点と、水道修理のMEO対策の全体像
水漏れやトイレのつまりで検索した人に、Googleマップの掲載で何を見せるかを決めます。水道修理のMEO対策は、次の3点が伝わる掲載にすることから始めます。
| 急いでいる人に伝えること | Googleマップで示すもの | 主に担当する側 |
|---|---|---|
| 今すぐ電話がつながるか | 実際の受付時間どおりの営業時間、電話番号、夜間・休日に受け付けるかどうか | 社内(受付の体制を決める) |
| 料金の説明があるか | 作業前に見積もりを説明したことが分かる口コミと、その口コミへの返信 | 社内(説明する)と代行(返信する) |
| 実在する会社か | 事務所・作業車・作業中の写真と、看板や名刺と同じ事業者名 | 社内(撮影する)と代行(掲載する) |
順位については、GoogleがGoogle のローカル検索結果のランキングを改善するヒントで、ローカル検索結果は主に「関連性」「距離」「知名度」に基づいて表示されると説明しています。距離は会社の側では変えられません。取り組めるのは、カテゴリやサービスの内容を実際の事業に合わせる関連性と、口コミの件数や評価で示される知名度です。どの代行会社も順位を保証することはできません。
事務所に来客が無い出張型の水道業者でも、GoogleのGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインは「顧客のいる場所に出向くことができるビジネス」もプロフィールを作成できるとしています。事務所で接客しない非店舗型ビジネスは、住所を顧客に対して非表示にし、出張する地域をサービス提供地域として設定する必要があります(非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する)。
登録とオーナー確認の手順は住所を非公開にしたGoogleビジネスプロフィールの登録手順で、出張する地域の決め方はサービス提供地域の決め方と注意点で解説しています。
この章のまとめです。最初に決めるのは、電話の受付時間・料金の説明・会社の実在の3点を、何で示すかです。代行会社と話す前にこの3点を社内で決めておくと、依頼する作業がはっきりします。
水道業者の口コミ。急いでいる人が読む中身と、規約に沿った集め方
この記事では、口コミで伝えたい中身を、冒頭の3点のうち「作業前に料金をどう説明したか」に置きます。中身の無い星5の口コミが並んでいても、料金の説明があったかどうかは伝わりません。
料金の説明が口コミに書かれるようにする方法
Googleの禁止または制限されているコンテンツのポリシーは、クチコミに特定のコンテンツを含めるよう依頼することを禁止しています。「料金の説明が丁寧だったと書いてください」とは依頼できません。
代わりに、料金の説明を実際の作業の中で目に見える形にします。
- 作業前に見積書を見せて了承を得る
- 追加の作業が出たら作業を止めて金額を伝える
- 作業報告書に見積もり額と請求額を並べて書く
口コミに何を書くかはお客様が決めることで、手順を変えても料金の説明が書かれるとは限りません。それでも、作業前の説明を手順として決めておけば、料金への不満の口コミが付いたときに、返信でその手順を示せます。
作業後のお願いで、Googleの規約が禁止している依頼の仕方
出張修理では、作業員がお客様の自宅で作業を終えた直後に口コミをお願いする流れになりがちです。このとき、Googleの禁止または制限されているコンテンツのポリシーに当たる依頼の仕方があります。表の「規約上の扱い」は、このポリシーの記載に基づいています。
| 依頼の仕方 | 規約上の扱い | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| その場でスマホを出してもらい、書き終わるまで待つ | 禁止(その場で評価を残したりクチコミを書いたりすることを要求または強要すること) | あとで書けるよう、案内を書いた紙を残す |
| 書いてくれたら次回の出張料を割引する | 禁止(クチコミの投稿と引き換えに、割引などのインセンティブを提供すること) | 割引やキャンペーンは口コミと結びつけない |
| 満足していそうなお客様にだけ案内する | 禁止(肯定的なクチコミを選択的に募ること) | 作業したすべてのお客様に同じ案内を渡す |
| 作業員に、自分の名前を書いた口コミを集めるよう求める | 禁止(スタッフを特定するコンテンツなど、具体的なコンテンツを含むクチコミを募るようスタッフに要求すること) | 口コミに作業員の名前を書くよう頼まない |
作業完了時に残す案内文は、次の形で十分です。会社の判断で文面を変える場合も、内容の指定と特典の約束は入れません。
本日はご依頼いただき、ありがとうございました。
作業についてお気づきの点があれば、Googleマップの口コミに
ご意見をお寄せいただければ、今後の改善に役立てます。
(投稿は任意です。下のQRコードから開けます)
[会社名] [電話番号] [受付時間]
作業員が1件ずつ案内するのが負担になる場合は、仕組みで回す方法もあります。コレットラボが運営する口コミ管理ツールのRevipoでは、作業後のアンケートに回答した方全員に、お礼の画面でGoogle口コミの投稿を任意で案内できます。
口コミ返信で書かないこと。住所と作業の細部
水道修理の口コミ返信で避けるのは、お客様の住まいが分かる情報です。「〇〇町の戸建てで浴室の配管を交換した件」のように地域名・建物の種類・作業箇所を書くと、近所の人には誰の家か分かってしまいます。返信は公開されるので、口コミに書かれていない事実は足しません。
料金への不満が書かれた口コミには、金額の正しさを言い争わず、説明の手順を書きます。
ご意見をいただき、ありがとうございます。
作業前のご説明が十分に伝わっていなかった点、申し訳ございません。
当社では作業前に見積書をお見せし、追加の作業が必要になった場合は
作業を止めて金額をお伝えしています。
詳しい状況を伺いたいので、お手数ですが[電話番号]までご連絡ください。
返信にAIを使う選択肢もあります。下書きは、地域名や作業箇所が入っていないか、返金や値引きの約束が書かれていないかを担当者が確認してから投稿します。
すべての口コミにお礼の返信を付ける必要もありません。Googleは「すべてのクチコミに対して感謝の意を公開する必要はありません」と説明しています(クチコミを増やすためのヒント)。返信の手順はユーザーからのクチコミを管理するにあります。
この章のまとめです。料金の説明は、お願いの文面ではなく作業の手順で示します。依頼の仕方は表の4つを避け、返信ではお客様の住まいが分かる情報を書かないと決めておけば、代行会社にもそのまま渡せます。
水道修理業者のMEO対策がうまくいかない4つの条件
水道修理業者のMEO対策がうまくいかないのは、主に、事業者名・拠点・営業時間・効果の測り方のどれかが実態と合っていないときです。どれも出張修理の業種で起きやすい条件です。
ビジネス名に「水道修理」「24時間」「最短到着」を足すと、停止される場合がある
GoogleのGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインは、ビジネス名に「店舗、ウェブサイト、ビジネスレターなどで一貫して使用し、顧客に認知されている、実際のビジネスの名称」を使うよう求めています。同じガイドラインは、ビジネス名に不要な情報を含めるとプロフィールが停止される場合があると明記しています。「〇〇設備 水漏れ修理24時間 最短30分」のような名前はこれに当たります。
説明欄についても、同じガイドラインは特別料金やキャンペーンを過度に強調することを禁止しています。
同業他社がこの形で上位に出ていても、合わせる理由にはなりません。他社の名前の誤りは、Googleマップの「情報の修正を提案」から報告できます(Google マップで場所の情報を編集する)。理由はビジネス名にキーワードを入れるリスクで詳しく解説しています。
実態の無い住所で市ごとにプロフィールを作ると、重複として表示されなくなる
出張する市ごとにプロフィールを作れば、それぞれの市で上位に出せると考えがちです。しかしGoogle に掲載するビジネス情報のガイドラインは、Googleに住所を掲載する場合、その住所にビジネスの名称の掲示を常設するよう求めています。名称の看板を常設できる拠点が無い住所は、この条件を満たしません。
また、1つのビジネスに作れるプロフィールは1つだけで、重複と見なされた側は検索やマップに表示されなくなります(重複するプロフィールと所有権に関する問題を解決する)。プロフィールを分けてよいのは、実在する営業所が複数あり、それぞれ別のサービス提供地域とスタッフで運営している場合です。
営業時間を24時間にして夜間の電話に出られないと、口コミで不満が残る
営業時間を24時間にすると、夜間の検索でも営業中として表示されます。その時間に電話がつながらなければ、お客様は次の会社に電話をかけ、「24時間と書いてあるのに出ない」という口コミが残ることがあります。
夜間は留守番電話から折り返すなら、営業時間は実際に電話を受ける時間にしておき、夜間の受付方法は紹介文に書きます。年末年始など、いつもと違う日だけ時間を変えるときは、特別営業時間を設定します(特別営業時間を設定する)。
通話数を問い合わせ件数として読むと、費用対効果を見誤る
ビジネスプロフィールのパフォーマンスにある「通話数」は、Googleのビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認するで「ビジネス プロフィールの通話ボタンがクリックされた回数」と説明されています。電話がつながったかどうかは示さないため、実際に受けた電話の件数と同じとは限りません。
受付の担当者が電話の最初に「何をご覧になってお電話いただきましたか」と確認し、受付表に「Googleマップ」と記録しておくと、実際の依頼件数が分かります。月ごとの費用と比べる方法は通話1件あたりの単価で費用対効果を出す方法で解説しています。
この章のまとめです。4つの条件はどれも、掲載内容を実態に合わせることで防げます。代行会社がこの4つのどれかを提案してきたら、その時点で依頼先を考え直す判断材料になります。
代行に任せる作業と社内に残す作業|費用が変わる条件と契約前の確認
代行会社に任せやすいのは、掲載情報の更新・投稿・口コミ返信・月次の記録です。社内に残すのは、電話を受ける体制、料金の説明、写真の素材づくり、返信内容の最終確認です。後者はお客様と直接やり取りする作業で、代行会社には実態が見えないためです。
| 作業 | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| 営業時間・サービス・サービス提供地域の更新 | 代行(内容は社内で決める) | 受付時間や出張する地域を決めるのは会社 |
| 投稿と写真の掲載 | 代行 | 作業車や作業中の写真は社内で撮って共有する |
| 口コミ返信の下書きと投稿 | 代行 | 料金への不満など判断が要る返信は社内で確認してから投稿する |
| 電話の受付と、Googleマップ経由の依頼の記録 | 社内 | 実際の依頼件数は受付表でしか分からない |
| 作業前の料金の説明 | 社内 | 口コミの中身を決めるのは現場の対応 |
見積もりの金額が変わる条件
代行の月額は、次の5つで変わります。見積もりを比べるときは、この5つをそろえてから金額を比べます。
- 営業所の数:実在する営業所ごとにプロフィールがあれば、管理する数だけ作業が増える
- 口コミの件数と返信の承認:月の口コミの件数と、返信を社内で確認してから投稿するかどうか
- 写真を撮る担当:撮影まで依頼するか、社内で撮った写真を掲載してもらうか
- 投稿の頻度:月に何回投稿するか
- 月次の報告の中身:閲覧数・通話数・口コミの件数のどこまでを記録し、翌月の提案まで含めるか
費用が見合うかは、月額をGoogleマップ経由の依頼件数で割って判断します。仮に月額4万円で、受付表でGoogleマップ経由と分かった依頼が月10件なら、1件あたり4,000円です。修理1件の粗利がこの金額を十分に上回っていれば続ける理由になります。数字は計算例で、実際の金額は見積もりと受付表で確かめてください。
契約前に確認する6項目
Googleは代行会社に向けてビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーを定めています。契約前の確認は、次の6つで行います。このうち1〜4はこのポリシーの記載に沿った項目、6は禁止または制限されているコンテンツのポリシーに沿った項目、5は社内の運用方針として決めておく項目です。
- 自社が常にオーナー権限(または共同オーナー権限)を持つ形で運用するか
- 解約を伝えてから7営業日以内に、自社が管理権限を取り戻せるか
- 上位表示を保証していないか、「Google認定」のような名前でGoogleの関係者を装っていないか
- 管理を請け負う前に、管理サービスが有料であることと、ビジネスプロフィール自体は追加料金がかからないことを書面で知らせているか
- 口コミ返信を社内で確認してから投稿する流れにできるか
- 口コミの集め方に、その場で書いてもらう方法や特典を付ける方法が入っていないか
営業電話で提案を受けた場合の見分け方はMEO対策の営業電話の見極め方で、いまの代行会社から乗り換える手順はMEO代行会社を乗り換えるときの管理権限と引き継ぎで解説しています。
自社で行う作業と依頼する作業
自社で行う作業と依頼する作業の分け方は、この章の最初の表のとおりです。コレットラボの口コミ返信と投稿を任せるMEO対策の代行では、届いた口コミは貴社に内容をご確認いただいたうえでコレットラボが返信し、Googleビジネスプロフィールの閲覧数・ルート・通話数と、口コミの件数・評価を毎月記録します。
この章のまとめです。見積もりは5つの条件をそろえて比べ、契約前の6項目で依頼先を絞ります。受付表の記録は社内に残すと決めておけば、代行の費用が見合うかを毎月判断できます。
水道修理業者のMEO対策でよくある質問
事務所に来客がない水道業者でも、Googleマップに載せていいの?
載せられます。Google に掲載するビジネス情報のガイドラインは、顧客のいる場所に出向くビジネスもプロフィールを作成できるとしています。事務所で接客しない場合は、住所を顧客に対して非表示にし、出張する地域をサービス提供地域として設定する必要があります。事務所の住所を表示できるのは、名称の看板を常設し、営業時間中にスタッフが常駐して来客に対応できる場合です(非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する)。
同業他社のビジネス名に「24時間 水漏れ修理」と入っているのを見つけたら?
Googleマップの「情報の修正を提案」から、実際の名称を報告できます。Googleは送られた編集内容をすべて審査するため、報告どおりに反映されるとは限りません(Google マップで場所の情報を編集する)。他社が上位に出ていても、自社の名前に同じ言葉を足すと停止される場合があるので、合わせないでください。
作業員が名刺に自分の名前を書いて渡すと、口コミの依頼として問題になる?
名刺を渡すこと自体は問題ありません。禁止または制限されているコンテンツのポリシーが禁止しているのは、スタッフを特定するコンテンツなど、具体的な内容を含む口コミを集めるよう、販売者がスタッフに求めることです。名刺と口コミの案内を一緒に渡す場合も、作業員の名前を書くよう頼むなど、内容の指定は書かないでください。
前の代行会社がオーナーのままで、自社では管理できない場合は?
Googleのビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシーは、解約の通知から7営業日以内に顧客が管理権限を取り戻せるようにすることを代行会社に求めています。まずはこのポリシーを示して、代行会社に権限の返却を求めます。
応じてもらえない場合は、ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストするの手順で申請できます。同じページでは、リクエストを受けた現在のオーナーは3日以内に返信する必要があり、3日が経過しても返信が無い場合は、申請した側がプロフィールのオーナー申請をできる場合があると説明しています。
まずはスマホのGoogleマップで「水漏れ 修理」と検索し、自社が表示されるか、表示された営業時間が実際に電話を受ける時間と合っているかを確かめてください。代行会社から届く報告書の読み方はMEO運用代行の月次報告で確認する項目で解説しています。
受付と現場の対応で手一杯で、掲載の更新や口コミ返信まで続けるのは難しいと感じた方は、Googleマップの掲載と口コミ返信のMEO対策支援にご相談ください。いまのプロフィールの状況と、社内に残したい作業を伺ったうえで、お手伝いできる作業をお伝えします。
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